ゴーディさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

アントマン(2015年製作の映画)

3.9

アントマン最新作に向けて予習!
"ならず者だった男がヒーローになる!"
それだけでお腹いっぱいになるくらい楽しいしワクワクする。もうこういうストーリーでいいのよと思ってしまう程分かり易い展開で最高。
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

ジョーダン・ピール監督の最新作。

ジョーダン・ピールといえば「ゲット・アウト」のような社会問題を痛烈に批判しながらエンタメに昇華する監督。本作も"見せ物になるものを我々はどのように消費するのか?"と
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.0

「バビロン」に影響されて鑑賞!
ほんとに今更言うことじゃないけど雨の中ダンスを踊るシーンめちゃくちゃ良い!この映像を観ているだけで感動できる。とてつもないパワーを持つ作品だと改めて再認識できた。
サイ
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

3.5

ギレルモ・デル・トロによるピノッキオ。
デル・トロの造形はやはり斬新。観ていて心地よい造形を製作する監督の志に脱帽ですね。
監督の作家性もしっかり出ていた。立場の低いもの達への優しい目配り。さすが!
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バビロン(2021年製作の映画)

4.5

デイミアン・チャゼル監督待望の最新作!

いやーとんでもない映画でした。冒頭から倫理観狂いまくり。いきなり心掴まれそのまま3時間突き抜けた感じ。前作が「ファースト・マン」だとは到底思えない程の過激シー
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.8

勝手にチャゼル作品振り返り特集第四弾!
これがラスト!

毎回作品の味が全く違う。こんなにも静かで重厚な映画も撮れるとは。大巨匠が晩年に撮る映画みたい。もうなんでも出来ちゃうじゃん。
その中でもやはり
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.3

勝手にチャゼル作品振り返り特集第三弾!

この作品でアカデミー賞監督賞に輝いたチャゼル。「セッション」からここまでミュージカルに振り切った映画を撮れるなんてほんと凄い才能。チャゼル作品に共通する"何か
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セッション(2014年製作の映画)

4.2

勝手にチャゼル作品振り返り特集第二弾!

この作品で世界に名を知らしめたデイミアン・チャゼル。音楽における才能への渇望が行きつく先にある狂気の沙汰をこれでもかと感じ取らせる。ここまで真正面から狂気っぷ
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グランドピアノ 狙われた黒鍵(2013年製作の映画)

3.6

勝手にチャゼル作品振り返り特集第一弾!

デイミアン・チャゼルが脚本を務めた一本。サスペンスと音楽を組み合わせたチャゼルの作家性が出ていてとっても楽しめた。ピアノ弾きながらメールする所は名シーンですね
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羅生門(1950年製作の映画)

4.0

初めての黒澤明監督作品。
やはり一作目は『羅生門』が良いのではと思い鑑賞!
一つの事件を3人の当事者が語る。そこには何も一貫するものがなく、、
こんなにも人間の弱さと醜さと尊さを一本の映画で体験させて
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エレファント(2003年製作の映画)

3.5

実際に起きた銃乱射事件がベースの作品。
凄惨な事件を単なるエンタメ作品に昇華することなく淡々と描く製作側の誠実さにあっぱれ。
長回しシーンやアドリブセリフが多く随所にドキュメンタリー映画っぽさが表れて
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少女は悪魔を待ちわびて(2016年製作の映画)

3.3

日本でも活躍中のシム・ウンギョンが主演!
結論としてはいまいち響かなかったー
設定はめちゃくちゃ面白いのに中途半端感が否めない。特にラストの決着。どうにかこのラストにするために色々と強引に作り込みまし
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.9

ロバート・エガース監督作品。
世界観の構築といい光と影の使い方といいセンスしか感じない。めちゃくちゃベテラン監督なんだろうなと思いきやこれが一作目という狂気っぷり。すごすぎ、、
あとは何と言ってもアニ
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.7

実在のプロスケーターであるトーニャ・ハーディングの半生を描いた作品。
マーゴット・ロビーがまた一歩スターへの階段を登った作品であるならば絶対に観ないとと思い鑑賞。
この映画のためにスケートを猛特訓した
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108~海馬五郎の復讐と冒険~(2019年製作の映画)

3.0

松尾スズキ監督・脚本・主演のおバカ映画
馬鹿馬鹿しすぎてストーリーはあってないようなもの。
ここまでふざける事に振り切った映画を観るのも久しぶり。
いや感想が全く思い浮かびません、、

ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.0

ルパン三世長編映画二作目にして宮崎駿監督作品。

断片的な記憶はあるけどちゃんと観たの初めてかもしれない。
文句なしにめちゃくちゃ面白い!
一作目と比べて明らかに演出と脚本が上手くできすぎている。さす
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ルパン三世 ルパンVS複製人間(1978年製作の映画)

3.5

ルパン三世の長編映画一作目。
何も考えずに観れる娯楽映画かと思っていたら意外と大人向けの作品でびっくり。
普通にSF作品として既視感ある展開になっていく所もとても好感が持てる。
しかも処刑シーンで始ま
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

3.8

ジョン・カーニー監督作品。
素朴で誠実な物語だった。
何か大きな出来事を設けて物語に起伏をもたせる作品ももちろん面白い。それでもこの作品のように現実と地続きである事を感じさせてくれる映画が個人的には大
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.6

