さいとうさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

さいとう

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ハリエット(2019年製作の映画)

3.8

Underground railroadという奴隷解放組織に属していた黒人女性の伝記映画

伝記自体が凄すぎ。
社会派を期待したけど、超人的な人のドラマの描き方。

土曜の午後の渋谷で、観客2名…。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.0

50年前の討論会の映像をベースに、学者の解説や参加者の振り返り等を付けたドキュメント


当時の様子を説明付きで観れて貴重
ユーモアを交えながら、アツイ学生達と言葉を交わす三島氏の眼が印象的

ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

4.4

多種の動植物で複合型の農場を作るドキュメンタリー。

次々に襲ってくる困難を乗り越えて成長するというまるで王道的なドラマ展開が自然の仕組みで行われていて驚く。
映像だけでも観る価値有り。

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.0

現代フランスに暮らす多くの移民と警察のドラマ

移民、格差、腐った権力といったような社会問題の勉強になる
それでいて、人間の微妙な表情も上手く撮っている

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.9

強引に例るなら江戸川乱歩の小説のような娯楽映画

格差社会問題をベースに、どうなるんだ?と目が離せなくなる展開に巻き込まれる

娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.4

ほんの数年前の、戦争下の病院と市民のドキュメント。

幼いSamaちゃんの笑顔が、瓦礫、遺体、けが人だらけの戦争を、より一層酷いものと感じさせる…

先ずは、知ることから…

フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛を込めて(2019年製作の映画)

3.8

イギリスの漁師達のレコードを出した実話に基づくドラマ

実際にパブでビールを飲みながら歌うのを観たい

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

4.3

WW1の英国軍映像資料に、生存者のコメントをのせたドキュメント

開戦前から後までを、感情的でなく淡々と畳み掛けるように…
戦争について、その時の普通の人間の心理について、これがリアルなのかと驚く

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.1

世界大戦中のドイツの10歳の男の子のドラマ

バランスが絶妙
ある種のファンタジーであり、コメディであり、戦争映画であり、少年の成長物語であり

男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

4.2

かつての日本のお正月定番映画のその後談

単なる過去シーンの切抜きだけでなく、シリーズを2,3作しか観てない自分でも楽しめる
やっぱりなんか温かい

だれもが愛しいチャンピオン(2018年製作の映画)

4.1

障害者のバスケチームを監督して成長していくドラマ

伏線を綺麗に回収しながらの終盤の展開が秀悦
ならではのメッセージ性に考えさせられ、涙を流してしまった

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.8

戦時の市民生活を描いたアニメ

エピソードの追加により、より解りやすく、ドラマが複層になり、内容も深くなる

前作を3回観て、原作も読んでるけど、まだまだ泣ける…

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.9

9作目。3つ目の三部作の終わり

いつも通りの神話的世界観
飽きることなく観れるテンポ
様々な伏線の回収

家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.1

現代の労働問題を扱っている家族ドラマ

真面目に働けど中級から貧困層へと負のスパイラルを降っていく話

優しい家族愛が、それだけに余計にリアルで心が重苦しい

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.9

アメリカの殺し屋のドラマ

期待通りに役者が素晴らしい。
大画面でも隙のない表情の連続!

アメリカ経済やマフィア関係の知識があると、非常に楽しめそう。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.1

もし〇〇だったら的なフィクションドラマ

名曲はずるい程に映画を盛り上げる。最近、歌手のドキュメンタリー的な映画がヒットしてきたが、こんな名曲の使い方が!
そして新しい形のサクセスストーリー!

ガリーボーイ(2018年製作の映画)

4.0

インドのムスリムの貧民街から、ラップで宿命を脱出するサクセスストーリー

インド映画らしく良いメッセージ
インド映画を忘れる程のヒップポップ

15ミニッツ・ウォー(2019年製作の映画)

3.8

実際の事件に脚色を加えた一種の戦争映画

政治批判しながらも、緊張感あふれるエンタメ。
だけど、完全なフィクションなら爽快な戦闘シーンだけど、実話ベースでこの描き方は疑問

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.3

実際の事件を元ネタにした60年代アメリカのフィクション

暴力的なシーンも格好良く、痛快に感じてしまうエンターテインメント…
観た後に事件を調べて評価を上げました。タダのエンタメじゃない!

