Ryokoさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

Ryoko

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善惡の刃(2016年製作の映画)

4.0

お金に困った弁護士が10年前の殺人事件に注目、冤罪の可能性を感じ再審に持ち込み再起を図ろうとする話。
よくあるストーリーながら、主人公と依頼人の関係が深まっていくのが心地よく普通に感動してしまった。こ
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夜に生きる(2015年製作の映画)

3.5

因果応報、盛者必衰、そして人種や出自で人を括るアメリカ社会の排他性、キリスト教精神など興味深いテーマも織り込まれていて、小説はきっともっと面白いんだろうなと思う。

監督・脚本・主演ベン・アフレック。
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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

4.2

山奥のホテルで起こった密室殺人事件。被害者の愛人であり事件への関与を疑われた若手実業家ドリアは敏腕女性弁護士を雇う。
これまた秀逸なミステリー。スペイン映画ですが、ジットリ、陰鬱な空気が漂う。
犯人は
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.4

ラッセル・クロウとライアン・ゴスリングが手を組み、事件に巻き込まれた少女を探すことに!スター同士の2ショットに心踊る。随所に笑いが散りばめられていて楽しいんだけど、ストーリーにいまいち惹かれなかったか>>続きを読む

THE NET 網に囚われた男(2016年製作の映画)

3.7

漁船の故障により韓国に流れ着いてしまった北朝鮮の漁師。北と南双方からスパイの疑いをかけられることになる。
キム・ギドク作品はそこまでたくさん見たわけではないけれど、彼にしては描き方がストレート過ぎるよ
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見事に騙されたー。フランクは何と無く怪しいなと思っていたけど、娘や精神科の先生までなんてまったく想定外。でも騙されて嬉しい。娘役も14歳の女の子にしか見えなかった。
家族愛に心動かされていると騙される
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.5

イギリスの社会福祉制度への痛烈な批判。
こういう身につまされる映画がいちばんへこむ。自分が、自分の家族が、友達が、いつかはダニエルのようになるかもしれない。数十年汗水垂らして働いて、税金を納め、妻を献
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ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.8

3Dで見たかったな。ゴーストバスターズと言えど前作とは繋がりはなく新しいストーリー。21世紀の映像のテクノロジーを駆使して暴れまくるゴーストたちにテンションが上がる!ゴミ食べちゃう緑色のお化け、マシュ>>続きを読む

ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択(2016年製作の映画)

3.5

地味な映画だけど嫌いじゃない。3つのストーリーに4人の女性。雪の降るモンタナが寂しげで味わい深い。噛み合いそうで噛み合わない、交わりそうで交わらない、どこか気まずさを伴う人と人とふれあい。何年も経った>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.2

音で体感させる戦争映画だと感じた。ダンケルクの海岸に打ち寄せる波の音、風の音、戦闘機のエンジン音、プロペラの音、銃声、水中に消えていく悲鳴、そしてバックに流れる音楽が時計のチクタク音にも聞こえる。いろ>>続きを読む

サラエヴォの銃声(2016年製作の映画)

3.7

サラエボの老舗ホテルが舞台。広く明るく趣を感じるロビーとは対照的に、湿っぽく照明が最小限に抑えられた暗い従業員スペースが印象的。
ストを巡り対立する従業員と経営陣、この地で長年続いてきた民族間の紛争に
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家なき子(1994年製作の映画)

3.0

小学生時代、衝撃的だったドラマ「家なき子」の映画版。ドラマは凄く面白かった。
映画は、とにかく齊藤陽介の特殊メイクが怖かった。当時は過激なシーンが多く問題になったようだけど、大きくなったらカネゴンにな
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学校の怪談2(1996年製作の映画)

2.8

4:44て学校で流行った。お化けがキャラクター化してきたせいか1より怖くなかった。きたろうの人面犬にちょっと安心する。ホッコリする話もあり。怪談話=学校て日本ならではかも。

学校の怪談(1995年製作の映画)

3.0

子供のとき夏の風物詩的な存在だったこのシリーズ。夏休みに友達と見に行きました。花子さんにメリーさんにテケテケに口裂け女に、オールスター大感謝祭状態。
当時はすごーく怖かった!野村宏伸懐かしい。

K-19(2002年製作の映画)

3.0

はるか昔に。監督がキャスリン・ビグローだったなんて当時は知らず。放射能漏れ事故、メルトダウン、今だからより恐ろしく感じるストーリー。もう一度見てみようかな。

IT/イット(1990年製作の映画)

2.5

はるか昔に。その顔で排水口からいきなり覗くのやめてください。

四十七人の刺客(1994年製作の映画)

3.5

はるか昔に。「忠臣蔵」は忠義、義理、孝行、信念等、日本人が大事にしてきた「心」が詰まっています。ストーリーは分かっていても楽しめます。
討ち入り直前、「今宵、吉良を殺す!」って気合い入れする健さん(大
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.4

ゾンビ映画って怖いから敬遠していたんだけど、コン・ユとドンソクに呼ばれたから見に行ってきた。
最近見たパニック映画の中でも、トップクラスによかった。息をするのを忘れそうなくらいドキドキしたけれど、出血
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SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁(2016年製作の映画)

