さっちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

さっちゃん

さっちゃん

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Lose to Win(英題)(2023年製作の映画)

4.0

名門バスケコーチが暴力沙汰を起こした結果、禊として授産施設に通う障害者相手にバスケを教える羽目になりなんやかんやで大会を目指す話
スペイン映画のリメイクらしいですね

御涙頂戴系のスポ根かと思いきや、
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極道の妻たち(1986年製作の映画)

3.0

良くも悪くも80年代を感じる
華やかでとっ散らかってて
ヤクザさんはわかりやすすぎるくらいにヤクザをしてるし
女たちは「女」をしている

価値観だとかが現代の表社会に生きる私と乖離しているのは
極道の
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メン・イン・ブラック3(2012年製作の映画)

3.0

友達に誘われて、なぜか3作目だけを見ましたが、単品でも十分楽しめました

アクション部分は高所恐怖症だとヒュンとなるような要素がありつつも
ウィルスミスが、ちょうど良いアクションとコメディの塩梅を見せ
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

3.2

おもしろおじさんと、愛らしい女の子が言葉や文化の壁に戸惑いながらも行く
ベタもベタなロードムービーだけど、面白い
インド映画らしく長尺ながら、旅をするふたりの愛らしさと
コメディの差し込まれる密度か程
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駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

3.3

ひとりひとりのキャラクターが立っていたので、時代劇ながら登場人物がとっ散らかることなく見られた作品

離縁を望む女たちの立場の弱さと魂の強さを描く作品でありながら、安直なフェミニズム思想みたいなのをそ
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アバンとアディ(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

マレーシア社会の陽の当たらないところで暮らす
素朴ながら犯罪や賎業には身を落とさない気高さをもつ聾唖の青年アバンと
生きるためなら手段を選ばない無軌道な青年アディ
不法移民故、医者にすらかかれないよう
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リンドグレーン(2018年製作の映画)

3.6

まあ間違いはないだろうなと思って見始めたら間違いのなかった作品

貧しく寒く閉鎖的な世界には不釣り合いなくらいに
利発で創造力豊かな少女アストリッドが、大人になる中で
二つ以上ある地獄の中からマシな方
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.4

ごく普通のお人好しな家政婦のおばちゃんが人当たりの良さだけで無双する話

少々プロレタリア主義的な思想を感じなくはないけど
登場人物に嫌味がなく初めからハッピーエンドが約束されてる感があるので、安心し
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バービー(2023年製作の映画)

3.3

絵が凄く良い、バービーで遊んでこなかった人間でもわかる
服装や舞台装置の可愛らしさ、華やかさ、チープでキッチュで最高でした
天道のような空虚な世界で五衰を味わう人形たちの描写の中で
いろいろな観点での
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

2.0

あまりに酷評だったので見てみたけど
覚悟してたほどではないかな、もっとつまらなかったの(※2.0以下)はいくらでもあるといったところ

青を基調とした衣装や宮殿のデザインは美しいし絵はさすがディズニー
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ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.0

人生の終盤戦に差し掛かってきて
金銭面、健康面、もろもろしんどい状況の
仲良しな元同僚3人が
銀行強盗に巻き込まれたことをきっかけに
「自分たちでも強盗をしてみよう」と思い立ってやっちゃう話

勧善懲
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.0

細かいところを考えると突っ込まざるを得なかったり
いろいろとつらくなったり部分はあるけども
勢いで超展開を突き進んでいく
何も考えずに流れに身を任せて見るのに良い映画でした

不法移民の集団のねぐらの
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難波金融伝 ミナミの帝王 No.2 計画倒産(1992年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

竹内力がまだ若くて、貫禄もまだそこまでだけど
それ故青さと勢いが見えて好きですわ

人間ドラマとしてはやはり面白いし、服装が華やかなのも相まって画面がカラフルなのも鮮やか
濡れ場が前作よりもねっとりし
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難波金融伝 ミナミの帝王 トイチの萬田銀次郎(1992年製作の映画)

3.6

原作をなぞっているかというと実はそうでもないけれど
やっぱり画面として華やかなので見ていて楽しい
これはこれで良いのである

申し訳程度のセックスシーンも
これがVシネだったと思い出させてくれるスパイ
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

1.9

途中まではめちゃくちゃ面白いのに…
ってなる映画

前半1時間くらいはハイスピードかつ無駄のない展開、とても楽しく見られる分

主人公の正体が判明し謎の恋愛要素が入ってくるあたりから全てのシーンに対し
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.2

「ゲゲゲの鬼太郎」につながるプロローグとして1番救いのある終わり方、否、始まり方だったと思います

陰惨で血生臭く、報われない者の多い展開の中にも
魂の救済と
未来への眼差しとが描かれていたのには
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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

4.4

宮沢賢治の妹が溌剌と出てきて
(この人は父よりも、兄よりも先に亡くなるんだ)と知っていながら見ていると
飛行機で視聴しながらオイオイ泣く不審者になってしまいました