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

かのヒット映画のキャラクターの背景物語

役者やストーリーが凄く巧み
サイコであり、人間ドラマであり、エンタメ映画の一部であり

サタンタンゴ(1994年製作の映画)

3.9

現実感の強い、夢のような世界観
悪夢に近いけど

7時間超という貴重な体験
映像が綺麗、構図が面白い
雨のシーンと歩くシーンが多い

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

3.9

治安のよろしくないアメリカの街で、頭のよろしくない若者が色々悩むドラマ

最後のラップのシーンがカッコいい

現代アメリカにある問題について勉強になる
英語でラップがわかると、相当楽しめそう

風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

3.9

飢饉の村を救った少年の実話ドラマ

道徳になりそうな良い話。
でも、21世紀でも、こんな国が…。
自分の平和ボケや無知に気付かされました。

シークレット・スーパースター(2017年製作の映画)

4.5

現代社会を描きながら「母と母性(?)に捧げる」ヒューマンドラマ

考えさせられるし、笑わせられるし、泣かせられる。
人間の描き方が暖かいからかしら。

踊りはエンディングだけ(笑)

ロケットマン(2019年製作の映画)

3.9

有名音楽家の半生をドラマ化したミュージカル

親子関係や同性愛で悩み、
成功した派手なキャラクターの裏では酒や薬に依存。
そして、それらから復活まで。

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.2

中東の貧困層のドキュメンタリーのようなドラマ

内容を深く理解するには、背景についてもっと自分で調べる必要がある。
…それが狙いか!?映画の中で全部説明していないのは。

原題は、聖書に出てくる廃れた
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.0

過去3回とも名作だった4作目

流石ピクサー、流石ディズニーといった完成度
でも、9年振りにやるトイストーリーとしてはテーマがボヤけてるような…

プロメア(2019年製作の映画)

3.8

ハイテンションの戦闘ロボットアニメ

角ばらせたり単色化した色形で、
早く、それでいてどこで止めてもキマるアニメーションが凄い

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.0

1950,60年辺りの芸術家男と歌手女の恋愛ドラマ
民族音楽が現代音楽へ取り入れていくドキュメント性も

モノクロで横に長く無い画面
台詞は少なく、物凄いテンションの男女愛

昔の大人な名作映画を観て
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.3

ドイツを東西に分ける壁ができる少し前の、高校生の実話ドラマ。

言論の自由のない時代、プロパガンダ、尋問の仕方等…とても勉強になる。
もちろん、人間についても。

原作邦題は、沈黙する教室
映画英題は
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アラジン(2019年製作の映画)

3.9

かの名作アニメ映画の実写版。
少し変えてるが完成度は高い。

街の立体感、お城のゴージャス感、雪の寒そうな感じなどリアル。

個人的には、アニメの方がもっと好き。
(舞台ミュージカルは選外)

アレッポ 最後の男たち(2017年製作の映画)

4.2

シリア空爆地で活動する救助隊のドキュメント。

絵も展開も壮絶だけど、現実なんだろうな…。

先ずは「知る」ことから。
非常に勉強になる映画

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0

アラサーの恋愛ドラマ。

小説原作らしく、ただの恋愛で終わらず、人間のよく分からなさを取り上げている。
良いキャストに良い演技。

こどもしょくどう(2017年製作の映画)

3.7

育児放棄を取り上げたドラマ

大スクリーンで顔をアップし続けるほど、主演子役の演技力が凄いのかもしれない。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.1

黒人演奏家とイタリア系運転手が、黒人差別の強い米国南部に行くロードムービー

近代アメリカの歴史の勉強になるし、会話のやり取りも面白いし、音楽も良い
似たシチュエーションを繰り返す構成がわかり易く面白
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.8

貧困で障害を抱えた兄妹のドラマ

人間の弱さやダメっぷりが迫真で、食欲をなくす程
この手の映画がミニシアターでないのが珍しい