さいとうさんの映画レビュー・感想・評価

さいとう

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

東京でのある男の日常のドラマ

淡々と、でもそれ故に僅かな感情の起伏がきらめく。
東京の街の景色と主人公の微笑みに惹きつけられた。

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.2

9歳の少女の冷えた心が絆されていく家族ドラマ

アイルランドの風景が鮮やかで美しい。
手前が暗くて奥が明るい絵が印象的。
言葉は少なめだが、シーンを繋いでいく構成により、より静かに深く感情を表現できて
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.9

フィンランドの、クズ人間の恋愛ドラマ

絵や間や世界観が独特で、ヨーロッパの映画というか、良作の雰囲気。

仕事だけ、タバコと酒ばかりのんでいるだけのようなしょうもない生活に、一筋の光が入るような。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

今回は、戦後の東京を襲撃する怪物もの

背景の作り込みや部分的なメッセージ性には良さを感じる。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

かの有名漫画やアニメの前日譚。子ども向けではない。

脚本も絵も色々と練られていて、
社会や人間の問題、メッセージ性も盛り込まれていて
対象が何処か不明なるも初めて観る世代にも高評価なのが興味深い。
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.7

かのフランスの英雄の、英雄感を出さないように撮ったドラマ

歴史の勉強になるかも。
戦闘シーンもキレイ?
ボリウッドの対極な感じ。

燃えあがる女性記者たち(2021年製作の映画)

4.0

アウトカーストの女性ジャーナリストのドキュメント

現代インドでの宗教の雰囲気、階層や男女差別の様子が興味深い。
スマホやSNSといったものにより、ジャーナリズムが変わっている様子が見れるのも貴重。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.2

ネイティヴ・アメリカンにまつわるアメリカの黒い歴史劇

ストーリーや演技に引き込まれて、長尺であることが気にならない。

後で背景を知って驚いた。

PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)

4.1

マッチョなイケメンとセクシーな美女が壮絶なアクションを繰り広げるインドエンタメ

状況なり絵なり、ありそうでなかったようなところを、見事に計算しつくしたような完成度で作られている。

ダンスシーンは少
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

3.9

パリのバレリーナの挫折と再生のドラマ

バレーで鍛えられた身体や動きやたたずまいと街の風景がとても綺麗

マルセル・マルソー 沈黙のアート(2022年製作の映画)

3.7

パントマイムの神様と言われたフランス人と一部その生徒と孫のドキュメント

氏の人生を軽く振り返れるのと、
演技の一部を観ることができるのと、
美しい風景が良かった。

このタイミングでこの内容は、劇団
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

関東大震災時の黒歴史をもとにしたドラマ

戦争中の集団心理や村社会の閉鎖性を描いていて、
実際にこれ程良心的な人が居たか怪しいが、
それゆえに対比的に酷さを強調でき、また、人間に少しは救いがあるのかも
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

どこまで伝えることを計算して作られたのかわからないアニメ映画

過去の作品のような、他の名作ゲームやアニメや映画のような、綺麗な不思議なシーンの連続。バラして膨らませるだけでも作品ができそうな。
事前
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.2

フランスの13歳の少年のドラマ

カメラが顔のアップにピントを合わせている映像の連続。
言葉では表せないような様々な複雑な表情を捉え続けている。
また、ボヤけた背景の色彩の美しいこと。
映画ならではか
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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

トーキーへの過渡期の映画ドラマ

ゴテゴテと派手で、胡散臭くて、切なくて…、もちろん良い意味で。

映画や音楽が好きな人たちによって創られているんだなという感じ。
たまたまだが「雨に唄えば」を観てから
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.9

現代風刺の詰まった人間ドラマ

三部構成に分けられたりと、各部分しっかり作られていて、
ダイジェストではなく、物語小説を読んでるような作り込み

⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

3.8

モロッコの私小説的人間ドラマ

顔のアップが非常に多いように感じたが、演技力があるので納得。

とても丁寧な作りの静かな展開。
街や風習なども興味深かった。

アルピニスト(2021年製作の映画)

4.1

二十代のカナダ人クライマー2年間のドキュメント

若くて勢いのある、クライマーの中でも更に脱世間的な生き方。
展開はドキュメントだからこそだけど。

人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版(2022年製作の映画)

