さくぞーさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

脱北を試みる2つの家族と、間に語られる北朝鮮のリアル。ただ北朝鮮から隣の国へ出ればいいという簡単な話ではない。

おばあちゃんや子供が2人いる大所帯でも何とか脱北が成功する家族もいれば、17歳の青年1
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浅田家!(2020年製作の映画)

4.5

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現代劇で家族を描く名手・中野量太。毎回違う家族を描いているのが面白い。

政志がだいぶワガママ言ってて幸広に苦労させてるんだけど、あんまり不快感がない。まさに消防署の友達の「変やけど…なんかええな!」
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

3.9

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体制による芸術への抑圧と、芸術の強さ。どのように展開するのか読めない面白さで惹かれるが、大尉がある意味デウスエクス・マキナ的な存在にも見えてサスペンス・スリラーとしては弱めか。登場人物のドラマとしては>>続きを読む

半透明なふたり(2022年製作の映画)

3.8

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素晴らしい脚色。鼻を治す方法が実際に効くが終わらない誹謗中傷を受けて元に戻ってしまう寓話性が好き。昔の短編作品感が感じられる。
鼻デカいことの誹謗中傷の方が「うわっ…酷いな」と軽い感じで、治りかけてか
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良いビジネス(2017年製作の映画)

2.6

字幕がテレビすぎてめちゃくちゃ面白い。
クリーチャーの造形は凝ってるし設定とかは面白そうだが、色々と凄すぎる(C級以下的な意味で)。しかしこれ以下が長編の尺で沢山あるんだもんなあ。
手軽にシャーク系映
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陽なたのアオシグレ(2013年製作の映画)

3.2

長編で既に思い知ってるが、改めて圧巻のアニメーション。二次元だがめちゃくちゃ立体的なアクションが本当に素晴らしい。
陽向が陰キャすぎ&画力高すぎ。
スピッツの音楽も良いから☆3.5くらいつけてもいいけ
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ナルヴィックのヘアパーラー(2021年製作の映画)

3.4

こういう風に夢を諦めざるを得ない人がいるんだろうなと夢がある人間として胸を締め付けられる。
実話で救いがあったのでよかった。
アニメーションめちゃくちゃ良い。場面転換のさせ方もアニメならでは。

映像
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コットンテール(2022年製作の映画)

3.5

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色々な事情が描かれるものの、やはりどうしてもケンザブロウを好きになることはできないが、リリー・フランキー、木村多江、錦戸亮の演技力でドラマのリアリティと説得力に深みを与えており脚本以上のプラスを引き出>>続きを読む

そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

3.7

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シネフィルクンが好きなヤツじゃん!
なんか浅野いにおイズムも感じる。
モラトリアムネタや地方ネタも多いので、共感性は非常に高い。実際の事件に基づく作品だが、その事件に至った裏側として説得力がある。イオ
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夢追いウサギ(2020年製作の映画)

3.6

絵柄といい内容といい、まさに絵本!最近はショートフィルムとはいえ15分くらいは最低でもある作品が多い印象だから、6分で楽しめるのはありがたい。

途中で出てくる動物みんな楽しそうで良い。アリとアリクイ
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そこにいた男(2020年製作の映画)

3.7

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我らが片山慎三監督のショートフィルム 。チョロ女と沼され男。
ミステリーってほどではないが、特に目新しい設定などはないにも関わらず俳優陣のリアルな演技力と監督の編集技術でめっちゃ面白い。

翔と監督が
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アザーズ(2001年製作の映画)

3.7

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ニコール・キッドマンが美人すぎる。
どんでん返しスリラーを使った、幽霊たちが生前の事と向き合う物語。
種明かしがされてからは、幽霊ものとして全ての意味が反転して面白い。ミルズたちのミスリードも効いてい
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.9

たまたま本家アカデミー賞と被ってしまったのもあり、自分の中でヌルッと3.11が過ぎ去ってしまいそうだったので。

どんな感想を持つかはともかく、観ておかなければならない作品だろうと思う。東北大震災だけ
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俺を早く死刑にしろ!(2022年製作の映画)

3.8

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アマプラ様…!当時カメ止めや『メランコリック』的な話題の上がり方をしており、DVD化を待ち望んでいたインディーズ系。
内容的にも、社会派カメ止めといった感じで一見の価値はあると思う。また、カメ止めだけ
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.9

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2015年以降絶好調の港岳彦。本作もしっかり面白く仕上げている。登場人物への観客の気持ちをめちゃくちゃ揺さぶるストーリーで、その時その時に製作が思った通りの気持ちにさせられているんだろうなとずっと感じ>>続きを読む

M(1931年製作の映画)

3.8

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アマプラ様…!まさか観られるなんて…。
サイコスリラー・フィルムノワールの祖といわれる昔の映画のさらに昔である30年代の作品。さすがに最初期のトーキー映画であるため、60年代以降くらいの映画に慣れてい
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マックス(2019年製作の映画)

3.6

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いい終わり方。18分ながらしっかり考えさせられる問題提起もしているうえ、多少の希望を持たせる映画としての作り。
監査官のくだり、本人は気にしなくても指導が入ったりするのは仕方ないけどもどかしさもある。
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.9

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最初はとっつきにくい感じがあるが、観始めたらスルスル進んで終わった120分。脚本だけじゃなく編集も優れているのだろう。
成り上がりものや優れた女優陣のセッション+男優はイギリス版「大奥」とでも言えるか
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HIDEO KOJIMA:CONNECTING WORLDS(2023年製作の映画)

