さくさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

金環蝕(1975年製作の映画)

4.0

油ギッシュなおっさんのオンパレード。
こういう「実録」的な雰囲気は大好き。
権力と顕示欲と金と女。
「こういうおっさん居るわー」という宇野重吉と、
「こんな怖いおっさんいないわ」という仲代達矢の名演(
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ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭にて。
(当たり前だが)ジーン・ハックマンが若い! 古い映画だけれど変にCGとか使っていないせいか、今見ても安っぽい感じがしないどころか転覆シーンが妙に生々しくて怖い。
牧師ボクサー。

ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

5.0

ちょっとこれは思いの外良すぎてビックリした。
今年観た映画の中で確実に上位に入るくらい好き。
個人的にはオリジナルの一作目超えた。

やはり世間から蔑ろにされているようなボンクラ活躍する映画は大好きだ
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.5

原作がパトリシア・ハイスミスのせいか、ヒッチコックにしては最後まで(投げっぱなしにならず)カッチリとサスペンスしている感じ。

なお、パトリシア・ハイスミスは読んだことがない。

X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.0

過去作をもう一度見直さないと話についていけなくなった…
しかし見直すほど好きなシリーズかと言うと微妙。
一番好きなのは、『ファースト・ジェネレーション』で、
ブライアン・シンガー監督ではないし…
人類
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(1963年製作の映画)

4.0

ゾンビ映画よろしく鳥の大群に襲われるのだけれど、
「なぜ襲ってくるのか?」がわからないことがかえって怖い。
ゾンビだって「人の肉喰いてえ!」という「動機」があるのに。
逆に「なぜ今は襲ってこないのか?
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北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

4.0

最初から最後までものすごく面白いんだけれど、相変わらずのラストの適当な投げっぷりがヒッチコックらしい。尺が足りない!007っぽさもありますね。

Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

4.0

これはこれで面白かったけれど、あまりピクサーぽくなく感じてしまった。X-MENっぽい感じですね。子供二人はキュート。

めまい(1958年製作の映画)

4.0

正直前半ちょっとかったるいと思ってしまったけど、例のサイケな演出シーン以降、一気にテンション上がりまくり。「長くかかりますね…」という診断なのに、次のシーンではいきなり外を徘徊していたり、ジェームス・>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

5.0

午前十時の映画祭、三週連続で! ⅠとⅡに比べるとあまり評価良くないのかな? と思っていたけれど、十分面白い。最後はちょっと綺麗にまとめ過ぎかなぁと思いつつも、大人から子供から楽しめる王道エンタメとして>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.0

最近『クリーピー』だの『葛城事件』だの、そんなの(褒めている)ばっかり観てたんで、たまにはこういう「前を向いて生きていこうぜ!」系の映画でも観て心にうるおいを!

音楽的にはちょっと世代的にあってない
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

5.0

Ⅰに続き、午前10時の映画祭で。1日1回のみの上映というのもあるけれど、さいたまの田舎の映画館でも結構埋まる盛況っぷりを見るにつけ、シネコンはもっと「名画座」的な役割も果たして欲しいです。新宿TOHO>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

5.0

庵野秀明監督、恐れ入りました。私はあまり特撮得意ではないのだけれど、これは名作!
人間パートでのある意味「臭くなりがち」な恋愛要素やら人情話やらを庵野監督独特と言ってもいい手法でばっさり切ってきた。こ
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.5

なんでこんな邦題なのか謎すぎるが、いい感じのB級映画っぽくていい。終始主演でお美しいブレイク・ライブリーの水着姿を堪能。ジャウマ・コレット=セラ監督は確実にブレイク・ライブリー好きのエロオヤジだ。わか>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

5.0

午前十時の映画祭にて。
子供の頃確実に観ていたはずなのだけれど、所々のシーンしか覚えてなかった。1985年に帰るシーンは覚えていたけれど。

いつかDVDで観直そうと思ったままになっていたけれど、劇場
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ロープ(1948年製作の映画)

3.0

トリュフォーの『定本映画術ヒッチコック』を読みながらヒッチコックを観ていこうシリーズ第一弾(続くかは不明)。

前編ワンカット(実は15分おきくらいに撮影フィルムの差し替えでカットしているらしい)とい
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ファインディング・ニモ(2003年製作の映画)

