猫さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

猫

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対峙(2021年製作の映画)

3.9

こんな静かな映画に
思った以上の観客がいた事が
何より嬉しかった。

ほぼ会話劇
話が進むにつれて
二組の夫婦の立場と
事件のあらましが見えてくる。
役者達の迫真の演技がすごい。
どうして?何か原因が
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スクロール(2023年製作の映画)

2.9

題字が出るまでとても苦痛だった。
たぶん
文書を映像化している、という表現だったのだろうけど
余りに単純化された稚拙な無機質の映像に
不快感さえ感じた。
その後のChapterに分かれた話は
判るには
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.7

『ロスト・バケーション』以来の
緊張映画でした😅
おおよその想像はついたけど
二転、三転、四転、、
ハラハラドキドキしっぱなし!
それ故
実際より長く感じてしまいました。

最後は、パパ
というのが
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.6

これ絶対、15Rやん(指定されてます!)
と思った瞬間
コード差し込み、、思わず笑ってしまった!
ま、しょうがないよね、
バイオレント・ナイトだもん(笑)
多少、目くじら立てたいのですが
主役がサンタ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

面白かった!
テンポの良さ!
リアルな試合と過去の話を盛り込むバランスの良さ!
そして試合のラストの描き方、、
ハラハラ・ドキドキが
あんなに持続した映画は久しぶり。
映画の中の観客と一体化してました
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

アクの強いコリン・ファレルが
ただのオジサンにしか見えなかった。
(褒めてます)

不条理?
彼にとっては
青天の霹靂
理由の判らない拒絶に戸惑う
どうして?
その気持ちは凄くよく分かる。
けれど一
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REVOLUTION+1(2022年製作の映画)

3.3

尖った作品であろうことは想像していた。

実際の事件がベース
持ち得ている情報はまだ少なく
何処がリアルで
何処がフィクションなのか?が気になった。
ともあれ
タイムリーな話を
短期間で映画として創り
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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.4

見出してすぐに
なんで
こんなあほ男を観に来たのだろう、と後悔した。
少し我慢して観てたら
ちゃんと彼にダメさを突きつける人達がいて、少しは変わるのか?と思ったけれど
まだダメで
何かを言われたくなく
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.8

『ニュー・シネマ・パラダイス』のような話かな、と思っていたら
少し違う角度から撮られた
映画愛の映画でした。

子どもの夢、母のお弁当
家族の葛藤
変わりゆく時代の波、、

映写機が
フィルムが
!、
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ファミリア(2023年製作の映画)

3.6

骨太の佳作でした。
一部感想で
詰め込み過ぎとありましたが
確かにプラントの部分がある為
何を焦点としたいのかが
少し薄れた様な気がしましたが
この部分も描きたかったんだろうな、と、、

全編を通して
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.6

主題が会議だから当たり前だろうけど
ほぼ会話=字幕を読むばかりの112分でした。
ラスト近くで一瞬寝てしまった、、😅

記録に基づいた再現ドラマ
(実際、ドイツのテレビ放映物らしい)
ゆえ
音楽も脚色
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.7

最初の1人になるのには
とても勇気がいる。
それが自分にとって、いい思い出でないから特に。

これは
その1人を見つけ
次の被害を出さない為の告発

あなたに起こった出来事は
決して消えはしないけれど
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恋のいばら(2023年製作の映画)

3.8

面白かった!
脚本が巧妙。
写真集の罠
ゴミ拾い

ダンス、美しかった。
あれなら
キッカケがあれば
ちょっと会いたくなるでしょう😊
友情の話は
どちらも
その恋を吹っ切っていれば
可能だろうけど
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ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)

3.5

なっちゃん、
てっきり滝藤さんの事だと思ってました😅
チラシに載ってるお顔
(一瞬、篠原さんかと思ってしまった)
は、最初のみ。

よく見ると滝藤さん、鼻筋が通ってるいい男なんだよね、化粧するとスゴく
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.8

いやー面白かった!
韓国映画の底力
単なるエンタメではなく
人間ドラマを盛り込み
これでもか、これでもかと追い打ちする展開
最後は緊張の連続だったよ。

他国との関係
悪について
人間としての誇り
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百姓の百の声(2022年製作の映画)

4.0

観終わって
とても清々しい気持ちになった。
いや実は
最後の、稲を神棚に上げ「感謝」ですよ
というシーンで涙がでた。

私達は
自分の口に入るもののことを
もっと知らないといけない。
と思った。

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チョコレートな人々(2022年製作の映画)

3.8

QUONのお店は
割と近所にあって
2度ほどお邪魔したことがある、
いつも満員。
コロナ禍でもあり
少しでも協力できるなら、
という思いで訪れるお客さんも多いのだろうな、と感じていた。
どんな企業さん
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

3.6

毎朝起きて
何かときめくものが欲しい
この気持ち
よく分かる。
犬やガチョウや鳩、、
沢山の生き物を育て
沢山の賞をもらってきたジャネット
でも
お金が目的じゃない
欲しいのは
多分、達成感

