男はくらいよ監督さそりさんの映画レビュー・感想・評価 - 40ページ目

男はくらいよ監督さそり

男はくらいよ監督さそり

映画(1710)
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

4.5

ゴダールでは『気狂いピエロ』の次に好き。ゴダールの映画愛。トリュフォー『突然炎のごとく』市川崑『野火』ドライヤー『裁かるるジャンヌ』の引用。アンナカリーナへの愛。芸術への愛に溢れている。構成と撮影と音>>続きを読む

燃えよ!ピンポン(2007年製作の映画)

3.5

素晴らしいバカ映画です!こんなバカ映画に『ディアハンター』でアカデミー助演男優賞獲ったクリストファーウォーケンがバカな役で出てるのが素晴らしい。脇役も皆よく、『ドラゴンブルースリー物語』でリーを演じた>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

4.0

ホラー映画かと思ってたらなんか見た事無いジャンルの映画だった。ド変態エロサスペンス?主演の綺麗な二人の女優が脱ぎまくって絡みまくって素晴らしかった!韓国人の喋る日本語が全編というのも不思議な体験。こっ>>続きを読む

チャーリー・バブルズ(1967年製作の映画)

3.0

オリエント急行殺人事件のポワロ役やドレッサーの名優アルバートフィニーの唯一の監督作。イギリス映画らしいシニカルさ。監視カメラ越しの撮影や独特の間や視点に面白さがあるが、結局何を言いたいのか伝わらなかっ>>続きを読む

女子ーズ(2014年製作の映画)

4.0

福田監督の馬鹿映画、とてもいいです。感覚が合うのでしょう。怪人の造形とか細かい所に手を抜いてないのと女子ーズ5人のキャラがかぶらず、それぞれの個性と魅力が出ています。ウンコと叫ぶ桐谷美玲のイメージ変わ>>続きを読む

不良少女モニカ(1952年製作の映画)

4.0

性格悪い17歳のビッチと頭悪いけど優しい19歳の工員の『恋空』みたいなベルイマンと思えない通俗的な青春映画だが、その後の生活がモロにリアルで今のネグレストのヤンキー夫婦にも通じる人間の本質を描いてるの>>続きを読む

地獄(1960年製作の映画)

5.0

死ね死ね死にさらせーっ!ハゲーおばさんみたいな人がいっぱい出てくる。ある意味爽快!吸血鬼ゴケミドロっぽい

愛すべき女・女(め・め)たち(1967年製作の映画)

3.6

原始からローマ、現在、未来のそれぞれの時代の娼婦、売春をテーマに6人の監督が個性を発揮するオムニバス。とても上品でユーモラス。女優は皆美しい!特に4話のラクエルウェルチ!巨匠・クロードオータンララと思>>続きを読む

テキサスの五人の仲間(1965年製作の映画)

4.5

子どもの頃テレビで観て「えええええ?」ってなった。映画史上最高傑作の脚本でしょう。天才じゃないですか?役者も全員素晴らしい!特にバージェスメレディスとジェーソンロバーズ!とにかく騙されたと思って白紙で>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

どん底になっても前向きになれば幸福は訪れるというメッセージが素敵。とても明るいし旨そうな料理ばかり出てきて音楽も良く明るい気分になれます。主人公がどん底になった理由が評論家のブログとtwitterとy>>続きを読む

妹の恋人(1993年製作の映画)

3.5

90分で小さくまとまってていいです。心の病を持った妹と兄の前に風変わりなパントマイマーが現れる。とにかくこの頃のジョニー・デップは最高!動きや表情で表現する。海賊役なんかより遥かに素晴らしい。主題歌が>>続きを読む

フラッシュ・ゴードン(1980年製作の映画)

3.5

試写会で観たら舞台挨拶にクイーンが来た!ラストでフラッシュが勝利した瞬間、会場は大拍手!理想的な環境で観れたから思い出の映画になってる。馬鹿馬鹿し過ぎて好きな映画です。
TEDにも出て来たし。

