raruwoさんの映画レビュー・感想・評価

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

5.0

何というか海外で評価される日本の漫画やアニメは沢山あるけど、こーゆーのが産まれるのが日本の漫画アニメの裾野の広さでクソ誇らしいのです。長い間本当に観たいと思っていたものを作っていただきました。ご苦労様>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

5.0

ここ数年で一番観て良かった映画。熱狂が人生を支配する。時代と寝る、と言う言葉は言い得て妙だと思う。それは麻薬のように。規模感は全く違うが、「全裸監督」を観た時の感覚も近しいものがあった。平凡に生きる自>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

5.0

とても楽しめました。ちゃんと怖かったし、ちゃんと泣けました。何というか脚本においても映像でも「見せないことが無い、全部見せてしまう」映画で、エンタメを成立させていると思います。「奥ゆかしさ」も「思わせ>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

映画の冒頭では死んだ母を想って涙するような少年だ。父や後妻からの扱いに邪険にされる訳では全く無いが、思春期にある焦燥感から自分をあえて傷つける。まだまだ構って欲しいのだ。青鷺に導かれて塔に入る。青鷺は>>続きを読む

鳩の撃退法(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

こーゆー小説や文学作品の匂いがするエンタメは好みです。相当楽しめました。「探偵はバーにいる」や「パルプフィクション」を思い出しました。2回目に観る時にピーターパン本と3万円を追っかけてくと脚本の巧みさ>>続きを読む

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

5.0

起きた事を順序立て整理して観客に観せる。作為が無ければ映画は成立しないが、バイアスが史実の本当を曇らせることもあるだろう。この映画が描くのはアメリカとい国の言う正義の鉄槌。アメリカが人を殺す。そこに働>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

原作は未読。映画好きにとって「映画的な魅力」に溢れた作品。閉塞と解放、静と動、暗と明、緊張と緩和。無意と作為、業と非業。またストーリーを追うだけのファスト映画や倍速再生では伝わらない映画的時間感覚。>>続きを読む

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

5.0

我々のDNAに組み込まれている「生きる事が終わる」のがゆっくり近づいて来ることへの恐れが実に薄気味悪く映像化されている。生理的な恐怖と言っても良い。セックスをして生命を生み出すことで、一時は死を遠ざけ>>続きを読む

第5惑星(1985年製作の映画)

-

これは本当に面白いと思った作品。30年以上前に観て、モノの見方というか影響を受けた。異星人と戦うのかと思っていたら物語が途中から変な方向へ行くのだ。今でこそ似た話はあるが勧善懲悪を当てはめたSFが多い>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

5.0

間違ってはいけないのが、この映画が決してシゴキを美化しているわけじゃない事。当たり前だ。教える側と教えられる側の信頼関係も無い。修練の苦しみがあってもなお越えるべきラインは、自ら見つけて自らに課すもの>>続きを読む

暗黒女子(2017年製作の映画)

5.0

これは予想に反して楽しめた。素晴らしい作品。キャスティングの妙が冴えた。飯豊の上背と線の細さが、時にか弱く繊細に見え、ある時は病的にまた威圧感を持って展開に説得力が増し目が離せなかった。清水富美加も月>>続きを読む

ゲーム(1997年製作の映画)

5.0

ソフト化が権利関係でややこしくなったのか、観る機会が減っていた作品。ネトフリに上がってきて思わず視聴。デビットフィンチャーがあの頃新鮮だったのは、奇想天外なプロットでもフィルムの色調からか湿度というか>>続きを読む

サスペリア(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

オリジナルとは全然違う作品になっちゃってるけど大好き!こんな何回も観ちゃう映画は久しぶり。見る度に発見があるし、幾つも好きなシーンがあって飽きないわー。スージーとブランが初めて出会う時のパラリラする音>>続きを読む

太陽の帝国(1987年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

世の中で評価されて無くてもスピルバーグ作品で一番好き。傑作。
戦争は凄惨さを増すほど叙情詩の如く少年の瞳に映り、瑞々しい感性ですくいとった戦時下の風景の数々にはただ見惚れるばかり。未だ幼い彼の喜怒哀楽
>>続きを読む