ぱなおさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ぱなお

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友だちのパパが好き(2015年製作の映画)

3.4

みんな狂ってやがる。って思ったけど本当に狂っているのは少しだけ。あとは狂わされた人たち。
ちょっとしたボタンの掛け違いみたいなものを仕込むのが上手。そのボタンをさらりと掛け直すのも上手。
気持ち悪くて
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.0

社会的な問題を捉えたり弱者へ心を寄せたりする意味で観るのはまだ無理だ。なんだかとても落ち込んでしまう。

あの日々の話(2018年製作の映画)

3.8

良い意味で演劇を観ているような。興味や面白味がずっと続いて飽きさせない。でも悪い意味で演劇を観ているような。演劇を観たいなって思っちゃう。
長井短さんが上手。表情とかスイッチのオンオフとか、この映画の
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.8

まず五十嵐大介さんの絵や世界観が損なわれず、むしろアニメーションである意義すら感じられる映像のクオリティが素晴らしい。
とくに後半は没入すると上下の感覚が曖昧になる。仰向けでスクリーンを見上げているよ
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ホッタラケの島 遥と魔法の鏡(2009年製作の映画)

3.3

ストーリーは凡庸だけれど、映像表現は素敵だった。
2D/3DのハイブリッドなCGアニメーションの完成度が凄い。
飛行機でレールの上を走るところ、こんなにも動かせるのかと感動した。
そしてパンチラへのこ
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青の帰り道(2018年製作の映画)

3.8

リアルな青春をデフォルメしてまた引き伸ばしたような、幸も不幸もコントラストが強まった青春と青春の少し後ろ。

いいことばかりのキラキラの高校生活は、本当はそんなにいいことばかりではないけれど、青春から
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人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

3.4

男はみんな綺麗で狂っててエロいお姉さんが好きだからこうなるよ仕方ないよって思いながら。キスまみれずるい。
たぶん現実にもよくある話がだらだらと続いていくからちょっとふわふわ。

味園ユニバース(2015年製作の映画)

3.2

これだけ歌が上手かったら人生楽しいだろうなあ。おそらく本人にあてて書かれたのだろうから、まあ、そういう映画。
どう考えても観てる側はポチ男に思い入れているからエンディングに向けてどんどん期待が薄まる変
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.5

チャーリーの倫理観が琴線に触れて、なんだかずっと涙がポロポロと。
作中に出てくる台詞がとても素敵だった。
エマ・ワトソンとエズラ・ミラーが美しい。
好きな映画。

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.1

登場人物それぞれに個性があるけれど、少しずつ全員が自分に思えて具合が悪くなる。
観終えたあとの自分の感情がわからない。
俳優さんはみんな上手い。岸井ゆきのさんの横顔がすごく好き。それと穂志もえかさんの
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無限の住人(2017年製作の映画)

4.0

原作がとても好きで全部読んでいる。その上で観ても思ったよりも出来がよくて楽しかった。あ、ちゃんと実写として成立してる!という感動。
長いストーリーの美味しいところをちゃんとまとめられているし、血の量も
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21世紀の女の子(2018年製作の映画)

3.7

たくさんの好きな監督と女優さん。ずっとずっと待っていてやっと観られた。
“自分自身のセクシャリティあるいはジェンダーがゆらいだ瞬間が映っていること”というルールの下で新進女性映画監督が描いた21世紀の
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君と、徒然(2019年製作の映画)

3.0

写真家が撮る映画。先入観か、写真が連なったような映像だなって。綺麗だし好きだけど観やすくはない。
演技はちょっとなんだかちょっと、作品の良さが薄まる部分があったりなかったり。
都塚寧々さんの噛み殺した
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パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

3.0

お話は面白かったかもしれない。
7割苦笑い。2割真顔。1割微笑み。

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.7

一度俯瞰で視てみないと今いる場所の評価はできないんだよね、若いときって。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

神経質過ぎるくらい丁寧な伏線の回収。初めから終わりまでずっと意味のある展開。
社会的メッセージとロードムービーのワクワク、ユーモアと皮肉、友情と愛情、キャラクターの個性、全部がいいバランスで入っている
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まく子(2019年製作の映画)

