さりさりさんの映画レビュー・感想・評価

さりさり

さりさり

子熊物語(1988年製作の映画)

4.0

くまのプーさんが好きです。
でもこれは本物の熊の話。

不慮の事故で、優しかった母さん熊と死別してしまった子熊。
母さん熊の亡骸の側で眠る姿が悲しい。

やがて全てを悟ったかのように、子熊は一頭で旅に
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.6

「紅」最高やーー!!!

こんなに泣ける歌詞だったとは!
歌詞の意味を知ると、感慨もまたひとしお。

すごく面白かった!
綾野剛さんも齋藤潤くんも良かったー!

結局、“歌”って、上手いか下手かの問題
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宮松と山下(2022年製作の映画)

4.3

エンディングの不協和音が奏でる音楽。
宮松の頭の中はずっとそんな感じだったんだろう。
でも山下に戻った後の彼の心の中は、その不協和音はもっと激しく響き出したのかもしれない。

切ない話だった。
決して
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決戦は日曜日(2022年製作の映画)

4.0

あ〜、面白かった!
フォロワーさんのレビューから “失言だらけの宮沢りえ” を見たくて鑑賞してみました。笑

政治家の父親の跡を継いで選挙戦に立候補した川島ゆみ (宮沢りえ)。
でもお嬢さん育ちの世間
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.2

憂いを帯びた優しい瞳。
佇んでいるだけで癒やさせれる穏やかなロバ。
どうやらロバ目線で進むお話らしい。
きっと、ほんわか温ったかいストーリーなんだろうなと思って観たら、180度違った。
のっけから真っ
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旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ(2009年製作の映画)

3.7

北海道といえば旭山動物園!ですよね。
全国から大勢の観光客が訪れる魅力いっぱいの観光スポットです。
見どころは、動物たちの生き生きした姿を間近で見られる展示館やイベント。
感動すること間違いなし!です
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正欲(2023年製作の映画)

3.6

絶妙な感じで嫌な女が出て来たと思ったら、なんと演じていたのは徳永えりさんだった。
エンドロールで名前が出て気づいた。
いやぁ、上手いなぁ。
お見事と言うしかない。

『ビリーバーズ』を観てから宇野祥平
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オルカ(1977年製作の映画)

3.3

主役はシャチ。
妻と子を人間に惨殺された父さんシャチの復讐劇です。

冒頭からシャチが可哀想。
あれは人間が酷すぎる。
シャチの怒りをかうのは当然です。
怒りに燃えるシャチの目が忘れられない。

でも
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ベル&セバスチャン(2013年製作の映画)

3.8

少年と犬。
それだけで泣けてしまう。
まして、その少年の純粋さ。
彼が微笑むだけで、疲れた心が癒やされる。

児童文学が原作らしいので、ご都合主義に感じる部分は多々あるが、優しい気持ちになれることは間
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北の国から'95秘密(1995年製作の映画)

4.0

「いつでも富良野に帰って来んだぞぉ〜!」

という五郎さん(田中邦衛)の絶叫を聞きたくて本作を観た。
もう3度目くらいの鑑賞。

人それぞれが持つ “秘密”。
決して人には話せない心の傷、悩み、痛み。
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ドライビング・バニー(2021年製作の映画)

4.5

久しぶりにぶっちぎりで泣きました!
邦題とジャケ写の爽やかでお気楽なイメージを思いっきりひっくり返す、めっちゃ重たくて辛いロードムービーです!

犯罪を肯定しているようなストーリーとも取れ、賛否両論な
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怪物(2023年製作の映画)

4.6

劇場鑑賞を逃してしまい、配信に来たのでやっと観ました。
前情報なしで観たかったので、皆さんのレビューも一切読まず、まっさらな気持ちで挑みました。

*****

こんな内容だったのか!!!

まずは新
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.6

愛には色んな形がある

私の愛の形はどうなんだろう
みんな笑うかもしれないし
誰も理解してくれないかもしれない

でも
声だけでも愛は語れるし
文字だけでも夢は膨らむ
心から愛せる恋人や
信頼出来る友
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

3.6

観終わってから気づいた。
そういえば音楽が極端に少なかったことに。
中盤でほんのひととき流れるだけ。
エンドローでさえ無音だった。

聴こえるのは様々な日常生活の音。
動物たちの声。
風の音。
登場人
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ダイ・ハード3(1995年製作の映画)

4.1

フィル友のまーしーさん (勝手にフィル友指名) に「5ガロンと3ガロンの容器で4ガロンの水を作るには?」という謎めいた指令を頂き、その謎を解き明かすべく、本作に挑戦しました。笑

だけど、まーしーさん
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.2

いや、全然好きじゃないんですよ、この内容。
とにかくテルマに頭にきて、あのヘラヘラした笑い方とか、男に軽いとことか。
ルイーズは「アンタは騙されやすいから」とか優しいこと言ってたけど、ただ単にイケメン
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.5

面白かったぁ!!!
2度目の鑑賞だけど、何度観ても好き。
メリル・ストリープが最高!
ファッション雑誌の鬼編集長。
ささやくような抑えた声で、無理難題を吹っかけるトコが怖い〜!
でもそこがまた面白い〜
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