フレッシュ・ゴードン/SPACE WARS(1974年製作の映画)

1.0

マスカキ博士というキャラが出てくるので物凄く面白いかと思って期待したがパイオツ光線も全然光線じゃなくて大いに失望した。2001年宇宙の旅に比べると見劣りする。2300年未来への旅にも及ばない。

ふたりでスロー・ダンスを(1978年製作の映画)

3.6

全く知られていない映画だが、足を痛めたバレリーナと冴えない新聞のコラム書いてる中年男の純愛ストーリー。ある意味ロッキーのリメイク。一度しか観てないのに印象に残っている。つまりいい映画なのだろう。主演の>>続きを読む

少女は異世界で戦った(2014年製作の映画)

3.0

マジで主演四人がガチでアクションやってて凄いです!武田梨奈の表情、殺陣が突出してるけど、他の三人も戦闘員の動きも凄いです。異世界には核も銃もないのは皮肉が効いてますね。どストレートな剣戟アクションでし>>続きを読む

ロッキー(1976年製作の映画)

4.5

映画は判り易くなければいけない。ロッキーは本当に判り易い!体育会系の人が好きな映画だが、後半の盛り上げ方は凄いし、殆どのこの後の映画のパターンがこの映画を踏襲している。ニューシネマ、ベトナム後遺症物と>>続きを読む

暴力脱獄(1967年製作の映画)

4.5

クールハンドルークって原題より暴力脱獄というタイトルがしっくり来る内容。この映画のポールニューマンが一番好きだ。酔ってパーキングメーター壊して刑務所に入って来たルークが看守や刑務所長の権力に徹底的に反>>続きを読む

殺人の告白(2012年製作の映画)

2.9

イケメンの顔にジャージャー麺ぶつけるのが最高!物凄く緻密な映画かと思ったら、リーサルウエポン2とかダークナイトみたいなカーチェイスで別の映画になっちゃった。ちょっと回りくどすぎた気が。役者はよかったで>>続きを読む

チャッピー(2015年製作の映画)

3.8

予想と違って凄く面白かったです。ロボットも人間も環境によって良くも悪くもなるという事がわかり易く描かれてました。暴力的過ぎる感じもしますが、これが現実でしょう。最悪の奴が結構いい奴だったり、最後の方は>>続きを読む

東京物語(1953年製作の映画)

5.0

この映画の様な上品な家庭も人種も丁寧な言葉遣いも今の日本では失われてしまった。笠智衆、原節子が素晴らしいのは勿論だが、東野英治郎、杉村春子の演技は、ああこういうおばさんやおじさんいるなあって身近に思わ>>続きを読む

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.5

これは名作ですね。アルパチーノの盲目演技は完璧です!何と瞳孔が反応してません!若者と元軍人の頑固オヤジの交流を丁寧に描いてるけど、タンゴのシーンの凄さを際立たせる為の全体の構成が素晴らしい。ダンス踊る>>続きを読む

砂の女(1964年製作の映画)

5.0

これは天才の撮った映画です!日本映画は男性的な映画が海外で評価される事が多いが、この映画の砂は女そのものです!そして女が岸田今日子!妖怪の様に恐ろしい。彼女と砂の中の小屋に閉じ込められるなんてどんな拷>>続きを読む

ペーパーチェイス(1973年製作の映画)

4.5

これ、大好きな青春映画。ハーバード大学の法律学科で猛勉強する学生の日常を淡々と描く。無気力な主人公が美人学生を好きになるが教授の娘だった!って卒業みたいに結婚式ぶち壊す訳でもなく、小さな抵抗をするのみ>>続きを読む

イリュージョニスト(2010年製作の映画)

5.0

本当に素晴らしいアニメで、美しく切ない!なのに殆ど知られてないのはどういう事だ?手品師と少女の交流。しかし少女は女になっていく。描き切らず、余韻を残すのが素晴らしい!秀逸な絵と動きだ。芸術!

