06さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.8

落ち目の役者で自己中で娘との仲もうまく行ってないニコラス・ケイジが超大富豪と親友になるも、その大富豪実は誘拐犯かもってことでCIAにスパイにされて、友情と任務の板挟みにあうニコラス・ケイジ映画でした。>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.6

「撮るとはどういうことか」
そんな映像の意味にここまで踏み込んだ物語を、僕は初めて観た。

映画の技法で、モンタージュというものがある。複数の映像を組み合わせて、ひとつの連続したシーンを作る方法のこと
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.8

昔の仮面ライダーを愛している人間にはたまらないのかもしれない。でも平成ライダー世代の自分は完璧に振り落とされた。
古い時代を感じるカラコレとか、やたら青くまぶしい空の色とか、繰り返されるライダーキック
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.0

元々かなり昔に漫画を読んだだけの状態で映画に挑んだのだが、期待は全然超えてくれなかった。一週間前に見たのが3Dアニメとして最高峰の「FIRST SLAM DUNK」なのも悪かった。

ジャズの音楽はい
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.8

とんでも映画かと思いきや、とんでもない人生讃歌映画だった!!まさに観るセロトニン、目から摂取する精神安定剤。鑑賞後は自己肯定感が爆あがりし、映画館を出る自分をいつもより好きだと思える。

誰もが一度は
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.9

突然親友に「お前の事が嫌いになった」と告げられ、近づいたら自分の指を切り落とすと脅される失われた友情の物語。何故?理由は?と困り顔のコリン・ファレルと共に首を傾げ続ける110分だが、途中から理由よりも>>続きを読む

呪餐 悪魔の奴隷(2022年製作の映画)

4.2

嵐の中孤立したエクストリーム事故物件マンションに死体と一緒に閉じ込められた三人姉弟が、暗闇の中マッチ片手にいなくなった各階の住人達を探すどこにも逃げ道がない一夜のインドネシア産ホラー映画。幽霊以前にマ>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.2

 この映画を見て真っ先に思ったのは、僕らの想像以上に世界は混沌としているのだと言うことだ。登場人物は普通に生きているだけでは絶対に交わらないセレブ達、彼らにサーブする身なりを整えた乗組員たちも、一般的>>続きを読む

カラダ探し(2022年製作の映画)

1.7

8割青春、2割がホラー。
観た後に思い出すのは一緒にパフェ食べてたシーンとか、海辺を走るシーンばかりで、怖かったという感想はひとつも出てこない。新手のキラキラ青春映画としてはこれで良いのかもしれないが
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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

1.0

「一見悪い人に見えるけれど、でもみんな根はいい人。悪い人にも理由があるんだ」という少年漫画でよくありそうな性善説で作られるホラー映画の何と面白くないことか。
ここは俺に任せて先にいけ!みたいなのは漫
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ペット・セメタリー2(1992年製作の映画)

1.5

1作目のヒットにあやかって作った駄作感が強すぎる…。
蘇った死人とカーチェイスはギャクにしかならないし、家族問題の深堀りが一切ないからドラマも面白くない。ただスティーブン・キングらしい、化け物よりも暴
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きっと、またあえる(2019年製作の映画)

3.6

大学受験に失敗して飛び降りた半死半生の息子を励ますためにお父さんが”負け犬”だった頃の人生を語り始めたら、昔の仲間が大集結して人生とは成功のみが全てではない事を教えてくれる映画。
息子の容態と大学の寮
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.2

ディック・ロングの謎の死から始まるミステリーに見せかけて、嘘に嘘を重ねて家族を失う情けない男の破滅を描いた物語。最初から正直に言えばいいのに、秘密は人生をダメにする。その秘密も当人達にとっては衝撃的だ>>続きを読む

劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥(くら)き夕闇のスケルツォ(2022年製作の映画)

2.6

1作目見ずに行ったけど、大体の粗筋を知っていたら大丈夫だった。

バトル以外の作画が結構崩れる。SAOの劇場版といえばかなりハイクオリティなイメージだったので、あんまり力入れて作ってないのかもしれない
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

2.0

映像的カタルシスが皆無!!!!
アニメ映像として面白くないなら、実写でやった方が遥かに泣けるしグッとくる内容。
演出の淡白さを盛り上がる音楽でゴリ押ししてくるが、逆にそれが寒い。
よく言えば丁寧だけど
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ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

2.0

脚本も演出も恐ろしさもメッセージ性も、旧作に一切適うところがない……。これ単体で見れば別に悪くはないが、旧作を見てしまうと劣っている部分がとても目立つ。

旧作の良かった所
・大型トラックが通る道路で
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ザ・コール(2020年製作の映画)

3.6

電話で過去とつながり、母親に虐待されていた女の子を助け出してめでたしめでたし……からが本番のスリラー映画。助けたはずの女の子はやべぇやつ、時空を隔てたサイコパス女に家族も自分の命も人質に取られた状態で>>続きを読む

ペット・セメタリー(1989年製作の映画)

3.8

死んだペットが蘇ると聞いたら試してみたくなるのが人の性。娘の愛猫を埋めた父親が生死の境目を踏み越えて災いを招く映画でした。禁忌を犯すと大切な物を二度失う羽目になる。

