猫さんの映画レビュー・感想・評価 - 48ページ目

猫

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ブランカとギター弾き(2015年製作の映画)

3.7

いったいどこの国の映画なんだろう?舞台はどこなんだろう?と
少し悩みました。
後から監督さんが日本人で、舞台がフィリピンだと知りました。
多国籍な映画です。
(だってブランカってスペイン語で白だもん)
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二度めの夏、二度と会えない君(2017年製作の映画)

2.5

題名と、チラシの虹郎クンに少し惹かれて
公開初日(first day=映画の日!)に観てしまいました。

始まって最初の10数分で
しまったー!
意味分かんない。画面は虹郎クンの顔のアップばかり。監督
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エル ELLE(2016年製作の映画)

4.0

半ばブラックユーモア
半ば深い哀しみを感じる映画だった。強い女ばかり出てくる…と思ったら
監督が、ヴァーホーヴェンでしたね。(笑) 

サスペンスとコミカルさとトラウマと家族関係と友人関係と…
とにか
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幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

3.5

原作者とも、監督さんともあまり映画の相性がよくないので、
どうかな?と思っていましたが
なかなか良かったです。
私にとっては
脚本が、荒木さんだったのが良かったのかも?

全体としては、浅野君演じる父
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.9

吹替版の予告の声が嫌で
全く期待していなかったのだけれど、夫が「面白かった」というのでレディースデーに鑑賞。

はい。面白かったです。
 
もう、初っぱなからプッとなるよね?
だって
マイケル・キート
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歓びのトスカーナ(2016年製作の映画)

3.3

邦題から
また、どうせお気楽な? 
車に乗って、ワインを飲んで
風景を楽しむロード・ムービーだと
想像していました。
が…!
全く違っていました。

心に傷を持った人たちが、社会の中で
どう暮らしてい
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怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年製作の映画)

3.2

吹替版しか上映していなかったので、観るのを躊躇ってましたが、
え?え?
松山クンが吹き替えやってるの?!
ちょっと幸せ♪(ファンです笑)

普通に面白かったです。
長年の映画ファンにはちょこっとだけ昔
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.0

前情報はできるだけ入れずに鑑賞するのがモットーなので
タイトルバックで、ジブリじゃないと初めて知って、少し驚いた。 
ジブリじゃない割には
しっかりと、宣伝されているよね。

だから、と言うわけでもな
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.5

原作は未読です。臍曲がりなのでベストセラーになると、読みたくなくなるので。汗

どうせお涙頂戴の恋愛ものでしょとタカを括ってました…が
泣きましたね。
あ、そっか、そっちの立場からの意味もあるんだ、と
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少女ファニーと運命の旅(2016年製作の映画)

3.8

子どもたち自身が、自分の身を守らなければ生きていけない切なさに、
涙しました。
多少、脚色はしてあると思いますが
それぞれが必死で逃げぬいたからこそ、出来た映画です。
観ていて
子どもに、こんな想いを
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アリーキャット(2016年製作の映画)

3.3

ストーリーは、納得できない部分が多々あったし、その話とその話を組み合わせるの?
と、欲張りすぎ感ありました。

市川さんが演じた女性が基本的に嫌い。ちゃんと足を着けて、子育てしてよ。甘ったるさだけで子
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.8

前半は『ふたりの桃源郷』+『人生フルーツ』の濃厚で、ワイルドクレージー版かと思いました(笑)

とりあえず、子どもは
「親の価値観」で育てられる。
とりあえず、
何も疑問も持たず、自分の親が「普通」だ
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ダイ・ビューティフル(2016年製作の映画)

3.9

これがtrue storyならフィリピンて凄いな…と思った。
沢山のトランスジェンダーがいて
家族と呼べる集団がいて、
彼女達の為のビューティーコンテストが各地で開かれていて。
少なくとも日本よりずっ
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0

この作品がカンヌでの受賞ではなく
アカデミー賞を取ったことに、感慨をおぼえます。
静かな…そう、
まるで主人公のようにうつむきがちで、物静かな映画でした。
わたしは、好きです。
映画も、フアンの人柄も
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東京喰種 トーキョーグール(2017年製作の映画)

3.3

ホントは観ないつもりだったんだけど、脚本が楠野さんと知り鑑賞を決めました! 
『天空の蜂』以来(この時初めて彼の名前を知りました)
少し応援してるので(笑)
数年前に原作漫画は8巻位まで読んでいたので
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.6

先に観ていた夫が「面白かったよ」と言っていたので 
期待しすぎると失敗するかも、と思っていましたが、いえいえ本当に面白かったです。 
アンドロイドの能力や、各装置がいかほどなのか
(このシーンだけでも
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.7

何度も映画化されているので
あまり期待はしていませんでしたが、普通に面白かった~!
何しろキングコング様が男前で
むっちゃんこカッコいいのだ。
強いし。
なんで今更キングコング?って思ってたけど、
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ホワイト・バレット(2016年製作の映画)