親から子への不器用な愛
生きること
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

1.0

前作を楽しく見られた分
すべてにおいて苦手だったなあ
悪い意味でしょうもない
見た後しばらく引きずる程度には

映像表現は相変わらず見事で
色彩も鮮やかだけど

個人的には
特に言及もなく増えていくキ
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.9

日ごろ見ないタイプの映画ですが映像表現がとにかくすごい
後半に登場するキャラクター群の掘り下げが少々雑だけど、映像に力があるので気にはならない
表現による伏線回収が鮮やかで
飛行機の中で見ても迫力が伝
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ウォーリー(2008年製作の映画)

3.5

科学技術が発展した果てのディストピア、
ロボットによる監視社会
人外と人間との倫理観の差だとかの
幼少期に培われたこういうの好き〜〜!!
ってなるSFモチーフが存分に詰められててよかったです

虫描写
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

とんでもない映画を見てしまった
1度目を見終えてから、居ても立っても居られなくなり
終電車がなくなるのも気にせずに深夜上映を行う映画館をその場で探すくらい
人はそんな映画を「面白い」と呼ぶのだろうけど
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二十四の瞳(1954年製作の映画)

3.6

反戦映画特有の救いがないような展開に見えて
その後も生きる者には人生が続いていく
原作以上に穏やかな後味の作品

平成の人間からすると
(原作小説の段階で)人間の言動に違和感を覚えるところもそのまま再
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トップガン(1986年製作の映画)

3.0

アメリカの男たるものかくあるべき、というのを2時間かけて教えてくれる作品
今の時代なら公開することが許されなさそうな倫理観で時代の流れを感じちゃいますね

王道すぎるほどに王道なストーリーの中に
差し
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ブランカとギター弾き(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

幸せってなんなんだ?
この映画に対して「心が温まる」といった旨の感想を抱くことはものすごく残酷なように思える

路上で生活し、逞しく生きていた少女ブランカも
なんやかんやで
危うく売春宿に売り飛ばされ
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くまのプーさん 完全保存版(1977年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

もうすぐ小学生になる少年、クリストファーロビンと大好きなぬいぐるみのプー
そして愉快な仲間たちが紡ぐ
荒唐無稽で愉快な物語

終始かわいらしく楽しげな雰囲気の中
最後、小学校に上がるクリストファーロビ
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クロユリ団地(2013年製作の映画)

2.1

ツッコミどころ満載で
そのツッコミどころを凌駕する程の目新しさも恐怖も面白みもない
典型的なB級映画だけど

ラストワンカットだけ
それまで大根女優っぷりを発揮していた
主演・前田敦子の演技が迫真のも
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いま、会いにゆきます(2004年製作の映画)

4.2

この時期、男女の片割れが死んじゃうタイプの映画めちゃくちゃ流行りましたよね

並み居るその手の映画の中でも
少しの不思議要素が加わることで
御涙頂戴というよりは希望のある後味で

木漏れ日、雨雲、ひま
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映画 闇金ウシジマくん(2012年製作の映画)

3.6

社会の底辺を描いた作品の代表格となりつつある闇金ウシジマくん

続く作品群よりもほんのりチープさが漂ってて
そこがわりと好きなんだよなあ

ローマの休日(1953年製作の映画)

4.4

身分違いのアバンチュールの行き着く先として
1番綺麗なハッピーエンドを迎える作品

白黒なのに、色彩があんなにも色鮮やか

グレッグのおきて(2011年製作の映画)

3.0

架空の「欧米の中学生活」が幻視できる
ハチャメチャとノスタルジーと共感性羞恥モリモリの作品
だいぶ毛色は違うけどえいがのおそ松さんと観終わった後の感覚は近いかも

不器用でナルシスト
痛い陰キャの権化
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ダレン・シャン(2009年製作の映画)

1.0

・棒演技
・安CG/安ポリゴン
・原作ガン無視謎展開
・謎のオリキャラ
・謎の恋愛要素
など
実写映画でやると炎上しがちな要素全部盛り込んでるので一周回って笑えてきます
一応次回作を作る気でいたようで
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犬王(2021年製作の映画)

3.2

良くも悪くも映画館で見た方がいい
そして評価しづらい映画でした

アニメ平家物語の系譜を期待して見ると拍子抜けするし
作品としては平家物語未視聴の方が楽しめるくらいかもしれない
でもアニメと抱き合わせ
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

圧倒的なスピード感と
一切の無駄のないストーリーライン
壮大な宇宙に包み込まれるような作品でした

そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン
だなんていうのは
ウルトラマンの行動原理を精一杯解釈し
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女闇金 -ユリ-恥辱に悶える夜の花園(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

決して名優揃いとは言い難いキャスト陣
フリー素材でももう少しマシだろうってなSE
彩度の低い画面
隙あらばエロ

漂う低予算臭と
AV一歩手前みたいな雰囲気ながら

お金持ちになったら、で思い浮かべる
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だいじょうぶ3組(2013年製作の映画)

3.6

優しい世界に触れたいときに見たい映画
ストーリーとしてはあらすじに書かれてることがほぼすべてだけど
こんな授業を受けたかったなだなんて思える作品

乙武洋匡本人が唯一無二の役どころで出演しているけれど
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