男はくらいよ監督さそりさんの映画レビュー・感想・評価 - 41ページ目

男はくらいよ監督さそり

男はくらいよ監督さそり

映画(1710)
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.0

この映画の主人公とほぼ同じ経験をしてるので沁みた。出演者全員が役者に見えない自然な演技と淡々とした流れに浸れた。アメリカ映画と思えない細やかな生活描写がいいです。飽きない。居酒屋兆治みたいだ。
ケイシ
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シンドバッド虎の目大冒険(1977年製作の映画)

3.0

レイ・ハリーハウゼンのダイナメーションは温もりがあってCGなんかより遥かに素晴らしい芸術だ!物凄く時間かけた手作り感が素敵。ジョンウェインの息子とタイロンパワーの娘主演てのが七光り炸裂だけど、ジェーン>>続きを読む

プラン9・フロム・アウター・スペース(1959年製作の映画)

1.0

最初観た時、全く意味不明だった!最初のベラルゴシ演じる老人が死んだ?と判らなかったし、その後出て来たドラキュラが二人いると思ってた!だがベラが死んだシーンは画面から外れると車の音とキャ〜って声で死んだ>>続きを読む

スラップ・ショット(1977年製作の映画)

5.0

初日にリアルタイムで松竹セントラルで観た。観客は狂った様に爆笑していた!これはスポーツ映画の中で最高傑作です!
そして、ジョージロイヒルの最高傑作!ジョージロイヒルとポールニューマンのコンビではこれが
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スローターハウス5(1972年製作の映画)

4.5

ジョージロイヒルというよりSF映画の大傑作!アナログでSF風のセットなんか殆ど無いのに、これ程SFを感じさせる映画なかなか無い。所謂タイムスリップものなんだけど、その展開が鮮やか。『12モンキーズ』な>>続きを読む

明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

2.5

久々に観たら内容スカスカだった!アイドル映画まんまの作りで、途中の三人で旅の下りが唖然とする程酷かった!最後の方はまんま『ワイルドバンチ』だし、三人の関係はまんま『冒険者たち』だし。『ガープの世界』『>>続きを読む

監督失格(2011年製作の映画)

3.5

平野勝之監督が重要な映画作家である事はこれまでの『流れ者図鑑』『白 THE WHITE』でも判っていたが、この映画のプロデューサーが庵野秀明、矢野顕子が主題歌という事でもその存在感の凄さが判る。嘗ての>>続きを読む

SEXテープ(2014年製作の映画)

2.7

キャメロンディアスは一貫してお下劣コメディに出続けてるのは本当に凄い!SEXテープというかファイル一つで最後まで引っ張る!アイパッドやセックスサイトをうまくいかした現代的な脚本だけど回りくどい。しかし>>続きを読む

社長漫遊記(1963年製作の映画)

4.0

森繁社長が缶詰の歌を作る「イワシだークジラだー」酷い!森繁、小林桂樹、三木のり平が缶詰の着ぐるみを着て「ウヒヒヒヒーン」とか踊る!名優がこんなバカな事をやっていたのか!と感動する。社長シリーズでは一番>>続きを読む

与太郎戦記(1969年製作の映画)

4.0

フランキー堺の落語が下手な落語家より遥かに上手い!童貞の落語家与太郎が戦場で慰問の為落語を一席しても全く受けないとか、童貞を失うチャンスが直前でダメになるとか涙出るほど可笑しい!当時の落語家総出演!最>>続きを読む

殺し(1962年製作の映画)

1.9

パゾリーニが原案で21歳のベルトルッチが監督との事だけど、革命前夜といい、初期のベルトルッチはド下手!羅生門と構成が似てるけど、無駄なシーンばっかりでちっとも話が進まず、全く面白くない。変に青春映画っ>>続きを読む

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.0

最近のティムバートンでは一番マシ。嘗ては画家だった自分自身の絵画に対する情熱が描かれてるから。最近の映画やアート、音楽の著作権に関するメッセージもあるのかも。殆ど劇中に出てくる絵はバートンのキャラその>>続きを読む

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.2

久々に観て、そのカメラワークの素晴らしさに驚愕した。この映画の恐ろしさの90%は撮影の凄さに他ならない!あと音楽とも効果音ともつかない金属音。そして登場人物の背景も性格描写も殆どなしにいきなり殺される>>続きを読む

ポルターガイスト(1982年製作の映画)

3.3

これが『悪魔のいけにえ』のトビーフーパー監督という事実。スピルバーグ色強過ぎ!まあ、悪魔のいけにえもファミリー映画だったけどな。色んなお化けが出て来て面白い!ただ、幽霊は特撮ではダメ。本物を出さないと>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

5.0

初日の初回に日本劇場で観た。大拍手喝采のラストシーンで新しい時代が来た!と思った。しかし、この映画の様な明るい未来にならなかった。公開した年も、タイムスリップした50年代も本当にいい時代だった。今はテ>>続きを読む

フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

3.6

本物のレスラーを起用したのかと思ったら役者だった!その位試合のシーンは迫力あったし、最初から最後まで異様な緊張感があって引き込まれた。フォックスキャッチャー主催の富豪が不気味で何考えてるか判らなくて怖>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

4.5

素晴らしいですね!知的で上品なフランス映画の様なSF映画。未知との遭遇、コンタクトの進化系。それらの公開時よりも世界情勢は悪化して切迫してる状況に良くぞ撮った!バットマンVSスーパーマン、アベンジャー>>続きを読む

ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

5.0

タワーリングインフェルノ、タイタニックのパニックスペクタクルの元祖であると同時にこれ程良くできた脚本とキャラは類を見ないからこそ感動する。いい人が死に、嫌な奴が生き残る。ジーンハックマン、アーネストボ>>続きを読む

サード(1978年製作の映画)

4.5

これは強烈だった!少年院を舞台に様々なキャラと主人公サードの交流。回想で野球部だった時と少年院に入った事件が描かれる。特に売春する女子高生役の森下愛子の美少女ぶりと綺麗なオッパイのアップは鮮烈だった。>>続きを読む

やさしいにっぽん人(1971年製作の映画)

3.0

この当時のインディーズ日本映画は好きです。ストーリー的には全く惹かれるものはありませんが、兎に角緑魔子の魅力!声はいいし、脱ぎっぷりもいいし、こんな女優今いません!フランス女優みたいな魔力があります。>>続きを読む

愛するとき、愛されるとき(2010年製作の映画)

3.3

撮影が素晴らしい!瀬々監督は何もない田舎町のエロ話を描くと日本一だと思う。田舎の焦燥感とかリアル!江澤翠が美人じゃなくてスタイルも良くないのがリアルに田舎の変態女っぽくてリアル!ほぼ全編全裸!妹役の晶>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.5

冒頭からIMAX3Dの質感とか立体感とか動きが凄すぎて一気にギャラクシー世界に入りました。キャラも増えたけど、その振り分けやセリフが絶妙で無駄キャラ無し!それだけでも凄いです!やっぱアライグマ・ロケッ>>続きを読む

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.0

物凄く練り込まれた脚本で、所謂タイムリープものですが孤独で人と違う感性の少女が成長して自分の資質や性のコンプレックスを克服していく話でもある。イーサン・ホークとサラ・スヌークが素晴らしい!とにかく良く>>続きを読む

ウォルト・ディズニーの約束(2013年製作の映画)

3.5

大好きなメリーポピンズの作者がこんな偏屈なおばさんで、ディズニー自らが苦労して直交渉してたなんて全く知らなかった!作者との交渉、映画化の困難さを描いててとても面白かった。何故作者があんな偏屈になったか>>続きを読む

ラスト・ガン 地獄への銃弾(2014年製作の映画)

1.5

これは本当に展開がモタモタしてつまらなかった、バーベイカイテルは流石。イタリアのボスの演技がまんまデニーロ

クワイヤボーイズ(1977年製作の映画)

3.0

前半は不良警官がプールで女の水着脱がしたりガラス越しにまんこ見たりハレンチの限りをつくすが、後半ベトナム後遺症の警官が事件起こしてシリアスになる。出演はチャールズダーニング、ジェームズウッズ、バートヤ>>続きを読む

サブウェイ・パニック(1974年製作の映画)

5.0

低予算でこんなに面白い映画があるのかとビックリ!地下鉄が4人の男に乗っ取られ暴走する!
犯人と交渉するウォルターマッソーや交通局の同僚、人質の乗客、市長、警官、犯人と全てが生活感があり本物の様にリアル
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大脱走(1963年製作の映画)

5.0

この世に存在する全ての映画で最も面白い映画。前半の収容所内の閉じ込められた状況が後半脱走してありとあらゆる方法で逃げる構成の見事さ!マックイーン、コバーン、ブロンソン、ガーナーと全員が素晴らしいキャラ>>続きを読む

血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

3.5

これぞ変態映画。色彩がグレート!特に赤。公開当時はキツ過ぎて非難の嵐で『赤い靴』のマイケルパウエル監督が仕事無くなった!フェチ度が高いというか相当主人公が歪んでる。
顔に傷があって歪んでる女子を見て異
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めまい(1958年製作の映画)

5.0

この映画が凄いのは1950年代に既にメンヘラやフェチを描いている点だ。捜査で高所恐怖症になった元刑事が謎の女に翻弄される。そこからは狂気の世界。公開時は全く理解されずコケたが、今では映画史上NO1に選>>続きを読む

(1963年製作の映画)

4.0

鳥を鮫に置き換えたらまんまジョーズ。その位完璧な構成と演出だ。ティッピーへドレンの演技が鬼気迫るけど、本物の鳥でイジメに近い撮影だったらしく、ヒッチコックの死後、非難する映画と本をへドレンが作った。子>>続きを読む

フリック・ストーリー(1975年製作の映画)

4.0

大好きな映画。タバコばかりふかしてるアランドロン刑事がいい。冷酷な犯人ジャン=ルイトランティニャンが素晴らしく、ピアノ弾く女に一瞬優しさを見せる。そういうシーンがフランス映画の良さなのだ

冒険者たち(1967年製作の映画)

5.0

オールタイムベストの一本。飛行機、車、美術で夢破れた三人が新たな夢に向かって進む様は決して若くはないのに、キラキラ煌めいている。
夢を見ることを失ったら終わりだと優しく、綺麗なテーマ曲と共に語りかけて
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肉弾(1968年製作の映画)

5.0

岡本喜八とか日本映画とか超えて世界映画史に残る名作です!寺田農の痩せた体!大谷直子の眩しい全裸!戦争映画なのにコメディ、そして強烈なメッセージ!もっともっと世界中の人が観るべき傑作!

近頃なぜかチャールストン(1981年製作の映画)

4.0

これはジジイ映画の金字塔。基本的に老人が反乱起こすって龍三と七人の子分たちと同じなんだけど、岡本喜八監督のセンスと、財津一郎、岸田森、殿山泰司、平田昭彦、田中邦衛って出演者に圧倒される。脚本は当時18>>続きを読む