HAL8192さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

パワーレンジャー(2017年製作の映画)

3.5

なんだか色々惜しい映画。

日曜日の朝にやっている戦隊特撮をアメリカでリブートとした作品。このフォーマット自体は悪くはないが、映画にするにあたって、ブレックファスト・クラブよろしくの青春映画を題材にし
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.8

カンフーアクション×MCU新ヒーロー!

エンドゲーム後の世界での新ヒーロー誕生譚。キャラクターはアジア人での挑戦で、新しい風は吹かせられるか!?

ストーリー展開は、王道の貴種流離譚で、悪役が主人公
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岬のマヨイガ(2021年製作の映画)

3.6

震災後の世界での擬似家族もの。

震災後の居場所のない主人公達を不思議なマヨイガでお婆さんが受け入れ、血のつながらない者通しで、生活していくお話。

声優はメインを女優の大竹しのぶと芦田愛菜が熱演し、
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.9

観賞後、小気味良く映画館を出て、駐車場までのエレベーターの中、つい独り言で「面白かったなぁ」と呟いてしまった映画。観に行けてよかった。

物語の設定はゲーム内の人物が、自分はこの世界ではなく「モブ」だ
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アメリカン・マーダー: 一家殺害事件の実録(2020年製作の映画)

3.5

ドキュメンタリーとして、実際の事件を再編集した内容。ある意味、誰が犯人か分かってしまう。

後味の悪いが物語として、現実ながらよく出来てしまっている。あの往生際の悪い感じはフィクションでは出せないな。

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.9

悪役達のガチ決死作戦!

ディズニーから追い出され、マーベルを撮れなくなったジェームズ・ガン監督がDCに拾われ、好きに撮れた一作!

マーベルではレーティング的に出来なかった演出とアンチヒーロー的物語
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屋敷女(2007年製作の映画)

3.7

R指定上等のフランチスプラッター作品。

一人暮らしの自宅、クリスマスの夜を舞台に、出産間近の妊婦の視点から、殺人鬼の女性に襲われるストーリー。

お話はかなりシンプルで、横道に無駄に逸れるような余計
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

3.9

永遠の幼稚園児達の体験入学!?

国民的な幼稚園児が最先端の私立学園に入学して、青春とミステリーを繰り広げる作品。評判がかなり良かったので、本当に久しぶりに「クレしん」を劇場にて鑑賞。

感想は本作は
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.7

ラスト10分を見る作品。

諸事情によって、物語全体が打ち切り感があるのはまあ、仕方ない。ストーリーそのものは敵味方共にキャラクターの行動原理が掴みにくくもある。

アクションはこの時代ではトップクラ
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.8

音楽で世界を変える方法には?

細田監督が再び近未来インターネットを舞台に、美女と野獣を描く。美点と欠点が入り乱れる作品。

本作を見て、誰もが口にするだろうところは「音楽」の良さだろう。主人公のイン
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劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者(2005年製作の映画)

3.7

アニメオリジナル版最終回の続き。

原作が終了していなかったため、オリジナル要素はどうしても強い中での最終回とその続きの劇場版だったため、かなり独自色が強い。

かなり暗い設定が続き、人を選ぶ展開が続
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

3.0

透明感あふれる作画と音楽を味わうBGV。

映像から青春時代のみに存在した瑞々しい風景が味わえる……気がするが、どうしてもストーリーが飲み込めない。

元々のテレビドラマ版の設定から、年齢の引き上げと
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.9

ハリウッド制作大怪獣プロレス三番勝負!

怪獣の王であるゴジラとの対戦カードに選ばれたのは新進気鋭のコング! 2匹の猛獣はプライドをかけて殴り合うというような大味の作品。

設定自体は過去作からの連続
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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

3.4

舞台設定は面白いが、一発ネタか?

設定そのものは確かに故にユニークで、前例はなさそうなミステリーなのだが、全体の流れがコメディタッチ過ぎる。

展開そのものが、大味な側面があるのに、シリアス的な感情
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ロイヤルコーギー レックスの大冒険(2019年製作の映画)

3.6

良くも悪くも、想像通り。

王室育ちの主人公が、その肩書きを無くすという基本的な物語を犬の「コーギー」で再現した作品。

こういう短めのアニメ映画での期待する出来栄えはきっちりあるが、予想を超えてはこ
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.3

映画が好きなんじゃなくて、
映画以外、好きなものは無いんだ。

ポップなデザインの世界観と印象的な演出が魅力的な夢と狂気の世界。

この話は見た目とタイトルはかなり、可愛らしく、全年齢対象作品のように
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.7

殺人鬼映画の王道を作った古典芸術。

チェーンソーをB 級映画の中での最強武器に押し上げ、殺人鬼が主人公映画の王道を文字通り、切り開いた作品。

ストーリー演出は今見ると、基本に忠実な王道に見えるが、
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モンスター・ホテル クルーズ船の恋は危険がいっぱい?!(2018年製作の映画)

3.5

キャラクターデザインが、とてもポップ!

