ブタブタさんの映画レビュー・感想・評価 - 34ページ目

BLUE ブルー(1993年製作の映画)

4.5

イブ・クラインの深遠な美しい青色「インターナショナル・クライン・ブルー」を使用した全編最後まで青一色の画面。
音楽そして詩。
それ以外何もなし。

デレク・ジャーマンは表現として映画を選んだのは何故何
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Death Note/デスノート(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「どいつもこいつも頭脳戦心理戦頭脳戦心理戦うるさいわー(笑)」

『デスノート light up new world』好きです。
だから本作も好きです。
『クロニクル』の超能力がデスノートになったジュ
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アナザヘヴン(2000年製作の映画)

3.2

Netflixにて再見。

もう15年以上前の作品なのでネタバレ全開であしからず。

90年代末から2000年代初頭に起こった「Jホラー」ブームとその後の日本ホラー映画の系譜。
『リング』がその決定的
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パ★テ★オ(1992年製作の映画)

-

パテオだと出てこなくてパ☆テ☆オを打たなくてならないので一瞬無いのかと思いました。

フジテレビ制作の映画でしたね。
なのでしつっこく宣伝してました。
いわゆるTVドラマと連動した昔はこの手の作品がよ
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ヘヴンズ・バーニング(1997年製作の映画)

-

《かなり昔に見た映画レビュー》

「実録・事件シリーズ」(?)
風船おじさんを検索していたら同じく20年前に騒がれた事件
「オーストラリア失踪花嫁事件」が出て来て、この事件を元にしたのが『ヘブンズバー
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カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

3.0

20年くらい前の話しでしょうか。
ワイドショーなどで騒がれていた「風船おじさん」
概要はWikipediaを見れば分かるのですが『カールじいさん』は風船おじさんを元にしたと言われても頷ける程奇妙な符合
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

-

《細田守監督作品をみんなの様に好きになったり楽しめたらいいのに》

毎年夏になるとやるので自然に見てしまう『サマーウォーズ』
『時をかける少女』は序盤の高校生達の会話すら何か嫌で最後まで見れないし、本
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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(2011年製作の映画)

-

沖縄映画祭パルム・ドール作品(嘘)
フォロー先様のレビューを読んで思い出したので簡単な感想を。
見なきゃ良かった(笑)
時間の無駄!
前田敦子さん、坊主の人と今ならAKBの人だろうに此処に食い込ませる
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ラスト・オブ・イングランド(1987年製作の映画)

4.0

80年代末から90年始め位迄のバブル末期の思い出と言うと真っ先に思い出すのが西武グループ・堤清二氏による文化事業、セゾンそしてリブロ文化で、自分は当時高校を出て働き始めた頃で仕事終わりに池袋に寄って必>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「クソ」って言っちゃダメだと思うんです。

でも飽くまで個人的な意見なので聞き流して下さい。

何でもかんでも直ぐに「クソ」って言う人いますよね。
人に対しても作品に対しても何に対しても。
本当に嫌で
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バスキアのすべて(2010年製作の映画)

3.0

今から20年前に今はなき渋谷シネマライズに見に行き、最初から最後迄寝てしまった映画。
と思っていたら、このバスキアのドキュメンタリーは2010年制作で寝てしまったのはデビッド・ボウイがウォーホルを演じ
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散歩する惑星(2000年製作の映画)

2.5

冒頭の日焼けサロンの場面。
日焼けマシンに横たわる人物に話し掛けるくだりは『ブレードランナー』のカットされたシーン、レプリカント・レオンに撃たれ重傷を負った(つまり始めは死んでなかった)ホールデンが棺
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巨大アメーバの惑星(1959年製作の映画)

3.0

鬼才イブ・メルキオールによる「コウモリグモ」が余りに有名な本作。

『キングコング』の「髑髏島」『ウルトラマン』の「多々良島」、そして次のゴジラ『GODZILLA怪獣惑星』の怪獣に支配された地球など、
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タイム・トラベラーズ(1964年製作の映画)

3.5

コウモリグモのデザインが余りに有名な『SF巨大アメーバの惑星』等で知られるクリエイター、イブ・メルキオール監督作品。
TV放映時のタイトルは『原始怪人対未来怪人』

自分の様なボンクラ映画ファン及び特
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レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード(2003年製作の映画)

4.0

監督脚本撮影編集美術音楽ロバート・ロドリゲス。
ロドリゲス監督には特別な思い入れがあると思う本シリーズ。
何せ約70万で撮った第1作『エル・マリアッチ』が世に出るキッカケだったのですよね?

シリーズ
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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

-

吸血鬼・ミイラ男・狼男・半魚人・人造人間(フランケン)・透明人間がモノクロの映像で次々と現れ「神々とモンスターの新たな時代に」で締め括り黒い惑星にDARKUNIVERSEの文字が被る『ダークユニバース>>続きを読む

ジョジョの奇妙な冒険 ファントム ブラッド(2007年製作の映画)

1.0

実写版はダメだろうな~。
コチラはアニメの黒歴史。
チラシが石仮面(紙のお面)だったり「JOJOとDioの永遠に終わらない物語が始まる!」てコピーにはワクワクしながら映画見に行ったんですが。
漫才コン
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ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

4.0

リンチはインスピレーションを重要視する作家であり、その場で閃いた事はどんなに意味不明だったり辻褄が合わなかったり理解不能な事でも「それが答え」であり「使う」とか。

