へいけさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.6

熱かった。キャラクターがいちいち良かったので、ギリギリの綱渡りをしながら一人ずつ消えていくところが切ない。K2も様になっていた。デススター爆破の裏にローグワンがいたのかと思うと感慨深い。救援の飛行機が>>続きを読む

リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

香椎由宇のJKは、ちと無理がある、くらいで高校生のそこはかとない息苦しい感じを楽しめた。近親憎悪。ブルーハーツは包容力ある。やさしい。夜中に部室でこそこそやってるのが微笑ましい。そんちゃんは良キャラや>>続きを読む

謝罪の王様(2013年製作の映画)

3.7

イメージ通りに笑えた。阿部サダヲいい。岡田将生も笑った。前半のテンポで突っ切ってほしかったけど、最後はちょっとダレ気味。エンディングのえぐざえるいらない、、

チャーリー(1992年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

チャップリンの半生。今では神格化されてるけど、女性関係のくだりが長い。昼ドラ。トーキーが増えてきても、頑なに無声映画を貫いたのは格好良かったし、最後に自分の映画観ながら涙するシーンはホロリときた。無声>>続きを読む

ブタがいた教室(2008年製作の映画)

3.8

あんまり期待してなかったが意外と見応えあった。Pチャン、食べるかディベートがなかなか熱く、台本がなく、子供が台詞考えたと知って納得した。実話ベースということで、先生なかなか攻めたな、と思う。今度豚肉を>>続きを読む

テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

3.5

やはり原作を超える映像作品というのは難しく。阿部寛がハマリ役というのはそうなんだけれど、いくら再現度高くても、それ故に初見の原作を超える感動 意外性 っていうのはなかなかなくて。ほーん っていうのが第>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

空港から出られない。思ってたよりも楽しかった。新千歳空港6000人キャンプのときを思い出す、空港の有無を言わせない感じ、無機質さがずーんとくる。次第に空港職員と溶け込んでいく無国籍者にトムハンスクはハ>>続きを読む

ソウォン 願い(2013年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

相当むごいし、実話だと思うとやりきれない幼女強姦。韓国の強姦件数はアジアで1番だとか。女の子が少しずつ回復していく様子、ツンデレの悪ガキ、近づけない話せないお父さんの着ぐるみ作戦には胸の空く思いもする>>続きを読む

凶悪(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

終始胸糞わるくて、後味がわるい。特に家族に見捨てられたおじいちゃんを嬲り殺すシーン。義母の介護、いつ死ぬんだろう、私だけはそんなこと考えないと思ってた。復讐心、死ぬ間際の改宗、死刑回避。犯罪者への報復>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.6

主人公はイングリッシュマン満載だけど、他のキャラのアメリカ感が良かった。特にバーでジャズってる女の人。ハリーポッターネタを散りばめてるのが粋。あとはノンマジのおじさんと妹のカップルいい味出してた。

テンジャン(2009年製作の映画)

3.9

味噌造りと酒造りの人の悲恋。記憶を小出しに辿る感じがいい。テンプレっちゃテンプレだけど、綺麗にまとまっていた。味噌も製法を見ているだけで、とても美味しそう。純度100%ナトリウムはギャグなのか、シリア>>続きを読む

シネマパラダイス★ピョンヤン(2012年製作の映画)

3.3

北朝鮮の映画撮影現場を撮っていくドキュメンタリー。そもそも映画学校なんて北朝鮮にあるのか、というところに驚き。制約は厳しく、将軍様のご指導が細部まで行き届いていることは言わずもがな。国の検閲後の映像 >>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.8

既視感のあるノリだな、とまず思いこれは世にも奇妙な物語 に似た余韻じゃないかと探り当たる。いびつな設定のホラー感、それでいて笑いを取りにくるコメディテイスト、最後にはメッセージ性 とか。ジムキャリーと>>続きを読む

メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

4.3

邦画の星。人の死の匂いがする老人ホームで、純粋に感動モノになれないのはそこがゲイたちの場所だから。何といってもオダギリさんの不安定感が良くて、次点がヒミコ。柴咲コウは野暮ったいながら、結構お茶目だった>>続きを読む

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

4.3

戦争ものだと思って見始め、奥崎の追求に苦しむ元軍曹達の姿に、戦争の惨めさをリアルに感じる。が、それ以上に奥崎謙三の狂気染みた思想に圧倒される。確信犯ってこういうことか。付録の撮影秘話を読んでみてますま>>続きを読む

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.2

一度だけ、熱くなって、また大人に戻っていく。悲恋なのがいい。終わり方も良い。

スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

3.9

天才と狂人は紙一重とよく言うがこの人も大分狂人寄りな描写。天才ばかりじゃ世の中回りません。最後は何か良い感じに終わったけど、父親に逆転ホームランはないぞ と思う。っていうのを全部差し置いても余りあるカ>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.1

