Sakuraさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Sakura

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白い牛のバラッド(2020年製作の映画)

3.0

「あ、この既視感は…『ビガイルド』だ。」
と思ってたら、やっぱりそうだった。

私は、全てを「神が下した」とするのはどうも腑に落ちない。
これは日本人だから分からない感覚なんだろうけど、これこそ「狂っ
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余命10年(2022年製作の映画)

3.5

やーっと観れた。
もう噂の通り大号泣。
映画で泣いたことは何回もあるけど、
鼻水が垂れてくるほど泣いたのは初めて。笑

今生きていることが本当に素晴らしいから、
生きててくれてありがとうって気持ちで
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.0

もうさ、ゴダールを映画館で観れるとか最高すぎじゃない?
映画始まった時の興奮が凄かった。

本が好きで、毎日日記をつけるほど「きちんと」した人間が、昔の愛人との再会によって、狂っていく。
だけど、私は
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

-

車に性的な執着を持つ女。
男というものは、「女」を求める。
ダンサーとして、求められる「女」を演じるも、結局彼女は車と性行し、妊娠する。
流れ出るのは車のオイル。

息子を失った父親は、老衰する体に抗
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リトル・ブッダ(1993年製作の映画)

3.5

え、生まれ変わりって同じ時代に複数ってことあるの、、?
私は何かの宗教を信仰しているわけではないけれど、輪廻転生はあってもおかしくないなと思っていた。
にしても、複数…?凄くない?

無常について、砂
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あんた(2022年製作の映画)

5.0

アクターズ・ショートフィルムの中で1番好き。

男が私の彼氏と重なるところがいくつもあり、女が私と重なるところがあった。
線香花火で女が勝った場合、何を言うのか凄くドキドキした。
彼女の本当の望みは何
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いくえにも。(2022年製作の映画)

3.0

いくえにも重なる過去と現在。
それぞれの苦悩。
あの家族は誰も血が繋がっていないのではと感じた。

邦画ではあまり登場する機会がないが、
本作で度々でてきた教会の役割とは。

ありがとう(2022年製作の映画)

3.5

死にたくて、死ぬ間際に女を買うものの、
理性が勝って結局できない。

森の中で自殺をしようとし、それを目撃されるシーン。
ビジュアルが美しかった。

銃で自殺を図るも、結局自分ではできない。
銃声に驚
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物語(2022年製作の映画)

3.0

舞台挨拶で、監督本人が作品について話してくださり、それを聞いて意図がよく分かった。

話を聞いて、1番納得したのが、お風呂の水が溢れるシーン。
自身の感情のタンクがいっぱいになったという理由で溢れてい
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.5

IMAXで鑑賞。

うーん。私はノーランのバットマンシリーズしか観たことないから、それと比較しちゃうんだけど、勿体ない感じがした。
あの洪水を起こす必要はあったのかなとか、市長の息子はなんで一言も話さ
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パリ、テキサス 2K レストア版(1984年製作の映画)

-

私、ヴェンダースは映画館より家派だわ…。
長いのと、淡々としているせいで、
込められているものは深くて素晴らしいのにどうしてもどこかで寝てしまう…。

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年製作の映画)

2.5

彼と観たからまあ良かったけど、
映画としては微妙だった。
あんな性癖出されると引いてしまうけど、
その見返りがいいからなあ。
相手がいなければ署名しちゃいそう。

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.5

(レストア版と同じ)

最初、呑み込まれる感覚になった。
最初というのは、天使がアパートの人間たちの心の声を聞いた時。
音と映像に持っていかれた私は、字幕を追うことができなかった。
映画という芸術の素
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ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

3.5

最初、呑み込まれる感覚になった。
最初というのは、天使がアパートの人間たちの心の声を聞いた時。
音と映像に持っていかれた私は、字幕を追うことができなかった。
映画という芸術の素晴らしさに触れた。

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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.0

思った以上にあっさり終わって物足りなさを感じた。

哀愁漂うあのサックスの音楽好き。

いくら孤独とはいえ、あれはタチが悪い。
『ジョーカー』のアーサーには多少なりとも同情できるけど、本作トラヴィスに
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.5

