ブタブタさんの映画レビュー・感想・評価 - 35ページ目

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.0

賛否両論で映画評、レビューや評判がここまで意見が分かれている映画も近年無いのでは。

「感動作として絶賛」「感動作として酷評」それと「この映画何かおかしい」と言う意見。

「金麦ビール」のCM(あの「
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サウルの息子(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

「ゾンダーコマンド」とはドイツ語で単に「特殊な任務」の意味との事で、そのネーミングのシンプルさ素っ気なさがゾンダーコマンドのユダヤ人達の過酷な状況や立場や心情の複雑さとのギャップが激しく、余計彼らの悲>>続きを読む

ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

2.0

『X-MEN:0』と『ローガン』の狭間にあって、トンデモ映画としても振り切れてないし『X-MEN:ファイナルディシジョン』の後のジーンを失ったウルヴァリンの悲しみと死に場所を求める旅、みたいなシリアス>>続きを読む

ブロンソン(2008年製作の映画)

3.5

何かをしたいとか、表現活動やスポーツやアートや何か「やりたい事」がまず先にあるのでは無く目的が「有名になりたい」でそこから逆算して何かしようと思っても自分には何もやりたい事も興味ある事も才能も無くて、>>続きを読む

リトルトウキョー殺人課/リトルトーキョー殺人課(1991年製作の映画)

3.0

『ウルヴァリンSAMURAI』『Netflixデアデビル』を見るとハリウッド映画及びアメコミ界ではこの当時から「日本」のイメージは少しも変わってない事が分かる。

ヤクザ・ニンジャ・スモウレスラー・ゲ
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.5

X-MENはコレでひとまず完結と思いきやプロフェッサーXやマグニートーのキャラクター続投で次作『ダークフェニックス』何てものが発表されてX-MENも寅さんや釣りバカ化するんでしょうか?

コレはあくま
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

2.5

峰不二子が大嫌い何ですよ(笑)
その時点でマリアンヌが駄目。
ヌーベルバーグの最高傑作にして究極。
なのは色んなお話しを読んで理解しようとしたのですが、自分の心には響かなかった。
この系譜にレオス・カ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

2.5

本当は「マーキュリー計画」なのに「アポロ計画」と邦題つけて批判を受けて邦題変更と言う事態になった映画がありましたがこちらもダメ邦題ですね~「リミックス」て何?

ファミリーとか仲間とか絆とか大嫌いなの
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KING OF PRISM PRIDE the HERO(2017年製作の映画)

5.0

ドラッグムービー第二弾。
もちろん応援上映で鑑賞。
初日だけあり気合いの入ったベテランの皆さんが多く駆け付け、おかげで最高の上映になりました。

応援上映はもはや完全にlive。
始まりの「応援上映に
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砂の女(1964年製作の映画)

4.5

安部公房の代表作。
『他人の顔』『燃え尽きた地図』と同じく原作脚本・安部公房、監督・勅使河原宏、音楽・武満徹による作品。

新種の虫を発見して図鑑に自分の名を冠した虫を載せてやろうととある田舎の砂丘地
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ウディ・アレンの影と霧(1992年製作の映画)

4.5

思えば初ウッディ・アレン。
色々なアーティスト・作家に途轍もない影響を与え、様々な解釈、作品で再現を試みたりしてる「カフカ」のウッディ・アレンによる解釈作品(?)


デヴィッド・リンチ『エレファント
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シックス・センス(1999年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

⚠️(注意)『シックスセンス』だけでなく『スプリット』のネタバレも含みますす。みません<(_ _)>




『シックスセンス』が公開されたのは1999年、この年は奇しくも口に出すのも嫌な『SWエピソ
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狼の死刑宣告(2007年製作の映画)

2.0

『アクアマン』でDCエクステンデッドユニバースへ招聘も決まっているジェームズ・ワン監督。

低予算で高品質のホラー映画を繰り出すジェイソン・ブラム・プロデュースで『SAW』『インシディアス』等の監督さ
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ヴィレッジ(2004年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

本作の方が『ハプニング』よりも評価が高いのが不思議。
『ハプニング』は非常に古いタイプの侵略SF映画だったと思いました。
宇宙人や怪物ではなく「風」や「空気」って目に見えない殆ど存在してないモノ、どう
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サイン(2002年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

誰もがどんでん返しを期待する中で敢えて“ どんでん返さない ”「なるほど!そういうのも有りか」(by井之頭五郎)『シックスセンス』『アンブレイカブル』と来てシャマラン作品に対する考えは「江戸川乱歩」的>>続きを読む

スプリット(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

『ヴィレッジ』以来実に13年ぶりの劇場でのシャマラン作品鑑賞。自分は『ヴィレッジ』を最後にシャマラン監督を見限ってしまったので偉そうにシャマラン論を語る資格は全くないのですが『ヴィジット』の「シャマラ>>続きを読む

ヴィジット(2015年製作の映画)

4.2

『シックスセンス』当時、シャマラン監督はスピルバーグやヒッチコックの後継者みたいな言われ方や評判でしたが、明らかにシャマラン監督の資質や才能は「メジャー」ではなく「カルト」にあると本作を見て思ったんで>>続きを読む

ダークネス(2016年製作の映画)

2.0

ベーコン映画にハズレ無し...と行きたかったですがこれはハズレだったかも。
予告で見た、一瞬映る原住民族の呪術師(?)が四人並んだヴィジュアルがあまりにカッコよかったので見たかったんですが内容はあんま
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ハプニング(2008年製作の映画)

