HAL8192さんの映画レビュー・感想・評価

HAL8192

HAL8192

スーパーヒーロー ムービー!! -最’笑’超人列伝-(2008年製作の映画)

3.5

お馬鹿なパロディ系ヒーロー映画!

本作は某NYの隣人というか蜘蛛男をパロディしている。これを見るとサム・ライミのバージョンは本当にプロットがしっかりしていたんだと実感させられる。ここまでパロディに落
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見えざる手のある風景(2023年製作の映画)

3.7

フライングスパゲッティモンスターを崇めよ! ラーメン!

神の見えざる手という有名な考え方がある。自由な市場経済なら神様が上手くコントロールしてくれるとかいう夢のような話だ。それを言葉通り本当にやって
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キュート・リトル・バニーズ(2017年製作の映画)

3.4

兎が攻めて来たぞ!!! 

殺人兎の集団という設定が、ヴォーパルバニーを彷彿とさせ、パッケージのイラストが良かったので鑑賞。

明らかにアルバロス案件だが、割と見えている地雷を踏みにいったのでそこまで
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名探偵コナン 灰原哀物語 黒鉄のミステリートレイン(2023年製作の映画)

3.7



灰原哀の総集編映画?

本シリーズはコナンは好きだが、全部追っているわけではない人にも向けた総集編編映画。新規カットは少ないらしいが、セルフパロディ的な要素や今までの簡単な振り返りは楽しめる。
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.9

お約束の怪獣プロレス・・・今回は
「タッグマッチ」!?

去年公開の「ゴジラ マイナスワン」はあの規模の映画にしては、低予算だということでも話題になった。

ある意味本作は真逆の映画で、ハリウッドの潤
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ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦(1993年製作の映画)

3.8

インターネットミームの元ネタを探して

長期休暇(春休み?)にあるお祭りジャンプ映画的な本作。故に、物語は本編展開には絡まないので、ある意味安心設計。

さて、そんな本作は、童心に返ってドラゴンボール
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.8

昔ながらの味わいの残る新作

ゴーストバスターズシリーズ4作目? という本作。リブートでの仕切り直しで時間が空いた影響もあるが、心機一転しており、かなり見やすい作りになっている。

昔ながらのファンが
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.8

古き良き夏の冒険

ゴーストバスターシリーズの数十年ぶりのシリーズ三作目! (途中に挟まれていた、女性リブート版はなかったことになったらしい)

お話は古典的で、田舎町に引っ越ししてくることから始まる
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ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.4

ゴーストバスターズを女性バージョンにアップデート? リブート? オマージュ?

過去作は掃除機のような道具でゴーストを吸い込むという見た目と音楽の軽快さが楽しいコメディ作品。

リブートにあたって、イ
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映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

3.7

初めてのディストピア入門セット!

毎年お決まりのドラえもん映画! 
今回の舞台は「ユートピア」!

理想郷の楽園に行くという始まりは単純にワクワクさせられる。この時の導入が、多少強引な始まり方なので
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.7

素晴らしき映像美を、美術館で絵画を鑑賞するように味わうタイプの映画。一般娯楽大作ではないので、注意!

一つの神話・英雄譚の始まりとしては最高クラスの映像体験。現状これ以上ないほどの圧巻の出来栄えなの
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

3.8

化け物には化け物をぶつけんだよ!!!
日本が誇るホラー映画同士の夢のマッチメイク! 実質的怪獣プロレス映画!!

お話そのものや登場人物の演技レベルはお世辞にも高いとは言えないが、とにかく最強クラスの
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.1

子供の頃、アーニャ・フォージャーのようにスパイに憧れた。あの時、魅力的に感じたカッコいいスパイという幻想を150点満点で出されたかのような作品。

とにかく馬鹿げている設定だが、作り手がやりたいことを
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

4.1

頭の中に浮かび上がる小説を実写化したかのような作品。

流れるような流暢な語り口で、朗読のように進むストーリーテリングと美しいセットを突き進んでいく様は見事!

まるで頭の中に浮かんだ小説の世界をその
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ニモーナ(2023年製作の映画)

3.9

騎士道物語を根底からひっくり返すお話!

元々ディズニーで企画が進んでいた本作が、紆余曲折あってネットフリックスで配信されるようになった。見ればわかるとは思うが、確かに今のディズニーではテーマ的に扱え
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ソイレント・グリーン(1973年製作の映画)

3.7

50年前に作られた名作ディストピアSF。
物語の核になるネタバレが、猿の惑星並みに有名な作品。そのネタ自体は知っていたが、実際に見た事はなかったので鑑賞。

舞台は2022年とすでに過去。小説の原案タ
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.8

タイカ・ワイティティ節全開の弱小チーム再起物

本作の監督・脚本タイカ・ワイティティといえば、マーベルのソーシリーズでお馴染みの監督。独特のコメディ表現が特徴的で、ジョジョラビットではアカデミー賞にま
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.0

帰りたくない家に帰る話

賛否両論あって当然の映画。公開規模にしては動員が少ない印象。ただこの映画が満員御礼になっていたら、日本って病んでるんだなぁと感じる。

上映時間が3時間の大作映画で、かなりキ
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.7

良質な監禁スリラーもの+α

一応続編ではあるが、怪獣映画の方とはそこまでの繋がりはない。元々の別の企画だった話を名前だけ流用した形に近い。

なので前作のようなファウンドフッテージものではなく、正統
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.7

菜食主義者は美味しいか?