3.9

日本人クライマーのドキュメント

「頭がおかしい」が、目付きがキラキラしている。
一般社会とは違った世界に住んでいる人種を捉えていて、クライマーとはこういう人なのかと感慨深い

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.2

名作バスケ漫画の最終戦のアニメ映画化

漫画にはないエピソードが、息を呑む試合展開の合間合間に挿入されていて、展開が素晴らしい。
アニメーションや音に、劇場アニメの良さや進化を感じさせられる。
名シー
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

漫画原作の青春ジャズアニメ

原作を知らなくても問題なし。
上原ひろみ参加で音楽も素晴らしい。

非常に熱いストーリーで原作を読みたくなった。
映画館という広い空間に大音量を響かせて鑑賞できて良かった
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小さき麦の花(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

中国の農村の慎ましい夫婦のドラマ

特に青や茶の色彩が綺麗な映像。
静かに流れる優しい時間。

中国の映画自体珍しいけど、
このご時世にはなかなかお目にかかれないテーマ。だから奇跡と呼ばれて賞賛された
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

耳の聞こえない女性プロボクサーのドラマ

BGMのようなものほとんどはなく、
生活音が大きめに響いている。
風景や演技の微妙な複雑な表情を
丁寧に撮られている。

優しいけど力強いとても良い邦画。

ドロシーが生んだ悪魔たち(2021年製作の映画)

2.0

撮りたい映画を撮るというテーマのカルト?

濃い色を連続で使い続けるためか、意識が遠のいた

1640日の家族(2021年製作の映画)

4.0

フランスの、里子と別れるまでの家族のドラマ

それぞれの立場からの様々な感情が描かれていて、リアルな分モヤモヤする。

フランスの、里子制度やクリスマスの様子が伺えて興味深い。

地球交響曲 ガイアシンフォニー 第九番(2021年製作の映画)

4.1

凄い人等を取り上げ続けたドキュメントの最終章。

指揮者コバケンの表情が素敵過ぎです。
自分の鈍感でわからなかったベートーヴェン、オーケストラ、クラッシック音楽をほんの少し味わえた感じがしました。
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RRR(2022年製作の映画)

4.1

インドの無双系アクション友情ドラマ

ここまでやり切ると、凄くて笑うしかないくらいの分かりやすい展開、濃い演技、ド派手な演出
反英国感情がしっかり。イギリス人の感想が気になる

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

東日本大震災を踏まえた現代ファンタジーアニメ映画

災害の記録は何かしらのカタチで
過去の人への追悼や未来の人への警告として残していくべきだと思う

展開や演技に違和感を覚えたのは
私が災害を自身内で
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地球外少年少女 後編「はじまりの物語」(2022年製作の映画)

3.9

SFアニメの4〜6話

現代からの近未来がとても興味深い
さすが日本アニメ

地球外少年少女 前編「地球外からの使者」(2022年製作の映画)

3.9

SFアニメの1〜3話

現代からの近未来がとても興味深い
さすが日本アニメ

人生は二度とない(2011年製作の映画)

4.0

3人がスペインでバチュラートリップする一種の青春ロードムービー

「大人」の自分には悪ふざけや様々な状況にイライラする部分もあるが、
やはりインド映画、エンターテイメントを味わせながら、人生について思
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カメの甲羅はあばら骨(2022年製作の映画)

3.8

動物の骨格を人間であらわすという本を元に、高校生下級グループの青春ドラマアニメ

企画が凄い。しかもいきなり劇場公開!
現代の学校生活を垣間見れる様でも興味深い
むしろ深夜アニメで観たい

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.9

さかなクンさんの自伝のドラマ

演技や脚本がむしろアニメ的。
平和でほのぼの暖かい雰囲気。
「好き」が明確という天才の教育方法でもあり、仕事の探し方でもあり

スーパー30 アーナンド先生の教室(2019年製作の映画)

4.1

インドで凄い私塾を運営する実話を元にした成功ドラマ

コテコテの展開に大袈裟な脚色。
むしろ実話の内容をもっと知りたいと思いつつも、熱く惹きつけられて、
感動させられるのは
テーマが良いからかしら

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.1

80年代にヒットした映画の続編

前作を忘れても、覚えていればなおさら楽しめる脚本や音楽
不思議と手に汗握ってしまうアクション、
適度にご都合的な展開とハッピーエンド
ハリウッド素晴らしいー!と思わせ
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ゆるキャン△(2022年製作の映画)

4.3

キャンプブームとなったアニメの映画化

青春と仕事と
四季と雨と
美味しそうなご飯とキャンプ

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