ゴーディさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

悪魔を見た(2010年製作の映画)

4.0

韓国映画史に名を残すバイオレンス復讐映画。

とてつもない映画を観た。何をしてもどんな道を進んでもお先真っ暗。圧倒的な虚無感。ラストまで絶対忘れられないと思う。

ここまで残虐にできる韓国映画恐るべし
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愚行録(2017年製作の映画)

3.7

人間の無意識な悪意に満ちている映画。

知らず知らずのうちに誰かを傷つけていた愚行の数々がそれぞれの人物の証言から溢れ出してくる。
大学生という子供と大人のモラトリアムな期間だからこその救い難い過ちは
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EXIT(2019年製作の映画)

3.8

単なるパニック映画かと思ったら大間違い。
パニック×コメディという珍しいジャンルの映画。
無職のフリーターがひょんなことから大活躍するありがちなストーリーだけどしっかり面白かった。

ウォッチメン(2009年製作の映画)

3.8

これぞ純ヒーロー映画。

ヒーローは圧倒的な力で正義を確立するけどそんなヒーローを誰が見張るのか。
正義が平和をもたらすわけではないし、ヒーローがいるから平和なわけでもないし、、
平和ってそんな単純な
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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

3.0

豪華キャストが名を連ねるクライムサスペンス映画。

凄い人たちが演じているからそれっぽくなっている印象。
何日もかけて観終わった。
ちょっとよくわからなかったな、、

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.5

2度目の鑑賞。

やはり綾野剛のシャブ堕ちするところは邦画史に名を残す名シーンだと思う。

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.8

「孤狼の血」の2作目。

圧倒的な悪である上林の存在感が凄い。
確かにこれはLEVEL2だと感じた。

ただ日岡の行動が所々理解できない。
ガミさんのポリシーとは少し違うような気がしたけどどうなんだろ
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.0

"生きねば。"

金曜ロードショーで鑑賞。
全くもって万人に受けるような題材ではないことは確かなのにどうしてこうも沢山の人を惹きつけるのか不思議な作品。

正直感想が思い浮かばないくらい意味が深い。純
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少年の君(2019年製作の映画)

4.5

純愛社会派ミステリー超大作の一本。

冒頭から意味深なカットや演出が堪らない。しっかりと計算し尽くされている感じがビシビシと伝わってくる。

キャストが総じて良い。
特にいじめっ子のリーダーである彼女
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

ジェームズ・ガン版のスーサイド・スクワッド。

不快の畳み掛けが最高。
もう最初から不快演出が過ぎている。
"いやさすがにそれはやりすぎじゃ、、"なんて思っていたらまた不快演出が連続するから途中からも
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.2

久しぶりのMARVEL映画!
もう最高だった。
MARVELで一番泣いた。
家族での話が噛み合わない感じが不器用で心地良い。
そして現代の時代の流れをしっかり汲み取っている。そこも良かった。

もののけ姫(1997年製作の映画)

3.8

久しぶりに金曜ロードショー観た。
昔子供の時に観た時とはまた違うことを考えたりした。
さすがに面白い。

クルエラ(2021年製作の映画)

3.9

今更ながら鑑賞。

ありがちなストーリーでも演者としっかりお金のかかった衣装やセットで最後まで飽きずに観れた。

エマ・ストーン美しすぎる。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.3

男であることをやめたくなる映画。

『因果応報』
人を傷付けた人はその分苦悩するべき。
人に傷付けられた人はその分歓喜するべき。
はずなのに、実社会そんなことは稀。
そんな中で主役であるキャシーが文字
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.3

漫画の悪役キャラクターが現実に、映画。

冒頭からタイトル出るまでの一連の流れはしっかり不気味でカッコいい。
外連味溢れる演出も結構好みだった。

ただ"創作物がリアルになったら"という割と繊細なテー
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mellow(2020年製作の映画)

3.6

大好きな今泉力哉監督作品。

日々流れていく日常の中で何かが起きるわけではないけど確かな少しの変化を映し出す感じが今泉監督らしく良かった。

毎回"好き"という不確実な感情にフォーカスする監督だけど、
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.5

半端者の若者達のドラッグ青春映画。
時計じかけのオレンジ的なディティールが多くて好きな人は好きなのかな。

基本感情移入はできずに物語は進む。
途中でいささかどうでもよくなるけれどそこからテンポアップ
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.6

現実の社会構造を食べ物と不思議な建物で描いた作品。

最後まで謎を謎のままにする。
それでも一つの希望のような光を残すところがまさしく’’CUBE"っぽい。
"明らかだ。"

スペイン映画の掴みどころ
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.0

社会のマイノリティを描いた名作。

この物語は誰しもが何かを感じて考える作品だと思う。
それなのに差別や偏見はなくならない。
今ある悲しい現実を確かに投影している。

"ハッピーエンドで"
この一言は
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夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

3.4

試写会で鑑賞。

正直かなり前に観たからうろ覚えなところはあるけど普通に面白かった印象。
夏菜の好演が光ってた。

ただストーリーの先がわかりやすい。そのわかりやすさがこの映画の良さでもあるから人それ
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.8

女性の力強さをとても感じる作品。

生きにくい時代において負のしわ寄せが上から下へ流れる構図がなんとも残酷。
理不尽なことには"怒る"ことが当たり前なはずなのに、、

コロナ禍での生活、無慈悲な交通事
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.6

第一印象とはかなり異なる作品。
でもそこが良い!

