男はくらいよ監督さそりさんの映画レビュー・感想・評価 - 47ページ目

男はくらいよ監督さそり

男はくらいよ監督さそり

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47RONIN(2013年製作の映画)

3.3

忠臣蔵をここまで自由にロードオブザリングみたいにアレンジ出来るのは素晴らしい!日本人なら史実に基づいてここまでブッとんだ映画撮れない!真田広之が殺陣も存在感も素晴らしく、天狗に育てられたキアヌリーブス>>続きを読む

殺しのドレス(1980年製作の映画)

3.8

ブライアンデパルマの映画はカメラワークは素晴らしいが脚本はボロボロの典型。最初に有名女優が死んで主人公が別になる『サイコ』のリメイクな構成。ただ、娼婦と童貞メガネの組み合わせは面白いし何も起こらない関>>続きを読む

続・荒野の七人(1966年製作の映画)

3.5

これが一番最初に観た七人シリーズ。だから出来を差し引いても好き。男が村から奪われて女だけって聞いてそれだけで参加するウォーレンオーツが菊千代まんまのキャラ。で、ちゃっかり生き残るのがいい!ブリンナーは>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

3.9

真面目に美しく作られたビアン映画。ケイトブランシェットは何演じても絵になる。しかしルーニーマーラの可憐さは『ドラゴンタトゥーの女』と同一人物と思えない。そして綺麗な胸!二人の行動や眼差しを丁寧に繊細に>>続きを読む

アリスの恋(1974年製作の映画)

4.0

スコセッシの映画って主人公がキチガイばっかなんですけど、これは歌手を目指すシングルマザーが新しい恋に出会うという全く違う作風のコメディ!主演エレンバースティンはオスカー受賞。ハーベイカイテルのみいつも>>続きを読む

最後の誘惑(1988年製作の映画)

4.5

これはスコセッシの中でも物議を醸したけれど、キリストを扱った映画の中では真面目で俳優も素晴らしく、どんでん返しもあるし好きな作品です。パゾリーニの『奇跡の丘』に近い。監督がカソリックという事が影響して>>続きを読む

椿三十郎(1962年製作の映画)

5.0

完璧な続編で、しかも全く違うアプローチ!全編コメディで脚本が面白過ぎ!だのにラストでスプラッター!天才の作品。三船は勿論、伊藤雄之助、小林桂樹、入江たか子がいい。九人いて無能な若侍も面白い。

用心棒(1961年製作の映画)

5.0

面白さではこれが黒澤ベスト!七人の侍の久蔵が主役でそれ以外全員バカって感じがいい。メッセージなんか無くてひたすらバカをやっつける。切れる腕、手首咥えた犬、ピストル対刀、包丁投げ等それまでの時代劇で御法>>続きを読む

どですかでん(1970年製作の映画)

5.0

これも凄い!馬鹿から見た世界というか黒澤が自殺未遂する前の遺書みたいな狂気の世界。救いが何もない!ゴミの様なスラム街で生きる人々をサイケデリックな極彩色で描く動く絵画。ゴッホが映画撮ったらこんな感じだ>>続きを読む

影武者(1980年製作の映画)

5.0

公開直後は不評の嵐だったがカンヌパルムドール受賞したらコロッと変わって絶賛された。
全てアナログの騎馬や兵士による合戦シーンは美術映画として世界遺産レベル。仲代達矢だと能の世界。
降板した勝新なら豪快
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

5.0

『七人の侍』『用心棒』は誰からも愛される名作だけど『蜘蛛巣城』はハンパじゃないマクベスの翻訳映画。もののけとか幽霊が物凄く怖い!三船と山田五十鈴の狂気の演技!本物の弓矢を三船スレスレに浴びせた黒澤の狂>>続きを読む

僕の彼女を紹介します(2004年製作の映画)

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人生で見た全ての映画で最低最悪糞屑ワースト馬鹿映画。この映画を見た記憶を無くし、地球上から根絶し、監督と脚本家の口に残飯を詰め込んで尻からささくれ立った竹槍を突っ込んで島流しにしたい!ヒドイ!つまらん>>続きを読む

ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

1.0

これは本当にヒドイ駄作!スローモーションが訳判らんとこで入るからサスペンスにならない!この監督、アクションとかサスペンスが何も判ってない!最後は蹴り合い!そこでピストル出すタイミングの悪さ!意味無く回>>続きを読む

スミス夫妻(1941年製作の映画)

3.0

ヒッチコック唯一のラブコメ。全くサスペンスなくひたすら痴話喧嘩のみと思ったら遊園地のタワーハッカーのシーンのみサスペンス!キャロル・ロンバードが死ぬ程美しい!ストーリーは起伏がない。

アリス(1988年製作の映画)

4.0

一種の児童ポルノ。アリスにやたらと物ぶつけたりパンチラやら口のアップのナレーションやら。気持ち悪くて不愉快で汚い動物や人形しか出て来ない病気の国のアリス!鼠も鶏も兎も帽子屋もバッチい!何回も反芻される>>続きを読む

スティル・ナハト3 ウィーンの森の物語(1992年製作の映画)

3.1

精神病患者から見た世界の様な狂った映像!観てるとおかしくなってくる。不安で不快な音と画。見続けてたらマジで狂う!

