sappukeiさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

ディストピア 2043 未知なる能力(2021年製作の映画)

2.8

先住民SFという語り口が面白い。先住民族をルーツに持つタイカ・ワイティティが製作に加わっているのも納得。

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.5

もっとシンプルな復讐劇かと思ってたが、予想外に心の内側に向いた映画だった。過去に傷を負った人々のセラピー(血と暴力含む)的物語。面白かった。

麻希のいる世界(2022年製作の映画)

4.2

塩田明彦は相変わらずエモーションを優先させる監督。自身の撮りたいものに忠実な姿勢に向井秀徳が呼応するのも何となくわかる。
『害虫』を想起させる女学生ハードボイルド(外部要素によってそのように生きざるを
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.2

ウェス・アンダーソンは大好きな監督なんだけど、今回はあまり乗れず。相変わらず映像美術は細部に渡り素晴らしいんだけど、雑誌に掲載された物語というていのオムニバス映画形式の為、一本の大筋が無いのでストーリ>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

とてもとても良くできた映画。
物語構成自体はとてもベタなものながら、やっぱり最後はウルウルさせられた。
主人公はもちろん家族のキャラクターが魅力的。とくにお兄ちゃんが良かった。少し粗野ながら、「家族の
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

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10代の頃、たまたま観た深夜のTV放映で衝撃を受けて以来、オールタイムベスト級に大好きな映画。何度観ても面白い。『タクシードライバー』×『ルパン3世』とはよく言ったもので、シリアスと荒唐無稽の混ざり具>>続きを読む

新幹線大爆破(1975年製作の映画)

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オールスターキャスト。目の贅沢。それだけで満足。

マザーズ(2016年製作の映画)

3.3

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『ローズマリーの赤ちゃん』系譜のマタニティホラー
胎内に他者を宿すことの不安と恐怖、唐突に父となることの不安の恐怖、母親の無条件の愛と執着、そこに孕むエゴ

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.0

齢91のクリント翁が女性にモテる!悪党を殴る!荒馬を手懐ける!まだまだ現役!凄十!

TUBE チューブ 死の脱出(2020年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

CUBE系やソウのようなデスゲームものかと思いきや、「娘を不慮の事故で死なせてしまった自殺願望のある女性が宇宙人?異世界人?によって死後の審判を仰ぎ、天国で娘と再会し、輪廻転生する」みたいな話?
映画
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MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)

4.2

とても刺激的で面白い
大学サークルの崩壊inゲリラ組織
青春映画で戦争映画でシチュエーションスリラー
少しの綻びからどんどんほつれて、どうしようもなく裂けていく描き様がとても上手い
戦士たちの服装や画
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.0

ガガ様の成り上がり毒婦感が半端ない。あのチマッとした背丈とミチッとした身体と押しの強い顔力の成せる技。
事前にジャレッド・レトと聞かされていても全くジャレッド・レトに見えないジャレッド・レトもすごい。

決戦は日曜日(2022年製作の映画)

4.5

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とても面白いポリティカルブラックコメディ。比較的軽めな序盤から物語が進むにつれ、(テンポの良い笑いは持続させたまま)地方選挙の闇とそれを許容する社会のヤバさにどんどん突っ込んでいく。「ははは」と笑った>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「蘇った最強の怪人たち!絶対絶命の仮面ライダーを救うべく歴代ライダーが大集合!」みたいな東映正月ヒーロー映画を、ただのお祭り騒ぎにならないようめちゃくちゃ丁寧に作った映画。
昔からヒーローよりもヴィラ
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ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

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まさか、あのお馴染みの(ペラペラシンセの)メインタイトルを劇場で聴ける日が来るとは!

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「現実は映画のように上手くはいかないなあ」てことを上手く語った作品。
映画的最高潮にあたる裁判シーン、努力が人々に届くシーンがクライマックスにならず、その後も企業はのらりくらりと対応を遅らせ、被害者が
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香川1区(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

前作『なぜ君は総理大臣になれないのか』は紛れもなく青春映画だった。
今作は(強いて言うなら)『ロッキー』シリーズのようなスポーツ映画。観る側は既に主人公が勝利することは解っている。その上でそこまでの道
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

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boidsound映画祭 in 新文芸坐にて鑑賞

今年最高の作品で2020年の映画納め

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

2.0

ジョイ・ディヴィジョン『Love Will Tear Us Apart』のブラスバンドカバーが流れてびっくり。

偶然と想像(2021年製作の映画)

5.0

長尺かけて徐々に観る側を殺しにくる(比喩です)印象の濱口監督だが、短編集とのこともあり、物語の初速が早くてとても観やすく面白い。舞台劇的でどこかコント的。
単独ライブで客が呼べるタイプの東京コント師が
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