sanchangさんの映画レビュー・感想・評価

sanchang

sanchang

映画(334)
ドラマ(0)
アニメ(0)

チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.8

素敵なビッグスターに南国の雰囲気、適度な笑い、こういう映画が見たいのや!

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

この映画は、期待していたのに私にとってはダメだった「わたしは最悪」、「カモンカモン」の2作と対比してとても良い映画だと認識。
何者にもなれない女性主人公という点で共通している「セイントフランシス」と「
>>続きを読む

バーブ&スター ヴィスタ・デル・マールへ行く(2021年製作の映画)

3.6

序盤からやたらキュロットを押すと思ったらこの映画最高の見せ場と笑いどころのためだったのか!という感じでとことん馬鹿に徹底するアメリカンコメディの良作。色彩もとても良い。

シェイン 世界が愛する厄介者のうた(2020年製作の映画)

3.6

2006年に朝霧JAMで一回だけ見た。シェインが本当に楽しそうで、奥さん(?)とダンスしながら歌を歌っていた。予定では23時までなのに24時過ぎまで演奏は続いた、朝霧JAMは終わり時間には厳しいはずな>>続きを読む

マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.0

久しぶりにすごい邦画に出会った。テーマは、今年忘れられない一本になるであろう「ブルーバイユー」と共鳴します。人種や国籍などのアイデンティティの問題だけでなく、法的に育った土地に住めないという点でも居場>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

1.0

脚本が意味わからん。これ良いストーリーなの?
15年前に雨の公園で1人佇む少女を助けたことが誘拐事件とされ、ロリコン及び犯罪者認定された佐伯文(松坂桃李)とその時の少女、更紗(広瀬すず)の物語。
15
>>続きを読む

女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

2.9

インパクト大のタイトル、タイトルに沿った主人公の性癖、そしてそれを実現するための過程など、とにかく丁寧に説明してくれる説明動画のような映画でした。つまるところ退屈しました。映画なんだからもっとうまいこ>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.4

妊娠が最後までどうなるか分からず話を引っ張るのでとても面白かったのですが、痛みを伴う衝撃的なシーンや激しい音楽とダンスシーンの連続で、どうしてもインパクト重視な映画に見えた。これだったら「ドライブマイ>>続きを読む

ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

途中まで何がテーマなのか分からなかったが、いまだに黒人が生きづらい環境を背景として、父親が家族とともに娘を信じる過程を描いた映画かなと思った。

テニスという権威的な白人スポーツにおける黒人の異質性を
>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ラスト付近に偶然添田と青柳が対峙したとき、カバンについていたキーホルダーを見た青柳が急に土下座で何度も謝った。え、例の事務所の中の出来事、こいつ黒なの?と思った。ただしそんな読み取りしてる人はおらず、>>続きを読む

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

コメディでありシリアスの両面で振り幅が大きいデンマーク映画。しかしいくらコメディの側面があるとはいえ勘違いの報復で20人近く殺しておいてなんのお咎めもなくハッピーエンドはないだろうと思いました。そうい>>続きを読む

グレート・インディアン・キッチン(2021年製作の映画)

3.6

韓国だと「はちどり」や「82年生まれ、キムジヨン」、日本だと「あの子は貴族」で描かれている女性の生きづらさがテーマのインド映画。日本なんかはある程度アップデートされてる部分もあるので「あの子は貴族」の>>続きを読む

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.4

狂った妻に虐待されている13歳の息子を連れ戻せとの命令でメキシコに友人の息子を迎えに行くイーストウッド。いきなり自宅に無断侵入してあっさり捕まる時点でなんじゃこれと。息子は野生児だから見つけれるもんな>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.6

リドリースコット御大の前作「最後の決闘裁判」が羅生門をベースとした、女性の権利を扱った意欲作だったので今作も華麗なる一族で奮闘する女性の話かと思って気合入れて見に行きましたが、グッチ家のゴタゴタお家騒>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ素晴らしくて、何回も涙腺決壊しました。特に、聾唖の父が低音が響くという理由でヒップホップが好きという軽いジョークのような設定が、クライマックス、星空の下での最重要シーンに生きてくるとは。ま>>続きを読む

スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

オクラホマに住む白人労働者階級の男性と、マルセイユに住む舞台女優の交流がこれほど意味を持つのは、トランプやコロナ以降、さらに顕著になった世界の分断のせいだと思う。