モラトリアムにおける生き方への理解の話。
みんな何処か欠けているものがあってそれがいまいち何かわからないまま年齢を重ねていく。結局自分の事は客観視できないし全てを理解しようなんて無駄。
その中でも過去
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.2

1980年に起きた光州事件をベースにした作品。

ソン・ガンホはやっぱり凄い役者だな、、
どの表情を切り取っても実に絵になる。本作でも政治に無関心だった彼が現状を見せつけられ芽生えた正義感に揺れるおむ
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.7

皮肉たっぷりの密室劇を堪能する作品。
時に易しく時に難解な皮肉が満載でなかなか楽しめた。
創作物を評価する事から生まれる創作物。じゃあそれを誰が評価する?っていう映画だった。
アニャはやっぱり最高だっ
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知らない、ふたり(2016年製作の映画)

3.4

今泉力哉監督作品。
今泉監督お得意の閉鎖的な恋愛コミュニティ。まさにワールド全開だった。
すごい好きな監督だけどこれはあまりハマらなかった。
みんな顔が整いすぎて世界観に入り込めない、、残念。

クソすばらしいこの世界(2013年製作の映画)

1.8

キム・コッピ目当てで鑑賞。
ずっとピンとこない。何か違う感。
キム・コッピ以外の役者が見てられない。日本語なのに字幕ほしいレベル。

ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

3.5

青春音楽おバカロードムービー。
ヘヴィメタに全く興味がなかったけど普通に楽しめた。
モラルもセンスもない男達が自分の殻を破る瞬間の爽快感は堪らない。
ただもっと突き抜けて欲しかった、、
スピードカメラ
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.8

ロマン・ポランスキーの出世作品。
変な映画だったなー
終始不穏な雰囲気を醸し出す映像作りはさすがの監督の手腕。
結局信頼できるのは友人だけという教訓を得ました。

海街diary(2015年製作の映画)

3.7

日常の中にある感情の機微を繊細に切り取った是枝監督作品。
「家族」という不確かなものを常に描き続ける是枝監督。数ある作品の中でも最も何も起こらない静的な映画だと思う。
血のつながりだけが家族ではないけ
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デス・レース2000年(1975年製作の映画)

3.0

カルト映画としても知られる一本。
なんかよくわからなかったけど悪政をぶっ壊す所がいかにもアメリカ映画っぽい。
何も考えずに観れるのは良いけどきっと1週間後には何も覚えていないだろう、、、

嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

3.8

邦画の中では間違いなく異質な作品。
とても悲惨で辛い物語を敢えてポップにミュージカル調で仕上げる演出に終始惹きこまれた。
不幸を呼び寄せてしまう人は確かに存在してどんな道に進もうとそこに幸せなんてない
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パニック・ルーム(2002年製作の映画)

4.0

デヴィッド・フィンチャー監督作品。
お家パニックスリラー映画。
文句なしに面白い!
フィンチャー監督の外連味ある見せ場の数々にただただ楽しませてもらいました。
『ファイト・クラブ』の後にこの手の作品を
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屋敷女 ノーカット 完全版(2007年製作の映画)

3.5

残酷極まりないフレンチホラー。
もう最悪です。
生理的に受け付けない描写を嫌というほど見せられる。
勝手に観ておきながらなんちゅうもん見せてくれてんだという謎の憤りが湧いた。
とりあえず気分が悪くなり
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.3

2023年新作映画一本目。
#Me Too運動に火をつけた某大物映画プロデューサーの愚行に迫る女性記者2人の物語。
女性達の苦悩と葛藤に焦点を当て、声を上げる事を当たり前に肯定する。この映画には大きな
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.5

"僕は歩きながら夢を見る"

ジム・ジャームッシュ監督の長編デビュー作。
まさかの卒業制作でこの一本を作っているとは、、さすがカリスマ監督!
もちろん全く映画的ではない映画。派手な展開もなく平坦な物語
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君が君で君だ(2018年製作の映画)

3.7

松居大吾監督作品。
松居監督お得意の同志達のわちゃわちゃシーンが観れてよかった。
やはり友情という概念の映像化が巧み!
池松壮亮という役者の圧倒的な存在感を体感できる。それだけでも観てよかった!

チェイサー(2008年製作の映画)

4.2

ナ・ホンジン監督作品。

「参りました。もう許してください。」と言わんばかりの展開。
どこまで絶望の底に叩きつければ満足してくれるのかと思ってしまうほどの韓国映画特有の胸糞悪い映画。

ずっとストレス
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.9

"味"という不確かなものの危険性に苛まれる映画。
恐い。これは恐い。
正直観る前はカニバリズムやベジタリアンへの皮肉めいた物語かと思っていたが、本質はそれを逆手にとったホラー作品。
こんなに最後までし
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ある用務員(2020年製作の映画)

3.5

阪本裕吾監督作品。
前半と後半でジャンルがガラッと変わる所は『黄龍の村』に通ずる。緩急だったりテンポも良くとても観やすい。

そしてさすがのアクションシーン!
ベイビーわるきゅーれの別バースだと勝手に
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