りょうたさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

Skinamarink(原題)(2022年製作の映画)

4.0

ひたすら不安を煽るようなざらついた映像、無機質な効果音。家の中で何が起きているのか何もわからないという怖さ。それでも不穏な何かは確実に蠢いているというか。勝手にテレビがついたり消えたり、突然物が動いた>>続きを読む

チェイサー(2008年製作の映画)

4.0

デリヘル嬢が連続して失踪。元刑事の経営者が犯人を見つけ出し、警察署で12人殺したという自供も得るが、証拠がなくやがて犯人は釈放されてしまう。
ハッピーエンドを期待したけど、やはりそこは韓国映画。事件は
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.2

職場のアルバイトの女子大生に勧められて見た。10年以上もお互いに気持ちを伝えられない男女の話。ストーリーだけだとすごい純愛映画みたいだけど、やることやってんなぁお互い。現実だったらすれ違ったまま終わっ>>続きを読む

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.9

事故によりバレリーナの道を断念したドミニカは、叔父の策略でロシアのスパイへと仕立て上げられていく。
ジェニファー・ローレンスがとにかくきれいでかっこいいしスタイルもいい。拷問してる時の顔なんてゾクゾク
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ブラッドヘル(1976年製作の映画)

3.1

幻覚に悩まされる小説家のマーティンの元にタイピストてしてやって来たリンダ。初対面のはずだったが、実は2人の間には因縁の過去があった。
ウド・キア主演でちょっとテンション上がったけど、物語は全然面白くな
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料理長(シェフ)殿、ご用心(1978年製作の映画)

3.7

美食家で料理批評家のマックスが選出した4大シェフが次々に自分の得意料理の調理法で殺されていく。選から漏れて逆恨みするシェフや、元妻をシェフに寝取られた元夫とか怪しげな人物はいるが犯人は大体読めてくる。>>続きを読む

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.5

人種差別×タイムループという珍しいジャンル。白人警官による黒人差別という擦られすぎた題材への新たなアプローチだけど、伝えたいことがよくわからない。黒人だから結局殺されるってこと?極論でしょ。それより最>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.0

幼い頃の車の事故で頭にチタンプレートを埋め込まれたアレクシア。成長すると車に異常な執着を持ち、やがて車とセックスをして身籠ってしまう。
書いてるだけで頭おかしくなりそうな異様な世界観。こんな自由な発想
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ヒッチハイク(1976年製作の映画)

3.8

強盗殺人犯のヒッチハイカーを乗せてしまった夫婦の悲劇。こういう不条理で暴力的で美女が脱ぐ映画はやっぱり楽しい。ジャケットに興味をそそられすぎてそのシーンをずっと待ってた。デヴィッド・ヘスはやばいやつ演>>続きを読む

恐怖のレストラン(1973年製作の映画)

2.5

田舎のカフェに立ち寄った夫婦。妻がトイレに行き、戻ると夫がいない。トイレにも車にも姿がなく、無愛想な店員に聞いても知らないの一点張り。電話で地元の保安官に助けを求めていると、乗ってきた車を誰かが運転し>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

4.1

登山中の転落死亡事故を捜査する刑事。残された妻の言動を不審に思い疑いを持つが、刑事と被疑者として会ううちに2人は惹かれ合うようになっていく。微妙な距離感、会話の妙、もどかしい感じ。ラスト、コーションで>>続きを読む

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.7

人喰いの若い男女が出会い惹かれ合い、時に反発しながらもお互いを必要としかけがえのない存在になっていく。グロいシーンもあるにはあるが、それでも美しいと感じてしまうのはルカ・グァダニーノ監督とティモシー・>>続きを読む

キッスで殺せ!(1955年製作の映画)

4.0

夜のハイウェイでトレンチコートを着た女を拾った私立探偵のマイク・ハマー。だが謎の男たちに襲われて意識を失い女は殺されてしまう。回復したハマーは女の身辺を探り大きな陰謀に迫っていく。
骨太なハードボイル
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.8

世界一かっこいいハゲ、ジェイソン・ステイサムが巨大ザメと戦う。前半の海底のシーンは画面揺れるし何やってるかよくわからなかったけど、地上に上がってからは迫力あって、強すぎステイサムが堪能できて面白かった>>続きを読む

処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ(2014年製作の映画)

4.1

片腕を失いながらもナチスゾンビ達から辛くも逃げ延びたマーティンは、事故を起こし意識を失っている間に手違いでゾンビの司令官ヘルツォークの腕を移植されてしまう。財宝を取り返したナチスゾンビは生前果たせなか>>続きを読む

男と女(1966年製作の映画)

4.0

お互いにパートナーを亡くした男女が出逢い恋に落ちる。女に会いに行く時のシミュレーションや妄想も、うまくいかなかった後の負け惜しみもすごくよくわかる笑。愛の電報を受け取って舞い上がる男と対照的に、抱かれ>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.2

有名シェフのいる孤島のレストラン。来店したのは料理評論家に同業者、落ち目の俳優など。彼らに極上のコース料理が振る舞われるが、次第に雲行きが怪しくなりやがて客たちを恐怖のどん底に陥れるシェフの構想が明ら>>続きを読む

クロールスペース(1986年製作の映画)

4.1

美女ばかりを住まわせ、ダクトを這い回り覗きを繰り返す変態大家ガンサー。屋根裏の檻には舌を切られた女性を監禁している。ナチスの医者だった父親の影響で殺人に快楽を覚えるようになっていた。さらに毎日ロシアン>>続きを読む

夜、鳥たちが啼く(2022年製作の映画)

