さくさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

5.0

この当時の奥菜恵は16歳くらいだと思うのですが、アラフォー世代にとっては完全に女神でしたよ! 私と同じ歳なんですが、もう中学、高校当時はこれ以上美しい人は他にいない! と思ってましたよ。阪神、大豊、奥>>続きを読む

魍魎の匣(2007年製作の映画)

2.0

椎名桔平目当てで観たけれど、田中麗奈がかわいかったです。原作は10年以上前に読んだけれど、内容はほぼ忘れていました。

偶然、『日本のいちばん長い日』の原田眞人監督作品を連続して観る形となりましたが、
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独立愚連隊(1959年製作の映画)

3.5

白黒の画面に荒木(佐藤允)の真っ白な歯が印象的。『血と砂』の板前の人と同じじゃねーか!(こちらはちょっと賢いけれど)

三船敏郎をこんな贅沢な使い方するなんて!

最後の方は、この前初めて観たサム・ペ
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グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

3.0

1をしばらく前に観て、2は放置していたけれど、高橋ヨシキさんの新刊でオススメされていたので鑑賞。監督のジョー・ダンテは2を作る気は全くなくて、当初断っていたらしいけれど、ワーナー・ブラザーズから「好き>>続きを読む

血と砂(1965年製作の映画)

5.0

『シン・ゴジラ』の地上波初上映もあって、注目の集まる(?)岡本喜八ですが、本作は超絶名作ですよ! 未だ岡本喜八は三作くらいしか観たことないですけれど、まずはこれを観ろ!

ここから先、多少ネタバレしま
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

2.5

岡本喜八版を観てしまった後ということもあってか、かなり微妙でした…。本木雅弘は名演でしたし、山崎努はさすがといった感じでしたし、松坂桃李は頑張っていたと思いますが、岡本喜八版のような重厚さが感じられな>>続きを読む

野良犬(1949年製作の映画)

4.0

サラリーマンをしていますと「結論から言え!」とか怒られたりしますが、本作の三船敏郎は、冒頭から「拳銃を盗まれました!」と単刀直入すぎる始まりです。

舞台は夏真っ盛りで皆暑そうでたまりませんけれど、実
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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

4.0

『アウトレイジ』は私にとって「椎名桔平の映画」ですが、『アウトレイジビヨンド』は、私にとって「塩見三省の映画」です。何ちゅう顔してんだ!
この顔観るためだけでも価値がある。大病を患われたらしく、『アウ
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

4.0

何につけても椎名桔平(水野)がかっこよすぎます。もっと色々映画出て欲しいですよ。『64』はちょい役で残念でした。『金融腐敗列島』はよかったですけど。正直、この三作くらいしか観ていないのですけれど、役者>>続きを読む

天国と地獄(1963年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭で話題になっておりますが、そちらでは観れず、久しぶり韻DVDで鑑賞しました。10年ぶりくらいだったか、5年ぶりくらいだったか、それすら忘れていて、ほとんど内容を覚えてなかったので、新鮮>>続きを読む

雨に唄えば(1952年製作の映画)

5.0

誰もが知っているような名作でありながら、まだ観ていない映画を観てみようシリーズ代◯番目!(何番目か忘れた)

今観るとちょっと古くさいなぁ…とちょっと退屈さを感じることも多い(退屈さ含めて楽しむという
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日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

4.0

テンポ良いカット割と台詞回しで、重い話なのに淡々と湿っぽくならずに進む。そういう部分は確かに『シン・ゴジラ』に影響を与えたのかもしれないけれど、こちらの方は淡々としていながらも人間臭い。

最初から最
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先生! 、、、好きになってもいいですか?(2017年製作の映画)

3.0

『ブレード2049』を観て、その後はしごで。上映前の予告編を観ながら脳みそフル回転で『ブレードランナー』について色々考えていると、周りの席は8割、いや9割女子中高生で埋まり始め、広瀬すずちゃん目当てだ>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.5

長時間で若干体調的な問題もあったせいで序盤ちょっとウトウトしましたけれど、最高じゃないですか!(体調の良いときにもう一度観たい)

「リドリー・スコットが忙しくて本作に関わっている暇が無かった(パンフ
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ネットワーク(1976年製作の映画)

4.0

今から40年前に撮られた作品とは思えないほど、今でのそのまま通用するような内容でした。公開当時は、この映画の通り、窓を開けて例の台詞を叫ぶ人も居たらしいです。私も思わず窓を開けて叫びたくなりましたけれ>>続きを読む

自転車泥棒(1948年製作の映画)

4.0

ディストピアSFかと見紛うような貧困。
神は救いをもたらさず、結局人に救われる。
カンツォーネは食べるシーンが最高。
やはり良い映画には良い食事シーンがありますね。
預言者はインチキ臭いけれど、
自転
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.0

ど真ん中ド直球の名作といった感じでした。実話を元にしながらも、ドキュメンタリータッチではなく、きちんと映画的な表現に満ちあふれているので、映画を見る楽しさみたいなのを十分に味あわせてくれます。なのに4>>続きを読む

十三人の刺客(1963年製作の映画)

2.0

邦画の歴史上果たした役割は大きかったのだろうけれど、直感的に良さがわかるような作品ではなかった。片岡千恵蔵の三味線のシーンは印象的。

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.5

もろアレなオープニングからタイトルバックまでが最高過ぎて名作の予感しかしなかったのだけれど、いまいち不完全燃焼…
全員暴走とか言うから暴走して殺戮しまくる岸部一徳を期待していたのに!

