えいがのおとさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

えいがのおと

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君の名は。(2016年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

美しい映像と音楽で、青春らしい気持ちのいい映画だった

入れ替わりというありがちな設定だけれども、現代のスマホ世代の高校生というだけで、妙なリアリティが生まれ、入り込んで楽しめる。
入れ替わりがあれば
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.8

ゴジラシリーズ初でMX4Dにて鑑賞
話題ということもあり、なんとなく見たものの、とても面白かった
4Dの振動もあってか、常に興奮しっぱなしで、開始二分ほどで世界にのめり込んでいた
年齢もあり、過去シリ
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ONE PIECE FILM GOLD(2016年製作の映画)

3.9

最高のエンタテイメント!
スタッフロールでこんなにたくさんの人の名前が並ぶ、アニメ映画はそうないと思う
原作者監修三作目で、インタビューなどを読んでいると、大分自分のやるべきことと、任せることの分け方
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

4.3

久しぶりにR15+のレイティングを実感する映画だった
序盤、昭和のピンク映画を思わせる濡れ場的シーンが、レイティングの理由かと思って見ていると、後半になって度肝を抜かれる
潜入捜査ということで、トレー
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A2(2001年製作の映画)

-

Aとは異なる形で、オウムを描いた作品
私が若いからか、どうがんばっても、オウム出て行けとデモする老人たちは愚かなようにしか見えない
今時な言い方をすればただの老害のようにしか感じない
そうしたとき、二
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森山中教習所(2015年製作の映画)

4.2

大学生版、ぼくの夏休み
真造圭伍原作の同名漫画の実写化
原作のストーリーを余すとこなく映像にしている
漫画の実写化はいくつかのパターンに分かれる
まずは、コスプレ感、低予算、長編の無理な圧縮、未完結作
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ふきげんな過去(2016年製作の映画)

3.7

途中までは、ところどころのシュールな笑い以外どうしたものかと思ったが、ラスト数分で納得。
カコちゃんは、二階堂ふみにありがちな、日常に退屈している、思春期爆発少女。
ただ、彼女の考え方は後半でかなり明
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.4

原作もので、原作と違うということで避難するのはナンセンスだと思う。この作品はそういうことは逆になくて、純粋に映画化が、向かなかったか、何か映画化に際してアイデアがあったほうがよかった。
プロモーション
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TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

4.8

クドカンの作品は、近年はそうでもなかったけど、お金がないなりの破天荒さみたいなのがあったけど、金を握ったら、ここまで遊べるんだぞという映画
音楽映画でもあり、コメディ映画でもあり、撮影の映画でもある
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二重生活(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

最終的な、言葉の解説がないと流石に分からない作品
門脇は尾行するという、リリーは妻のいるという、長谷川は不倫という、通常とは別のもう一つの生活がある
そんな、二重性に門脇は、尾行という行為で相手と重な
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あんにょんキムチ(1999年製作の映画)

3.8

松江監督が若くて可愛らしい
らしさってのは昔からあるのだと感じられるほどに、卒業制作なのに十分な完成度
迷子の松江ちゃんが、急に韓国に目覚めて、変に温度差がある様子がシュール
妹が、ある意味、彼の世代
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中学生日記(2006年製作の映画)

3.8

ある意味たんなるおふざけだけど、気持ちのいい青春
終始笑いながら見れて楽しい
なんで中学生ってこんなんなんだろうって思いながらも、こんなんだったなって思う
幸せなひと時

64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

3.7

ビックリするほどに有名な役者が登場
シンゴジラが、キャストが多いことで宣伝していたけど、豪華さで言えば、役の数は少ないかもしれないけど、こちらの方が上なのでは?

原作が人気な小説のようですが、全くの
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団地(2015年製作の映画)

3.9

予告からは想像できないストーリーだと勧められて鑑賞したが、本当にその通り
交通事故で息子を失った、漢方屋の夫婦が、団地に引っ越してくる物語、と言えば日本映画らしい切ない映画だと思われるだろう
しかし、
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FAKE(2016年製作の映画)

-

例えば、僕の中の一人の僕は、メディアの印象操作に幻滅し、彼の動き出した物語に感動する。もう一人の僕は、その印象操作を理解した上で、この作品に対しても同様の懐疑を持つべきだと意見する。
私自身でさえも、
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.3

結局人間はエログロが大好き
配給が日活というのに驚き、ある意味納得
古谷実の漫画はいくつか読んでいて、本作も事前に読んでいた
古谷は、シガテラなど共通して、日常のすぐ近くにある、非日常な狂気を描いてい
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世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

4.1

画面作りにこだわった映画
露出や、寒色で統一されたセット、その中でポイントとして刺す赤色、対照的なほどカラフルなアルゼンチンなどが、観るものの感情を揺さぶる
また、同系色でありながら、ラストシーンでの
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.2