宇宙戦争(2005年製作の映画)

3.5

上映後、後ろの席のお兄さんが「酷すぎる!」と叫んでいた!リメイクだからオチは仕方ないにしても、途中の殺戮描写が秀逸!特に無人の燃えてる電車が通過するシーンと川に無数の死体が流れてくるシーンは恐怖を感じ>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

5.0

様々な解釈や意見が無数にあるけど、『ファンタジア』はクラシックのイメージをディズニーが映像化した様に、これはキューブリックが第九のイメージを視覚化したベートーヴェンのPVだと思う。第九って過激じゃない>>続きを読む

未知との遭遇(1977年製作の映画)

5.0

これがスピルバーグの最高傑作。ジョーズの後で絶対に失敗は許されないプレッシャーの中で自分で脚本も書きチャレンジした意欲作。当時スピルバーグ29歳!今DVDで観るのと、リアルタイムで中学生の頃劇場で観た>>続きを読む

さびしんぼう(1985年製作の映画)

5.0

この映画を観た黒澤明監督は大林宣彦監督は俺の息子だ!と絶賛したと言う。永遠に語り継がれるべき名作。寂しくなった時、切なくなった時、この映画を観るといい。尾道、富田靖子、尾美としのり、別れの曲、全てが儚>>続きを読む

シンドバッド黄金の航海(1973年製作の映画)

3.6

生まれて初めて観た洋画がこれです。今観ても船の木像、猿コウモリ、シバ神の動きは古典芸能の様な鮮やかさ!ゴメス対リトラみたいな戦いもあるし。魔法とか船乗りとか男の子の喜ぶ要素満載!大人になって観るとキャ>>続きを読む

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

5.0

全ての登場人物が生きていて主人公。フェリーニの映像、キャラ、セットはこれぞ映画ってオンリーワンの世界。そこにニーノロータの音楽が流れると完璧!なんかピカソの絵を実写化したみたいなリアルでシュールでノス>>続きを読む

インディアン狩り(1967年製作の映画)

3.0

子供の頃にテレビで観た。タイトルがそのものズバリ!シドニーポラック監督だったんだ!

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

5.0

こんな凄い映画は他に無い!本物の名作ニューシネマ。ダスティンホフマンの演技が完璧すぎる。画面から匂ってくる。
そしてジョンヴォイトの脳タリン演技も秀逸。西部劇の衰退、本物の男はいなくなった。
いなかっ
>>続きを読む

ザ・ガンマン(2015年製作の映画)

3.0

西部劇かと思ったら、007みたいな話だった。世界情勢を取り入れてて、ノーカントリーのおじさんとブリッジオブスパイのおじいさんが出てる。ショーンペンの肉体と殺陣は流石だ。ストーリーはよくあるパターン。ま>>続きを読む

家庭の事情 馬ッ鹿じゃなかろうかの巻(1954年製作の映画)

3.0

ストーリーは住宅難と地上げ屋の話で、これは63年経った今でも変わってないざんす!凄いのは登場人物もトニー谷と同じトニー谷語で喋る事と、やっと家を買ったと思ったら家の中を電車が走ってたというのが白眉だ!>>続きを読む

レニー・ブルース(1974年製作の映画)

4.5

中学生の時に観てアクが強過ぎて気持ち悪くなった!欽ちゃんが全盛だった頃で、こんな芸人受け入れられないと思ってたらその後ビートたけしが出てきた。芸人を描いた映画の最高峰。ロクデナシの評伝としても最高!ダ>>続きを読む

小さな巨人(1970年製作の映画)

4.0

これはニューシネマの中でも突出した凄い傑作でしょう。白人とインディアン両方の世界で生きる男。優柔不断でいい加減な男なんだけど、周りに出てくる連中が全員異常なので憎めない。ダスティンホフマンは何を演じて>>続きを読む