1.9

なんやねん!
と、観終わって、思わず声が出ました。
久々に出ました、スコア1点台!
めっちゃ怖いで〜、という声に触発され、アリ・アスター監督にも興味があったので観てみたんですが、えっ? 怖さは一体
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スラムドッグス(2023年製作の映画)

3.5

下ネタ満載の超お下品ロードムービー。
う◯こ、盛りだくさん。笑
食事中には観れません。

最低な飼い主に捨てられたワンちゃん。
旅の途中で出会った仲間たちと共に、飼い主に復讐しようとする話。

とにか
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.8

それが多分 辛い思い出でも
残しておきたい記憶がある
それが多分 悲しい別れでも
残しておきたい傷がある

全て忘れようとすることは
全て否定するということ
二人のしてきたことが
無意味だということ
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.4

“バレンタイン” とタイトルがついているので、きっと優しい愛の物語なのだろうと思って観てみました。

…違った…。

一組の夫婦の、出会いから別れを描いた物語。
永遠の愛を誓ったはずの二人なのに、無慈
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いつか読書する日(2004年製作の映画)

2.8

フィル友のひでちゃんが「タイトルの意味がよくわからない。一緒に考えてみたい」と言うので、興味が湧いて観てみました。
大人の恋愛映画らしいし、出演者も田中裕子✕岸部一徳という異色カップル、更に同じくフィ
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夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

4.0

最初に出て来たガンマンをイーストウッドだと思ってずっと観てた。
ウッド君は若い頃は顔が違ったなぁとか思いながら。
途中で全然違う人だったと気づく。
いや、もうお願いだから顔似てる人を配役しないで。笑
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

4.0

復讐の鬼と化したランボー。
まさかシリーズ完結編で鬼に変貌するとは思っていなかった。
華々しい救出劇で幕を閉じるのかと思っていたら、予想外の展開に私もショックを受けてしまった。

シリーズの最後で、と
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フォルス・ポジティブ(2021年製作の映画)

4.0

いきなり衝撃シーンから始まる。
「え? なになに? 一体どうしたの?」って一気に引き込まれる。
つかみはOKだ。
その後はもう目が離せない。

マタニティホラー。
でも全くのフィクションではないと思う
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.0

リンコが神だった。
と言ってもいいくらい素敵な女性だった。
見かけが綺麗とか、そういうことじゃない。
気持ちが、心が、美しかった。
リンコの優しさと繊細さに私も惚れた。

これまでの人生、どんなに悲し
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ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)

4.0

観終わって、最初につけたスコアは2.8だった。
今までにないグロテスクな描写に、すっかりメンタルをやられてしまったからだ。
目を覆いたくなる残虐シーンに、身も心も震え上がった。
思わず、観るのをやめよ
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.2

両親の離婚で、父と母、両方の家を行ったり来たりする羽目になってしまった兄弟。
双方平等で良い案かもしれないと思ったけれど、案の定、子供たちは心のバランスを崩してしまう。
微妙な家族関係を描いたヒューマ
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ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

3.3

音で脅かす系ホラー。
ずっと、ビクッ、ビクッてなってた。

蘇る猫。
蘇る死者。
これは恐ろしい。
隣のジイさん、なんてことしてくれたの。
そもそもの元凶は隣のジイさん。

やっぱりオリジナルの方を先
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ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

4.7

開始1分で、おもむろに振り返ったランボーの神々しさ。
その姿に早くも圧倒された。
開始1分で、観る者の心を掴む演出。
胸が震えた。

ストーリーは単純だ。
ランボーが唯一信頼し、恩があるトラウトマン大
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ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

3.8

ランボーシリーズPART2!
以前「火薬と筋肉を愛する会」でPART1を観てから、約1年半ぶりの鑑賞だ。
ランボー! お久し振り!

今回は熱く燃えるランボーの姿を思う存分堪能出来た。
火薬の量も格段
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荊棘の秘密(2016年製作の映画)

3.3

ドロドロ系だと聞いてはいたけど、もうハンパないドロドロ加減。
どんどん泥沼に沈んで行くような感覚。
救いのない展開に恐怖を感じた。

娘の失踪。
狂気の母。
身も凍るような復讐劇。

うわぁ…
爽やか
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.2

ずっと観たくて、やっと観た。
一番面白かったのは、冒頭のマッチが作られて行く工程。
ああいうシーンなら、きっと1時間でも観てられる。笑

初めてのアキ・カウリスマキ作品。
ん~~…って感じ。
妙に惹か
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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

音楽モノが好きなので、すごく期待して観たんですが、イマイチでした。
いかにも王道で、あまり言いたくないけど、お涙頂戴っぽく感じました。

凶悪犯罪、介護問題、親子の断絶等々、色んなことを盛り込み過ぎた
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.5

あ〜、なんかすごい面白かった。

「銭湯が死体処理場」っていうストーリーを聞いて、ものすごいグロいとか、ものすごい怖いとか、そんなイメージがあって、なかなか手がつけられなかったんだけど、全然そんなこと
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続・男はつらいよ(1969年製作の映画)

5.0

毎年この時期に寅さんシリーズのレビューをアップしています。
最初はシリーズで一番好きな回 (第1作/男はつらいよ)、次はシリーズで一番泣いた回 (第18作/寅次郎純情詩集)、その次はシリーズで一番好き
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