carcさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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葬式の名人(2019年製作の映画)

3.5

個人的に非常に縁のある映画なので客観的なレビューを書くのは難しいのですが、全編川端康成の母校である茨木高校を舞台としたファンタジー風味のコメディ?です。

前田敦子はこういった役が上手いですね。

HELLO WORLD(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

僕はかなり好きな映画でした。

音楽の使い方は完全に君の名は。の方程式をなぞった「疾走感あふれる音楽に乗せてストーリーを一気に進める」+「感動のクライマックス」+「余韻の残るエンドロール」で、少し計算
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劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

熱狂的ファンの一人として、ドラマより更に笑え、ドラマより更にかわいく、ドラマの世界を壊すこともない素晴らしい作りでした!

ドラマで一旦それぞれの気持ちには整理がついていて、映画は2時間しかないという
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

4.5

予告の時点でこれくらいの点数付けようと思ってたんですが、実際見て期待通りだったので最高でした。

何よりも、恐ろしくリアルなCGの映像体験を楽しむ映画で、個人的にはアバターよりも衝撃的でした。
セリフ
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天気の子(2019年製作の映画)

4.0

「君の名は。の新海誠の次回作」ともなれば世間的には近年の邦画で最高レベルの期待値な訳で、金メダル間違い無しのオリンピック選手を見るような変な緊張があったのですが、ちゃんと及第点の面白さでなんだかホッと>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

「おもちゃの世界」に「ゴミ」と「迷子」という単語を足しただけでこんなに深みのある物語を作ることができるディズニーピクサーはさすがとしか言えないです。

まず、出てくる新キャラがどれも魅力的。フォーキー
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.3

後半始まるくらいまでは、なんとか分かるかな?と思っていたんですが、難解パートが予想より長くてさすがに置いていかれてしまいました…
映像の綺麗さと、伝わってくるものがあるのは間違いないです。

さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

一言で言うとエモの塊でした!!!

3人がお互いにお互いを愛していて、けどそれは恋愛だったり親愛だったりして、一緒にいたいけど一緒にいると溺れてしまうような、そんなエモいとしか言えない関係性を存分に味
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.4

期待に完璧に答えつつ、それを上回ってくる最高の映画でした。

開始2分、空を飛ぶポッポを見た瞬間から「ポケモンの実写化」としてのクオリティの高さに感動。ストーリーに絡むところ以外にもたくさんのポケモン
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劇場版『えいがのおそ松さん』(2019年製作の映画)

3.5

期待してたほどではなかったんですが(笑)、ファンの期待通り六つ子のかわいさとギャグ満載で楽しかったです。

君は月夜に光り輝く(2019年製作の映画)

3.4

こういうのが見たいからチケット買って映画館行ってるのは確かなんだけど、でも少しくらいは想定外が欲しかったな。

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.6

天才黒人ピアニストと、すご腕用心棒のイタリア系ドライバーが、差別の色濃い60年代のアメリカ南部を回るバディ物ロードムービーです。

アカデミー賞ということで見に行きましたが、ムーンライトのような小難し
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フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

神木隆之介と有村架純の王道ラブストーリー、観客の求めるものをド直球で作ってくれてます。

ストーリーはそこまで捻りのない分かりやすいものですが、終盤にしっかり時間かけてたのは感動に浸れてよかったですね
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.9

ストーリーは、恐慌時代に苦境に陥ったジェーン、マイケルと子どもたちの家庭にメリー・ポピンズが再びやってきて幸せを呼んでくれるというものですが、それよりも技術がすごい!
かつてのメリー・ポピンズで生まれ
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ハリー・ポッターシリーズから欠かさず観ているJ.K.ローリング作品。

今作も魔法動物達のかわいさ満点、アクション満載でしたが、次作への前置きのような展開が多くて少し消化不良なところはありました。これ
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.7

スター誕生のストーリーは知らずに鑑賞したのですが、レディー・ガガの歌唱力が光る映画でした。

ドラァグクイーンの仲間に入って歌うまだ埋もれていた頃のアリーに、薄化粧のレディー・ガガがよく似合う。
スタ
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

前評判の通り、趣里さんの演技はとても良かったです。あそこまで特徴的な人物を演技で表現できるのは俳優さんの凄さですね。

ストーリーはよくある行きづらい若者たちの話に少しひねりが加えられているのですが、
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.6

平手友梨奈さんが好きで、彼女目当てで観に行ったのですが、彼女のファンならかなり面白い作品になっていました。

才能があり、危なっかしくて、無邪気な一面もある、原作モノとは思えないくらい彼女にぴったりの
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愛と法(2017年製作の映画)