あの部屋から物語を構成する要素を取り入れるなんて。
弱くて役に立たないという思い込みが、
詐欺師であることを忘れさせ、
カイザー・ソゼから遠のかせていた。

確かに面白いんだけど、細胞が動き回るような
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.5

最後のシーンで、私は空気中の酸素を必死に体内に取り込もうと深く息を吸った。
ハイになるために。
私には酸素ボンベを持ち合わせていなかったから。だからそうしたんだ。

今日観た別の作品があまりにも分かり
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.0

監督の意図が分かりすぎて途中から退屈しちゃった。
溺れて車から抜け出すだけの体力を、ジムのシーンを何度も挿入することで納得させてるんだろうけど、そんなに分からせる必要なくない?と思った。
氷山の一角っ
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.0

節々では自分で運命を決めたかもしれないけれど、
こういうのはあんまり好きじゃない。

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

4.0

岩井俊二だから作れた世界観。

おでん屋さん、利益とかそういうのを全く考えてない。笑
でもそういう人間好きだな〜。
社会のためじゃなくて自分のために生きるみたいな。
今の時代、そういう考え方は減ったの
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ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

3.0

こんなに気楽に楽しめる映画って意外とない。
なんなんだ、あのやる気のないcmは。笑
市長のパジャマパーティーもツボだった。笑

ちなみに、1よりこっちの2の方が好き。

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.0

マスクが涙で濡れて気持ち悪かった。

私はミュージカル映画が得意ではない。
(『ララランド』が苦手)
けれど、スピルバーグだし、、という期待を持って映画館へ。

結論、良かった。
過去の名作だろうけど
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.0

ビル・マーレイ可愛いなあ笑
こんなんいたらそりゃ熱狂しちゃうわ。
音楽かかる時はつい笑っちゃう笑
出動の時に消防隊員みたいに降りてくるのも好き。もう全部可愛い。笑

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.5

とことん居心地の悪さを味わうことになった。

一見、なぜこんな無駄なシーンを、と思うところも、あれはこの映画を理解する上で必要な要素だったんだと気づく。
トークショーの障害者に対する参加者の反応。物乞
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さがす(2022年製作の映画)

4.0

なぜ「愛の夢」を選んだのか。
人間愛を唱ったものだけれど、私にはいまいち意図が分からなかった。
私はこの曲が大好きだ。自分で弾くくらいには。
だから教えてほしい。
この曲を選んだ理由を。

「人間がい
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

フレンチ・ディスパッチを観てすごく面白かったから、ずっと気になっていた本作を観た。
この人は本当に同じキャストで作り上げるんだなと思った。
フレンチ・ディスパッチの前に観れば良かったと思いつつ、
後に
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男性・女性(1966年製作の映画)

2.5

集中力散漫してた。
唯一テンション上がったのは、
先日観た『フレンチ・ディスパッチ』で流れていた「Tu M’as Trop Menti」が使用されていたこと。

こんなにレコードの音が乱れてるものなの
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

5.0

あーっもう最高!!
この映画の何が素晴らしいかって、
第一に、舞台やストーリーを夢ある輝かしいものにすることに長けていたこと。アニメーションがあるのもその一つ。
第二に、コンビネーションが最高なんだな
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

5.0

アダムとイブのような「原点」を感じた。
これが母親・子ども・父親ってもんだ、
っていう人間らしさを感じるような。
今の時代でこういう風に1つに当てはめてしまうのは良からぬことかもしれないが、
私はそう
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マンハッタン(1979年製作の映画)

3.5

いつでも若さって尊いと感じてしまう。
素直で真新しい。

今の私は物凄くピュアだ。
同年代と比べてもこれは強く感じるが、
ただ若さ故だけなのだろうか。

プラネタリウムのシーン好きだった。
あんなプラ
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E.T.(1982年製作の映画)

5.0

子どもたちとE.T.大好き😭
ああ観てよかった…。
大好きが詰まってる。
やっぱり映画っていいな。
SFもスピルバーグも大好き!

スピルバーグは感動もさせてくるし笑わせてくるし、もう体が熱くて仕方な
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.0

理想と現実。永遠のテーマだ。
芸術上、理想的に物事が進むよう芝居を作ったアルビーには思わず同情してしまった。

「宇宙は膨張する。」
アルビーが幼少期に宿題を放棄する理由についてこう言い放った。
私は
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