佳い映
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.7

ロングランのおかげで鑑賞できました😊

服にときめいて
イギリスからパリへ行っちゃうミセス・ハリス
Diorがスポンサー?とも思えちゃう部分もあるけれど(笑)
なかなか楽しめました。
なけなしの大金を
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検察官/勾留(1981年製作の映画)

3.8

当時も今も、監督名は知らない。
時間が合うという理由で鑑賞

観られて良かった!
脚本が秀悦
40年以上も前の作品なのに
全く見劣りしない
ハラハラ感が半端ない。
警察官のやり方=自白の強要は
現代の
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ハッピーニューイヤー(2021年製作の映画)

3.6

新年早々、暗い映画は遠慮して
ほっこりするであろう映画を選びました。

あるホテルに関わる人達の群像劇
其々のラブストーリーに、少しずつシンパシーを感じました。
一番心に残ったのは
ホテルマネージャー
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.9

原作は昨年、既読
ストーリーもほぼ覚えていたが
観て良かった。

映像の力は凄い。
多少、音楽が耳障りなところもあったが、
何度か目が潤んだ。
時代を超しても、存在する苛めの問題。
不登校に真っ向から
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

3.7

ナチス収容所を別角度から描いた映画
最初に
“真実にインスパイアされた映画”
とある
真実はどうか
最後の数字でありますよう、と願った。

人間の「良心」は
どのような状況で
消えてしまうのか
こう
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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

3.5

思っていたほど
猫まみれにはなりませんでした(^_^;)
エンディングロールに
彼が描いた猫ちゃん達が
映し出されたんだけど
初めて見た猫ちゃん達ばかりでした。

ルイス・ウェインという画家の伝記
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そばかす(2022年製作の映画)

3.4

『ぼくの好きな女の子』
が割りと好きだったので
期待値高めでしたが
脚本家が違ってた、、

何も想定外の事が起らなくて
ちょっと残念だった。
NHKで恋愛感情を持たない
二人のドラマを観ていたので
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.1

とても静かな映画だ。
サンドバックを打つ音が
心地よく響く。
音の無い世界でのプロボクシングは
とても危険な事だと
劇中、話していた。
何故、始めたのか?
何故、続けるのか?
顔を打たれ、
倒れる娘を
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.7

期待を裏切らない
素晴らしい映像でした。
ダイナミックな躍動感が次々と。
3Dで観たら
IMAXで観たら
もっと凄いんだろうな、と思いつつも
2D字幕版でも十分満足できました。

話は、単純
争いの話
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.5

泣かされるに決まってるから
敬遠してたのですが、意を決して鑑賞

ラーゲリの意味を初めて知りました。
終戦後に、まだ収監される理不尽
「戦争さえ無ければ」が
根底に。

ひとが人として在りうるには
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あのこと(2021年製作の映画)

3.9

あのこと。絶妙な邦題

『4ヶ月、3週と2日』を思い出したけれど
それよりも
もっと個人的に刺すような感触の映画だった。

同じことをしても
何故
女の方だけが負担を負わないといけないのか?
何故?と
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泣いたり笑ったり(2019年製作の映画)

3.6

恋愛話かと思ったら
娘と父
息子と父を描いた家族話でした。

息子の立ち位置が好き。
自分は父の再婚(しかも相手が同性なんて!)
には反対
だけど裏でコソコソはイヤ。

コソコソと別れさせようとする娘
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.3

病み上がり一作目に選ぶ作品じゃ無かったA24作品とは知らずに鑑賞。

A24の手法はもう見え見え
音と音楽でビビらせ
斬新(と思っている)アイテムを映像として使う
対比は素晴らしい自然

真実の口もど
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シスター 夏のわかれ道(2021年製作の映画)

3.6

選んで女に産まれてきた訳じゃないのに
男の子が欲しかった父から
酷い仕打ちを受ける。
一人っ子政策の闇
家長制度の闇、、

一人っ子政策が緩み
年の離れた弟が産まれ、
姉だからと、あてがわれる不条理。
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パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

3.6

二人のシングルマザーをめぐる話
久々のペネロペが
とても美しかった。

「血縁」
それは基本なのだろうが
少しだけ息苦しさを感じた。

血が繋がっていても
父、母と疎遠のアナ
過去の家族を想い
発掘を
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桜色の風が咲く(2022年製作の映画)

3.5

主演が小雪
という前情報のみで鑑賞
実在する盲ろうの大学教授の伝記的映画だった。
緑の公衆電話、、舞台は昭和…

3児の母となった小雪ゆえに
出来る苦悩の演技。
泣いてばかりではいけない、
子どもを支
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

2.9

もうちょっと面白いかと思ってたんだけど
これは私の映画ではなかった、残念でした。

描きたいのは
予約のとれないレストランで
食事した
というステイタスが欲しいだけの人々や、
自分の舌を神のように思っ
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ある男(2022年製作の映画)

4.0

原作は数年前に既読

誠実なつくりだった。
細かい処までは覚えていないが
ほぼ原作通りだったと思う。
安藤サクラは泣きの演技が本当に上手い。
出だしの文具店での涙で
彼は彼女に惹かれたのだろうと
二人
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