bookmarkさんの映画レビュー・感想・評価

bookmark

bookmark

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.5

原作を読んでいても苦しかった。ただただ重くて、痛くて、でも決して遠い話ではなくって。
俳優陣が最強布陣すぎて、作品の世界にしっかり没入しまったからこそ「わたしならどうするだろう」と考えていた。でも考え
>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

5.0

とてもとてもとてもよかった。
嫌な人は誰もいないし、みんなが誰かをずっと大切に思っていて、思いやりと優しさだけが広がる日常。
職業柄このような症状を抱える人には沢山出会うけれど、みんながみんな周りに気
>>続きを読む

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.0

知ってる街並みが出てきて、そうそう外から見えない大阪ってこうなんだよ、って思ったりもした。
自分がどうなってもいいから、大切な人だけは守りたいってことなんだよね。愛ってすごい。

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

4.0

大人が好きな絵本の世界。
大人が子どもに見せたいと思う話。

周りがなんと言おうと自分の好きなものには誇りを持っていたいし、大切な人には笑っていてほしいし、夢はずっと追いかけていたい。

声優陣が大正
>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

3.5

ずっと夢。
過ぎても進んでもずっとずっと夢の話。

なので目を離すとすぐにわかんない何これ?となるけど、何故か最後までちゃんと見ちゃう完成された世界観。そもそもテーマとカオス感が面白い。わたしは好き。
>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

-

わたしにとってかけがえのない人がいなくなったという経験はあまり多くなくって。だからこそどうか2人が来世では幸せでいてほしいという感想が一番によぎった。

ああすればよかった、なんであんなこと言っちゃっ
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.6

終わったあとに拍手をしている人が沢山いたり、車内のカセットの音楽の鼻歌を歌っている人がいた。そういうのも含めて、こんなにも会話が少ないのに音がとっても印象的だった。
繰り返しに見える毎日でも何にも変わ
>>続きを読む

キリエのうた(2023年製作の映画)

4.0

「聞きたくないや、雑音ばっか」
ただ誰かを好きという気持ちだけで一緒にいられないなんて。

「希望とか見当たらない
だけどあなたがここにいるから」
海が懐かしい、と言ったセリフが印象的だった。家はない
>>続きを読む

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

4.0

人の価値(変な言い方で申し訳ないけど)みたいなものは、潜在的に誰もが視覚から大きな影響を受けているんだろうなあと。
あり得ないけど、実はありそうな話。
あとから全部伏線回収してくれる感じが気持ちいい答
>>続きを読む

私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

4.0

手紙と言葉。
愛と記憶。

心から大切な人を自分の意思とは関係なく忘れてしまうっていう全員が苦しい思いをする病気なのに、もらった分だけ、巡り巡っていつかその人の場所に愛が戻ってくる優しい世界。
絶対泣
>>続きを読む

赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。(2023年製作の映画)

-

何にも考えずに見られるコメディ!
いつもの人たち、いつもの福田組で今作も安心安心!

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.3

結局わたしは家族愛と音楽映画に弱い。
みんなが誰かのことを思って、でも自分のことも特別大切に思っているからこそすれ違いが起きたりして。
歌を聞くことはできないけど、少しでも娘の音を感じたくて手を添える
>>続きを読む

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-(2023年製作の映画)

-

後編もただただ眼福!相変わらずヒナが可愛くって、圧倒的な最強ヒロインで最後までいてくれてありがとうね!

真夜中乙女戦争(2021年製作の映画)

-

危うげで魅惑的な世界観。
言葉が文字で届くから、この作品は東京タワーの鮮烈な赤と東京の空の黒さが強く印象に残るのだ。
やっぱりこの世界を実写化するのは無理があるよ、と鑑賞後呟いてしまった原作ファンより
>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.5

もし今日が最後の1日になるなら、と誰もが考えたことはあるけど、いざそれを目の当たりにすると自分ならどういう行動を取るのだろうと考えてしまった。色んな意味であまりにもグロテスクな描写が多くて、そのオチだ>>続きを読む

最後の日々 生存者が語るホロコースト(1998年製作の映画)

-

友人がこの現場に行くために海外行きを計画したという話を聞いたのでこれを機に。
史実としてはもちろん履修済みだけれど、ただここまで生々しく、その場にいたその温度のまま語られる記憶に結びついた事実が、余計
>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.0

邦画でこの雰囲気、とっても不思議な感じだった。し、ちょっともう思い出すのもゾッとするくらい、変な余韻を引き摺っている。
"秘めた狂気を目だけに宿して、とにかく普通の人を演じる"を演じた阿部サダヲさんが
>>続きを読む

花とアリス(2004年製作の映画)