3.5

JGバラードの処女長編小説「狂風世界』は徐々に速度を上げていく風が世界中を駆けめぐり地上の建物はどんな堅牢なものでも瓦解を余儀なくされる。
都市は崩壊し、人々は烈風を避けて地下に生活の場を求めるが、風
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野獣死すべし(1980年製作の映画)

4.8

既に語り尽くされてますが本作の主人公・伊達邦彦を演じる為に松田優作は10kg以上の減量をして鍛え上げたその肉体をヒョロヒョロのやせ細った身体にし、さらに上下4本の奥歯を抜いて頬をこけさせ自分の身長が>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.5

星野源ではなく吉野裕行ファンの奥さんに連れられ鑑賞。
原作はそれ程だったので期待してなかったのですが面白かったです。
森見登美彦作品には正直何にも感じなかった(面白くもつまらなくもない)のですが、
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

「たとえばシルバーシュタインは五次元そして六次元の空間の可能性を主張して、事件が発生するまえに、それを見ることができることを主張した。
これはフランマリオンのリュマン -光の速力よりも速く走り、したが
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.5

今シネコンに映画見に行くとたいてい予告で少女漫画原作の高校生恋愛映画、いわゆる壁ドン頭ポン映画の予告が流れるんですけど相手役はたいてい山崎賢人か福士蒼汰で(偏見)愚にもつかない内容の予告見るだけでも苦>>続きを読む

ミッドナイト・ミート・トレイン(2008年製作の映画)

2.0

今や大スターのブラッドリー・クーパー。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のロケットですよね。『リミックス』では又吹替がタレント芸人なので暗澹たる気分です。
ブラッドリー・クーパーの吹替えを『ハング
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VERSUS ヴァーサス(2000年製作の映画)

3.5

これこそまさに厨二病。
厨二病とはコレなのだとゼブラに見せてやりたい。
坂口拓×榊英雄×松田賢二を野に放って好き放題やらせた様な映画。
北村龍平監督はこの勢いで俺TUEEEEラノベ作品とかを映画化して
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空気人形(2009年製作の映画)

4.0

原作者である業田良家の漫画がとにかく嫌いで。
名作『自虐の歌』含めて読んでて「楽しくない」気持ちになる。
それは内容が鬱だとかそういう事ではなくもっと根幹の気持ちの部分でわざわざこんな事マンガにしなく
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ホドロフスキーの虹泥棒(1990年製作の映画)

2.5

ミッドナイトシネマの高僧、カルト映画の帝王ホドロフスキー監督のハートウォーミング作品。
デヴィッド・リンチ監督の『ストレイト・ストーリー』みたいな感じの作品でしょうか。

ホドロフスキー監督自身が自分
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.5

世界基準の『攻殻機動隊:ゴースト・イン・ザ・シェル』とは押井守監督によるアニメの方で士郎正宗氏(今やすっかりエロイラストレーター...)による漫画ではないのですよね。
勿論分かってはいましたが。

C
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ストーカー(1979年製作の映画)

5.0

~記録~
:197×年✕月✕日:
秘密機関《モナーク》本部

とある1室、白人の男女と黒人男性・中国人女性の4人の姿が見える。
黒人男性が映写機にフィルムをセットしスクリーンに映写を始める。

白人男
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R100(2013年製作の映画)

-

(自分の中では)今は亡き元芸人元映画監督()の松本人志コメンテーターがまだ才能溢れる芸人時代「シネマ坊主」と言う映画評論をしていました。
毎回的確かつ面白い評論でとても楽しかったのを覚えています。
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モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル(1975年製作の映画)

3.5

『勇者ヨシヒコ』の元ネタ(らしい)

昔はモンティ・パイソンですら普通にテレビで放映していました。
四肢を切り落とされZ武さん状態になる黒騎士のシーンはトラウマ。
アーサー王=山田康雄(ルパン)、黒騎
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未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)

4.5

『ブルーノ』の元ネタらしい主人公・ゼッド(ショーン・コネリー)の赤フンドシ・三つ編み・SM風の変態ボンデージスーツは必見の価値アリ。

カルト前衛SF映画。
空飛ぶ巨大な顔のインパクト。
ディストピア
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エクスカリバー(1981年製作の映画)

3.0

甲冑の時代考証はメチャクチャらしくて、全身を包むタイプのゴツイ鎧は鎧と言うよりパワードスーツみたいで、特にランスロットの白銀の甲冑は自ら発光してるかの如きピカピカでまるで『牙狼』の魔戒騎士みたいです。>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.5

ちゃんと怪獣映画でした。
CGとか細かい事は抜きで血湧き肉躍る古き良き「特撮映画」の最新技術による完全再現でリブートでコレを今やってくれた事は『GODZILLA』もそうでしたけど有難いし感謝しかありま
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燃えよデブゴン(1980年製作の映画)

3.5

『燃えよデブゴン』とはサモハンキンポー主演カンフー映画に適当に付けられた邦題でしょうけど昔深夜に『燃えよデブゴン』を放送してて、それが『燃えよデブゴン14』とかいったい幾つあるんだ?と思ったのですが。>>続きを読む

クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.0

今更ですがJ・J・エイブラムス監督は凄い人です。
『スタートレック』『スターウォーズ』を見事リブートさせましたし、
今迄何となくマイケル・ベイ監督と同じ様な感じと思っててごめんなさい🙏

スピルバーグ
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