タイムループものといえば"恋はデジャ・ブ"という傑作もあり、最近では"ハッピー・デス・デイ"もよかったけど、これはどうも物足りなかった。良い映画であることは間違いないんだけど。
ファンタジー的な展開もありつつ、儚さと不気味さが絶妙なバランスで共存した良作。映像の色合いとバッハの旋律が美しくて惚れ惚れしました。なんとなくシャマランの"レディ・イン・ザ・ウォーター"を連想しました>>続きを読む
見ていてキツくなるような差別描写の連続。それでも引き込まれる。そこがフライシャーの凄みだと思う。ただクソ真面目に差別問題を扱うのではなく、あくまでこれは"映画"であり、"エンターテインメント"であると>>続きを読む
デンゼル・ワシントンがとにかくずっとめちゃくちゃで最高。音楽も良い。ロバート・ゼメキスはやっぱり頭おかしい(褒めてる)。ドン・チードルは今作もいぶし銀の名演技。
処女作からフェラーラ節全開でした。これは単なるシリアルキラーものの映画ではない。しっかりと社会性を孕んでいる。都市生活者の怒り、悲しみ、孤独を描いた怪作
セリフ量の多さと目まぐるしいカット割でちょっと散らかってるなという印象もあるんだけど、昭和という時代設定も相まってか、やるせなさがヒシヒシと感じられて井筒監督の"らしさ"は出てたし、しがらみの中でもが>>続きを読む
序盤は結構のんびりしてるけど全く緊張感が無いわけでもなく良いバランスで、終盤に向けてジワジワくる感じがかなり良かったです。ゴアもなかなかで良作でした。
この監督、色んな面>>続きを読む
漫画は未読、アニメは全話観てからIMAXで鑑賞。結果、大正解だったかと。展開にいちいちハラハラしながらダレずに観られました。
そして、アニメの時から素晴らしいと思っていた包み隠さない"ゴア"。老若男>>続きを読む
要所で「黒沢清だなぁ」と思わされる場面が多々あるんだけど(フィルムの気持ち悪さとか部屋の撮り方なんか黒沢清でしかなかった)、同時に凄く普遍性を持った作品でエンターテインメントとして凄く優れた作品でした>>続きを読む
彼女たちに起こること全てがキラキラしてて愛おしかった。当然のことながら、愛すべき大傑作"スーパーバッド 童貞ウォーズ"を想起させつつ、ただ同じプロットを辿っただけじゃなくしっかり現代版にアップデートさ>>続きを読む
乃木坂も映像研も大好きなので、こればっかりは全くフラットな目線で見るのはなかなか難しいんですけど、自分なりに客観的に見てもかなり良かったと思いました。キャラとか役もハマってたし(百目鬼氏バ>>続きを読む
細かいところ追い出したらもう訳分からなくなっちゃうけど話の大筋は分かるし、グッとくる場面もあって良作でした。何よりド派手な映像と程よく緊張感を持続させるテンポで2時間半ダレなかったのはさすが。「あぁ映>>続きを読む
ヴァーホーベンは天才だと思います。これぞエンターテインメント。
高橋栄樹監督ってことでちゃんと「映画」でしたね。内容も概ね期待してた内容だったし、ピリピリしてて面白かったです(ちょっとライブ映像多いなぁと思ったけど)。欅坂の世界観ってちょっと異常て>>続きを読む
ハードル上げすぎないようにしてたけど、上げといても大丈夫だったかなと思える出来でした。ジョナ・ヒルのオタク映画になってしまう可能性も大いにあったと思うけど、青春映画としてしっかり普遍>>続きを読む
内容のくだらなさは結構好きだったけど、どうも間延びしてる印象があっていまいちハマりませんでした…テンポがもう少し良ければなぁ
スクリーンに映る高校生たちはそれぞれの葛藤を抱えてるのに、その姿はとても輝いて見えました。陳腐な言葉だけど、全てが美しい青春がそこにあって清々しい気分になりました。笑えるし泣ける素晴らしい映画。終盤の>>続きを読む
もう無理よこれは。開始5分くらいからずっと泣いてた。参ったよ。俺でも泣くんだから、ひらがなからのファンとか耐えられないだろうね。日向坂46は最高のアイドル。これは認めざるを得ない。
2020.09.>>続きを読む
