猫さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

猫

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冬薔薇(2022年製作の映画)

3.5

そうか、忘れてたけど
阪本監督だから観ようと思ったんだ、とタイトルバックをみて思い出した。
伊藤くんの為のオリジナル脚本、と
後から知った。
主人公の“たるさ”が不快で
後ろから蹴ってやりたくなったけ
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20歳のソウル(2022年製作の映画)

3.7

見事に泣かされました。
(苦手な)尾野真千子さんと
一緒に泣いたのは多分初めて。

思っていたよりも、速いテンポで物語が進んだ為
感傷チックになり過ぎず、良かったです。
佐藤浩市さんの一言一言
平泉さ
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バニシング:未解決事件(2022年製作の映画)

3.6

韓国・フランス合作映画

流石にフランス監督
恐い事件に
ちゃっかりラブロマンスを盛り込んでました(笑)
オルガ・キュリレンコが可愛くて可愛くて
そこばかりに目がいってしまいました。

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.7

7割ほど埋まった座席
観客全員が
無言でSCREENを後にした映画は
初めてじゃないだろうか?
それくらい衝撃が大きかった。
外の解説に
この映画は「警告」だ、
とあり
これが実際に起こった話で無かっ
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帰らない日曜日(2021年製作の映画)

4.1

説明過多な映画が多い中で
これ程までに雄弁に
が、しかし
繊細に
映像で語ってくれる映画は、昨今無かったような気がする。

久々に
映画らしい映画を観た。
(年老いた部分は少し余分かもとも思ったけれど
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なみのおと(2011年製作の映画)

3.7

愛知県美術館で無料で視聴、
ただ
「展示」だそうで入口は空きっぱなし
人の出入りも自由、、
映画への尊厳はない「展示」でした。
でも観る機会をありがとうございます。

被災者のインタビューで構成された
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息子の面影(2020年製作の映画)

3.8

とても重い話だった。
三人+行方不明の母親
そして息子達。
脇の人物についても
丁寧に描かれていたので、
ちょっとした群像劇のようにも思えた。

最後、予想した通りの映像が出てきて
それ故
創り過ぎで
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犬王(2021年製作の映画)

3.8

面白かった、というか
楽しかった。
途中、少し寝ちゃったけど
それは
音楽があまりにも心地よかったから。
ストーリーが
もののけが出てくる話なのに
おどろおどろしく無くて
琵琶ロック&「どろろ」
(知
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シティ・オブ・ジョイ 4Kデジタル・リマスター版(1992年製作の映画)

4.0

1992年の作品
良作でした。
シネマスコーレ(学校)で観られて感謝、
まさに知らないことを教えてくれる映画だった。
劇中の台詞で覚えておきたい言葉が
幾つかあった。
人助けは辛いことetc
外から来
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.9

男の子、もと男の子、胸熱映画!

のっけのピート(マーヴェリック)
年を取っても相変わらずのやんちゃぶりに
思わず懐かしさを感じ、顔が綻ぶ。
とは言え
偶然、一月ほど前に
『トップガン』を視聴したばか
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.0

胸熱、お仕事ムービー
という謳い文句は嘘じゃない。
アニメ製作の現場を垣間見られて
とても面白かった。
先に謝ります、斎藤監督、誰??
えー?吉岡さん?😰スミマセン
『見えない目撃者』ちゃんと劇場で観
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ロスバンド(2018年製作の映画)

3.6

街で見逃したので刈谷日劇へ。
期待値が高過ぎたかも?
まあまぁでした(笑)
エピソードは、既視感があるものばかりで
目新しさはほぼありませんでしたが
セッション時の
ヴァイオリンが良かった!
ただ気に
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オールド・ボーイ 4K(2003年製作の映画)

4.2

いや、もう、凄いわ、、絶句。
観て良かった。
自分の中では、もうちょっとグロいイメージだったけど、さほどでもなかった。
そして最初に観た時と同様に
ユ・ジテが可哀想で仕方なかった。
そしてラスト
赤色
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.7

まぁストーリーは
こんなんでよいよー(笑)
空想特撮映画が楽しめたもん。
あと長澤さんのお尻パチンね(笑)←(これ私には単なる彼女の癖=ギャグにしか見えなかった)
出動部隊なら
タイトスカートにヒール
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.9

少し微妙
いっそ『エレファント』のように
あっさりと終わって欲しかった。
最後に銃規制の話出てきて悩んでしまった。
これは
そういうことを描きたかったの?
映画の本質が見えなくなった。

前半はとても
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.6

観終わって、不穏な気持ちになった。
男の子は
“母親” が “絶対”と言うこと?

