群青さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.2

ほんとうに様々な愛の形。

登場人物自体が答えを出せていない、自分の本心を理解できていない曖昧さが良かった。

曖昧ながら必死に向き合っている姿がリアル。

ウィットに富んだ会話劇、美麗な窓辺のシーン
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.0

泥くさくも青春って感じ。

劇中のアニメを観たくなった。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.9

見たことのない岸井ゆきの。

最初から最後まで問いかけてくる感じが凄い。

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.4

難解だが詩的で映像は美しい。

アナの無垢さが力強くて物語の大きな推進力となっていた。

少女2人がとても美しく、配役できたこと自体が奇跡である。

惑星ソラリス(1972年製作の映画)

4.1

SFでありながら、愛をテーマに強く問いかけていた。

ソラリスの海に象徴される愛は広大で、もっとこの映画を理解したいと惹かれる。

おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

4.3

子ども時代のシーンの解像度が高くて、感情がぞわぞわする。

悲しい出来事もあったけど、全体的に爽やかで、最後の電車のシーンは素敵で感動した。

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

4.3

恋は起こらないめぞん一刻。

でも、そこがとても素晴らしい。

物語はコミカルに進むが、みんな問題を抱えている。

命、葬儀、貧困。

こんなにご飯が美味しそうにみえてくる作品があるだろうか。

すき
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

4.2

スローライフものなんだけど、それだけじゃない奥深さがある。

作家・水上勉の人生。

美味しそうな食事や料理風景が描かれる一方、妻の遺骨、友人の葬儀等の重要な問題がバックにあって、真っ向から向き合おう
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ゆめのまにまに(2022年製作の映画)

4.0

アンティークを扱う東京蛍堂と2020年代の新しい浅草に象徴される物語。

画のセンスが素晴らしい。
ほぼ浅草&浅草橋のロケーションは優美で地域愛が伝わってくる。

静かだがリアルな会話や演技より、どこ
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EMMA エマ(2020年製作の映画)

3.7

ジェイン・オースティンの名作の映画化。

画はとても美しく、美術に力を入れているのが感じられた。

この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.8

ずっとタイトルの意味がわからなかったがラストでおーってなる。

ウサギたちの空間も衝撃的。
ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか。

夜、鳥たちが啼く(2022年製作の映画)

3.5

原作から改変されたキャラクターや設定はどこかでみたことあるもので効果的に働かなかったばかりか、良さを失わせていると感じた。

城定監督ならではのピンクな描写をこの作品で濃く描く必要はなかったのでは?
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.1

つくりものに対する皮肉が効いている。

おはよう、会えないときのためにこんにちは、こんばんは。そして、おやすみ。

転々(2007年製作の映画)

4.0

まず、東京を歩くという発想から良い。

ラストも余韻がある感じで好き。

少しだけ優しくなれる気がする映画。

の方へ、流れる(2021年製作の映画)

3.8

序盤から独特な距離感とリズムで流れる展開にひきこまれる。

ラストシーンにもっと奥行きがほしかった。

お早よう(1959年製作の映画)

3.8

たわいもないことが大事なのが家族なんだなと実感する

ある男(2022年製作の映画)

4.2

「探す」物語と思っていたら「確認する」物語で良かった。

物語の真相に近づけば近づくほど、前半部分の物語が強固に揺るぎないものになっていく。

街の灯(1931年製作の映画)

4.5

感動作と思って観たが、コメディー部分に関しても今まで観たチャップリン作品のなかで最も面白く感じた。

どうやって物語を締めるのだろう、果たして本当に感動できるのかなと考えながら観ていたが、このラスト以
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.9

どうしてもハウルの動く城を意識しながら観てしまった。

序盤からの劇的な展開に惹き込まれたが、説明台詞の多さが気になった。

そろそろセカイ系を脱した新海誠も観たい!

ライムライト(1952年製作の映画)

4.4

人生は、願望のことさ。

カルヴェロのひとつひとつの台詞が重く、惹きつけられる。

モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.0

ユーモアを混じりながらも、社会に抑圧されてゆく主人公たちを見ているのはつらいものかあった。

だからこそ、あのラストは素晴らしい。

サーカス(1928年製作の映画)

4.0

猿のいるなかでの綱渡り等、コメディーシーンに笑わされるとともに、ヒロインをめぐっての人間ドラマに心温まる。

月とキャベツ(1996年製作の映画)

4.0

映像美が素晴らしい。

この映画を観ると、One more time one more chanceの歌詞がより響く。

間宮兄弟(2006年製作の映画)

3.8

ほのぼのした日常。

裏主人公である本間兄弟が良い。

夕美が最初は嫌なキャラクターなのかと思ったが、最後に化けた。
間宮弟に対して救いそのもの。

時々でてくる森田芳光っぽい演出を受け入れられるかど
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天間荘の三姉妹(2022年製作の映画)

3.7

のんをはじめとして、寺島しのぶさん、三田佳子さんといった女優の好演が素晴らしい。

舞台となる三ツ瀬(東伊豆町等がロケ地)の自然の情景も素敵で、映像美が美しい。

それだけに、作品としてはもったいない
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.1

カメラを止めるな!を彷彿とさせる面白さ。

14歳の栞でもそうだが、映像が抜群に面白くて、監督の編集と構成、演出の才能を感じる。

マキタスポーツさん演じる部長をはじめとして、個性的なキャラクターたち
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