群青さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.1

石井裕也監督らしさ全開の作品だった。

役者陣が豪華すぎてビビる。

佐藤浩一さん、うまいなあ。

出来ごころ(1933年製作の映画)

3.8

喜八のキャラが良い。

父息子のウェットな親子関係。

「海はどうしてしょっぱいの」
「鮭が泳いでいるからさ」

寅さんの原型がここにある。

ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

4.5

クドカンらしさ全開で笑って泣かせてもらった。

様々な社会問題に触れながら、テンポ良くストーリーが展開されていくのが見事。

巻き込まれやすい正和、こじらせ童貞の山路、自由奔放で周りをかき乱すまりぶと
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

映像が色彩豊かでお洒落。

難解だったが、家族の再生を描いていたのだろうか。

「目覚めたければ眠れ」

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.9

おどろおどろしさよ。

上映後、実話をモデルとしてると知って驚かされた。

砂の器(1974年製作の映画)

4.5

和賀 英良の子供時代の経験の重さにうっとなる。
台詞無しで丁寧に描写しているのがすごい。

「彼は音楽のみでしか父親と会えないのです」
この台詞を書ける松本清張の偉大さよ。

キリエのうた(2023年製作の映画)

4.4

『スワロウテイル』や『リップヴァンウィンクルの花嫁』を彷彿とさせる岩井美学全開の作品。

個性豊かな俳優たちがミュージシャンや主人公達の関係者として登場する際のワクワク感が半端ない。

音楽を通して、
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親密さ(2012年製作の映画)

4.6

濱口竜介監督作品で一番好き。

他者は絶対に相互理解は不可能であるという前提に立ち、だからこその繋がる瞬間の尊さが描かれている。

心はオープンにすべきかクローズにすべきか、身体と魂の繋がり、暴力は選
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almost people(2023年製作の映画)

3.7

何か新しいものを見せられた気がしたが、惜しいところもあり勿体なかった。

兄妹4人が集まるレストランのシーンは、近未来さと感情のない兄妹たちのキャラクターがマッチして好み。

喜び、怒り、楽しさがない
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

4.0

政治的視点は別として、現地で生まれ育った職員たちが故郷や家族の為に命をかけて原発を止めようとする姿に胸打たれる。

バカ塗りの娘(2023年製作の映画)

4.0

美也子が手がけた色彩的な漆の作品が素敵。

伝統と変化のなかでの大切なもの。

津軽塗を丁寧に描いたのが良かった。

シークレット・サンシャイン 4K レストア(2007年製作の映画)

4.5

残酷な運命を辿るシネにとっての「陽射しとは。

これでもかと現実の残酷さと皮肉を突きつけてきて、震える。

人に救う力は必ずしもある訳ではないけど、人にしか救えないこともある。
神については、よくわか
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グリーンフィッシュ 4K レストア(1997年製作の映画)

4.0

ヤクザ映画王道で良い。

緑の魚というタイトルの理由に涙。
※市民ケーンの感情に近い。

自動車をバックすると生き残る法則。

ほつれる(2023年製作の映画)

4.6

主人公は、門脇麦が演じることで奥行きあるキャラクターになっていて素晴らしい。

ドライブ・マイ・カーのテーマにも通じる死の受容。
「木村くんに会いたい」この一言に尽きる。

加藤拓也監督の書く台詞が現
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緑のざわめき Saga Saga(2023年製作の映画)

3.3

森と海と女性たちのカットは胸打つものがある。

物語自体は唐突なところと説明不足がある点が残念。

福田村事件(2023年製作の映画)

4.1

悪の薫習

とても丁寧な造りになっている。

どこにも行く宛のない夫婦が印象的。

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.8

IMAXがアトラクションみたいで面白かった。

ストーリーもパニック物の王道な展開で好き。

ディズニーのアトラクションが好きなら観るべき。

ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ(2020年製作の映画)

4.0

ホセ=ムヒカ元大統領の知られざる日本人との関わりの話で興味深かった。

せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.9

真木蔵人のキャラが好き

せかいの解説が意味わからなすぎて笑った

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.3

ストーリー上で語りえないことを音楽とカットで説明してしまうのが見事で映画的だった。

間違いなく現代の映画であり、映画で隠された部分が非常に難しい問題だからこそ、あの夏の父と娘の交流が尊く感じられる。

山女(2022年製作の映画)

4.2

江戸時代の日本の村社会を神話的要素を加えて描いていて非常に面白かった。

山女が出会ったのは、神様だったのか、人間だったのか。

ほしのこえ(2002年製作の映画)

3.9

この作品を全て1人でつくりあげたことはすごい

君の名は。(2016年製作の映画)

3.9

隕石を落ちた後に齟齬が生まれていた友人たちが急に助けてくれるのに違和感ある

怪物(2023年製作の映画)

4.3

LGBTQの問題が取り沙汰されている昨今にマッチングしているとともに、普遍的なテーマを孕んでいることが素晴らしかった。

星川くん、湊くんが『ミツバチのささやき』を彷彿とさせるような魅力的な子役たちで
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

よくわからなかったが、これが宮崎駿監督の最後の作品かと思うと涙があふれてきた。