さいゆきひろさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

偶然と想像(2021年製作の映画)

5.0

数十億、数百億をかけた映画の2時間より、友人たちと遊ぶように作った映画の2時間が、はるかに感動的な経験を与えてくれることがある。

「偶然と想像」は、一つの偶然から始まる物語を鮮やかな想像力で膨らませ
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.3

わかりやすい設定なのに、予想外の展開ばかり!

ただただ面白かった!

彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

3.8

気の抜けたサイダー。
味は普通のサイダーと同じだけど、パンチ力だけが抜けている。

山田杏奈がかわいすぎて、逆に感情移入出来なかったと思う。もっとイメージを崩して、ダメな腐女子を演じて欲しかった。
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.9

懐かしい。
ラブレターが大好きだった人には、もう少し意味を持つような映画。

ラブレターは確か、止めていた息を吐き出すところから始まる。カメラも絶えず呼吸していて、観ているとすーっと吸い込まれていく。
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.0

名作とまでは言えないけど、シンプルに完璧な、恋愛映画じゃない恋の映画。

ストーリーとか設定はともかく、表現方法が愛おしい。
若い頃のふわふわした恋心が、襟に残っていた前日の香水の香りのように、優しく
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.2

映画にするにあたって、変えるべき所をうまく変えて、一編の映画として成立させているところがすごい。

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.9

半分好き。
エンディング曲が素敵。

自分の人生の前半が好きなのと同じく、この映画の後半が好き。

昔に戻りたい。
文通がしたい。
なんとなくそう感じさせられる。

まだまだ若い大人のための映画。

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.6

パステルカラーな映画。
綺麗だけど、偽物感が強い。

独特の華やかさとテンポが楽しいのは認めるが、どこか魂の抜けた、形だけの映画だった。とてもいい設定で、うまく繋ぎ合わせたストーリーだが、様々なギミッ
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ひらいて(2021年製作の映画)

4.2

やっと隅々まで満足できる青春恋愛映画を観た気がする。

決して普通ではない、でも、主人公の全ての感情が痛いほどわかる。

山田杏奈の目。
すごい力が宿っている目。
是非その目に注目して観てもらいたい。

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.9

驚異的な設定。

最近河瀬直美監督の映画をいくつか観て、そのドキュメンタリー式映像の美しさに浸っていたせいか、この映画のドライな映像には少し物足りなさを感じたが、心を押しつぶされるようなパワフルなシー
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