なんだそいつぶっ飛ばせさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

なんだそいつぶっ飛ばせ

なんだそいつぶっ飛ばせ

映画(242)
ドラマ(6)
アニメ(0)

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.9

自分自身ゲーム界隈の素養がなく見るのを躊躇っていたが、杞憂に過ぎなかった。やはり異世界モノというか、SFというか、その中のギミックやグラフィックは目を飽きさせない。
ハチャメチャでも筋が通っているので
>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.3

 初めて見たときの衝撃を思い出す。二年ぶりにふと見返すと不完全でない美しさを描くことがいかに難しく貴重かを実感する。
 設定としては12歳、ナタリー自体は13歳。露出の多い薄着でたばこをふかし、40代
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

(上映開始から間もないこともあり、映画館は満席だった。年齢層はやや高め。カップルは少ない。)
「ラ・ラ・ランド」では夢見る女優の卵、「アメイジング・スパイダーマン」では憧れの的であるヒロインを演じたエ
>>続きを読む

白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

3.2

1度見て面白かった記憶あったからもう一度拝見。想像してたよりは面白くなかったけど、そんなに嫌いでは無い。

メディアへの嫌悪感とSNS社会への危機感を十分に伝えているので、その部分の映像化は上手くいっ
>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

-

原作を知らない人間からすると、とにかくシーンのバランスを上手く配分したなあという印象。キャラのかっこよさや美しさを際立てるシーンには時間をかけて、ストーリーは置いていかない程度にサクサク進む。主要人物>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

「影」
トイレ掃除は言わば影のような存在。使用する人間は、清掃員平山が見えていないかのようにトイレに駆け込む。
影は重なると濃くなるのか。濃くならないとおかしいと少し茶目っ気に熱弁する平山。平凡な
>>続きを読む

Gメン(2023年製作の映画)

3.1

アドリブ調で俳優陣が笑いを我慢し合うコメディ。割とこれは見れる。役者が上手いから。
ただ価値観のアップデートを見せつけるかのような同棲愛の話題、かと思えば昭和な男の「処女正義思想」。何がしたいのか分か
>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.6

エマ・ストーンも綺麗だけどこの作品はライアン・ゴズリングが良すぎた。
最初はセブが子供っぽく描かれてるけど後半はずっとミアが幼稚すぎて…自分がスターになったあともカフェで少し痛いかも。いつまでも少女す
>>続きを読む

あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

4.8

こいつなんかやってしまうんじゃないか……のスレスレをずっと行くから気持ちい。

人生で最高の邦画である

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.3

ホラーあり鬱描写ありフェミニズムありハチャメチャ展開ありミステリーあり。要素を詰め込んだ割に良くまとめた印象で個人的には大好物。

主人公の感情の起伏が基礎に全くもって則っておらず、鬱展開が多いので好
>>続きを読む

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.0

まじか、ハマり切ると思ったのに。とにかく分かりずらいに尽きる。演出のバランスがおかしい気がする。

関西弁で洒落を言ってみたり、詐欺師っぽい上辺だけの探り合いをしてみたり。それがごっちゃになって本軸を
>>続きを読む

ブラックナイトパレード(2022年製作の映画)

3.3

クリスマスに見た!!正確には3日後だけれども。ふつーに楽しかった笑笑

グッバイ・クルエル・ワールド(2022年製作の映画)

2.9

こういうめちゃくちゃ評価低くても荒れた感じが自分に合っている時がある。ただ何がしたいのか終始分からない。

惹かれるものがあるのは確かで、洋画への憧れを強く感じる。邦画を楽しんで見てる人にとってはノイ
>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.0

面白いと思います。前回同様のギミックでしっかりと見る人を惹き込んでる。嫌でもその世界に浸からされる幸せ。

最初の主人公の荒れた感じもあとから分かっていく母親の愛も。全てが愛おしい。

この手法はまだ
>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

お父さんの操作能力強すぎ。そんなわけないじゃん展開も多いけど、全ての映像が何かの画面というのは面白い。

そこにばかり注力してストーリーやミステリーがおざなりになりがちだけど、しっかりと完成されてる。
>>続きを読む

ブルーバック あの海を見ていた(2022年製作の映画)

4.0

綺麗な海とキレイな人。環境活動家のイメージがあんまり良くないのは、その過激派ばかりに注目が集まっているだけで心から環境保全を願っている人が大半なのだろう。

無理に感動させようとせずに、サクセスストー
>>続きを読む

ハンニバル(2001年製作の映画)

4.3

怖すぎやしないか……終盤のシーンは誰しもがトラウマになる。

クラリスをレクターが追いかける、警察もレクターを追いかけるという意味不明な構造なのにも関わらずミステリーホラーとしてしっかりと完成されてい
>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.3