3.5

この静かな、どこにでもあって、誰にでも当てはまる、でもよく見ないと気付けない特別な日常感が描かれていることが、岩井俊二作品にわたしが惹かれる理由だったりする。

普通の、よくある学生の会話なだけ。
>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

ストーリーどうこうよりも、ジブリが生み出した映像作品のひとつとしての感想を見た人たちと共有したいと思った。

誰かが言っていた単語をお借りすると、走馬灯を見ているかのような感じだった。どこを切り取って
>>続きを読む

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.7

台詞もない、たった十数分の短編映画。
優しいアニメーションと、一瞬にして壊れた幸せな日常。
タイトルの意味がわかると鳥肌が立つ。

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.5

見たかった良い映画ってこれだーってなった!
子どもだからって目で見るのではなく、1人の人間として尊重して、同じ視点で話し、接するホアキンが良いおじさんの鑑すぎて…!
途中からお互いに相棒感が出てきて見
>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

わたしの苦手な韓国映画感…。
着地点のない独特の浮遊感と、生々しい血の匂い、
クーラーボックスの中に入っていた氷まみれのビールに、「ああ取り返しのつかないことになった…」とわたしが悔しくなった。

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.5

冒頭のバスのシーンずっと血だらけで見てるこっちが痛かった、、、気道確保ってわかってるんだけど痛いよそれ、、、

けどテンポよく進んでいくから引き込まれるし面白い!

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.1

「少年たちの真夏の大冒険!」的な作品が大好物なので、夏の始まりにこの作品に出会えてとってもよかった。

わたしには今も仲良しの幼馴染はいないし、大人になったからって思い出話をできるような素敵な子供時代
>>続きを読む

宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

3.5

「真田サミットを始めます」

わたしも大切な家族会議ではこういう風に言いたい。

クスッと笑えて、温かい家族愛にグッとくる。映画館で見たからか、日村さんの歌唱シーンがライブみたいで楽しかった。
沙莉ち
>>続きを読む

マイ・ダディ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

血は争えない、とはよく言うものの、例え血縁関係が無くても本物の家族にだってなれるんだと感じた。とにかく優しい作品で、父娘の愛が素敵。

遺品となってしまったイースターの思い出が呆気なく砕けてしまったあ
>>続きを読む

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.3

人と逆の進み方をする人生。大切な人がもしベンジャミンだったらと思うと、張り裂けそうな気持ちになる。
"老い"も美しいものだなと初めて感じた。

お互いに心は成熟していくのに、わたし自身は流れる時間の分
>>続きを読む

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-(2023年製作の映画)

3.0

前編!眼福なだけの決戦に向けたただただ痛くてながーーーい予告編!

AWAKE(2019年製作の映画)

3.5

将棋って、よく考えるとボスを守るための兵士たちとそれを操る棋士同時の頭脳戦で、"盤の上の戦場"なんだよなと。かっこいい競技だよなといつも思う。

何も知らない弟と、旧友2人の最後のシーンがとっても良か
>>続きを読む

YESデー ~ダメって言っちゃダメな日~(2021年製作の映画)

4.0

大人も子どもも、結局全力で遊んでる間が1番楽しい!大人の全力悪ふざけって最高に狂ってて、でもとーーってもハートフル!

8 Mile(2002年製作の映画)

4.5

何回見ても大好きな映画。
生き方もリリックも音楽も、結局エミネムはずっと一番かっこいい!!!

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.3

想像できちゃう痛いシーンが苦手なので、喧嘩賭博のときのような、ずっと痛い!ってなっちゃう冒頭が毎回絶対ちょっとうわってなっちゃう。

病室前でのドラケンの台詞がとてもよい。
「下げる頭はなくてもいい。
>>続きを読む

グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告(2020年製作の映画)

4.5

奪われた"僕"の部屋を取り戻すための、おじいちゃんとの全面戦争。
ちょーっとハードな悪戯合戦みたいでずっとかっっっわいい!!!

あと最後の撮影ハイライトみたいなのとっても大好物なんだけど、役柄の乗っ
>>続きを読む

サヨナラまでの30分(2020年製作の映画)

3.0

人生のドラマを全部文字に起こして、それを音に乗せて。

目の前のたった一人、誰かにだけ届けばいい。

エゴでも自己満でもきっと、どこかに届くし、響くし、そしてほんの少しでも光を見せてくれる。

結局音
>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

楽器を手に取って、楽譜をなぞって、一粒ずつ音を鳴らして、するといつからか世界に溢れる音楽がわたしの手に入った気がして。

そして"自分で音を鳴らす、楽しむ"ということから、"誰かと奏でる音楽"というも
>>続きを読む

湯道(2023年製作の映画)

3.8

花道や茶道のように、"湯の道"書いて「湯道」。
友人に誘われてキャスト陣に惹かれて観に行ったけど、わたしも暮らしをもう一段階グレードアップするために毎日のお風呂の時間を大切にしたいという衝動に駆られて
>>続きを読む

>|