さちさんの映画レビュー・感想・評価

さち

さち

映画(261)
ドラマ(4)
アニメ(0)

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

最終的に安藤サクラ演じる『ネリ』の一人勝ちという結末に、鑑賞直後はうーん…というかんじだったがストーリーを咀嚼すると彼女は「賭ける」と言っていた。
ジョーといい曼荼羅といい、周りをとりまくサイコパスな
>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.9

咀嚼には時間がかかりそうだけど、ジブリならではの世界観に満たされたひとときだった。やっぱりジブリ作品が好きだな〜と再確認。

コロナ禍になってから、すっかり足が遠のいていた『映画館』に行く機会をくれた
>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.3

1人の人間が自分らしく生きる、ということについて深く考えさせられる作品だった。
男、女、貧乏、裕福、、
ただの言葉にすぎない。
何がその人にとって幸せかは一概に言葉じゃ言えない。

凪桜と一果、最初は
>>続きを読む

ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

3.7

『ミニオンズフィーバー』のタイトルからして前作同様ミニオンズ目線のストーリーかと思いきや、8割幼少期の怪盗グルーさん目線のストーリーで、展開もちょっと弱かったのが少し残念。
あの何喋ってるか分からんけ
>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

いや、ほんまわや(広島弁で滅茶苦茶)。

猟奇殺人、極道、彼らを畏れるべきか憐れむべきか、感情が追いつかない。
隠蔽する警察にも感情移入できない。
自分なりの正義・仁義をかざして各々が守りたいものを守
>>続きを読む

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.9

シンプルなストーリーの1より、やや大人目線な話だけどちゃんと繋がっていて、1と2でしっかりひとつの物語。どちらも好き。

エルサが謎の声に導かれるところから再び冒険が始まり、謎の声の正体を突き止めたと
>>続きを読む

ミスミソウ(2017年製作の映画)

2.8

思春期ならではの独占欲によるすれ違いや、いじめの被害者が犯罪の加害者になり得る、というのがテーマなら、もう少し対象年齢を下げた映像にすべきでは。

キャストさん達の怪演は見事だけど、申し訳ないけどこの
>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.5

決して暴力とかグロとか得意じゃなくて途中何度も目を覆ったけど、観終わった後の不思議な…爽快感(と、言っていいのか?他に形容する言葉が見当たらない)。
ただのヤクザの抗争と警察を描いた映画じゃなかった…
>>続きを読む

楽園(2019年製作の映画)

3.7

生きてる意味、生かされている意味を問う映画だと感じた。

事件の真相がぼやかされているのは
“注目してほしいのはそこではない”と。

人の行いが相手の心を殺し、
心を殺された人が、人を殺す。

罪、罰
>>続きを読む

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

4.0

めっちゃ泣いた。

悲しくて重いテーマでちょっと先が見えちゃうイントロダクションだけど、不思議と画面から目が離せなくて話が進むにつれて自分の心の中の澱みたいなものが涙と共に浄化されていくようだった。
>>続きを読む

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.0

俳優を生かすも殺すも脚本と演出、そして監督次第。
菅田将暉と小松菜奈を筆頭に、キャスト陣はめっちゃ良いだけに話の魅せ方が下手すぎてもったいない。島の風景と主役2人が美しく、最初は引き込まれたけど…特に
>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

やっと観ました!
人間の愚かさ、そして温かさを実感できる心温まる作品。
白人と黒人ということ以外にも、たくさんの対比が描かれていて興味深かった。
喧嘩っ早く教養もないが家族想いなトニー、冷静で気品溢れ
>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

4.0

漫画原作の作品で一番成功してる邦画。
とにかく毎作期待を超えてくるし毎回感動する。
原作の世界観を実写にって本当に難しいと思うんですが、とにかくこの作品から伝わってくる熱量がすごい!

瞬きする間もな
>>続きを読む

Endless SHOCK(2021年製作の映画)

5.0

ジャニーズ苦手、興味ないという方にこそ観てほしい。いや、全世界全人類に観てほしい!!

なぜならテーマは『Show must go on』。悲しみの大きさを超えていく強さ。
コロナ禍を生きる誰しもこの
>>続きを読む

長いお別れ(2019年製作の映画)

3.5

認知症がテーマだけど、それ以上に『家族』がテーマ。どうしても自分の祖母の最期と重ねて観てしまうけど、こんなに笑って良いのかなって思うほど、うるっときちゃうシーンと同じくらいに、ほっこり笑っちゃうシーン>>続きを読む

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.1

三谷作品は笑いのツボが合わないことが多いけどコレはなんか良かったな。やっぱり人の上に立つ人ほど、感謝の気持ちをしっかり言葉にして、おごらず、正直に、常に精進することが大切だよね。あと出演者が豪華で安心>>続きを読む

#生きている(2020年製作の映画)

3.2

ちょっと前に観たやつ。
それまで韓国に全く興味なかったけど、パラサイト観賞を機にあ、コレも観てみようかな〜と思って観たら意外とおもしろかった。
主人公が前髪パッツンじゃなかったらもっとハマってたかも。
>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.5

NetflixでSweet homeを鑑賞後、コ・ミンシちゃん観たさに鑑賞。
韓国ドラマにハマりつつある初心者です。

なるほどそうきたか〜。アクションも血みどろ感もすごいけど、主役の子の演技力凄いな
>>続きを読む

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

3.5

十回目くらいの鑑賞。ハウルやソフィーばあちゃんのビジュ&声、そして魔法というテーマにばかり気を取られて、正直今までピンと来なかったけどやっと何が伝えたかったのか分かってきた感じ。

込められたはメッセ
>>続きを読む

銀幕版 スシ王子! 〜ニューヨークへ行く〜(2008年製作の映画)

5.0

Sushi must go on!!