3.1

勝手な思い込みで彼女の職場乗り込んで店長ぶん殴るとか、人として終わってる男に共感なんてできません。まあしなくていいんだけど。別れた者同士近くにいたらああなるよな…なるのか?松本まりかの艶っぽさはかなり>>続きを読む

バルセロナ、天使のセックス(2012年製作の映画)

3.4

あるカップルの前に現れたバイセクシャルの男性によって始まる三角関係の話。
なんか複雑だなー感情どうなってんだ?まあ最後3人で楽しそうに踊ってたからハッピーエンドなんでしょ。こういう愛の形もあるのかな、
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オペラ座 血の喝采 完全版(1988年製作の映画)

4.2

マクベスの主演女優が事故に遭い、代役に抜擢されたベティ。しかし上演中照明係が殺され、その後もベティの恋人と衣装係が続けてベティの目の前で殺されてしまう。
久しぶりに見たけどやっぱり面白い。殺人シーンで
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.9

ベルリンの壁建設前、冷戦下の東ドイツ。進学校に通うテオとクルトは、西ドイツの映画館に忍び込み、たまたまハンガリーで民衆が自由を求めて蜂起したニュースを目にする。その後民衆蜂起の悲惨な結果を知ったクルト>>続きを読む

インブレッド(2011年製作の映画)

4.0

社会奉仕活動に連れ出された4人の少年犯罪者たち。よそ者を嫌う田舎の村に到着した一行は、村人と揉めて捕まり殺戮ショーの舞台に上げられる。馬に頭を踏み潰され、うんこを飲まされて破裂…グロが気合い入ってて、>>続きを読む

オーソン・ウェルズの フェイク(1975年製作の映画)

3.0

贋作画家エルミア・デ・ホーリーと、ハワード・ヒューズの偽伝記を書いたクリフォード・アーヴィング、この二人について語るのは火星人襲来でアメリカ人を騙したオーソン・ウェルズ。全部ウソ、ニセモノって触れ込み>>続きを読む

顔のない眼(1959年製作の映画)

3.9

交通事故により顔に大きな傷を負ったクリスチアヌ。外科医の父は娘の顔を治そうと若い女性を誘拐して顔を剥ぎ移植手術を行うが、移植した皮膚が腐敗し失敗。父は助手を使い新たなターゲットを探す。
古い映画だけど
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シェフとギャルソン、リストランテの夜(1996年製作の映画)

4.0

イタリア移民の兄弟が営む経営難のイタリアンレストラン。調理担当の兄は腕は確かだが、頑固で妥協できずに度々弟とぶつかっている。ある時ライバル店のオーナーの計らいで有名歌手を招いて盛大なパーティーを開くこ>>続きを読む

ネクロマンティック2(1987年製作の映画)

4.7

一作目は正直暗いなって印象だったけど、続編は素晴らしいラブストーリーでした。あんな美女が死体とまぐわうなんて、それだけで興奮を禁じ得ない。ただ前作のウサギ同様アザラシの解体は正直キツい。それと、映画館>>続きを読む

ネクロマンティック1[完全版](1987年製作の映画)

3.9

死体を愛するカップル。彼氏は死体清掃会社で働き、死体を持ち帰ると3人(?)でセックス。だが仕事をクビになり、見限った彼女は死体と駆け落ち。元々彼氏に対する愛はなかったんだろう。大切なものを同時に失った>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.8

ポルノの撮影に来た若者たちが場所を借りた老夫婦に殺される話。色欲ババアと心臓患いジジイによる悪魔のいけにえ。エロがあって殺人が起きればもう大概は面白い。老夫婦のセックスが一番ホラー。

そして、神はカインに語った(1970年製作の映画)

3.8

無実の罪で投獄されていたゲイリー・ハミルトンが恩赦により釈放され、自分をはめた男たちに復讐する。
わかりやすい復讐劇に、抜群の銃の腕前で全く危なげなく敵を血祭りに上げていくのはなかなか爽快。
それにし
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トイ・ソルジャー(1991年製作の映画)

3.7

学校が突如テロリストに占拠され、いつも教頭に怒られてばかりの問題児たちが力を合わせて立ち向かう。
青春、友情、そしてアクション。面白くないわけがない。起爆装置のスティックをすり替えるとか、いやいや有り
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マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

4.3

保険調査員トレントは出版社の依頼で失踪したホラー作家サター・ケーンの調査に当たる。町ではケーンの新作を手に入れられないファンたちが暴動を起こしていた。ケーンの著書を読み奇怪な夢を見たトレントは、表紙を>>続きを読む

ペーパーハウス/霊少女(1988年製作の映画)

3.4

スケッチブックに描いた家が夢に現れた少女アンナ。絵に住人を書き足すと、夢の中で歩けない少年マークと出会う。やがて現実でも難病と闘うマークという少年がいることを知る。
ジャケットで勝手にホラーだと思い込
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無聲 The Silent Forest(2020年製作の映画)

3.8

聾学校で常態化している性暴力。転校生のチャンは被害に遭っているベイベイを助けようと行動を起こす。チャンの覚悟、反故にされた約束、怒りの鉄拳制裁で一件落着、なんて単純な話じゃなかった。闇が深すぎてしんど>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.0

少年に取り憑いた悪魔とエクソシストの壮絶なバトル。
全く怖くはないし、オカルトっぽいジメジメした感じも皆無なアクションホラーでめっちゃ面白い。歳を取って重厚感を増してきたラッセル・クロウがかなりいい。
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とっととくたばれ(2018年製作の映画)

4.1

彼女から自分をレイプした父親を殺してほしいと頼まれ単身乗り込んだ男。だがこの父親は悪事に手を染めた悪徳警官で警戒心が強く、男は返り討ちにあい監禁されてしまう。過去に共謀して金を奪おうとして裏切られた警>>続きを読む