3.5

草彅くんの味のあるおっさん、彼の気だるさが思ったよりよかった。ちょっと話題性キャスティングかと思ってたけど違ったなあ。
第二次性徴の心や体のぐるぐるを丁寧に簡潔に可視化するとこうなるんだね。
終わり方
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放課後ソーダ日和-特別版-(2018年製作の映画)

3.7

やっぱりよかった。YouTubeで観たときよりもほんのりエモーショナルでほんわか青春。映画館効果ある。
序盤の少女邂逅と放課後の繋ぎ目がとても好き。
クリームソーダっていいね。

告白(2010年製作の映画)

3.7

橋本愛も松たか子も素晴らしいけど、真性のバカを演じる岡田将生のバカっぷりがもうたまらない。まるで本物。
面白かった。思っていた以上にクオリティが高い。
原作は未読だけれど、話もわかりやすいし俳優さんた
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7s セブンス(2015年製作の映画)

3.5

なんか最後泣いてたわ。
映画を撮る情熱って燃やしても燃やしても足りないんだな。
そしてこんなことが実はたくさんあるんでしょう。尊いね。
軟式グローブその人がとてもよかった。斎藤工は謎。

海炭市叙景(2010年製作の映画)

3.4

自分だけ生きている気になりながら生きているけれど、みんな生きているんだな。
茫漠とした時間がこの映画のバックボーンだけれど、ちょっと長い。

キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

4.9

自分の思春期の葛藤や行き場のない感情を全て内包している。ジョーはいつかの私だった。
細かい台詞や音楽もすてき。
もしかしたら今後も定期的に、ずっとお付き合いしていく映画かも。大好き。

勇者たちの戦い(2016年製作の映画)

3.0

11年の等々力、そしてホーム開幕、12年のホーム最終節。メモリアルなあのゲームを、あの場で感じた色々を思い出せる。
関心のある人にとってはよい作品。

HANA-BI(1997年製作の映画)

3.6

主役の言葉が少なくて、たくさん台詞が飛び交っているのになんだか無声映画を観ているように心理描写を追いかけさせられる。

魔法少女を忘れない(2011年製作の映画)

2.5

んー、森田涼花の夜の公園のシーンだけよかった。あとは正気の沙汰じゃない。

ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。(2016年製作の映画)

4.3

萌え!圧倒的萌え!リンちゃん!きゅんきゅんする!
ヒロインが可愛いだけで意味のない映画もあるけれど、これはもうヒロインが可愛いという存在価値。
距離感とか心理描写とか色味とか、ぜんぶがきゅんきゅんする
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.5

二人の行動がみんなの心にちょっとずつ灯を。よいと思う。

Love Letter(1995年製作の映画)

3.9

お墓の雪の重さ、路肩の雪のベシャベシャ感、山のパウダースノー。雪が作る雰囲気が好きだった。
岩井俊二のライトサイド、本当に丁寧で綺麗でわざとらしい。
登場人物みんなの心が動き回ってるのも惹き付けられる
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LIFE!(2013年製作の映画)

3.7

冴えないおじさんの大冒険。スケール感すごい。音楽も素敵。
苦境のなかでもバタバタと全部が追い風になっていく感じはフォレストガンプみたい。
序盤はちょっとコメディ感のある妄想シーンに置いてきぼり。慣れる
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.5

上手な映画だなあと思いながら観た。
なんかわかるよ。私はルイとアントワーヌを足して3で割ったような考え方だからわかるよ。ちょっとだけ。
フランス人ってあらゆる方向に対して斜に向かっているのかな。生きて
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誰も知らない(2004年製作の映画)

3.6

画に入る光が印象的。こんなに哀しい朝陽は初めてみた。光を撮るのが上手いことがもはや罪深いくらい。
フィクションだけどノンフィクションで、それがまた辛い。ネグレクトって本当に嫌だなあ。すべての子どもは親
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

3.8

人生って同時にたくさん流れてるんだなあ。自分には一つのストリームしか体験できないけれど、それを感じさせてくれるところに惹き付けられる。芸人が1番上手くいっているところに監督のおちゃめさ。
悪い人をポッ
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5つ数えれば君の夢(2014年製作の映画)

2.8

え、酷い話。
きっと文字で読んだら素敵な台詞も、口から発するとなんだか受け取りづらいなあって思った。
最後のダンスは素敵だった。