ryoshagadelicさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.7

ルーニーマーラの虜になる。

そればっかりという気もするけど、デビッドフィンチャーらしく、凶暴さや残忍さ、あとオリジナルでどうなっているかわからないけど、心を開かない少女の心を時間をかけて開いた挙句に
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宇宙人ポール(2011年製作の映画)

3.6

SF映画ファンをうならせる、クスクス笑いの塊。

ポールのキャラ設定も、サイモンペッグとニックフロストのキャラ設定も、まさにサブカル!という感じ。

映画館でも、客によって笑いどころが違うというコネタ
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メランコリア(2011年製作の映画)

3.2

ラースフォントリアーの新作と思って楽しみに映画館へ。

結果、うーん。

前半の、キルスティンダンストの鬱パートと、後半のメランコリアが迫ってくるにあたってリラックスしていくパート。

素晴らしかった
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ムカデ人間(2009年製作の映画)

3.0

ひどい。悪趣味。

人間を3体つなげて、肛門-口がつながっているから、摂食と排泄は一連でできるという気持ち悪さ。

ムカデ人間を作りたいというハイター博士の気持ち悪さがもっと強くてもよかった。
冒頭の
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

-

一見して、なかなかに咀嚼しづらい映画だと思った。50年代アメリカ、新興宗教教祖の男と出会う、元海軍の酔っ払いで人生の目的を失った男。二人がお互いにお互いを必要としながら近づき、離れる。

酔っ払いフレ
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ヒア アフター(2010年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

津波にあって臨死体験をしたことにより、その体験にとらわれ仕事を失うニュースキャスターと、昔の霊能力者としての仕事が嫌でやめ、現在の仕事をリストラされてしまう霊能力者と、双子の兄を亡くし、謝りたがってい>>続きを読む

SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者(2012年製作の映画)

3.8

マイティーが主人公。
マイティーの歩む道が暗くて、とてもバイオレンス。
sho-gunの二人が出てくるところで癒し。
栃木の謎フェスオーディションで一緒になる征夷大将軍という変なラッパーグループとのコ
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

-

零戦の設計者 堀越二郎と、小説「風立ちぬ」作者 堀辰雄を合わせたキャラクター、二郎が主人公。

戦争反対でも、賛成でもなく、自分の夢にひたむきに進む人間が描かれた作品。これに、菜穂子との恋が切なく描か
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クロニクル(2012年製作の映画)

-

高校生がひょんなことから超能力を持ってしまう話。

文化系男子が、アメリカの高校生活に馴染めていない抑圧された状況から、力を手に入れて暴走。

アキラの実写版。

揺れや構図くらいでしか素人カメラであ
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108~海馬五郎の復讐と冒険~(2019年製作の映画)

3.8

松尾スズキファンとして、監督脚本原作主演作を観ないわけにはいけない。

クライマックスの最狂のヌルヌルシーンは悲劇と喜劇がないまぜになって最後には爆笑する日本映画史上に残る名シーン。

表現することが
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ジョーダン・ピールは裏切らない。

不気味成分は少なくなりつつも、チンパンジーのシーンなんかはジョーダン・ピールやってんな!という仕上がり。

本作はあれが近づいてくるときの音が不快で秀逸。

UFO
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アス(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

不気味!不穏!のオンパレードで大好物。
ジョーダン・ピール作品としてはゲットアウトやNOPEのが面白かったけど、不気味さでいえば一番好き。
家族が4人家の前に立ってるビジュアルなんてゾクゾクしかしない
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オールド(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

設定がとにかく面白くて、この設定でシャマランが映画撮ったら勝ちという感じ。

単純に凄まじいスピードで年齢を重ねていく様子を見ることが面白く、喧嘩の理由って深刻なものでも忘れちゃうんだよとか、若さにこ
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葛城事件(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

厭な気持ちになる、軽い気持ちで観ると後悔する人もいるような作品。
個人的にはとても心に残る名作。

三浦友和をはじめキャストの演技がよくて、全員壮絶に壊れている(いく)。

三浦友和演じる葛城清の会話
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犬猿(2017年製作の映画)

3.7

実は自分はひとりっ子であることを寂しいと思ってたのかな?と思わされるほど、兄弟姉妹の面倒くささが愛おしかった。

あと、なんといってもニッチェの江上敬子。シリアスもコミカルもグッときて、映画たくさん出
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デトロイト(2017年製作の映画)

3.8

ウィルポールターをうっかり嫌いになった。(その後ミッドサマーでも嫌いになった。役の話ですが。意地悪顔。)

弾圧してる側がされてる側を恐れていじめるのは古今東西。

ウイグル人と漢民族が仲良く勉強して
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バトルシップ(2012年製作の映画)

3.4

一人でツッコミながらゲラゲラ笑いながら、さわやかな感動に包まれる映画だった。
ツッコミ文化のないアメリカではそりゃあウケないわ。
宇宙人のグルグル周るウェポンたまらん。

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.1

最高。天才的な大爆笑コメディ映画ハングオーバーのトッドフィリップスが監督ということが一番の驚き。
でも、世界があらゆることに敏感になって誰かを笑わせようとすれば誰かが怒る時代に、コメディの本質である破
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すくってごらん(2021年製作の映画)