どの時代も街がすごく魅力的。音楽もあいまって、行ってみたくなる。

昔は良かった は普遍だという。エジプトの壁画でもそうなのだからパリのベルエポックでもそうだった。ノスタルジーにも塩梅があると教訓。
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.7

相当苦しくて相当怖い。幻覚の表現が多いが、追い詰められた人の幻覚としてはリアリティを感じた。人間の負の感情のエネルギーが、ここまで魅せられるものかと目が釘付けになった。芸術 は気が触れる寸前の切実さに>>続きを読む

ハーフ(2013年製作の映画)

3.8

ハーフ かっこよい だけじゃないのが当人たち。自分のアイデンティティの話は誰にとっても大事だ。しかし49人に1人 とは、思った以上に多文化社会は進んでいた。

どこの国の人でも心が通じた人と関係を築き
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転校生(2012年製作の映画)

4.1

カノンもあいまって優しい雰囲気。転校生の子が最後に振り返るところが良かった。

神は死んだのか(2014年製作の映画)

3.6

全く知識がなかったので、授業のディベートはなかなか面白く観れた。教授の強引さはリアリティないな、と思っていたら実話ベースだったもよう。

授業の最後で全員有神論者になったあたりで、これは。と思いきやそ
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

渋いおじさん×少女 の組み合わせ。期待を裏切らずに格好良い

マチルダにあるあどけなさ、一途さ、その危うさがおじさんをどんどん変えていく。少女性 という魅力を遺憾無く発揮。おじさんのガードも脆かったが
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.1

綺麗にはまとめられないけれど、死を受け入れずに必死に生きた、人間くさいカウボーイ。痩せこけても目だけはギラギラさせて動く姿は迫るものがある。強がって、生にしがみついた生き様はロデオの如く。

死を受け
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愛と憎しみの伝説(1981年製作の映画)

3.7

真っ白な顔で、ハンガー振り回して発狂する姿はホラーそのもの。あの人は、こういう風にしか生きられないのよ、という乳母の言葉が通り、最後まで母は強情を貫き通す。いくらサイコな人でも、親でもある以上、憎むだ>>続きを読む

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.2

なかなかうまくはいかないけれど、癒されるおじさん達だ と思いながら見ていると、最後に畳み掛けられる。何故、マックは逃げなかったのか、窓の下で何を想っていたのか、チーフはどこで決意を固めたのか、含みのあ>>続きを読む

ミッドナイト・エクスプレス(1978年製作の映画)

3.7

深夜特急!と思ったら全然関係なかった。

元々自分の非、なところがあるので、ビリーの、刑務所を出せ のくだりに格好悪さが伴う。というか、何するにもビビりがちだったり、すぐ癇癪起こしたり、性欲が爆発した
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エル・マール・ミ・アルマ 南米チリの海、そして人、出会いの旅(2011年製作の映画)

4.1

土地と海への愛に溢れている。環境破壊の重い影響と軽快なアコーディオンが良い。これはチリに行きたくなる。時間も短くて見やすい。

エデン(2012年製作の映画)

3.8

重いだろうなと思ってその通りな映画。売春システムがいかに歪んでるかが片鱗見える。直接的なシーンはなくても凄惨。女の子の目力がつよい。

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.6

幸せパートが長い分、その落差がズンとくる。お父さんのメンタルが鋼すぎるが、家族のためなら、頑張れるのかもしれない。カッコイイイタリアおじさんだなと思う。過ち繰り返しませぬや。

世界の果ての通学路(2012年製作の映画)

3.8

ちびっ子たちの通学路は山を越え川を渡り象が襲ってくるスーパーハードモード。その逞しさもありつつ、子供同士でニタニタ笑ってる姿はやっぱりかわいらしい。学校への道程が険しいからこそ、その目的意識やる気がし>>続きを読む

あの娘が海辺で踊ってる(2012年製作の映画)

3.9

思春期の閉塞感とか、焦燥感とか、どうしようもなさがつまっていて熱い。舞子ちゃん以外の演技がちとくさい。

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.5

わびしい。日本人の残念なところがふんだん。絶対に一線は越えないことをお互い分かっていること、また会おう がないのが良かった。

(2000年製作の映画)

3.6

重めの話と思いきや、かなりコミカル。主人公の 顔 がよく変わってゆく。走る姿も自転車で転ぶ姿も砂浜で泳ぐ練習をする姿も、本人が一生懸命でいて不恰好。人生もそんなもんだよ、と言ってきそう。

でも人殺し
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