極彩色に支配されたアシッドサイケムービーだけど、中身は結構ちゃんとSFホラーでした。個人的にはカーペンターへの敬意を感じずにはいられませんでしたね。「色」という姿形が無いものに襲われる点は"ザ・フォッ>>続きを読む
作品開始冒頭から大林宣彦監督の映画そのもので少し泣いてしまいました。大林宣彦の思想が色濃く刻み込まれた凄まじい熱量で、"HOUSE"の頃から何一つ変わらずに「愛」を描き続けてきた姿勢には本当に感服しま>>続きを読む
ヴァーホーベンともカーペンターとも一味違う透明人間の映画。ちゃんと現代的な設定に落とし込んであって、ストレートに怖いものを作ろうって感じで好感持てました。エリザベス・モス迫真の演技でした。
素晴らしく良い映画だった。思春期の少女の蠢く心情を淡々と描いていて、決して多くが語られる映画ではない。でも、どこかキラキラしていて尊い。苦しくて愛おしいシーンが沢山あった。音楽も凄く良かった。
救いもあるけど本当に苦しい。レイシズムは心も身体も何もかも傷つける。"怒り"という感情について考えさせられました。
この作品で描かれていることは全く他人事ではない。人種差別はいつだって自分たち自身の>>続きを読む
やるせないラストとかももちろん良いんですけど、とにかくバタバタ殺してドッカンドッカン爆発するのでスカッとします。思ったよりバイオレンス度高めで笑いました。
このレビューはネタバレを含みます
てっきり最終的に誰からの手紙なのか分かるのかと思ってたから「え、ここで終わりなの?」となってしまった。けど「過去はもう終わってしまった。未来はまだこれからどうにでもなる。大事なのは現在だ。」というセリ>>続きを読む
これは面白かった。単純にサスペンスとしてのクオリティも高いし、映画の構成も良い。最後には素晴らしいカタルシスも待ってる。良いモノ観た。
結構良かったです。アクションはド派手でアガります。でも、ストーリーの作りとか展開はアツくて泣けそうなシーンもあるのにもう一つこなかったな。いまいちフォーカスがボンヤリしてる感じしたかな。どこに感情移入>>続きを読む
これがデビュー作ってマジですか…凄すぎませんか…登場人物の表情より手元とか足元だけが映されるシーンが多くて感情を一切排除してる。そして、最後に起こることについての明確な説明は全くない。ハネケは解答を観>>続きを読む
カーペンター製作総指揮っていうことで、ところどころカーペンター節的な部分も見受けられたけど、基本的には割とマジメに作ったSF娯楽映画って感じでした。普通に良かった。ナンシー・アレンいいよね
50〜60sの音楽に彩られた素晴らしき青春ミュージカル映画。切なくて眩しい。ちょっと泣きました。
愛を強く求めるあまり自ら孤独に突き進み破滅していく苦しみを嫌というほど見せつけられる。ペトラ・フォン・カントもマレーネも報われない。ただ、画は凄くオシャレだし、映画として普遍的なものを感じるのがファス>>続きを読む
何かとんでもないものを観てしまった気がする。カサヴェテス作品は"グロリア"だけ観たことあったけど、ここまで前衛的だとは思わなかった(特に後半)。出てくる人全員ダメ人間だし。すぐには整理できなさそうです>>続きを読む
黒沢清の口からしょっちゅう出てくる作品ですが、これは確かに凄い。普通に娯楽映画としてよくできたサスペンスなのかなって思ってたけど、想像の遥か上だったわ。1968年の時点でこんな映画を撮ってしまっていた>>続きを読む
カメラワークとか編集はまさしくハネケそのもので、観ている人の心をザワザワさせる。でも、この映画で描かれているのは間違いなくある一つの"愛"の形。この夫婦の間でしか理解し得ないものがある。だからこそ感動>>続きを読む
ショーケン主演、音楽は井上堯之、脚本は長谷川和彦。まさに磐石の布陣ですね。学生運動を止めて打算的な人生を歩もうとするショーケンの姿はやるせない。破滅に向かっていく様は"嗚呼!おんなたち猥歌"と通ずるも>>続きを読む
開始10分くらいでグッと引き込まれて、監督が言ってたように、ストーリーが進むにつれてスリルが増すような映画で、加速度的にグイグイ面白くなっていく。一発でスッキリ理解できるような映画ではなかったけど、そ>>続きを読む