ラストの展開、そしてタイトルの本当の意味にハッとさせられて、唸らされた。
本当の巨悪はどこにいるのか。
不在による存在感の大きさ。
結婚式の場面で多人数の登場人物を紹介する手法は勉強になる。
富士山の美しさが印象的な映画。
コメディー部に合戦場の描写があり、膨大な予算を割いていそうのは笑った。
我が子を喪った親たちの生の声は重くて苦しい気持ちになった。
子どもの命をお金に換算しなくてはいけない。
この決断でしか解決の道を探ることができない日本という国は異常だという言葉は鋭かった。
本当>>続きを読む
映画による奇跡を信じている。
どこまでも美しく、果敢たる物語。
これまでのビクトル=エリセ監督作品の要素がふんだんに散りばめられており、さらに監督の成熟に伴って若さと老いという新たなテーマが提示さ>>続きを読む
発想が飛び抜けていて面白い。
個性豊かなキャラクターたちで飽きさせないコメディー。
たった90分で12人の多様なキャラクターが表現されているのが素晴らしい。
強盗犯と人質の交流が可笑しい。
貧困、戦争、同性愛といった問題を抱える善良な主人公像は、まさにニューシネマの典型なのだなあと。
21世紀版「聖書」じゃん。
哀れなるものたちによって築かれた楽園が、諸問題を抱える現代における一つの未来を表していて美しかった。
面白さと考えさせられる両方の要素を兼ね備えていて素晴らしい。
彼女からの怒られっぷりが自分そっくりで笑った。
会話が魅力的でだんだんクセになってくる。
先輩のたまに垣間見えるプライドの高さが面白い。
寄り添いの心に溢れていて素晴らしかった。
多様性の時代のなかで胸を張って力強く生きることを応援してくれる。
「一人の人間の人生は、大勢の人生に影響を与えているんだよ」
善良な生き方の大切さを教えてくれる。
えんむすびとおむすびがかかってるのか!
おむすびが握る人で味が変わるのはよく分かる。
最後のヒロインの決断は良い。
不明瞭な部分が多いが、なぜか魅力ある不思議な映画だった。
「いなくなった人たち みんな僕の中にいる」
生と死、若さと老いの両方が大切に描かれていて、世の中の様々な障害に負けずに生きる主人公の力強さ>>続きを読む
猿の進化のシーン(&謎の物体モノリス)から壮大なSFに繋がるのは天才的。
ほのぼのと心温まる感じで良かった。
病気にランクがあるの?っていう台詞が刺さった。
研究者のストランディングへの真摯な想いが描かれていて非常に良かった。
人間も鯨も、死に向き合うことで生を尊いものにすることは同じ。
絵づくりが素晴らしい。
主人公がホテルを買い戻した理由の最後のオチまで余韻を与えるもので素晴らしい。
ちょっと古めかしいが色遣いが魅力的な映画。
ラストの2人が歩く後ろ姿のカットが良かった。
「男なんてみんな同じ型の鋳物よ・・・しかも、壊れてる」という台詞が好み。
大正の浪漫あふれる美しさとおどろおどろしい世界観の調和。
色彩に溢れた映画で、劇中の芝居等演出も素晴らしい。
女性の情念の怖さ、翻弄されつつも楽しむ男性の飄々さ。
監督の実体験をもとにつくりあげた作品。
子どもが川遊びをするカットの美しさ。
記憶というものは、生きるためになければならない。
時には、残酷な選択をしなければならないことを問いてくれる。
子どもながらに社会と向き合わなければならない現実。
父親の「この問題はこれからの子供には死ぬまで一生ついてまわるんだ」
「こいつらも一生侘しく爪を噛んで暮すのか。俺のやうなやくざな会社員にならないで>>続きを読む
希望ある終わり方で良かった。
主人公がヒロインの家に忍び込むのは如何かと思う。
杉咲花の演技がうまくてハッとさせられる。
どんな運命になったとしても、あの頃の2人の幸せな時間だけは本当だから、尊い。
子どもの頃、最も無垢で純粋な時に築けた王国。
それは、社会の中で形成される家とは相容れないものだと自覚せねばならない。
文学的で格好良い映画。
同性愛カップルの行き詰まりと新たなはじまり。
ひとつひとつの台詞に重みがあって良い。
個人的に好きな台詞は、「幸せなふりをしても声は嘘をつけないから」
淡島千景の好演。
戦後、米兵と日本人女性の混血児が社会問題化していたと学べる。
この時代から夫婦別居であったり、女性の考え方が現代レベルで進んでいたことに驚かされる。
影の主人公はバズーカお時で>>続きを読む
カトツシンスケさんの演技が良い。
誰もが加害者であり、被害者となる。
たとえ正しくなくても生きていかねばならない。