フランス留学中に殺人の罪に問われ投
>>続きを読む

春原さんのうた(2021年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

全く乗れず。なにか辛いことがあった主人公のその後の日常や、周囲の人々の優しさなどを自然な演技で描いた映画という印象。
主人公に辛いことがあったんだろうなというのは分かるが、何があったのかは描かれない。
>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.6

最後の最後までなんの映画か分からんかったが最後の最後までいけばここに到達するまでのすべての設定やストーリーに合点がいく。通底する不穏な雰囲気の中、淡々と物語を進め、最後のどんでん返し的な展開にもドラマ>>続きを読む

偶然と想像(2021年製作の映画)

3.8

3話の短編集。
いずれの話も、物語を大きく動かすのは登場人物たちに訪れる偶然ではあるのだけど、彼らや、観客の僕らの心を動かすのは、覚悟を決めた告白だったり、衝動的な行動だったり、踏み込んだ質問だったり
>>続きを読む

消えない罪(2021年製作の映画)

3.5

地味な映画の割に音楽が大げさだなと思って見ていたらやっぱりハンスジマーだった。Netflixは予算が余っているのだろうか。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

6ヶ月後に彗星が地球に衝突することが分かった後のアメリカ社会を、コミカルかつシニカルに描いた作品。前々作の「マネーショート」同様、実態が希薄な虚像に踊らされ、狂乱する人々は、アダムマッケイの一貫した映>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

120分の映画だが体感は45分。こんな面白い映画あるか?というくらい、あっという間の映画体験。

まず、画面の魅力が半端ない。トーマシンマッケンジー扮するエロイーズが迷い込む夢の世界が美しすぎる。夢の
>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

3.8

日本で言う110、警察の911の傍受室のみで展開されるスリラー。過去に何かやらかしてそうな警官で今は電話係の役にジェイクギレンホール。サイコパス演技がうまい。元妻との電話のサイコパス感なんかはナイトク>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.8

濱口さんの映画はいつもそうだけど、何気ない食事シーンのなにげない会話が1番感動させられる。3時間めちゃくちゃ引き込まれたし、とても感動したのだけど私はこの映画に対してその程度しか語る言葉を持ち合わせて>>続きを読む

スイング・ステート(2020年製作の映画)

3.9

めちゃくちゃ面白いのになぜ誰も見に行かないんだ!

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.3

お腹に子供を抱えた奥さんを置いて、昔の友達カートと一泊二日のキャンプに出かけるマーク。物語はそんな2人がキャンプに行って、道に迷って、適当なところで寝て、翌日温泉に行って帰るというだけの話。事件らしき>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

酒が原因で大事な友達亡くしてるのになんでラストあんな楽しそうに酒飲んでるのか意味わからんかった。デンマークが16歳から飲酒合法ってことに対する皮肉の映画?

にしてもこの映画の撮影中に監督が娘さんを交
>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

サンダンス映画祭で話題になり、イケてるジャケット(リゾートプールに浮かんでビール飲んでるやつ)にアンディサムバーグ、絶対これ好きと思ったら案の定最高だった。昨年は全然当たりのコメディなかったけど、久し>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.6

展開早すぎて会話多すぎてアーロン・ソーキンの脚本かと思った。

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

アメリカの荒野をヴァンで旅するノマド(放浪者)を描いたクロエジャオの最新作。
主人公であるファーン役を演じるフランシスマクドーマンド以外はほぼ旅路で出会った本人たちと思われる。
また、ストーリーに起伏
>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.5

日本版「Swallow」であるなぁ。「Swallow」はハンターという女性1人に焦点を当てていた。こちらは複数の女性が東京という街のそれぞれの階層で生きていく物語に仕上げているが、つまりは男性的な社会>>続きを読む

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

3.9

ブックスマートで進みすぎた時計の針を少し戻してくれたようなウーマンパワームービー。ブックスマートくらいになると、女性が〜とか人種が〜とかの対立を超越した超進歩的な作品だったけど、こちらは少し立ち戻って>>続きを読む

7月22日(2018年製作の映画)

3.8

序盤のテロ実行シーンは手際良く緊張感もマックスでめちゃくちゃ良い仕事してる。悲惨な事件すぎて、この映画を面白いと表現するのがはばかられるが、144分とは思えないほど目が離せなかったし、濃密な映画体験だ>>続きを読む

シルヴィ〜恋のメロディ〜(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

お互い想い合ってるのに、シルヴィは金持ちとの婚約を破棄できず、ロバートはサックス奏者としての夢を追いかけてパリへ。そして5年もの長い間すれ違って、ニューヨークで偶然再開。想いを抑えきれず、シルヴィは金>>続きを読む

>|