2024年一発目の映画がこれで良かった。
コメディなのにすごい重くて難解で、ほのぼのの皮を被った激しい映画だ。

主人公の言ってることが分かる時もあり、それをAという存在が邪魔をする時もあって。それを
>>続きを読む

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

3.5

それぞれがそれぞれの立場で葛藤する社会派のカタルシスミステリー?
それぞれの役がしっかり定まっていて見やすかったし、後出しでポンポンと事実が出されても嫌な気がしないくらいに綺麗ではあった。
ただやはり
>>続きを読む

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.8

改めて鑑賞したが、真夏の方程式が苦手な僕にとってはもう、神作としか言えない。比較してしまうのは申し訳ないが。
ミステリー好きも納得の筋書きではないだろうか。ただ惹き込まれるかと言われれば話はべつだった

インシテミル 7日間のデス・ゲーム(2010年製作の映画)

2.0

僕の頭が悪すぎて誰一人何を言っているのか、何がしたいのか分かりませんでした。
緊迫の場面かのような俳優の顔面ドアップカットも理解出来ず、最後までモヤモヤもスッキリもしません。
おつむの強い人達が作る映
>>続きを読む

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.8

試写会で参加しました。仕方ないことですが映画館ではなくイベントホールだったので客席に傾斜がなく、自分の座席からはスクリーン下部が見えませんでした。もちろん字幕版なので肝心の字幕が見えずらく、自分も含め>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

4.3

まあほぼ間違いなく今年の方がベスト。映画館で久しぶりに鳥肌が立ちました。ゾワゾワと何か自分を動かす物に取り憑かれました。

性的指向の描写が偏ることなく新鮮に映すのでこだわりを感じられた。

新垣結衣
>>続きを読む

ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.7

絶対ハマると思いきや、音楽とカットはもちろん言うまでもなくいいのだが……
展開がずーっと同じで、まだそんなこと言ってるの?の繰り返しに感じてしまう。

メメント(2000年製作の映画)

4.2

改めてDVDを購入して鑑賞。時系列に並べ変えたバージョンもしっかりと見た上で傑作。
ノーランの第1歩、いや0歩目の作品なのでらしさ全開で嬉しい

クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

2.5

全編通してずーっと退屈だけど、何かあるのではと集中してたら終わりました。時間を忘れて見れるいい映画です。
終わり方も酷すぎませんか。

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.4

正直あんまりハマらんかった。
撮りたい絵が先行しすぎて、脚本と演者が追いついてないように感じた。だからこそどこかで見たことあるようなシーンが続き面白い風の映画に納まっている印象が残ってしまう。
工藤が
>>続きを読む

モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

3.9

無表情でほぼセリフのない主人公。その中での演技力はもちろん少ない要素で好きになってしまうのは彼女の魅力だろう。

攻めてるようなストーリー構成と台詞回しなんだけれども、全編通して考えると意外と古臭くて
>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.7

普通に面白い。ただ普通なんだよなあ、本当に。ミステリーであり、サスペンスなんだけれども。これをどんでん返し映画として紹介されるとモヤモヤしてしまう。

スコセッシが少し足踏みしているように感じた。まあ
>>続きを読む

まほろ駅前狂騒曲(2014年製作の映画)

3.4

内容が少しだけ重く?なった分バカバカしいシーンが増えた印象。前作に続いて頭をからにしても見れるし、じっくり楽しむことも出来る大衆向け映画。おすすめしやすい

まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

3.5

探偵はBARにいるのような気難しいけど頼れる松田龍平だった。瑛太ももちろんかっこいいし、ドラマ的に楽しく見れた。やっぱりぼーっと見れる邦画は守っていかないといけませぬな

アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)

4.4

前編も面白かったが後編はその比ではない。最後の試合は本当に胸を熱くさせてもらったし、北村匠海と森山未來のぶつかり合いは息を飲むものがあった。

ボクシングシーンでは横浜流星や菅田将暉が素晴らしいと思っ
>>続きを読む

アンダードッグ 前編(2020年製作の映画)

4.4

武正晴と足立紳の「100円の恋」のコンビなので相当期待をして見てみたが、しっかりと超えてきた。

BLUEの松山ケンイチのように尊敬できる勝てないやつではなく、本当にめちゃくちゃダサくて時に見てられな
>>続きを読む

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.3

まず配役が完璧すぎる。ダサかっこいい松山ケンイチ、少し生意気で負けん気の強い東出昌大、へにょへにょだけど熱い柄本時生。三者三様のボクシング人生を描く上で難しいのはこの3人の交差のさせ方であるが、木村文>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.4

下品かつ上品という気味の悪い作品であり、スコセッシの作品で言えばグッドフェローズ以来の衝撃である。

家族よりも会社という家族を大切にし、薬と女、最も金に執着するというイカれた人間を美的に描けば反発が
>>続きを読む