Ryokoさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

Ryoko

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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.8

前回のほうがエキサイティングだったけど、アクションシーンは間違いなくパワーアップしている!ローマ、ニューヨークの地下鉄、美術館と銃撃戦の舞台設定が見事だった。銃撃と格闘技を合わせたキアヌの殺陣に、風景>>続きを読む

グッド・バッド・ウィアード(2008年製作の映画)

4.2

面白かった!キム・ジウン監督の見せる銃撃戦は、韓国映画のなかでも随一の迫力だと思う。
キレキレのアクションと銃撃戦満載の韓国版ウェスタンムービー。ノンストップで楽しめます。終盤の荒野での大追跡劇はマッ
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クイズ・ショウ(1994年製作の映画)

3.8

1950年代、アメリカの国民的クイズ番組で行われていた不正を描いた実話。
庶民的ではあるが華がないユダヤ人( ジョン・タトゥーロ)、家柄が良く華もある大学教授(レイフ・ファインズ)。2人のクイズチャン
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2階の悪党(2010年製作の映画)

3.0

超高級茶器を探すため、その在処とされる民家の2階に下宿しはじめた自称・小説家の男と家主の女性とのドタバタを描いたコメディ・サスペンス。
ハン・ソッキュが正体を隠してキム・ヘスを落とそうとするのがジタバ
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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

3.3

治安も景気も悪そうな街で悪をやって暮らしてた男が鋼鉄の体を持った怪力ヒーローに生まれ変わる!
タイトルに惹かれて見たが、ストーリーも画も暗め。ヒーローも寡黙で渋目のおじさんで、あまり冴えないかなと思っ
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.5

とても好きな作品だった。アカデミー賞作品というバイアスがかかっているかもしれないけど、とても好き。
ワンシーンごとに残される静かな余韻がくせになりそう。ラストシーンのあの静かな余韻。あの瞬間、心が無音
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トゥルース・オブ・ウォー(2016年製作の映画)

3.0

フォークランド紛争に徴兵されたアルゼンチン青年が主人公。ゴツゴツした岩ばかりの殺風景な島で繰り広げられる紛争に、島の領有権を争って殺し合いをする虚しさを感じさせる。兵士として鍛えられたであろう動きの鋭>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.7

「はじまりのうた」の切なさの方が沁みたな〜とは思うけど、音楽のある映画っていいなと感じさせてくれる。曲調ももちろん良いんだけど歌詞が特に良い。

悩みや不安は常にたくさんあったけど、好きなことにエネル
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イン・ハー・シューズ(2005年製作の映画)

4.0

in her shoes (彼女の立場に立つ)という慣用句が面白くて、タイトルはよく覚えていた。何故か縁がなく見るのは今になったが、清々しい気持ちになれる良い映画だった。
責任感が強くしっかり者の姉。
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

4.2

ジャック・ニコルソンのまん丸のお顔が、去年亡くなったおじいちゃんのまん丸のお顔と重なって見えて堪らなくなった。ストーリーもあたたかく、純粋に泣ける作品だった。
余命宣告を受けた2人の男性が意気投合し、
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公はルークですね。
エンドクレジットでは、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャーの2人の名前がいちばん最初に出てきて、とくに大のスターウォーズファンでもない自分でも込み上げてくるものがありました。
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密偵(2016年製作の映画)

4.0

「甘い人生」で心掴まれたキム・ジウン監督!やっぱりはずさなかった!
「悪魔を見た」はドロップアウトしましたが、他の作品も見てみます!

日本統治下、朝鮮人刑事として過激な義烈団を取り締まるガンホ。認め
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ジャスティス(1979年製作の映画)

4.0

久々に若い頃のアル・パチーノの演技が見たくなり。どんなに圧力をかけられようが良心に従う熱血弁護役。良いですね〜。体からエネルギーを絞り出すように語るパチーノ様が素敵!

そのほか、権力を使ってなんでも
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三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟(1947年製作の映画)

3.8

クリスマス映画。ファンタジーではなく、大人向けの映画です。
1940年代後半のニューヨーク。第二次大戦が終わり、世界の大国として勢いづいてたアメリカ。豊かな生活を謳歌しながら、形あるものだけ信じていれ
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ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

これは泣きますー。
ラスト、この2時間のシーンや台詞を思い出し涙が噴水のように湧き出ました。

主人公が孤児院出身、おじいさん、中年の男女、子どもからなる幽霊メンバー、交通事故というワード等でなん
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COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)

3.3

子ども2人がパトカーを盗み、持主のやばいコップに追い詰められ‥という展開だけど、思ったより3人の接触は少ない。いつ盛り上がるんだろう、と思っていたら、いきなり幕が下りた感じ。子どもたちの行き過ぎたイタ>>続きを読む

クロッシング(2009年製作の映画)

4.2

ブルックリンの犯罪多発地区に勤務する3人の警察官(麻薬捜査官、潜入捜査官、定年間際の無気力な警察官)の苦悩を描く。
いかにも犯罪が多発しそうなスラム街に、小汚いストリートや「プロジェクト」と言われる低
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.4

アガサ・クリスティの傑作ミステリーの映画化。シドニー・ルメット版は鑑賞済みのため、豪華キャストの演技、そして、ポアロと事件関係者たちとの言葉のやり取りを特に楽しみにしていたのだが、可もなく不可もなくの>>続きを読む

ナインスゲート(1999年製作の映画)

