ちいまめさんの映画レビュー・感想・評価

ちいまめ

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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

3.7

小さな貝の創意工夫で生き抜くたくましさと愛嬌。かわいくてたまりません!あんなに小さいのに表情豊かで魅力的!そしてどこまでもやさしい!おばあちゃんの愛情に満ちたまなざしがたまりません。どんな環境にいる子>>続きを読む

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

4.2

愛したい、愛されたい、人生をやり直したい。契機になると思った幸運が落ちる契機になってしまい、友人も家族も愛する息子さえも失った。歪んでいく人格、人間関係の怖さ、どん底まで落ちた底で出会った奇跡。あるが>>続きを読む

渇水(2023年製作の映画)

-

静かでどこか優しいあたたかさがさざ波のように広がっていく不思議な後味の映画でした。多くの問題があり、どこか壊れたというか空虚な人たちがささいなつながりから活きることを取り戻していく。さみしくて痛ましい>>続きを読む

インスペクション ここで生きる(2022年製作の映画)

-

愛されたくて、認めてもらえなくて、何かをなしたくて成せなくて自信を無くし、それでも愛する人がいて生きようと苦悩する。隠していれば親子関係は修復できたけれど、自分であることを認めてほしくて、結果的に厳し>>続きを読む

恋人はアンバー(2020年製作の映画)

-

偏見と差別の残る場所で、普通と異なることに気づき、認めたアンバーと気づかないふりをしようとするエディ。性格も趣味も全く異なる二人が1つの秘密を抱えて共犯になり、そしてお互いにかけがえのない存在になる。>>続きを読む

生きててよかった(2022年製作の映画)

-

何かをなしたくて成せなくて自信を無くし、それでも愛する人がいて生きようと苦悩する。不器用で狭窄的で愚直。戦いの中で息をして、愛を確認し、自分を見つめて生きた、そのただまっすぐなさまが潔く美しく、最後の>>続きを読む

島守の塔(2022年製作の映画)

3.7

現状を知りながらも激戦の沖縄で、生きようと、必死に県民を奮わす2人の官僚。
明るく前向きで、後ろ向きな思いを自らの行いで払拭し、一人でも生かそうと生きようと、敵国と、権力に正対する。
圧倒的な力の前で
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ワース 命の値段(2019年製作の映画)

3.7

自分の価値、他人の価値、考えさせられる映画でした。法も補償も大切で、でも人思う気持ちの思い方はそれぞれで思い悩みます。こんなにも困難な仕事に立ち向かった人がいたのかと感心しました。淡々と遺族の証言を追>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

3.8

圧倒的な緊張感の中で、理不尽さと葛藤、家族愛と友愛を描いて、ただただ怖くて、ただただいとおしかった。誰もが思い当っていやらしい部分と思いやる気持ちの双方に共感して考えさせられました。長尺のはずなのに長>>続きを読む

丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

3.7

本好きにはたまりません。そしてどこまでもやさしい!派手さはない、悪い人も出てこない、付き合いを深く掘り下げもしないが、一定の距離を保ちつつ見守り、最後に愛した知を引き継ぎ生きること難しさと立ち向かうた>>続きを読む

有り、触れた、未来(2023年製作の映画)

4.5

とても力強い作品でした。突然に日常を奪っていった辛い経験を経て、落ち込んで悲しんで腐って、それでも生きることの意味、生き返ることは何かと強くうったえられます。
幾人もの人生が交錯して、それぞれの葛藤と
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イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

3.5

未知の大空の体感と言ったら!!怖いけどスク―リーンで見るべきです!予想を超える冒険でした!
雄大な空の恐ろしさと美しさ。本当に美しい映像でした。
そして、アメリアの苦悩と後悔を抱えて、でもそこから学ん
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.7

。。。数日たったのに感想がまとまりません。
ただ素晴らしいものを見た、と。

戦争という恐ろしい世界を描いているのに時折くすりと笑ってしまう愛らしさがあり、テンポが良く軽やかで。こんなにいとおしさが前
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mellow(2020年製作の映画)

3.8

やさしくていとおしくて。。不思議印象の映画でした。
格好悪くてみっともなくて愚かしい恋愛のリアリズムを追求したようで。でもとんでもな人までも愛らしく思える不思議はメルヘンのよう。
リアリズムに見せかけ
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

2.8

おもしろいはおもしろいのですが、、、社会現象になるほど人気の理由がわかりません;
ディズニーなので音楽の良い作品は多いし、キャラクターの愛らしさも当然なので実にディズニーらしい良作。。。という印象を個
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空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

3.8

何の気なしに見ましたが良作。あたりでした。
顔出しの俳優さんが声を当てるといまいち会わないと思うことがありますが、今作はよくあっていて物語を楽しめました。
自己顕示欲、自己防衛、逃避、それぞれが過去と
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カツベン!(2019年製作の映画)

3.6

たのしいかわいい!何も考えずに笑っていればいいと思う!
でもさすが周防組、竹中さんが強い強い!出ただけで一人でかっさらっていくアクの強さはさすがです。

こんな時代があり映画にはこんな様々な解釈で日本
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

3.6

はじめ・・・・なんだこれ?と思いました。
朴とつとしたうまいとは言えないナレーション、奇天烈な映像は走馬灯のように切れ切れの断片で、意味不明。
・・・・でも、不思議と飽きは来ずそのまま見続けて、30分
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スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

