ポエミー大根さんの映画レビュー・感想・評価

ポエミー大根

ポエミー大根

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女優霊(1995年製作の映画)

4.0

じっとりとした不気味さがずっと続く。
この作品からトライアンドエラーを繰り返してJホラーが発展していくのだと思うと感慨深い。
霊が現れる時音が出たりせずただそこにいる。そういう映画だという前提で見るの
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.5

狂人と倫理観欠如した人間しかいない
ミイラ取りがミイラにでは無いけれど
狂人をコンテンツにしている人が狂人になる展開が好きな人は好きな映画
良いアダム・ドライバー

極道戦国志 不動(1996年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

谷原章介演じる主人公、不動(片耳ピアス、詰襟、コート、帯刀)のビジュアルがとにかく優勝すぎる。
不動の仲間たちである若い殺し屋の癖も強くそれだけで楽しめる映画。
小学生兄弟殺し屋とか女子高生殺し屋、女
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皮膚を売った男(2020年製作の映画)

4.0

難民問題、人種差別、資本主義、インテリへの皮肉などの問題を鮮やかかつコンパクトにまとめた印象
古来刺青は自分に新しい何かを付与する意味合いがあったが
刺青を入れたことで変わっていくサムやその周りの人々
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(1963年製作の映画)

4.5

昔小鳥を飼っていてまた小鳥を飼いたくなる気持ちを抑えるために視聴しました
理由ありきの利己的、外見主義、依存、ブルジョワジーな人間ばかりのなんとなくザラっとした人間関係のドラマが進む中で
しがらみとは
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

「社会的地位もなく、学がなく、粗暴である」とされがちな黒人でありながらも「公的立場である警官で、教養があり、穏やかである」主人公が
そう「されがち」であることを理解しながらそれを逆手に取っていく展開は
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.5

日本兵が強すぎる気もするけど
主人公の痛ましいまでの献身が際立つ

青い春(2001年製作の映画)

4.0

カタルシスとボーイミーツガールの成れの果て
ちょっとした事で何かを失うことで起きる自分の心の変化に意識がついて行ってない少年たちの群像劇があまりに美しい
全体的に青と黒、物語の転換点で現れる赤の描写が
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

この支配からの卒業
盗んだ論文で走り出して人の頭をかち割っていくタイプの15の夜

キャッツ(2019年製作の映画)

4.0

人の顔した猫たちは5秒で慣れる。慣れろ。第四の壁を超えてみろ。

仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション(2019年製作の映画)

4.0

東映は定期的にGODSPEEDLOVEとパラダイス・ロストを撮りたくなる発作でも持ってるんだと思う。
役者の演技が安定してよく、これからの活躍が楽しみ。

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.7

これを見て「ジョーカーは私だ」とは思わないけど
アーサーという男に注がれた俗に言う「不幸」の一端は持つ者にも持たざる者にもにあるもので
たまたまアーサーは踏み出してしまった。

人生は近くで見れば悲劇
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