3.4

悪魔を召喚する方法が書かれているとされる謎の古書をめぐり、ジョニー・デップ演じる主人公が奇怪な事件に巻き込まれていく話。デップ氏は、お金しか信用しない、ちょっと偏屈な古書探偵?のような役。
悪魔の祈祷
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ニック・オブ・タイム(1995年製作の映画)

4.0

今や珍しくなったノーメイク、一般人役のジョニー・デップが見られます。まだスターオーラがない無色透明な時代。しかしどこからどう見てもカッコイイ。
娘を人質に取られ、政治家の暗殺を命じられるという巻き込ま
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人生スイッチ(2014年製作の映画)

4.2

理性のタガが外れてしまった人たちが転落していく様を見せる全6作のオムニバス。ハズレなし!日常が些細なきっかけで非日常に変わる。全作に渡って大小はあれど衝撃的な展開が待っています。
世の中カチンとくるこ
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ペイチェック 消された記憶(2003年製作の映画)

2.0

ベン・アフレックの痛そうな顔くらいしか印象にない、何度見てもボーっとしてしまい集中してみる気力が起きない作品。
作り手がB級作品に振り切れずにA級を狙ったからか、滑りに滑り全てにおいて「安さ」が悪目立
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7BOX [セブンボックス](2012年製作の映画)

3.2

初パラグアイ映画。あまり映画はたくさん作られていない国のようです。
どうしても携帯電話が欲しい少年が、お金目当てに何が入っているかわからない謎の箱を7つ運ぶという仕事を引き受けるが、箱に関わる怪しい人
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ノー・エスケープ 自由への国境(2015年製作の映画)

4.0

アメリカ・メキシコの国境付近の砂漠にて、不法移民を銃で殺戮する謎のガンマン(利口な犬付き)。手に汗握ったー。怖かったー。追う、追われるだけだけど、なかなかスリリングで面白かった。不法移民とアメリカ南部>>続きを読む

マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

3.4

主人公たちの行動が奇想天外でこちらの頭も柔らかくなりそう。
ニューヨークを舞台にした映画は、街並み見るだけで、気分が上がる。ブルックリンのプロスペクトパークぽいのも映ったかな。同僚との関係も、友人関係
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.7

元夫が書いたサスペンス小説(主人公の脳内で元夫主演で映像化)、主人公のいる現在進行形の世界、元夫との馴れ初めから別れ、3つのラインで描かれる。
鑑賞後に感じたのは、男であれ女であれ、人間の根幹部分はそ
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男と女(2016年製作の映画)

4.0

フィンランドで偶然に出会った家庭ある2人の男女。衝動的に関係を持ち、想いは募るが背負うものに悩まされ、、という王道の不倫ストーリーながら、コン・ユ、チョン・ドヨンという贅沢な2人の共演に終始胸がドキド>>続きを読む

湿地(2006年製作の映画)

3.3

アイスランドの陰鬱サスペンス。30年以上前の事件の犯人と思われる男が殺され、捜査するうちに事件の裏に隠された悲しい負の連鎖が明らかになっていく。ドラゴンタトゥーや特捜部Qよりもさらに暗く色彩は終始グレ>>続きを読む

アンフェア the end(2015年製作の映画)

3.2

連続ドラマから続く「アンフェア」の完結編。前作で裏切り者と判明した人物たちの背景も明らかになり、警察内部で暗躍する悪者たちとの戦いもついに決着。いつもいつも疑心暗鬼にさせてくれる。映画としてはまだまだ>>続きを読む

潜入者(2015年製作の映画)

4.0

1980年代、アメリカ政府による麻薬カルテル壊滅作戦の最中。マネーロンダリングを行う富豪と称してカルテルに接近する捜査官を描いた実話。
渋くていいです。人物設定の分かりにくさはあるけれど、硬派でエグさ
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ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)

3.8

東風が強く吹くというスペイン・ラマンチャ。主人公の両親が亡くなった火事、ある女性の失踪、幽霊が出るという噂、そして主人公の娘による突発的な犯行と冒頭から不穏な香りがして引き込まれる。
サスペンス色もあ
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

インターステラーを見たときのように、新しい思考の境地に到達したような稲妻感を期待していたけれど、初見ではそこまで衝撃はなかった。
時間という概念が無い言語、それを操る地球外生命体(アボッド、コステロっ
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人生タクシー(2015年製作の映画)

3.5

タクシーの中は社会の縮図。タクシー映画て地味だけど面白い。
反体制的な作風のため20年間映画製作を禁止されたイラン人監督がテヘランでタクシー運転手に扮し、車載カメラで乗客たちを撮影したという異色作。情
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしかった。喜びの涙と悲しみの涙が半々くらい。
家族と再会できたことには感動したけれど、主人公の兄のことを思うと、胸が苦しい。弟を置いてその場を離れてしまったという後悔できっと汗だくで泣きながら必
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ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(2016年製作の映画)

3.3

ケネディ大統領暗殺直後のジャッキーの心情を描いているが、これといって掴み所がなく、結局何を描きたかったのか、よくわからなかった。ナタリー・ポートマンは美しく、ジャッキー本人の所作動作を細かく研究したの>>続きを読む

スリー・キングス(1999年製作の映画)

3.7

デビット・O・ラッセル監督の社会派作品。なかなかの快作。湾岸戦争直後のイラクを舞台に、金塊探しを始めた米兵たちが抑圧されたイラク市民の実態を知ることになる。序盤は金塊に目をギラつかせるも、芽生えた正義>>続きを読む