3.9

2人の抱える案件と日常を丁寧に切り取りながら日本の司法と家族について描き出す、シンプルで上質なドキュメンタリーでした。

こういった"議論のある"問題を扱うドキュメンタリーだと、撮る側のバイアスが見え
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.7

かわいいプーさんとその仲間たちが見たい!という願望は思う存分叶えてもらえます(笑)

内容もプーさんイズム満載で、ひたすら何もしない生き方を布教されます(^^;
傑作と言うほどではないけれど、癒された
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最初で最後のキス(2016年製作の映画)

4.1

いじめられている女の子と、彼女のことが好きな落ちこぼれの男の子、そして彼に恋するゲイの男の子。はみ出し者の3人が過ごす儚くも楽しい青春…なんですがこれはキツいです。消化できない。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.2

席が取れなくて最前列で見たんですが、そんなこと気にならない最高な映画でした。

大まかな設定はキャッチコピーの「映画史を塗り替えるワンカット・ゾンビサバイバル!…を撮ったやつらの話」そのまんまで、そこ
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君が君で君だ(2018年製作の映画)

3.2

かなりブッとんだ異常な愛情の話。
正直前半はついていけなくて、気持ち悪さが勝ってしまった。後半、無理やり彼らの国に連れていかれそうになったけど、尾崎のことがどうにもよく分からなかった。

万引き家族(2018年製作の映画)

4.1

ひとつ屋根の下に暮らす、事情を抱えた"家族"の生き様を描くことで社会の問題を浮き彫りにする。正攻法ど真ん中で力強く訴えかけてくる映画でした。

虐待や貧困といった題材は目新しいものではなく、平凡になっ
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.9

田舎町の、"線路を渡った貧しい側"に住むレディバードですが、パワーがあって、ファンキーで、観ていて気持ちが良かったです。

母親や神父、ティモシー・シャラメ演じるカイルなど、レディバード以外もいい味出
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.8

ナンシー・ケリガン襲撃事件に関わった(とされている)トーニャ・ハーディングの半生を描いた実録映画。
インタビュー形式の映像と普通のストーリーとが混ざって進んでいきます。

文字で読むだけでもエキサイテ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

前評判通り、ティモシー・シャラメ君の色気がすごいです。

展開はそこまでドラマチックなものがある訳ではなく、LGBTの社会問題的な側面も直接は出てきません。

展開が抑制的なだけに、性描写がもう少し抑
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

4.0

正直そこまで期待していなかったのですが、とても良かったです!

テレビゲームの中に入り込んでしまって、クリアするまで帰れないという割とベタな設定の中で、ゲームならではの要素(スキルやライフ、NPC…)
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.2

字幕版で鑑賞。メキシコが舞台ということでスペイン語が混ざるので、吹替より字幕の方が空気感が感じられるかもしれません。

家族を捨てて出ていった音楽家のひいひいおじいちゃんのせいで、音楽禁止の掟がある一
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

レビューが遅れてしまいましたが、ちょうどアカデミー賞を取ったタイミングで観ました。
(予告編の最中に、観客から「アカデミー作品賞獲ったぞ」との声が聞こえてきました。)

アメリカの研究所を舞台に、声の
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チェリーボーイズ(2018年製作の映画)

3.1

期待通りのダサい童貞3人組が観られますが、タイトルと予告編から想像できるものを超えてくる展開はない、という印象の映画でした。

帝一の國(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

前半はギャグがキレッキレで最高です。大鷹のテストに挑む場面なんかは菅田将暉の本領発揮です(笑)

後半はシンプルイズザベストの票数えドラマ。何の心構えもなく見られます。

ラスト、一気に進んでしまいま
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

去年のアカデミー長編アニメ賞にノミネートされたストップモーションによる作品です。

アルコール中毒になった母親を主人公が不慮の事故で殺してしまい、孤児院に入れられるところから始まる重いストーリー。
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.9

実在の人物P.T.バーナムをモデルとした(かなり脚色を加えた)映画です。

ラ・ラ・ランドの製作陣による大作との触れ込みに違わず、豪華なミュージカルになっています。
ラ・ラ・ランドとは違って全編通して
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.8

女子テニス協会WTAを設立したビリージーンキングが「男性至上主義の豚」ボビーリッグスと戦った一戦を描いた映画です。

私はテニスファンなのですが、WTA設立にこんなドラマがあったとは知らず、とても面白
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.9

日本語字幕がなかったので吹き替え版で鑑賞。

一言で言えば「パンチのある映画」と言うか「変わった映画」と言うべきか。

強姦殺人の捜査を批判する3枚の看板から話が展開しますが、サスペンスというよりは人
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