さくさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

シークレット・サンシャイン(2007年製作の映画)

4.5

韓国映画は多分初見です。「良いのもありそうだなぁ」とか思いつつも食わず嫌いしておりましたが、一作目に本作を選んで良かったです。大当りでした。これまた好き嫌いはっきり分かれそうな映画でしたが。

正直、
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悪魔のシスター(1973年製作の映画)

4.0

音楽がバーナード・ハーマンということもあってか、本作はかなりヒッチコックっぽい雰囲気でした。『サイコ』+『裏窓』みたいな言われ方もしているようですね。ヒッチコックっぽさを出しながらも、スプリットスクリ>>続きを読む

ミッドナイトクロス(1981年製作の映画)

4.0

多くの方々がレビューに書いているように、プロット自体はありがちなものなんだけれど、全編通してデ・パルマらしい独特のカメラワークと、童貞を拗らせて気が狂ったようなラスト(これもデ・パルマらしい)。恐らく>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

最近どこかで見たような気がする巨大タコのせいでずっとベラ・ルゴシのことが頭から離れなかったですよ…

冗談はさておき、原作も読んでみたのですが、原作にはない要素も取り入れながらうまいこと脚色されていて
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ヴィレッジ(2004年製作の映画)

3.0

そこはかとなく横溝正史的な雰囲気が漂う。いわゆる閉鎖的な「ムラ社会」を扱っているんですが、設定的には意外と奥深い…。しかし、この奥深い設定を持て余し気味というか、志は高いのだけれど、イマイチしょぼい。>>続きを読む

スプリット(2017年製作の映画)

4.0

冒頭から最後まで「シャマランっぽさ」が全開で、期待通りでした。前作の『ヴィジット』同様(というかいつもか)、クセがありまくるので、好き嫌いは分かれるでしょうけれど。正直、あまり人にはオススメできません>>続きを読む

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.5

名作『シックス・センス』を遅ればせながら昨年鑑賞して、その後、公開されていた『ヴィジット』を観て、「シャマランいいじゃん!」となりました。その後『サイン』を観て、それほど評判の良い作品とは言い難いし、>>続きを読む

プラン9・フロム・アウター・スペース(1959年製作の映画)

1.0

タイトルは本格SFっぽくてやたらかっこいいと思います。ゾンビとSFの融合というその筋のものが好きな人にとってはたまらない内容です。

怪物の花嫁(1955年製作の映画)

1.0

皆さんまずは落ち着いてタコなのかイカなのかはっきりさせませんか? タコですよね? 大怪獣と核をテーマにしているあたり、日本で同じくらいの時期(?)に作られた『ゴジラ』と双璧を為す意欲的な作品ですね。>>続きを読む

ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カット(1969年製作の映画)

4.0

ニワカ映画ファンなので、初めてのサム・ペキンパー体験でした。なんか突然クライマックス…かと思って観ていたら、TSUTAYAで借りてきたDVDが表裏(A面B面)のディスクだったらしく、間違えてB面から観>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.0

「アイアム ヴィン・ディーゼル」
公開前から楽しみにしていて、有給休暇まで使って公開日に観てきましたよ(実はたまたま休みと被っただけ)。金曜日とはいえ平日だし余裕で席取れるだろう…と高をくくっていたと
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映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険(2017年製作の映画)

4.0

新生ドラえもんに関しては、どうも違和感が先に立ってしまって乗り切れないので、本作も観るつもりはなかったのですが、どうも「クトゥルフ神話」なるものが背景としてあるだの、ラブクラフト(なる作家の)『狂気の>>続きを読む

エド・ウッド(1994年製作の映画)

4.0

「史上最低の映画監督」として名高い(?)エド・ウッドですが、まだ監督作品は一本も観たことないのです…。丁度ツタヤディスカスで50円セールをやっていたので、『グレンとグレンダ』『怪物の花嫁』『プラン9・>>続きを読む

ミッション・トゥ・マーズ(2000年製作の映画)

2.0

最近仕事が忙しくて疲れていて感性が鈍化しているせいもあるかもしれないけれど、全く面白くなかった…

イップ・マン 継承(2015年製作の映画)

5.0

一作目は中国を背負って戦い、二作目は中国拳法を背負って戦い、三作目となる本作では詠春拳を背負って…と思いきや、最後に背負ったのは奥さん(個人)。だんだんスケールダウンしているようでいて、最後に一番大切>>続きを読む

ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

3.0

前作以上にカーアクションが無茶苦茶なことになっていて、それだけで楽しかったです。細けえストーリーとか気にすんな! まずはレースから始まる様式さえ踏襲してればあとはいいんだよ。

ステイサムの兄貴も参加
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人生タクシー(2015年製作の映画)