『ローラ・パーマー最後の7日間』は
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カンフーハッスル(2004年製作の映画)

4.5

《異能バトルの系譜》

カンフー映画やブルース・リーのオマージュと言うより、この作品は完全なバトルアクション、それも「異能バトル」の系譜に入る作品だと思います。

CGによる重力及び物理法則無視の描写
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ヘルレイザー4(1996年製作の映画)

2.0

何やらド酷評が聞こえて来る『エイリアン・コヴナント』ですが「謎がとけた」や「起源」とかファンはそんな事知りたくないんですよね。
それやると非常に世界が狭まって、得体の知れない畏怖の対象だった物が矮小化
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ヘルレイザー/リターン・オブ・ナイトメア(2002年製作の映画)

3.0

『5』に引き続きサイコサスペンス路線。
『1・2』のヒロイン・カースティが出てきますが全盛期のヘルレイザー世界はもう見れませんね。

たしかジャケットの裏のコピーに「終わらない悪夢の中、最愛の敵に出会
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ヘルレイザー ワールド・オブ・ペイン(2005年製作の映画)

2.0

見ましたが、う~ん…

本作には撮影されながら本編には登場しないセノバイト「スパイク」について。
後頭部から顔面に槍(?)が突き抜けているシュール過ぎる狂ったデザインで数多いセノバイトの中でもピンヘッ
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ヘルレイザー/ゲート・オブ・インフェルノ(2000年製作の映画)

3.5

なんとスコット・デリクソン監督のデビュー作何ですね。
リメイク版『地球か静止する日』はアレでしが『フッテージ』等ホラーでキャリアを積みMCUの『ドクターストレンジ』と大出世です。

『1・2』のカース
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忍びの国(2017年製作の映画)

4.5

いい意味で俺TUEEEE!のラノベ。
マンガ的で非常にポップ。
忍者は完全に「傭兵」として、またあの時代の「特殊部隊」としての描き方もよかったです。

忍者たちは徹底した拝金主義者で冷徹な現実主義者の
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ヘルレイザー2(1988年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

1作目のストレートな続編ながら独立した作品としても完璧でシリーズ最高傑作です。
と言うかこれ以降はピンヘッドが寅さん化してピンヘッドが出てるだけのマンネリシリーズになりますが。

冒頭でいきなりピンヘ
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ヘルレイザー3(1992年製作の映画)

3.0

前作のカースティに関するセリフなど、シリーズの繋がりを思わせる部分はあっても完全に別物。
1と2が脚本・監督が別であるのに完全な続編、まるで前後編みたいに一本の作品になってるのは稀有な例でしょう。
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「クマのプーさん」に登場するロビン少年は作者A・A・ミルンの息子クリストファー・ロビンがモデルで小説に自分と同じ名前の少年を登場させた父親をクリストファー氏は終生憎み続けたと言う。
(学校で「おいロビ
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フィフス・ウェイブ(2016年製作の映画)

3.0

クロエ・グレース・モレッツは例えるなら全盛期の松浦亜弥や広末涼子とか、役者と言うより「アイドル」と言う形容がこれほど似合う人も最近では殆ど居ないので、本人が望まないとしても貴重な存在だと思うので、当分>>続きを読む

オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.0

面白いか面白くないかと言われれば充分面白かったですがクライマックスのカタルシスの無さは如何ともしがたい。

荒川弘『銀の匙』では育てた豚を主人公が食肉として買い取って食べるエピソードがありましたが、い
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サークル(2015年製作の映画)

2.5

『cube』等の「強制参加型デスゲーム映画」は好きなんですが、コレはちょっとイマイチでした。
舞台となる謎の「サークル」が並ぶ部屋のグラフィカルなデザインは素晴らしかったです。
年齢性別職業人種などバ
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.2

沖縄戦を徹底的に隠した事と、いつものタレントの使った下らない宣伝に騙されたのか、はたまた単なるヒューマンドラマだと思ったのか途中退席する人が何人か見受けられました。

正直な感想としてはこういう映画を
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サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009年製作の映画)

3.3

ジョージ・A・ロメロ『死者の生存』?
『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』から間髪入れず発表された本作。

ロメロゾンビのいわゆる「モダンゾンビ」からテイストがかなり離れた作品。

隔絶された土地と其処を
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デイ・オブ・ザ・デッド(2008年製作の映画)

-

「ベジタリアンだったから肉を食わないゾンビ」
全員〇ね!!!〇点!

死霊のえじき(1985年製作の映画)

3.0

ジョージ・A・ロメロ『死者の日』
テレビで見た『ゾンビ』に衝撃を受けそれ以来、待ちに待ったロメロゾンビの新作にして「ゾンビ三部作」の完結編。
初めて映画館で見たロメロのゾンビ映画。
それだけに落胆も大
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ダイアリー・オブ・ザ・デッド(2007年製作の映画)

4.5

ジョージ・A・ロメロ『死者の日記』
ロメロの「ゾンビ新三部作」の中では一番好きな作品。
前作『ランド・オブ・ザ・デッド』では主人公の影の薄さが気になったのですが今回はPOV形式のフェイクドキュメンタリ
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シベリア超特急(1996年製作の映画)

1.0

『水曜ロードショー』~『金曜ロードショー』のオープニング、水野晴郎氏の映画解説の名調子は今でも思い出の中に。

映画評論家は映画評論家であって映画制作に手を出してはダメ...と思いつつ、みうらじゅん氏
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