肉屋が人肉を出しているというネタは、ホラー映画では珍しくはないアイデアだ。
行列のできる肉屋が、実は人肉を取り扱っているというパターンだ。

そんな中で本作は一捻りして、人
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リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

3.7

古き良き時代の美しき一瞬

昔ながらのアメリカの田舎町(モンタナ)で起こる日常の出来事が、物語の中心。あくまで映画的な過激な演出や出来事は描かれず、人生の流れを川が流れるように描いた作品。

1920
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

3.8

ピクサーの異種族交流と隠喩

ひと夏の思い出系映画に現代的なテーマが、アクセントとして盛り込まれている物語。

夏休みに上映されるタイプの話、少年と異種族が友達になり冒険を繰り広げるような作品をあえて
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.9

理想的実写化……ただし、序章のみ

人気漫画のゴールデンカムイの実写化作品。
原作は非常に人気が高く、累計2700万部以上を誇る漫画作品。30巻以上に続く長期連載を近年見頃に完結した。

そんな作品の
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

女性版フランケンシュタインの怪物

 近世イギリスでマッドサイエンティストの科学者が死体を使って、人間を作り出すお話。基本の骨格はフランケンシュタインなのだが、その怪物が絶世の美女という設定。

 こ
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.8

大味大作映画はスクリーンで!

良くも悪くも王道展開の第二作目!
英雄誕生は、前作できっちり行ったのをふまえた上での本作。なので前作からの繋がりはそこそこ強め。

ストーリーラインは王道そのもので、昔
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しんぼる(2009年製作の映画)

2.9

カルピスってなぁ、薄めすぎたらマズイねん

松本さんが世間で、話題になっているので鑑賞。感想としては、コント番組のワンコーナーを90分の尺に引き延ばしたような印象。

真っ白な部屋に閉じ込められた男が
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.3

変声期のガキが、ヤクザのオッサンと「カラオケに行く!」というだけの話なんやけど、これがまぁええねん! 最高やった!

なんと言ってもまず主役のヤクザのオッサンを綾野剛が演じてんねん。これがまあカッコい
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映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021(2021年製作の映画)

3.9

のび太のガリバー旅行記宇宙編!

コロナの影響もあり、公開時期がずれ込んだ影響をもろに受け、はからずも世界情勢と重なる部分が出てきてしまった作品。

ただ今作は藤子・F先生時代のリメイクなので、近年の
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.7

実話ベースの現代お笑いの裏側

原作がかなり実話ベースの私小説なので、どこか見覚えのあるテレビ番組や元ネタの芸人さんが伺える。この辺の知識がないと、面白さ半減なので、結構コアファン向けではある。

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映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022年製作の映画)

3.5

取り違えと忍者の食い合わせ

最近のクレしん映画には、平凡な家族での感動という要素が追加されている。それ自体は味付け次第なので良いのだが、今回は滑った印象だ。

取り違えという要素は、明らかに今作限り
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.8

とってもファミリー向けな映画!

良くも悪くもファミリー向け映画で、老若男女誰でも楽しめる内容の作品! 

しかもスパイファミリーを何となくしか知らない人でも大丈夫なように、かなり丁寧な導入もあるので
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.1

最高の舞台設定と韓国風の翻案

10年間、一室に監禁された男。理由は分からない。テレビと食事のみ与えられ、ある日突然解放される。一体、なぜ? 

という物語のつかみとして、最高の設定。
日本の漫画原作
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.9

日本ビジネス式ループ映画

痛いほど良く分かるデスクワークのデジャヴを映画化した一作! ループ物×お仕事ものという構図で、派手さこそないが堅実な面白さがある!

90分にも満たない本編は、ループもの特
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.4

95分の凡庸なオマージュ作品。

ディズニー100周年をほとんど完璧に祝った短編を見た後に流れるのが、オマージュ全開の手垢のついた本編。

100周年でベストの短編を作ったが、映画は思いっきりベターな
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

4.3

次の100年へ向けて!

ディズニースタジオ100周年の偉大な歴史をコミカルかつ明るく楽しめる短編。

良くも悪くもお祭り騒ぎの短編で、ディズニーを愛してくれたファン向けての精一杯の贈り物。特別なスト
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

最恐の誕生譚

 国民的作品である「ゲゲゲの鬼太郎」誕生の物語。本作はアニメシリーズ第六期の前日談であるため、原作漫画からはかなり独自設定が加えられている。ただ、物語自体はかなり飲み込みやすく語られる
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