3.3

ひさびさのジョニー・トー監督。
スローモーションの銃撃戦は健在です!(笑)
『アシュラ』があまりにも血塗れ、ドロドロだったので、こちらの銃撃戦がとても爽やかに思えました(笑)
犯人の蘊蓄も面白かったな
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百日告別(2015年製作の映画)

4.0

佳い映画でした。
哀しみを癒やすのに、時間と節目ふしめの儀式が助けてくれる。 
そういう仏教の祭事は、死者を祀る為のものでもあり、残された者のためのものでもあるのです。
彼女が、キチンと泣けて良かった
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アシュラ(2016年製作の映画)

3.1

題名、から深い物語を期待していたのですが……
最後の最後まで、ヤな奴が主の映画でしたね~
バンバンバンと血まみれだらけ。どうして韓国映画って、こんなに暴力シーンが多いのか?
『哭声/コクソン』の前に
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恋妻家宮本(2017年製作の映画)

2.9

こういう映画も悪くはない、と思うけれど 2、3引っかかった。
群像劇みたく描かれているのに
宮本夫婦以外の人物の掘り下げが足りない。特に富司さん演ずるおばあちゃんの呟きの裏、や 奥貫さんの背景が。
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ヒトラーへの285枚の葉書(2016年製作の映画)

3.8

少しの史実を基に描かれたフィクションだけれど、今の時代に観る事が必須のように思う。 

人は、自分の身に降りかかってきて初めて「わかり・行動」できるのだろうな、と思う。
グリーソンとトンプソン演じる夫
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ハートストーン(2016年製作の映画)

3.6

瑞々しく
そして、いたいお話でした。
カサゴがキー。

狭い村の中、誰もが誰をも知っている。その中で普通じゃない(余所者も含め)と言うことがどの位、辛いことなのか。
思春期を迎え 自分の身体の変化に気
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.6

スクリーンで二回観ています。
最初に、大スクリーンで観たときは
拷問シーンがとても辛かったけれど、やや小さいスクリーンでリピートした時は、
(慣れたのか?)
さほどキツくなかったです。
実は、一回目の
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ウソはホントの恋のはじまり(2013年製作の映画)

3.2

とても可愛い映画でした。
終盤、いきなりの彼の言い分にビックリ!
ええー?!何を身勝手な事を!
元は自分じゃん、と腹立ち。
一体どうなることかと思ったら編集者二人のやり取りで、気づかさせ
(この手法め
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.4

久々に質の高い、というか
「監督」を感じる邦画を観させてもらいました。 
面白い!飽きない!
中に色んな物がいっぱい詰まっていて、「今」の暮らしを考えるアイテムだらけ。 
観た人それぞれが、何かを考え
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マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

3.5

ちょっと、ウッディ・アレンを匂わせた軽妙な物語でした。
イーサン・ホークって、本当にこういう役が多いなぁー。(笑)
優柔不断で、だらしないけど口の巧い!
対するマギーやその友達たちは個性豊かで
みな、
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.0

ほぼ満席でした。
まずは、一緒に劇場でご覧になられた皆様、お疲れ様でした。と言うのが
一番最初の感想です。

10代半ばの少年(たち)の繊細な心情が描かれた作品だったと思います。『恐怖分子』もそうです
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お嬢さん(2016年製作の映画)

3.8

軽いロマンポルノ
(観たこと無いけど・笑)
色のエンターテイメントでした!
色彩が豊潤で、鈴木清順を彷彿させました。やや大島渚も。
オトコもオンナもエロチック的には満足出来るつくりだったと思います。
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残像(2016年製作の映画)

3.5

私は、絵画は好きか嫌いか
と言う見方しかしていないので、
それが政治的思想に云々…という当局の解釈は、正直全く解らないのだけれど
解ったことは
自由に物がいえる、好きなことが出来る大切さだ。 
「今の
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.9

言葉が出ません…

同じく言葉を呑んだ
『プライベート・ライアン』の最初の30分間…
それ以来の、生々しい戦場シーン… 
(戦闘シーンではありません)
戦場の惨たらしさを
しっかりと映像で見せつけてく
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ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.4

あまりの邦題!
に敢えて観るのを止めようかな、と思いましたが
そこそこ評判が良いのでレディースデーを利用して鑑賞。

いやー面白かった!
なのに例のごとく声をたてて笑ってたのは私だけ
(観客10人程度
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作家、本当のJ.T.リロイ(2016年製作の映画)

3.4

一回だけ観た予告に惹かれ鑑賞。
ドキュメンタリーだとは知りませんでした。
ドキュメンタリーとは言え、主に主人公の提供した音声と映像によって構成されているので、fictionの可能性あり、と言うか、かな
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パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(2017年製作の映画)

3.4

シリーズの中では、一番分かり易いストーリーだったと思います。
言い換えると単純で深みがないです。(笑)
あ!夏休み映画だから
これでいいんですね。(笑)
オールスター大集合
ちょっぴり、嬉しかったなぁ
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ライフ(2017年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

初めて、ネタバレマークつけました。
この映画、ネタバレ厳禁ですよね?
ただ、私自身は最後の着水のシーンから
もしかしたら…
とは、思ってましたが…
あのオチしか
造れなかったかもですが…😅
でも彼女の
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