モンスター達の動き回る姿を楽しむ作品。

狼男やミイラ男や透明人間などなどのモンスターの特徴をアニメーションでしっかりと見せていて楽しい!(特にクラーケン)
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弱虫スクービーの大冒険(2020年製作の映画)

3.4

良くも悪くも、子供向け作品。

見終わってから、昔のシリーズ物のリブートだと知った。たしかに本編中出てこないキャラクターがエンドロールにいっぱい出ていたのはソレが理由だろう。

キャラクターはユニーク
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ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

4.2

ポップ&ロボット&ミーム汚染世界を駆け抜ける家族愛ロードムービー⁉︎

ある日、ロボットが反乱を起こした。そんな始まりから怒涛の勢いで、滅茶苦茶ポップでネットミーム汚染されたカーチェイス映像が一気に流
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.9

ループする事件の本質。

舞台設定のみに絞るとただのループ物におけるホラーなのだが、描きたいテーマがしっかりと見せつけられる。

主人公は何もしていないが、毎朝起きるたびにある人物に殺されるという設定
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.8

言葉は無くても伝わる圧倒的な演出。

あえて分かりやすい説明台詞を使わず、演出のみで、何があったのか綺麗に語りかけてくる内容。

全体を通した「寂しさ」がアニメーションの力で見事に描かれている。

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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

サブカル系青春恋愛映画の金字塔?

役者の顔面偏差値以外はありえない程、一般的に感じる「普通」さを醸し出す作品。

勿論、それはかなりコーティングされているが、映画という非現実世界の基準では、現実的リ
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

3.3

良くも悪くも「凡庸」な作品。

ジブリという冠がなければ、見ていない作品で、ジブリっぽさもない。ごく普通の子供向けCGアニメ。

ありふれた一作で、大きな命題もないし、ストーリーも普通。盛り上がりにも
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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

3.9

新時代のディズニー王道神話!

ディズニープリンセスとしてはかなり力強く描かれた主人公「ラーヤ」のロードムービー作品(舞台は大河で、船で移動する)

基本設定は本当に架空神話で、モチーフは東洋全体を幅
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タイムアクセル12:01(1993年製作の映画)

3.7

女性を口説く為の時間逆行。

タイムループものとしては、実は「恋はデジャヴ」と同年の1993年の作品。アイデア的には小説「リプレイ」あたりをSF的にこじつけた感はある。

正直、本作はSF的にはかなり
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映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)(2013年製作の映画)

3.6

イースターエッグを楽しむ作品。

テレビでのドラえもんの面白さのキモである「ひみつ道具」に焦点を当て、その歴史を感じようとしているのが、目玉の作品。

本作はドラえもん好きなら、好きなほど画面いっぱい
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Coo 遠い海から来たクー(1993年製作の映画)

3.8

異種族遭遇ジュブナエル作品!

恐竜と少年のリアルな楽しさがきっちり描かれた作品で、某青ダヌキの映画を思い返されるが、だいぶ毛色が違う。

まず、前提に舞台設定として豊かな南の国の自然とそこで精神的に
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.1

終劇。ようやく終わった。
子供の頃から語り継がれてきた神話が幕を下ろした。

この物語は大風呂敷を畳まないで終わると思っていたから、とにかくよかった。

色々語りたいこともあるが、とりあえずこの言葉を
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カイジ2 人生奪回ゲーム(2011年製作の映画)

3.7

一発逆転を爽快に見せられるのは嫌いじゃない。

色々と続編を作るにあたり、複数のゲームを見せるのを無理だと判断したのは良いが、それでもちょっと「沼」以外は欲張ったと思ってしまう。

時間的制約のために
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カイジ 人生逆転ゲーム(2009年製作の映画)

3.8

商業作品にキッチリ落とし込んだ福本作品。

ギャンブルを基本軸にしながら独自の人生哲学を演出するのが、福本作品の味だと思うが、本作は伊藤カイジ役の「藤原竜也」が全て持っていっている。

クドイぐらいの
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8 Mile(2002年製作の映画)

3.7

ラップというものを題材にした青春映画。

主演であるエミネム自身の半自伝的作品の側面もあるため、ファン向け作品だと思われていた過去もあるが、映画としてとてもキッチリ作られている。

全体的に漂う閉塞感
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マイリトルゴート(2018年製作の映画)

3.9

「狼と七匹の子山羊」の現代解釈作品。

フェルト人形特有の可愛らしい見た目とは裏腹にとても歪なバイオレンス描写が盛り込まれている。

そもそも、ルックスが山羊なので、とてもモコモコしているが、あえて肉
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インターンシップ(2013年製作の映画)

3.4

明るく楽しく、ビールでも飲んで鑑賞するタイプの映画……というのが前提。

インターンシップで、あの天下の「Google」に入る中年営業マン二人組の話。

正直、真面目に見ては行けない。彼らの能力はプロ
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劇場版 生徒会役員共(2017年製作の映画)

3.7

良くも悪くもいつもの調子。

劇場版というから、テレビシリーズでは描けないスケールの話を期待してしまうが、全くと言って良いほど平常運転。

多少、豪華な演出こそあれ、いつもの悪ふざけだ。

主人公のあ
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.9

「生きる意味や産まれてきた目的、なんてないよ」

 寂れた中学校の音楽の非常勤講師の主人公が、夢の舞台への切符を手に入れた瞬間に、うっかり死にかけて、魂の世界(ソウルワールド)に迷い込む、というお話。
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