是枝監督らしい、すごく練られた巧みな映画
過去に文学賞を受賞したものの、次回作に恵まれないため、探偵をしてその日暮らしをしているバツイチの阿部寛が主人公
離婚した真木よう子演じる妻と子供に未練タラタラ
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.6

吹き替え版のトレーラーとキャラデザのイメージで駄作だと思ったことを謝りたくなるほどよく出来ていた
お手本のような伏線とその回収は、純粋に楽しめたし、エピソードの省略の緩急がちょうどいい、リズム感を作り
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ヒーローマニア 生活(2016年製作の映画)

3.5

映画の質ということでいえば、予告のクオリティを上にも下にも超えない出来
だから、当然ものすごく面白いわけではなくて、残念なところがたくさんある
けれども、観終わった感覚としては、なんか嫌いじゃない、と
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

4.2

圧倒てきな作品であったことは確かである
上映時間を気にすることなく、一瞬の出来事として、気がつけば終わっていた

続ける

太陽(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

本作は、太陽を軸として資本、科学主義社会を考えさせる良作である
物語は、人々を死に貶める感染症の存在を前に、抗体を手に入れるために、太陽の下での生活を犠牲にする人々(ノクス)と、それに抗う人々(キュリ
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Dressing UP(2012年製作の映画)

3.5

日プロ大賞のオールナイト上映にて鑑賞
事前の情報なしに見たので、タイトルと前半の雰囲気から、もっと日本映画らしい、素朴な内面を描く作品だと思っていたため、中盤からの展開に中々ついていけなかった
子役の
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野火(2014年製作の映画)

4.3

日プロ大賞のオールナイト上映にて鑑賞
1時台でかなり眠気のある中だったけれども、眠気が吹っ飛ぶとは言わないが、しかし、幾つかのシーンでは眠気を忘れさせられるほど、力のある作品だった
ここまで正面から向
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.8

率直に言うと、上の句の方がよかった
原作を読んでいればもっと違うのかもしれないが、上の句を見ただけでは、千早達三人の幼少期のエピソードにそこまで固執できない
それよりも、上の句では部のみんなとのエピソ
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

4.5

映像化してはいけないものを、本気で映像化した結果、本気でえげつないものが出来上がった
ストーリーも、上手に原作を尊重して、映画の枠内でのドラマが作られていて、純粋に面白い
しかし、なんといってもZQN
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劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

内容的には、まあこんなもんかなという感じ
展開を急いでるから、説明的な台詞も多いし、そもそも必要なのかわからない設定も多かった
ただ、作者が制作が原案なので、原作と通ずる世界観であったのがよかった
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ガルム・ウォーズ(2014年製作の映画)

3.0

上演後のトークは面白かったけれども、肝心の映画は退屈であった
まず、些細なことだけれども、配給等のロゴ映像から本編への切り替えが唐突で、始まったのかがわかりずらかった。さらにその本編冒頭自体が、意図し
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蜜のあわれ(2016年製作の映画)

3.7

透き通った画面作りと、緩急のある生き生きとした音づかいで、水槽の中にいるような感覚を覚えた
二階堂ふみ演じる金魚の赤子の姿は、衣装や花魁のような言葉遣いも相まって、非常に妖艶で、対照的に、真木よう子演
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モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)

4.3

それなりに重たい内容であるのに、鑑賞後、心地よい気持ちになれる作品だった
売れないバンドのヴォーカルをしている、ヒモで(おそらく)フリーターのモヒカン、えーちゃんが、でき婚をする報告に、6.7年ぶりに
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.0

音と画が美しい
音は、単純に劇伴もそうなのだが、息づかいなどの録音が気持ちよく響き渡る
会話中でのピントの動きでは、いやらしくない滑らかさであったし、カメラの動きによる心象表現は息を飲むものがあった
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ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

漫画原作、二部構成の映画にしては、本作単体で楽しめる良作
冒頭のちはや(広瀬すず)がグラビアをやっている姉を持つとして、学校で話題になっていたが、その姉が広瀬ありすだった所で掴まれた
ちはやはよくいる
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僕だけがいない街(2016年製作の映画)

3.4

原作未読だったので、純粋に楽しめた
その分、説明不足と思われる箇所は多く感じてしまった
タイムループの発動、終了条件も曖昧であったし、有村の演じるバイト仲間からの、好意には疑問を抱かざるを得ない(無愛
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女が眠る時(2016年製作の映画)

3.8

忽那汐里を舐めるように見続ける映画だった
彼女はとても美しく映っていて、魅了される
たけしと忽那の関係性は明確にされなく、そうした部分に苦言を呈する人がいるのもわかるが、独特な危うさを感じれて悪くなか
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