3.7

始めから大きく配給がついていたので入りはいまいちな印象でしたが、個人的にはおもしろかったです。
たどたどしくて見慣れない俳優さんばかりですがよく役にあっていて。話もテンポもキレが良くてトントンと進んで
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

4.0

格好良かった!
ターミネーターは2が一番好き!というか2まででよいと思っていたけど、さすがジェームズ・キャメロン!続編に定評のある監督が自ら続編を作ってくださったことがありがたいです。

世界は救われ
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小さい魔女とワルプルギスの夜(2018年製作の映画)

3.0

良し悪しどちらにも評価がころがりそうな作品だと思いました。

個人的にはとてもかわいくて懐かしい。
ただ現代のリアルを追求した映像になれた子供たちに、この手作り感あふれる、悪く言えば粗い美術をどう見る
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

ありそうでなかったとんでも設定。
イギリスのコメディはどうだろう?と思ったけれど、かわいかった!
広げた風呂敷をきれいにたたんでハッピーエンドはすごいと思いました。
随所に流れるビートルズの楽曲、あま
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

・・・難しい映画だと思いました。
ホアキンさんの演技は見事で圧倒されました。

今まで分からなかった悪の誕生過程に視点を置き、心優しい気弱な男が苦悩から狂気にとらわれ、祭り上げられた道化に落ちていく演
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド/エクステンデッド・カット(2019年製作の映画)

3.2

昔の作品への愛情を感じて作り手の愛は痛いほど感じる意欲作。
でも見る側はくどすぎてメッセ-ジがいまいちつかみ取れず相変わらずのやりすぎもあって少し引きつつ、長さに中だるみしてしまいました。
良くも悪く
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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

3.0

原作のむせび泣く感が、、、全く感じられませんでした。
でもどこが悪かったのかは、、、わからない。
役者さんは上手だったと思うし、味があってキャラクターらしさもあって、脚本もよくまとまっていたと思う。メ
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真実(2019年製作の映画)

3.8

それぞれの家族にとって真実とは何か。
脚本、役者、映画、すべて虚構の嘘だけれど、その中に想いを忍ばせて。
反発しつつも少しずつ近づき、かけていたものを補い始める母娘、じれったくてコミカルで愛らしくて、
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HUMAN LOST 人間失格(2019年製作の映画)

3.5

誰もが知る作品を大胆に、『人間性を失う』という解釈で作品化したことに驚きです。
意見が割れてますが、個人的にはとても面白く、興味深く、怖いSFに仕上がっていたと思います。
死がない世界で死を願うことで
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ベル・カント とらわれのアリア(2018年製作の映画)

3.5

実際に起きた立てこもり事件をもとに描かれた原作。。。よく映像化が許されたものだと感心しました。

テロ犯罪者と人質、相いれないはずなのに長い時間を共にするうちに奇妙な絆が生まれぎこちないながらに近づき
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ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.5

あんなバイクアクション初めて!最新技術を駆使した映像の迫力、素晴らしかった。

ただ、物語のテーマも重く重厚なはずなのに、、、少し軽い?印象はなんでだったのでしょう?
主役の様々な経験を重ね苦悩し渋く
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フッド:ザ・ビギニング(2018年製作の映画)

3.5

お話は王道のはく奪と反逆。2つの顔を使い分けて己の正義を貫いていくフッドが格好良くて圧巻でした。
アクションの切れが素晴らしくてとても格好良いなぁ。。と思って。何かに似てるなぁ、、と考えていたらバット
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楽園(2019年製作の映画)

3.6

真実は1つだが、記憶が真実を語るわけではない。人の記憶と思いの何とあやふやなことか。
ラストで少女が見たものは印象的で心象的でどちらにも取れるカット。不確かさを象徴的に美しく描いていて圧巻でした。
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ロケットマン(2019年製作の映画)

4.0

たのしかったです!半分くらいミュージカル調だったのが予想外でびっくり。もっと重たい内容になるかと思ったら思いのほか軽やかに描くのでさわやかな後味。
華やかでかわいくてとても楽しかったです。

スターダ
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エセルとアーネスト ふたりの物語(2016年製作の映画)

4.0

作り手の愛情を強く感じました。
絵本のタッチに近づけるために新しい技術を開発する意気込み、原作への愛が深い人たちが大切に作った作品で、それだけでもいとおしいです。

日本人が憧れる上流階級の英国ではな
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.4

献身的で実直な両親からこの少年が生まれたという恐怖。人は経験で性格を培うともいうが、そんなことをあざ笑うような絶対の悪性。

美しい外見、純粋な少年性、悩みも反省もない。
欲しいものが離れていくのが許
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シンクロ・ダンディーズ!(2018年製作の映画)

2.5

フランスのシンク・オア・スイムとほぼ一緒の設定にびっくりしました。同時期にこんなに似通った作品が配給されるのですね;

生活苦を抱えた中年が現実逃避にシンクロを選ぶのだけど、、、イギリスのコメディって
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みとりし(2018年製作の映画)

4.2

医学的、介護的視点で見ると、??というところがあって細部にもっとこだわってほしいな、という気持ちはあります。
でもそこを目をつむれば感慨深いよい映画でした。

高齢化が進み、がん人口は2人に1人に増え
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