3.6

モノノフとしては我らがリーダー百田夏菜子の主演作を観ない選択肢はない。

リアリティを徹底排除したミュージカルファンタジーでキャラクター以外の全モブが顔を隠してたり、セリフが韻を踏んでたり、1シーンが
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ケンとカズ(2015年製作の映画)

3.8

登場人物の顔と演技がみんな味わい深くて、セリフ少ないのにしっかりと描く巧みな演出ともあいまって、迫力のある映画だった。

人生の岐路という意味では、自分は全然違う環境で同じ岐路は味わってて、その普遍的
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

戦争映画ってプライベートライアン以降(?)、最新になればなるほど「あの中に自分がいたら必ず死ぬ」感が増していくようだけど、きわめつけ。自分は何度も死んだ。

第二次世界大戦で、なぜドイツ軍がダンケルク
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.5

松尾スズキファンとして鑑賞。

ディアンジェロのライブ行くのオシャレよねとか、自分見えなくなると男子はライン送りまくるよねとか、オタク女子そんな喋り方たまにあるよねとか、大根仁とか三木聡とかのリアルな
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.4

原作を底上げしながら映画としても完成しまくりの傑作。
SFは主題じゃなく手段。
言語を奪って知的活動を制限するという様態が描かれるジョージ・オーウェル「1984」の逆を行く、言語の獲得が根本的に経験を
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ももいろクローバーZ アイドルの向こう側(2022年製作の映画)

-

東京遠征のついでにバルト9で鑑賞。

モノノフなのでレビューは5点満点で100とかになるので採点無し。

ドキッとするような発言もありながら、それぞれの表現でももクロであることの覚悟や矜持が語られて、
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無限の住人(2017年製作の映画)

2.5

沙村広明の漫画大好きマンとして、その代表作の映画化となると見ざるを得なかった。

仕方ないけど原作の過剰なキャラたちの過剰さがもっと欲しかったし、天津や吐や阿葉山あたりはもっと強い、対峙すると全身の皮
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凪待ち(2019年製作の映画)

4.0

言われてるように香取慎吾が素晴らしくて、ギルバートグレイプ期のイケメンディカプリオがいつの間にかレヴェナントみたいな表情するようになっていたように、未成年期の慎吾ちゃんが凪待ちみたいな表情するようにな>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

不気味好きとしてはA24であんな予告編で映画不毛の地高知で上映するなら見に行かざるを得ない。
エクス・マキナのアレックスガーランド作というのも期待値。(ビーチやテセラクトの原作者って知らなかった)
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.7

気分で2回目鑑賞。
後半、ゾッとする瞬間や不気味なシーンが数多くあって、ホラー映画に不気味を求めている自分としてはミッドサマーもそうだけど、アリアスターには全幅の信頼を感じていて満足。

ゴア部分より
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.7

エドガー・ライトのオシャレさはそのままにしつつ、軽快さを引き算しつつ、ホラー?サスペンス?の新境地で楽しめた。

主演の二人がお見事で、美しい。
次代設定やストーリーのギミックもあいまってドラッギーな
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.9

巨大で全貌の理解が難しい第二次世界大戦について知るために、関連の映画をある程度集中的に観ている中で鑑賞。
英仏がえげつなく勝手にチェコをドイツに差し出したミュンヘン協定のもと、祖国を奪還しようとするた
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.8

FBIやメディアといった権力の怖さを感じるよりも、リチャードったら!と歯噛みする場面が多かった。
実話ということを忘れてはいけなくて、イーストウッドはたぶんアメリカが大好きだからこそ、アメリカの影を通
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テリファー(2016年製作の映画)

3.2

テリファー2が話題になってたから好奇心だけで鑑賞。
ピエロに何の背景も与えてなくて、だたひたすらゴア描写が続く潔い作品。

友人と酒のんで笑いながら見るのが唯一正しい鑑賞方法で、産まれたての赤ん坊を寝
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.0

劇場以来2回目鑑賞。
上映時の感想も同じだったけど、エンタメ作品としてめっちゃ面白いと思う。
ガイ・リッチーのロックストック…の頃のあの面白さが経験値により増し増しになっている感じ。

筋はもちろんの
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.0

A24だしウィレム・デフォーだし、というだけで鑑賞。
育休中に産まれたての乳児を深夜の暗い部屋で寝かしつけながら何度かに分けて視聴したことが視聴体験に大きく影響したと思う。
画面暗すぎかつ分かりづらい
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

シン・ゴジラかと思った。
個人的にゴジラと比べて「ウルトラマン」というコンテンツのインプットがほとんどないため、比較せず純粋に鑑賞した。
シン・ゴジラでもあった、クリーチャーの無機質に気持ち悪い感じは
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.5

ロバート・エガースの「ウィッチ」がアマプラに来てないかなと探してて出会い視聴。
魔女っぷりが派手ではないのがよかった。
主人公の、平凡な韓国の田舎の女子高生と、魔女になったときの表情の違いがゾクゾク感
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