るるびっちさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

私が、生きる肌(2011年製作の映画)

3.9

 変態なら 監禁しよう 🎵👏👏
 変態なら 監禁しよう 🎵👏👏
事故に見せて 誘拐しましょうよ 🎵
ほら みんなで 監禁しよう 🎵👏👏

 変態なら 整形しよう 🎵👏👏
 変態なら 整形しよう 🎵👏👏
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シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!(2018年製作の映画)

3.4

追い込まれた劇作家が、目前の物をヒントにでっちあげた話を気に入られ、すぐに書けと更に追い込まれる。
有名なサスペンス映画のオチから始まる。

シラノといえば英雄・剣客・詩人・雄弁家と恵まれた才人。唯一
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.3

タイトルから、妻がスパイなのだと勘違いした。
スパイである男の、妻ということらしい。
しかし、実は妻もスパイだったということは考えうる。
憲兵の東出と不倫関係で、挙動不審な夫のことをスパイしていた。
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七つの顔(1946年製作の映画)

3.3

多羅尾伴内シリーズ1作目。
キューティー・ハニーの元ネタ。ハニーが七変化したり、口上を述べるのもここからきている。
「ある時は片目の運転手、またある時は私立探偵・多羅尾伴内・・・しかしてその実体は、藤
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望み(2020年製作の映画)

3.2

失踪した息子は、殺人事件の加害者か被害者か?
残された家族にのしかかる苦しみ。
こうした二者択一で話が進む場合、答えはどちらでもなく隠された第三の回答であることが多い。
どちらも観客の予測の範囲なので
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博士と狂人(2018年製作の映画)

4.1

日本人は生真面目だが、ダイナミックさがない。
似た話で邦画に『舟を編む』というのがある。
同じ様な辞書編纂の話だが、クソ真面目で地味だ。
本作は実話ベースだが、殺人犯が辞典編纂に協力するなどダイナミッ
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全員死刑(2017年製作の映画)

3.4

残酷な殺人は、全て家族のため。
美しい家族愛。
けれど、殺しの正当化に使われた家族愛も実は偽物。
面倒で汚い仕事を末っ子に押し付ける傲慢家族だった。
首を絞めながら、「喉乾いた」とジュースを補給。
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わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

4.3

きれいでないジャイアン、金正男殺害を追ったドキュメンタリー。
最高に面白い‼
本当の暗殺とは映画のようにプロがやるのではなく、無知なド素人にやらせるものなのだ。
そして主犯格はまんまと国外逃亡。
よく
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異端の鳥(2019年製作の映画)

3.3

マルホール監督、児童虐待で逮捕‼
裁判所で証拠として提出されたのは、正にこの映画だった。
3時間の中に児童虐待の証拠がびっしり詰まっていたのである‼(以上、フェイクニュースでした)

『地獄の黙示録』
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プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵(2020年製作の映画)

4.3

脱獄物と言えば、何故か男の世界である。
男女平等が叫ばれても、女性脱獄犯(逃亡犯はある)は聞かない。
調べるとB級映画には女性脱獄物もあるらしい。多分キワモノ。
少なくとも脱獄物の名作は、未だ男の世界
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家族はつらいよ(2016年製作の映画)

3.8

温故知新。
『東京物語』で家族の崩壊を小津安二郎は描いたが、その後ホームドラマ自体が映画やTVから消滅してしまった。
なので、今やありふれたホームドラマこそが一番斬新という皮肉。

『東京物語』の先に
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.2

男尊女卑の形式は、そのままブラック企業の体質に受け継がれる。
日本・韓国・中国等の家制度を重んじる国では家を継ぐ男子を尊び、社会も男尊女卑の傾向が強くなる。
男に甘い社会は、『男甘女厳』とも言える。
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俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)

3.5

オリジナル版より、むしろチャップリンの『偽牧師』に寄せている。
脱獄犯が偽牧師に成りすます所はそっくりだ。
オリジナルでは、脱獄犯が貧しい店を手伝うものらしい。
振り幅が大きいほど面白いので、脱獄犯が
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.6

これは80年前の大敗ではなく、日本の未来を暗示している。
というのは、上層部の無能ぶりは現在も変わらないからだ。
当時と現在の類似点を見て行こう。

①情弱(情報弱者)
ミッドウェイ作戦は米軍に暗号解
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ノートルダムの傴僂男(1939年製作の映画)

4.4

『美女と野獣』は、女性の建前に過ぎない。
『ノートルダムのせむし男』こそ、女性の本音だろう‼
つまり野獣は結局は魔法が解けて、美しい王子に戻る。
しかし、せむし男は顔も体も歪んだままである。
ヒロイン
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

み読行逆↑←
りわ終
。とっ、ねにうよいなら怒・・・いな訳し申はに者信ンラーノ
。『とっ、ねベケス』はい或『とっ、ねカバ』ぬらな『トッネテ』
。かと弟兄ーリレァフの『けたっ首にーリメ』は督監
。いし欲
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の・ようなもの のようなもの(2015年製作の映画)

3.4

35年経っても、全く上手くならない伊藤克信はすごい。
どんな大根も長年続ければ少しは上手くなるものだが、微塵たりとも上手くならないのは稀有な才能である。
前作『の・ようなもの』は、この大根役者がいない
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

3.6

大林映画の贋作を創るのは難しい。
ノスタルジーを描けば良い、というものでもない。
書割や写真のコラージュなどのチープ映像。 
ピクシレーション(人間アニメ)やコマ落とし。
リアリティより意味性を強調(
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ツナグ(2012年製作の映画)