3.8

彼の作ったゲームをプレイしていなくても、ある程度ゲームをやっているなら知らない人はいないであろう小島秀夫。かくいう自分も小島氏製作のゲームは未プレイ。しかしゲーム自体は好きだし、映画とも関係の深い小島>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.6

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ジャケットをチャオ・シューにするセンス。
ミステリーだが予想通り合わず。惹かれる所もあるが眠くもなる。しかし意外なほど優しさのある映画でもあった。みんな良い人だった。
最後にストーリーの流れに無理なく
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市子(2023年製作の映画)

4.1

さて第47回日アカですね。予想するぞ〜(本作の感想はコメント欄に)。しかし重いが面白かった。個人的に『罪の声』的な枠。サスペンス・ミステリーもあるドラマ。
既に話題賞2つは外しているが以下予想。

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海街diary(2015年製作の映画)

4.4

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今の所是枝監督作品で一番好き。日アカ作品賞の中でも2〜3番目。
広瀬すずが顔変わらないのに声が違いすぎて面白い。逆にこの次がちはやふるって成長おかしい。まだオーラが軽い鈴木亮平と坂口健太郎。役どころも
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ラスト・リペア・ショップ(2023年製作の映画)

3.6

第96回アカデミー賞予想!観れてない映画多すぎるのでほぼ勘。
(本作の感想はコメント欄に)

【作品賞】オッペンハイマー
【監督賞】クリストファー・ノーラン(オッペンハイマー)
【主演男】ポール・ジア
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.8

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『ライフ・イズ・ビューティフル』観た後だとスカッとしますね。
こういう短尺の高評価アクション系の中ではかなり好き。

でかでかと「第二章 ナチス」「第六章 皆殺し」は草。第三章の地雷原もブラックコメデ
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寫眞館(2013年製作の映画)

3.8

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ヒロインとそのお母さんが一部で途轍もない人気がありそうなキャラデザ。老け方もしっかり描かれていて良かった。
ハッチングの鉛筆線が魅力的で、色合いやアニメーションも素晴らしい。水たまりに落ちるぬいぐるみ
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.2

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通算1700号!序盤がめちゃくちゃコメディでびっくりした。最初の車とドーラ連れ出しのシーンで、勢いでやれば大衆はなんとなく良い方に捉えてくれるというのが分かる。
ガーデンに入ってからの時間経過めっちゃ
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.8

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なんだろう…めっちゃ面白いのに面白くない…。ストーリーのアイデアは健在だが、演出のキレは鈍っている。
道具のワクワク感とかはさておき、ストーリーのプロット自体はキングスマン超えてると思う。そもそもキン
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.9

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原作読んでないから予告の時は何やねんそのヒゲと思ってたがなるほどね…。原作にもヒゲの描写あるのかな?ないのだとしたら見事な脚色。マジでこのヒゲのメイク(地毛?)の感じ、同じとこにヒゲ生やしてる自分から>>続きを読む

宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

3.7

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これ主演日村さんだろ。マンガのようなぶっ飛んだ設定のコメディを実写映画でやる際これ以上ないキャスティングだろう。キャラクターとしても愛せる。真田家が普通に仲良しで良い。夢二が全うに兄貴で好き。日村さん>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

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ようやく観れたが、噂に違わぬ傑作。ある種フィクションな優しい人ばかりの映画なのに、こんなにも胸を打つ。シブキヨが泣くとこで俺も泣いた。社長も辻本さんも悲しい事情があるが、それが同情をただ引くだけの舞台>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.7

死ぬほど粗まみれだけどモービウスやヴェノム2より全然面白いわ。モービウスやヴェノムより本作の4人の方がMCUで合流するの見たい。
取り敢えずミステリーとかぬかした宣伝部が無能なのは明らか。これならヘイ
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.8

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ガイ・リッチーこういうのも撮るんだ。いつもの痛快娯楽路線と内容も演出も全く違い、ガイ・リッチー自身の覚悟のようなものを感じた。マジでガイ・リッチー感ない。
ただ、途中のキンリーの冗長な回想など、ガイ・
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パレード(2024年製作の映画)

3.7

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キャストえぐすぎ。ウェス・アンダーソンかい。しかも歴代藤井監督作に出てきた人が多く、役柄もヤクザの菅田俊や余命宣告された坂口健太郎などセルフオマージュ感があり最後の作品かよって思ってしまう。
濃いキャ
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.9

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第93回アカデミー作品賞コンプリート!
この超豪華なキャスティングがこの問題・作品の大きさを物語っている。
サシャ・バロン・コーエンの存在感が素晴らしい。実力派コメディ俳優の空気感を上手くアビーに落と
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こんにちは、母さん(2023年製作の映画)

3.7

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日アカ優秀賞を観よう。吉永小百合が出ている作品をちゃんと観るの初めてで自分でも意外だった。
最近の映画を振り返ると新作も旧作もサスペンスが強いものばかりで、好きとはいえストレスはあったから、昭夫ちゃん
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ハント(2022年製作の映画)

3.6

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吹き替えがイカゲームと同じ人でなんか良い。デスゲームものじゃないということを考えると、イカゲームより命が軽い。仁義なき戦いと同等のテンポで死んでいく。政治劇だがヤクザものにしか見えない。

イカゲーム
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