最後の人の愚かさも含めて、当たり
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スクール・フォー・グッド・アンド・イービル(2022年製作の映画)

4.0

二人の村娘がひょんな事からおとぎ話の魔法学園に入学するが、なんとその魔法学園[善]と[悪]の2学部しかない。しかもプリンセスに憧れる美少女は何故か[悪]の学部へ、魔女と蔑まれる少女は[善]の学部でプリ>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.4

絶海の孤島にある予約の取れない高級レストラン、シェフの美学が詰まったコース料理、選ばれた者しか食べられない絶品の一皿。憧れしか詰まっていないそんなフルコースを作る側の苦悩と狂気を思い知る映画です。ホラ>>続きを読む

ロザライン(2022年製作の映画)

3.7

かの有名なロミオとジュリエット、そのロミオの”元カノ”の映画。その元カノ、16世紀の貴族のお嬢様なんだけど、アクティブだし男性と対等に口論できるし働くことに憧れてるので、結婚して家庭に入ってくれと言わ>>続きを読む

マー ―サイコパスの狂気の地下室―(2019年製作の映画)

3.9

人の心を踏みにじるとどうなるかがよく分かる映画。
人に親切にして貰いながらも恩を返さない。合わない相手と距離を取るのは大事だが、だからといって相手を落としめるようにして遠ざけてはならない。人を踏みにじ
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.0

B級ホラー×ニコラス・ケイジ

ニコラス・ケイジがいなかったら、そこそこまとまったホラー映画だったんじゃなかったかと思う。でも、ニコラス・ケイジがいなければこの作品を観ることもなかった。そんな相互作用
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めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

2.0

個人的な感想だが、ひっどい映画だったな!!!?
伴侶を亡くして一年半落ち込んでいる父を心配して、息子がラジオ番組に相談する。というセットアップはいいものも、その後が最悪。
婚約者がいて結婚間近なのに、
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カウントダウン(2019年製作の映画)

3.6

悪魔も時代に迎合しなきゃいけなくて大変だなあ……!!
一言でいうと「利用規約はちゃんと読みましょう」映画。

地味だけどまとまっていたし、手堅い驚かせ方でホラーとしても割とよくできていた。悪魔のビジュ
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ソムニア 悪夢の少年(2016年製作の映画)

4.0

ホラーとしては全然怖くないが、お話が良い!
母を失った子供と、子供を失った両親。ちゃんと喪失と向き合って、後悔と決別する姿が良い。終わり方に賛否両論あるようだが、僕は希望の持てる終わり方だと受け止めた
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.3

原作・伊坂幸太郎のハリウッドメイド殺し屋アクションフルコース!!最高に最っ高………!!


東京→京都間の新幹線はいつから夜行列車になったんだ??とか、車内販売でも炭酸水は1000円もしねーよ!!とか
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オキュラス 怨霊鏡(2013年製作の映画)

3.5

何が現実で何が虚像かわからない様子が良い。僕達は鏡に映る光景が真実だと思い込みがちだが、鏡が歪んでいると真実など微塵も映らない。そうやって現実と虚像をまぜこぜにされ、1枚の怨霊鏡に翻弄される姉と弟。家>>続きを読む

ポラロイド(2018年製作の映画)

2.8

ホラー映画は、モンスターが出ると途端に陳腐になる。呪いのカメラ、影が動く、という設定は面白かったものの、呪いのモンスターの特撮感に恐怖は半減以下になった。物語の後半の謎解きもテンプレートに従った様な展>>続きを読む

フッテージ デス・スパイラル(2015年製作の映画)

2.8

頭3分から「これは安心して観られるホラー」だな、と思えた。冒頭のスナッフムービーは、二度目なので驚きもない。ジャンプスケアも効果無し。実際怖くもなく、驚きもせず、あまり面白くもなく安心して観られる。>>続きを読む

フッテージ(2012年製作の映画)

3.8

ファーストショットがあまりにも衝撃的で、思わず三度巻き戻して観てしまった「ブラックフォン」の監督の過去作ホラー。

主人公が引っ越したのは、一家惨殺事件があった家。そこで見つけた8mmフィルムには、連
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アス(2019年製作の映画)

3.0

We are Americans、私達だって。
格差社会や貧困層の下剋上というメッセージが込められているというが、それにしたって物語が薄い。ただ逃げ回るだけで演出も特に怖くないのが残念。
ただ最後の戦
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

2.0

ONEPIECE、Ado、UTA、個々の要素はいいのに、ずっと噛み合わないパズルを眺めてる気分で、僕には合わない映画だった。

特に演出が全くあわなくて、感動も気持ちよさも全然感じられず。せっかくシャ
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ザ・プリンセス(2022年製作の映画)

3.5

王女の根性に100点満点。

ディズニーのプリンセスものなのに、最初手錠をはめられた王女から始まる衝撃。「あれ??夢と魔法のおとぎ話は??」と思っているうちに王女が敵の兵士を斧でぶっ殺す。とんでもない
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パーフェクト・トラップ(2012年製作の映画)

2.0

二作目と知らずに観たが、一作目を知らずとも完結している。

しかし……殺人鬼に全然魅力がない!!
他作品と比べて0が1つ多いくらいの大量殺人犯なんだが、面白さは死体の数とは比例しない。マシンガン持って
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