堂本光一さんの顔と身体能力の高さを美味しくいただきました←
アクションかっこよー!ごめんなさいファンだから5点あげちゃう!


この映画を観ても何も得られなかっ
>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

3.3

題材も良いし映像も凄く綺麗。
ただ、ストーリーが…。
主人公がどうしてまず家出をしたのか分からないままだからどんなに頑張ってる姿を見せられてもイマイチ感情移入できない。
ただの自分勝手な奴にしか思えな
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.6

半地下での生活と高級住宅の格差が見事に表現されていた。伝わってくる匂いはもちろん湿度・温度・空気感が全く違ったし、役者さんも上手いからこの家族が仕事を終えて半地下に戻るたびにずしんと何かが心の底に溜ま>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

4.7

めちゃくちゃ心震えた…。コロナで日常を奪われて憤りを感じた心にめちゃくちゃ染みる作品でした。

どんなことでも長年続けることでしか分からないこと、続けたからこそ分かることが必ずある。

一期一会。たと
>>続きを読む

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.8

ピカチュウ可愛い。知ってたけどその何倍も可愛いくてたまんない。
実写大丈夫なんだろうかって思ってたけど子供の頃にアニメで観たポケモンが、本当に生きてそこにいるって感動。
ストーリーの切り取り方も意外と
>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.0

史実とフィクションを織り交ぜたバランスが絶妙です。数学は学生時代苦手だったけど、そんな私でも気づいたら前のめりで観てた!
一見変人の主人公:櫂少佐の熱意に圧倒される。というか菅田将暉に圧倒され、応援し
>>続きを読む

レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

『羊達の沈黙』はレクター博士の強烈な存在感がひたすら心に刻み込まれる作品。それに比べると本作は見終わったあとに主人公、レクター博士、犯人、盲目の女性といろんな登場人物について思いを巡らせてしまう作品だ>>続きを読む

帝一の國(2017年製作の映画)

3.8

おもしろかったー!
どのキャストもこれ以上の人はいないってくらいハマり役!最後まで飽きなかった!

コロナの影響で絶賛引きこもり中なので、こういう笑って観られる映画に救われます。

マイムマイム踊りた
>>続きを読む

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

3.1

人、ひとりの人生って客観的に見たら儚い。けど周りの何ひとつ欠けてもそれまでの人生は構築されない 。

▷『余命宣告をされて、それを受け入れて死ねることは幸せなことだと思う』。

身近な人が、そして自分
>>続きを読む

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.8

石田ゆり子の「大好きよ」の破壊力にやられました。私も大好きです…(´;ω;`)←

▷『起こったことは変えられない、でも心は変えられる』

タイムスリップものはなんとなく食わず嫌い、いや飲まず嫌い?し
>>続きを読む

ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

4.3

大人が観ても、すぅっと絵本の中に入り込んだような感覚になれる素敵な世界観でした。
キャラクターは可愛く、背景はどのカットも絵画を観ているようで、さらに風景は芸術的幻想的に描かれていて気付いたら見入って
>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2

誰だって愛されたいし、認められたい…
決して肯定するわけではないけど懸命に生きていたら、少なからずアーサーに共感してしまう部分があるのではと思ってしまった
アーサーの底知れぬ怒りを表現しているかのよう
>>続きを読む

インフェルノ(2016年製作の映画)

3.5

最後まで怒涛の展開で飽きなかった!でも誰が敵で誰が味方か、状況がコロコロ変わるからこの人も最後の最後には裏切るんじゃなかろうかと疑ってるうちに終わってしまって映画としてのメッセージ性があまり入ってこな>>続きを読む

天使と悪魔(2009年製作の映画)

3.6

▷宗教には欠点もある。だがそれは、人に欠点があるからだ。

テンポ良くストーリーが進むので宗教に疎い私でも飽きずに最後まで鑑賞。
前作同様、ミステリーと歴史ある建物・風景の融合が圧巻でこのシリーズの醍
>>続きを読む

ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.6

▷人は何を守るかによってどんな人か決まる。

テンポが良くて面白かった!
キリスト教についてもっと知ってたら、さらに楽しめたかも。
世界史はカタカナが多くて覚えられないから苦手だったからなぁ…←
洋画
>>続きを読む

グリンチ(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

真夏にグリンチ。
自分の過ちをあんな大勢の人の前で謝ることができるグリンチはすごい!ラストで一気に好感が持てた。翌年からあの村の本当のサンタになるんじゃないかな。

グリンチの愛犬マックスが優秀かつ健
>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

3.8

本当の家族と一緒に暮らすことが、必ずしも幸せではないということ。
何が正しくて何が間違いかなんて一概に決めることは難しい。
人間についてもそう。
命の恩人だった人は罪を隠していたり、一見まっとうで真面
>>続きを読む