文と亮、あの二人を見ていると
母親がしたことが原因のように結びつけられていて
非常に微妙でした。
原作もそうなのかし
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.8

実は
前作がそんなに好きじゃなかったから
どっちでも良かったんだけど
評判が良かったので鑑賞

今作は、面白かったーー!!
マルチ・バースの世界がキチンと設定されていて
脚本がしっかりしていて、
それ
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.6

うーーん、、
久々に
映画の中の誰一人にも共感を覚えなかった。「怪物」(配信の韓国ドラマ)
を観てしまったせいか?
思ったより怖く無かったし、面白くなかった。
いつもなら、何故そんなことをしたの?って
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映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022年製作の映画)

3.4

評判が良かったので鑑賞

うーん、、キャラは面白い。
けど前作より大人目線で創られていて
ちょっとだけ退いた。
余りにも
“親は子どもをこんなに想ってるんだよ”
というパワーが強くて
確かに、そう(い
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ツユクサ(2022年製作の映画)

3.8

とても優しい映画だった。
最後に監督名を見て、納得
短い時間の中に
笑いと哀しみと人情とを、程よいバランスで埋め込んでいた。
小林聡美さん主役の映画の中で一番好きかも。
ただ、中年の恋の映画なので
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.5

原題は「My Salinger Year 」
こっちの方がしっくり来る。
サリンジャーって
本当に逸話の多い小説家だなぁ、
彼にまつわる映画は2.3観てるような記憶があります。

ともあれ
この映画
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.9

日本における
難民の状態が描かれているのだけれど
サーリャの青春映画としても見応えがあった。
彼女の高校生活、家庭、クルド人仲間との交流
言葉の壁が越えられない大人達や日本語しかできない妹と違い
2か
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私はヴァレンティナ(2020年製作の映画)

3.6

ブラジルの17才のトランスジェンダーの話。
戸籍は男性のままなので
ヴァレンティナは通称名。

少し寝たので曖昧ですが
彼女を襲った男が、彼女がトランスジェンダーだと気付き嫌がらせをしてくる、、
とい
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潜水艦クルスクの生存者たち(2018年製作の映画)

3.6

完全にノーマークでした。
フォロイーさんのお陰で鑑賞

2000年に実際に
ロシアで起きた潜水艦事故がベース。
ウクライナ進攻や
遊覧船の事故を想起させるので、
このタイミングでの鑑賞はやや辛かった。
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メイド・イン・バングラデシュ(2019年製作の映画)

3.6

何年か前に
中国の縫製工場のドキュメンタリーを観たのだけど
グローバルな構図は同じだね。
ファストファッションの台頭で
安価な服の大量消費のため
低賃金で使われる女達
そこに
国の諸事情が連なり…
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親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

3.7

ある程度は覚悟していたけれど、
現在の状況がスライドして辛かった。
60年近く前の事が繰り返されるのか?
ソビエトは何も変わらなかったのか?

『光州5・18』を思い出した。
閉鎖、情報断絶、何もなか
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マリー・ミー(2022年製作の映画)

3.8

鑑賞後にチラシから
『ノッティングヒルの恋人』チーム云々を知った。
道理で泣かされた訳だ。

最初は観る気無かった。
チラシの絵面が濃すぎて
これを薄めてくれたのが
オーエンの存在。
彼だから納得でき
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パリ13区(2021年製作の映画)

3.3

え?
これ18Rだったっけ?😰

何とも解釈のし難い映画だった。
…結局は
S○X の相性の好い人がイイって事?
古い?日本人の私は
エミリーのように
ワンナイトスタンドは出来ないし、
ふらふら、次々
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.9

思っていたよりずっとずっと良かった。
伯父と甥と言うより
子どもと大人
自分と他人、家族の話だった
劇中で紹介される本を読みたいと思った。
甥っ子の語りや行動は
あの位の子どもでは、あるある話で
(い
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チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(2022年製作の映画)

3.6

アニメだと思ってました、汗
Twitterのフォロイーさんの感想が良かったので鑑賞

全く毒の無い優しい恋愛映画でした。
相手が本当はどう思ってるのか?等
恋をしたら、何れもが思うような悩みが
素直に
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誰かの花(2021年製作の映画)

3.7

正直
見終わった後の気持ちは複雑だけれど
難しい問題を巧みな脚本でうまくつくっていたと思う。
是枝監督の『歩いても歩いても』を
ふと思い出した。
被害者、加害者、偶発的な事故、認知の問題…
答はない。
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テレビで会えない芸人(2021年製作の映画)

3.8

面白かった!
思ったほど毒はなかったけど
アンコール上映のおかげで
「映画で会え」ました😊
永六輔さんや談志のエピソードもよいけれど
奥さん、最高!(笑)
こんな奥さま
(いや、この呼称は合わないが便
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.5

孵化と…○○
久々のサスペンススリラー
何が怖いって
お母様!!
冒頭から
それは無いでしょ!と。
これだけか、と思ったら
ずーーっと、そうでした。
彼女にとって家族は自分のアクセサリー
主人公は抑圧
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ふたつの部屋、ふたりの暮らし(2019年製作の映画)

3.7

愛の国フランスで、同性愛がこんなにも理解されてないとは、思ってもいなかった。
老人でレズビアンと自虐的に言うニナ
カミングアウト出来ないマドレーヌ
父との関係があったから、
子ども達にとっては、より複
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ニワトリ☆フェニックス(2022年製作の映画)

3.7

成田凌くんが出てることだけ認識して鑑賞。
不思議な映画だった。
山本政志や風間詩織の雰囲気を持ちながら
自主映画っぽさを感じる。
の割には
凄い豪華な配役!
え?え?監督だれ?
エンディングロールのラ
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

3.9

再上映のおかげで鑑賞でき、最高!
とても楽しめました。
知ってる曲は2.3曲
でもどの曲もみんな素晴らしくて
間に入るインタビューも
各々個性的で、
まさに「魂の熱」
を感じました。
こういうコンサー
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