もし映画の正しい使い方があるとしたら、これだろう。
人に感じるべき感情があるとしたら、この映画にあるような感情だろう。
この世にこんな映画があると知っただけで、少し安心する。世の中は間違いだらけだ>>続きを読む
とんでもない映画だった。新しい種類のスペクタクル。
こういう「DUNE」を求めていた。こういう映画を求めていた。観て楽しむだけではなく、腹の中で宇宙規模の重みを感じさせられる映画。
もっと騒がれる>>続きを読む
どれほど泣いても、怒っても、謝っても、苦しんでも、死んだ人は戻ってこない。
事実を突き詰めること、誰かを悪に見立てること、いろんな形で気持ちを整理させようとするが、全て虚しさを際立たせるだけだ。>>続きを読む
あんまりいい映画ではなかった。
とても平凡なヨーロッパ映画、という感じで、ムーミンの生みの親の話である必要性も特に感じなかった。
個人的には、キャラクター一人一人の感情もよくわからなかった気がする>>続きを読む
本物の感情に限りなく近いものが、心にドスンと、直接伝わってくる。河瀬直美の演出はもはや魔法としか言えない。
この映画の一番すごいところは、キャスティング。
ど新人の二人を主役にして、周りをベテランで固めることで、主役たちの純粋さが際立つ。ベテラン俳優陣の演技には、巧みさや計算などが見えるが、新人の主役たち>>続きを読む
久しぶりによくわからない映画を観た。
とてもいいところが沢山あって、好きになりたかったけど、最後までなれなくて、とても残念だった。
素晴らしい。
どこかにあって欲しい、優しいひと時。それを存在させるためだけの映画。
シンプルでパワフルな、いい短編。
いろんな要素が上手く編み込まれていて、楽しく観れた。
でも、作ってる本人たちが楽しんでいるのを側から見てる感じで、少し疎外感のような距離があった。
映画が客と距ててて…、そこだけが残念だったかな。
映画館は特別な空間。大切な空間。そんなことが当たり前じゃなくなってきた。
映画館が守るべきものになってきたこの時代。寂しいけれど、戦い甲斐がある。みんなで守ろう!って、叫んでやれる。
映画は映画館>>続きを読む
人と人との関係はどんな形をしているんだろう。一台の車は夫婦の間にどんな役割を持っているんだろう。
妻は死に、車は残った。
妻はもういなくても、二人の関係の「形」は残っている。
その車を運転するという>>続きを読む
マジックアワーな世界。
太陽が沈む直前、目に見える世界は黄金色になる。それをマジックアワーと呼ぶらしい。
おの映画の世界はずっとマジックアワーの中にいる。すぐにでも闇が訪れそうだが、黄金色の時間は>>続きを読む
少しだけ「自分」と向き合える時間。
もう十年ほど前のことだが、カナダの東海岸から、アメリカのフロリダまで車で30時間かけて行ったことがある。給油のため以外はいっさい止まらず、一気に目的地まで走り切っ>>続きを読む