2.5

反政府的な活動により、20年間映画を撮ることを禁じられた監督だとか、ドキュメンタリーなのかモキュメンタリーなのかはたまた脚本ありきの映画なのか…と設定やら背景は面白いと思いますし、登場人物たちの台詞の>>続きを読む

3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

3.5

「原作に忠実に」を突き詰めるとこういう映画になってしまうんではないんですかね? なんか、カレーとラーメンと焼肉と寿司をいっぺんに出されたような感じがしてしまいました(しかも安さが売りのチェーン店的な味>>続きを読む

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(2011年製作の映画)

2.0

原作では地味なキャライメージだった監督だったけれど、大泉洋が演じることにより妙な存在感を発揮(笑)。原作からしてかなり薄味の内容だけれども、更に薄味となっております。前田敦子という出汁のみの味を楽しむ>>続きを読む

プロジェクトA(1983年製作の映画)

3.0

格闘シーンのアクションのカッコよさは言わずもがな、その他のシーンでのアクションのアイデアが豊富で楽しませてくれます。カーチェイスならぬチャリチェイス。ただの追いかけっこなのに、数秒ごとにアイデアが盛り>>続きを読む

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.5

何故今更これが実写化される運びとなったのかわかりませんが、映像とかは現代版にアップデートされて美しかったし、つまらない作品ではなかったのですけれど、やはり「今更これ?」感は否めませんでした。スカーレッ>>続きを読む

スパルタンX(1984年製作の映画)

3.0

最近忙しくて映画観ている暇がなく、『けものフレンズ』ばかり観ていました。週末も疲れが溜まって映画観てるどころではなく、『けものフレンズ』ばかり観ていました。

脳が疲れているときは、小難しい映画は観た
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おじいちゃんはデブゴン(2016年製作の映画)

3.5

新宿武蔵野館の舞台挨拶付きで鑑賞。
細けえこたぁいいんだよ。サモハン最高!

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.5

ピクサーとはまた違った風合いだけれど圧倒的な完成度でした。うまくまとめすぎてあっさりしすぎる印象なのが唯一の難点ですかね。映像を観ているだけで楽しいし、歌も良いし、マッドマックスオマージュな展開も最高>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.5

怪獣物でありながら戦争物(ベトナム戦争的な)でもありました。次々とデカくて強い怪獣が出てきて盛り上げてくれる様は、昭和のプロレスの外人レスラー大集合みたいでワクワクしました。先日、諸星大二郎の『マッド>>続きを読む

3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

3.5

原作は未読だったのですが、慌てて3巻の途中くらいまでKindleで読んで予習して主要キャラのキャラクターは押さえた上で鑑賞しました。

キャスティングに関しては、みんな原作にハマっていていい感じではな
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.5

アッシュさん最高や!

最後のライブシーンもいい感じだし、映像も面白いし、概ね不満はなかったのですけれど、イマイチ乗り切れなかったのは何故なのか…

それぞれのキャラがそれぞれ自分の壁を乗り越えて、成
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ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

5.0

同世代である、スピルバーグ、ルーカス、スコセッシの中ではかつては「兄貴」的存在であったというデ・パルマが何故他の三人と比べるとイマイチ微妙な評価に甘んじているのかと言うと、どこか昭和のプロレスっぽいと>>続きを読む

WE ARE X(2016年製作の映画)

4.0

Xは中学生の頃好きだったけれど、高校生になって「(一部を除いて)日本のロックなどダサい」と考える典型的な中二病を発症し、熱が覚めてしまいました。後に某雑誌でhideのインタビューを読んで「hideは”>>続きを読む

キャリー(1976年製作の映画)

4.0

冒頭からいきなりエロい感じからのエロいシャワーシーンとなって「これは間違えてキャリーのエロパロディー映画を借りてきてしまったか?」と本気で不安になりましたよ。

内容的には全く笑えるような内容ではない
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チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

5.0

37歳のおっさんのくせに広瀬すずちゃん広瀬すずちゃん言ってるし、あまつさえアイコンまで広瀬すずとか気持ち悪い人だわ。フォローしない方が安全だわ。と思われているかもしれませんが、名誉のために言っておきま>>続きを読む

カサブランカ(1942年製作の映画)

3.0

『ラ・ラ・ランド』からの流れ組です。こういう「歴史に残る名作」系は、いつか観よう観ようと思いながら結局観ない…となることが多いので、背中を押してくれたデミアン・チャゼルの感謝です。

他の映画でもよく
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

久しぶり(10年ぶりくらい)に鑑賞。サミュエル・L・ジャクソン若けー、トラボルタ若けー。タランティーノは脚フェチなので共感を覚えます。