冗談はさておき
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ショーガール(1995年製作の映画)

4.0

ラジー賞とかどうでもいいですよね。『ロッキー4』が取ってるくらいだからむしろ名誉ですよ。確かに「ゲスの極み」みたいな映画ですよ。確かに『ブラック・ブック』みたいな重厚なシナリオではないですよ。「オスス>>続きを読む

シービスケット(2003年製作の映画)

3.0

『シド・フィールドの脚本術』を読んで観てみましたシリーズ第二弾。本の中で繰り返し取り上げられていて、期待値かなり上がりまくりで鑑賞したのですが…

古き良きアメリカ映画って感じで、話の筋としては良さ気
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.0

『シド・フィールドの脚本術』を読んでいる途中なのですが、大絶賛されていたので。しかし、私には、本作が「最高にうまい脚本」というのがいまいち実感できず。もっと、ビリー・ワイルダーみたいな王道ど真ん中! >>続きを読む

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.0

元々舞台劇だったものを映画でもってことで、かなり舞台演劇っぽい雰囲気が強い作品でした。台詞回しもかなり舞台演劇っぽさが強いので普通に観ているとちょっと違和感あるかも。真治(松田龍平)が鳴海(長澤まさみ>>続きを読む

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

2.5

んー…私は乗れませんでした。

リドリー・スコットも歳も歳だし、しょうがないのかもしれないけれど、何か作品に対する「熱」みたいなのがあまり感じられませんでした。なんかJ.Jエイブラムスがリブートした作
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ブラックブック(2006年製作の映画)

5.0

ニワカなので宇多丸師匠の「歴史に残る名作。全人類必見」との評を受けて、さっそくNetflixで観ましたよ。もう仰る通りとしか言いようがない名作です。新作の『ELLE』にも通ずる、「女性の強さ」を描いた>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

2.0

私的には微妙でした…

IMAXで観てないくせに言うのも何ですが、映像は綺麗ですし、銃弾の音の大きさなんかから味わえる臨場感みたいなのは確かに凄いと思ったんですけど…。

肯定派否定派いるようですが、
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

5.0

今一番新作が待たれる監督? 是枝監督に決まってるじゃないですか! ましてや『海街Diary』以来の広瀬すずちゃん起用ときたら、名作になるに決まってますよ。先日『ELLE』で「今年一番!」と書いたばかり>>続きを読む

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

3.0

菅田将暉くんと広瀬すずちゃん使うなら実写でやってよ!

せっかくなので岩井俊二監督の実写版の方を観てから行きたかったのですが、TSUTAYAには在庫ないし、動画配信サービスでも無いし、いったん諦めて鑑
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エル ELLE(2016年製作の映画)

5.0

寿司食ってる場合じゃねぇ!

他の方のレビューをチラ見しつつ観に行ったので、
寿司を食うシーンがあるとばかり思って身構えていたのに
寿司食うシーン無いじゃないか!

それはさておき、出て来る男出て来る
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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

2.5

私の心は砕けました…と言いたいところでしたけれど、思ったよりは良い。
思ったよりは。承太郎が出てくるシーンで毎回噴き出しそうになったけれど。後頭部は「苔」ですか?

しかしまあ、「そもそも実写化するこ
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.5

「何度もがっかりさせられたDC映画だけど今度こそは…」という思いを胸に観に行った人も多かろう本作。私もですよ!

結構評判も良いし、期待も膨らみましたよ。
そんで評判通り結構良かったですよ。

特に主
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.0

正直、あまりアメコミ映画好きじゃないんですけどね。しかし、こう次々と公開さえれて話題になると観に行かざるを得ない…と、言いつつも、今回のスパイディは”あの『コップカー』(笑)”のジョン・ワッツ監督とい>>続きを読む

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

2.5

「映画見て気持ちよくマックでも食うか」くらいの軽い気持ちで観に行ったのだけど、思ってたのと違う…

正直、レイに腹が立ってしょうがないまま終わってしまって、消化不良。あえて変に脚色とかはせずに淡々と起
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カーズ/クロスロード(2017年製作の映画)

4.0

『ロッキー』(クリード)であり、スタローン。ピクサーにおけるジョン・ラセターに重なる部分もあるんでしょうね。
良かったと思う一方、『ロッキーザファイナル』的な「往生際の悪さ」をもう少し見たかったかも。

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

5.0

名作だと言われているので、いつかは観ようと思いつつも…のうちの一本でした。観る前は、「何となくゆる~いコメディで音楽はいい感じの映画」というイメージで、まあ、そんな感じなので放置していたのですが…>>続きを読む

美しい星(2017年製作の映画)

3.5

『紙の月』はいつか観よう観ようと思いつつまだ観れていないのですが、あの『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督で原作が三島由紀夫という組み合わせからして期待値上がりまくりで望みました。三島由紀夫はこん>>続きを読む