1.3

日テレ制作ということで、『24時間テレビ』と同じ偽善性を感じる。
障害者や、無謀なマラソンを頑張る姿で涙を売る。
感動ポルノと批判されているが、似た匂いを感じる。
「死んだ人と心と心を繋ぐ、どうでっか
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.8

すでに寅さん化している。
寅さんが毎度マドンナと出会うように、毎回新米ちゃんと絡む物語という風に舵を切っているのかも知れない。
水戸黄門、寅さん、ヤッターマンとマンネリ好きな国民性を見越して、毎回新規
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病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)

3.2

TVの2時間サスペンスなどで、犯人がよく崖の上で自白する。
根っからの悪人というより追い込まれた悲劇的人物で、どうして殺害に至ったか、やむにやまれぬ理由を語り観客の共感や涙を誘う。
犯人が善人なので、
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.8

ファンタジーにもハイとローがある。
まったく架空の法則や世界観で作られた異世界物のハイ・ファンタジーと、現実世界に根ざしながら主人公がちょっと不思議な力が使えるロー・ファンタジー。
ピクサーの場合は常
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怪談(1965年製作の映画)

3.5

耳なし芳一は、まだ耳だから声をあげずに済んだ。
体全身にお経を書いたが、耳だけ忘れたので耳を怨霊に引きちぎられる。
体全身ということは、当然男性の大事な部分にもお経を書いたのだろう。
玉の裏側なんか皺
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.6

『ミナミの帝王』のような漫画演技・漫画演出で爆笑した。
いや手塚治虫が発展させた漫画のアンチ形態である劇画タッチ、と呼ぶべきかもしれない。
イギリスの俳優に、シェイクスピア俳優というのがいて尊敬されて
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ジェクシー! スマホを変えただけなのに(2019年製作の映画)

3.9

これはコメディでもホラーでもなく、ドキュメンタリーである。
明かりがついた瞬間に、何人かの観客はスマホを見ながら退出した。
帰りの時刻表を見たり、感想をレビューやメールで送っているのだろう。
「スマホ
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ジョーンの秘密(2018年製作の映画)

3.6

自分の老いた母親が、スパイや原爆開発に関わっていたら?
更にドロドロ不倫をした生々しい女だったら?
平凡な家庭に生まれ、詰まらん人生で終わるだろうな・・・
と、思ってたら「母ちゃん、女スパイで原爆かよ
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来る(2018年製作の映画)

3.2

タイトルを『長い』に変えた方が良い。
真打ち霊媒師の松たか子が本格的に出るまで、一時間半掛かる。
それまでは前座霊媒師なので、当然相手にならない。
負けるの解ってるので、あと何分我慢するのか登場人物以
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ブラック アンド ブルー(2019年製作の映画)

3.5

一番の問題は、この話をとてもリアルに感じることだ。
日本の常識で考えたら、不自然なことばかり。
市民が通報しても、スラム街だからすぐに来ない警察。
来たら来たで、通報した店員が黒人なので縛り上げる。
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.7

ゴジラ・キングギドラ・モスラ大決戦って感じ。
もはやマ・ドンソクは、ほぼ人間ではないので笑。
サイコパス・ギドラ野郎に、不覚にも不意打ちを食らうマ・ゴジラ。
前半でやられて、後半に勝つのも怪獣映画と同
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17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン/キオスク(2018年製作の映画)

3.0

フロイト博士が良い人で詰まらない。
フロイトと言えば、深層心理を読む人。
「アンタ自分の不細工な妻より、弟の可愛い嫁さんとやりたいんだろう」
「善人面してるけど、本当は他人を信用してないから裏切られて
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武器人間(2013年製作の映画)

2.7

おいしく爆笑させて頂きました。
この監督が日本に生まれていたら、きっと小学生の時にキン肉超人をハガキに描いて『少年ジャンプ』に送っていただろう。
オランダ出身監督だから、仕方なく自分で映画を作ったのだ
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マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

3.3

インド版ハエ男の恐怖。
濃い~男二人に、しつこくつきまとわれるヒロイン。
しつこ過ぎて、ハエに生まれ変わってもつきまとう。
彼女は相当魅力的なうんこのようだ。
あんな美しいうんこなら抱き締めても・・・
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.5

公共とはなんだろう?
差別なく誰にでも開かれている、という事だろうか?
日本では、逆の使われ方をしている気がする。
皆の物だから汚すな・勝手に使うな・騒ぐな。うるさく規制する方向にばかり力が向いている
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バルーン 奇蹟の脱出飛行(2018年製作の映画)

4.0

ハイ、皆さんこんばんは。
今日ご紹介する映画は『バルーン 奇蹟の脱出飛行』
バルーンって気球のことですよ。
あら、気球なんてええな、優雅やな、言うてるアンタは日本で平和ボケしてますね。そんな優雅なもん
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ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.9

ホラーはアイデアがゴルゴである。いや「命」である。
新鮮なアイデアを、鵜の目鷹の目で探している。
ライトがつくと消えて、ライトが消えると現れる。
思いつきそうで思いつかないアイデアが秀逸。
事実このワ
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.8

捻りのある中々面白い佳作。
加害者でありながら、被害者的な主人公の視点で語られる。
妻の死体が消えることで容疑を掛けられる夫。
主人公は罪を犯しているが、死体は隠していない。
最後まで見れば実は傲慢な
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