冒頭の哀しいシークエンスから唯のジャンル映画ではないと感じた。
ホラー演出もありしっかり怖い。

"声を上げたら殺される"という設定。
意外と社会風
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

怖すぎる映画。

これを観た後は他人の幸せを心から喜べなくなる。表層的な見方を突きつけられる。結婚という逃れられない地獄をまさに可視化する。とんでもなく嫌なラストだった。

デヴィッド・フィンチャー監
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.0

これぞ韓国映画という強烈な作品。

最悪。もうやめてくれよ。
LEONみたいな映画だと思っていたら大間違い。予想とのギャップが凄すぎてちょっと引いた。

もう"アジョシ"って言わないで。

カムバック・トゥ・ハリウッド!!(2020年製作の映画)

3.6

名優達が名を連ねる作品。
凄いメンツなはずなのにどこかB級映画感が拭えない。
正直ツッコミどころ満載。
でもそれがこの映画の良い所だと思う。大物俳優達を起用しているのに高尚ぶらずに下品だったりモラルの
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.0

脚本がバカリズムということで鑑賞。
なんだろう、この世界観についてこれるかこれないかで評価変わるのかな。

個人的にはもっとバカリズム特有の日常的な会話に盛り込むメタ的な発言やどうでもいい妙な小話が観
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映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット(2021年製作の映画)

3.3

シリーズ全作追っているため鑑賞。
いつも通りの賭ケグルイが観れたなって思った。特に何も考えることなく観れる。
最後の対決のハラハラ感良かった!

猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

3.8

人間の業をかなり鋭利に映し出した作品。
想像してた話とは大きく異なっていたけど良い方向に裏切られた感じ。

無意識に他人を自分の都合の良いように扱ってしまうことって確かにある。男女問わずそれが最悪な結
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街の上で(2019年製作の映画)

4.5

"誰も見ることはないけど確かにここに存在してる"

今泉監督の中でも圧倒的に好きな作品。
観る前からかなり期待値を上げていたがそれをはるかに超えてきた!

冒頭のシーンから心を掴まれた。まるで掛け合い
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トレマーズ(1990年製作の映画)

3.6

何も考えずに楽しめる作品。
寝起きで頭がボーッとしている時にはかなりいい映画だった!
でっかい芋虫みたいな化け物の造形もしっかり気持ち悪いしストーリー展開もテンポがよく飽きずに見れた。

でも子どもが
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サッドティー(2013年製作の映画)

3.9

"なんだそのアホ毛は!"
思わずツッコまずにはいられない会話や行動が妙にリアルで面白かった。

恋愛における不安定な感情を嫌というほど見せつけられた。既視感ある場面ばかりでうわーと何回言ったことか、、
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.7

鬼才ナ・ホンジン監督作品、初鑑賞。

結局なんだったんだろう、、。
色々な餌を撒いて食いついた所を裏切ってくる。劇中でもあるように、まさに釣りのような映画だった。
かなり突き放してくるなと思ったから好
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.2

劇場で観たかった作品。
しっかりお金かかっていてド派手な演出は見応えあった。
ただストーリーが難関すぎる。もう難しいというか深入りしちゃいけない感。
150分もとても長くかんじちゃったなぁ。

生きちゃった(2020年製作の映画)

3.7

仲野太賀✖️若葉竜也というだけで良作間違いなし。
内容はかなり重く衝撃的な展開。
辛く、苦しく、悲しく、切なく、、、
人生の一個一個の選択は自分の中で正解にしていくしかないはずなのに、、悔。
感情と言
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.2

実話をもとにした映画。
しかも演者のほとんどが実体験をした素人を扱っている。イーストウッドそこまでやるか、、さすがだなぁ、、と尊敬の念。

「実社会での真のヒーロー」
イーストウッドがインタビューで答
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私たちのハァハァ(2015年製作の映画)

3.5

「くれなずめ」観る前に松居大悟監督の予習として選んだ作品。

好きなものに向かってただひたすらに進む青春ロードムービーだった。
誰もが通ってきた10代の自己矛盾や我儘や偏見が良くも悪くもストレートに感
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