3.7

19世紀後半に舞台を移したことで、ドラマ版では味わえない時代感と、原作で用いられているだろう台詞群を楽しむことができる。原作へのオマージュ的な意味合いで作られたのかな?(よし、原作ももっと読もう!)シ>>続きを読む

(1954年製作の映画)

4.5

口減らしのため、大道芸人ザンパノに安価で売られた主人公ジェルソミーナ。

こんな石ころだって何かの役に立ってる、あんな酷いことするあの人だけど、きっとわたしは役に立ってる。。

ザンパノ、なぜわたしと
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.1

フィルマークスで頗る評価が高く気になってお一人様で観賞。
傑作とまではいかなかったけど、頭空っぽにして楽しめたので満足。
主人公のiPodから流れる音楽が映画を彩るのがユニークで、まったく新しいミュー
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アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

4.0

テロリストが集まるナイロビのとある民家に向けて、ミサイルの発射ボタンを押すか否かについて交わされる議論。現場、空の目(ドローン)、軍の地下施設、ドローンのオペレーション施設、会議室をデジタル技術で結ん>>続きを読む

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

4.0

デンゼル・ワシントンの佇まいに少しだけ志村喬を感じました。渋くて知的でカリスマ性のあるリーダー!この役はハリウッド俳優のなかでデンゼル・ワシントンが一番適役だったのではないかと思うくらい良かった。かっ>>続きを読む

国選弁護人ユン・ジンウォン(2015年製作の映画)

3.4

国家権力vs弱者という、韓国映画でよくある構図。派手な騙し合いや大どんでん返しもなし。硬派な法廷劇でちょっと盛り上がりに欠ける。自分はユ・へジンがいなかったら集中力切れてたかも。見どころは、後ろ盾のな>>続きを読む

造られた殺人(2015年製作の映画)

3.2

失職の危機に陥ったテレビニュースの記者が、未解決連続殺人の犯人を伝える情報提供を受けたことで再起をかける韓国サスペンス。ダメダメ警察にスポンサー第一主義のマスコミ、サイコキラーに未解決事件、大ピンチの>>続きを読む

ひと夏のファンタジア(2014年製作の映画)

4.2

ビフォアシリーズ好きな人ならきっと好きになると思う。
韓国人監督の作品ですが、奈良出身の河瀬直美監督がプロデュースしてるとのこと。
五條市の魅力がたっぷり描かれてる。細部まで演出が行き届いており、出演
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ストーンウォール(2015年製作の映画)

4.0

1969年、ゲイ解放運動の先駆けとなった「ストーンウォール事件」を描いた作品。
こんな事件があったことを初めて知った。ついでにローランド・エメリッヒ監督もゲイってことも。
LGBTと貧困の問題について
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この町に生きて(2014年製作の映画)

4.0

1970年代後半、アメリカの小さな街で暮らす独身女性アヴェが、母親の死を機に自身の生き方を見つめ直す話。
これが結構な掘り出し物。結末は賛否分かれるかもしれないけど、人の優しさを感じ心温まる良いお話だ
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.0

チャヌク作品はその独特な過激さで胃もたれするので、劇場で見る勇気が出ず、自宅でこっそり鑑賞。この方の作品は1人で見るに限ります!
噂どおり、いちいち変態過ぎて笑っちゃう。チョ・ジヌンとかさー、もうお馬
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リベンジ・マッチ(2013年製作の映画)

4.0

これは楽しめるー!「ロッキー」は未見だけど、「レイジングブル」ネタは何となくわかったような。あのガウンとかもそう? 実直、生真面目なスタローンと女好きな遊び人デニーロ。年老いた2人のボクサーの因縁の戦>>続きを読む

活きる(1994年製作の映画)

4.5

賭博癖のため破産した主人公が、貧しくも家族と共に激動の時代を生き抜こうとする姿を描いた作品。自由ではなくとも、家族がおり、喜怒哀楽に溢れた人生を送れることの尊さを感じる素晴らしい映画だった。
1940
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ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.8

アルコール依存症である主人公が毎朝車窓から覗くある夫婦。ある朝、その妻の不倫現場を目撃してしまうというサスペンス。
隣の芝生は青く見えてしまうんだよな。みんなそれぞれ抱えているんだけどね。ただ、自分の
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それでも、やっぱりパパが好き!(2014年製作の映画)

3.8

躁鬱病を患っている父親(マーク・ラファロ)と生活を支える妻(ゾーイ・サルダナ)、彼らの2人の娘たちの数年間を描いた実話。監督の両親がモデルになっているそう。
マーク・ラファロはなんでも染まるな。ハイテ
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ペイ・フォワード 可能の王国(2000年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

善意を3人に渡すという少年の行動が、街を越えて州を越えて、社会を動かすムーブメントになる。
"Think of our idea for change our world and put it int
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誰のせいでもない(2015年製作の映画)

3.3

サスペンスの香りがしたけど、全く違った。映画冒頭の事故は、果たして誰のせいでもなかったのか疑問。事故についても関係者についても深掘りが十分でないからか、サラサラとストーリが流れてしまっている印象。事故>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.3

アウシュビッツ収容所の生存者だった老人が、生き延びたナチスの兵士に復讐をするため旅に出る話。主人公は妻を亡くしたばかり、そして認知症。
とにかく衝撃的な展開が待ってるサスペンスで、前知識は最小限での鑑
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