3.5

『ドリー』の後に観てしまった。『ドリー』観る人は先に観ておくべきだと思います(反省)。

ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

7/18追記
『ファインディング・ニモ』を観てから観るべきだった!
予習は大切ですね。後から観てみたら、『ドリー』で納得いかなかった所が全部つながりました。ニモも障害を抱えていて、そういうテーマ性を持
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葛城事件(2016年製作の映画)

5.0

観たら確実に気持ちが沈みそうだし、観に行こうか迷い続けていたけれどようやく踏ん切りがついて鑑賞。平日の夜の回なんかにこんなの観たら翌日の仕事に支障が出るレベルで気持ちが落ちそうでしたので…。検索してみ>>続きを読む

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

5.0

オープニングのこの雰囲気とこの曲だけで「名作」と確信。
ピカレスクものとしては『ウルフ・オブ・ウォールストリート』っぽい感じもするけれど、諸星(綾野剛)は根っからの悪党ではないばかりか、本質は生真面目
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ローマの休日(1953年製作の映画)

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きちんと観たこと無い古典をきちんと観ようシリーズ。

いま見ても素直に「可愛い!」と思えるオードリー・ヘップバーンは凄い。

「とある身分の高いお嬢様が監視を抜けだしてつかの間の休息を楽しむ間に色んな
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ファーゴ(1996年製作の映画)

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この映画の良さを理解するためのリテラシーが私にはなかった

インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年製作の映画)

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苦手を克服したら趣味の幅が広がると思い、前作の予習までして望んだもののあえなく撃沈。ローランド・エメリッヒとマイケル・ベイはどうしても無理だ。

インデペンデンス・デイ(1996年製作の映画)

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新作予習のため。
この手の大作系はやっぱり公開時に映画館で観ないとダメだな。

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.0

 ドキュメンタリー的な手法も取り入れつつも仕込みのシーンもある(だろう)から独特の緊張感があってそこは楽しかった。反面、フィクションに振り切れていないためか、ストーリーが若干盛り上がりに欠ける。人気が>>続きを読む

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

3.5

マザーファッカー!
長瀬智也がカッコいい! ガタイもいいし見た目もかっこいいし、生粋のフロントマン。ヘルズでライブやって欲しいくらい…と思ってたら5月21日にメトロック出てたのか。またどこかでやって欲
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ドラゴン危機一発(1971年製作の映画)

3.0

いきなり新宿ピカデリーで上映してたので観てきた。童貞臭いブルース・リーを堪能。

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

黒沢清入門。香川照之だけではなく西島秀俊もある意味サイコパス。

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7/10追記
 西野(香川
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アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(2016年製作の映画)

3.0

原作、前作ばかりかアリスに関連する作品は未見に等しい中、参入。それもあってか物語冒頭はキャラを掴みきれずに流れに乗りきれないところがったけれど、終盤でようやく追い付き、入場時に貰った簡易版パンフレット>>続きを読む

踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自分の好きそうな作品ばかり観ていては視野が狭まってダメだと思うので、「多分嫌いだろう」と避けてきた映画もたまには観てみようシリーズ第二弾(といってもまた『踊る』シリーズ)。

かなり酷評になってしまっ
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踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(1998年製作の映画)

3.0

テレビシリーズは一度も観たいことないし、特に興味もなかったのだけれど、一度くらいは観ておくか…と鑑賞。と思ったけれど、ストーリーを断片的に覚えていたので一度は観たのか。

正直、(まともに観たこともな
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

テンポ良く進んで緊張感も持続していたし、「楽しい映画」であったのは事実なんだけれど… スターウォーズもそうだったけれど、JJは確かに面白いシーンの連続で飽きさせない! 風なんだけれど、どうも後から振り>>続きを読む

好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

4.0

デブ、ハゲ、ミリオタ、メタラー、非モテ童貞40超え…
あまつさえ近所からは不審者扱い(警察まで呼ばれる)という、我らが"キングオブボンクラ”フーシさんの切ない物語。

この手の話にありがちな、非モテ男
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

4.0

封切りからしばらく経っているしそんなに混まないだろう…と訪れたテアトル新宿が思いの外混んでいて、しかも若い女の子が多くて、「見終わった後、なんだこれ…」とならないのか? と余計な心配をしていたけれど、>>続きを読む