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

4.0

‪最初、劇場で観た時はそんな面白いと思わなかったけど、クリスマスにBSやCSで放映される度に観てハマっていった。サンタクロースが散々な目に遭わされるのが笑える。‬ブラザーズクェイに影響されたのかどちら>>続きを読む

失われた解剖模型のリハーサル(1987年製作の映画)

5.0

こっちの方が好み!もっと狂ってる。造形が怖すぎ!色んなホラー映画に影響与えてる

ストリート・オブ・クロコダイル(1986年製作の映画)

4.5

鬱病の人かヤク中の人が見た世界というか、言葉で表現出来ない世界。どうやってこの造形や動きを考えたんだろう?様々な表現に影響を与え続けてるパイオニア。これ嫌いな女子に会った事ない!

ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

5.0

ラストのセイラーがルーラーッって叫んでラブミーテンダーまでの流れ。リンチはバカ映画の帝王だと思った。本物のバカップル映画。バカの魔法使い。これが本当のラブストーリーなのではないでしょうか。
北野武監督
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ローマの休日(1953年製作の映画)

5.0

全てのラブコメの原点。オードリーヘップバーンの初々しさと美しさは奇跡。そしてグレゴリーペックの王女に対する一貫した紳士的な態度、大家やカメラマンのエディアルバート等脇役のコミカルさ、ローマロケの美しさ>>続きを読む

サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

5.0

誰がどの時代に見ても本物の完全無欠な名作。名曲ばかりでクリストファープラマー、ジュリーアンドリュース、七人の子供、ロケーション等何もかも全てが素晴らし過ぎて夢のよう。だけどちゃんとナチスの非人間性と脱>>続きを読む

海底大戦争(1966年製作の映画)

2.5

ソニー千葉以外、殆ど外人キャスト。若い頃はブルースリーそっくりだった!サイボーグが河童というか半魚人というか何というかあまり機能的に見えないのが残念。改造手術するとことか全体の色とかが東映だから仮面ラ>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

5.0

暗闇の蒸気の中から黄色いタクシーがジャンジャンジャンジャンジャンジャンジャジャジャジャーン!と登場。
赤い光に照らされたトラヴィスの虚ろな目のアップ。
そこにパ〜ラパララ〜ってタクシードライバーのテー
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ルーム(2015年製作の映画)

5.0

これは凄まじい!部屋に何年も監禁された親子の事件というより愛の映画だった!部屋から出るシーンの緊張感は心臓が止まりそうだった。母、息子、祖父母、警官等全ての登場人物の演技がリアル!ある意味引きこもりも>>続きを読む

海底軍艦(1963年製作の映画)

4.5

当時の特撮SF映画としては最高峰だっただろう!大日本帝国海軍生き残り対ムー帝国という実写化不可能な題材を全てアナログで撮影し成功させた本多猪四郎+円谷英二は神レベル!とにかく轟天号のカッコよさ!ウルト>>続きを読む

海炭市叙景(2010年製作の映画)

3.5

極寒田舎町のどん底の人々五景、場末スナックがあまりにも悲惨でリアル過ぎて笑ってしまう、音楽と役者が皆自然体で良かった。地味〜な映画

卓球温泉(1998年製作の映画)

3.5

『卓球温泉』小津安二郎『お早う』の様ないい人しか出てこない、何も起こらないほっこり町おこし喜劇。卓球ブームを予見してたのか!今は亡き蟹江敬三、桜井センリがいい。他は地味な顔の人々ばかりが脇役。決してで>>続きを読む

スローなブギにしてくれ(1981年製作の映画)

4.0

これ、何か凄く印象に残ってるんだよね。片岡義男原作浅野温子と古尾谷雅人のおしゃれ青春映画の筈なのに、山崎努と原田芳雄ばっか目立ってて全然おしゃれじゃない。浅野温子が脱ぎまくり、猫がブン投げられ、南佳孝>>続きを読む

バード(1988年製作の映画)

5.0

『バード』芸術家・クリントイーストウッドが本当に好きなジャズの世界、チャーリーパーカー(バード)の世界を熱する事無く淡々と映画的盛り上がりを避け、彼の生き様を冷めた目で2時間半以上描いた殆ど自主映画だ>>続きを読む

バクマン。(2015年製作の映画)

3.6

『バクマン』イケメン高校生二人なら漫画家なんかならなくてもリア充になれると思うが漫画愛に満ちたファンタジーとして素晴らしい!山田孝之と新井浩文が憎い程上手い!小松菜奈ってエロいな。エンドクレジットの凝>>続きを読む

赤い天使(1966年製作の映画)

5.0

ひたすら圧倒された。世界映画史に残る傑作です!この映画にどれ程の映画が影響された事か!

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

5.0

『ヒメアノ~ル』前半コメディ後半サイコサスペンスのバランス、森田剛、ムロツヨシ、濱田岳等役者が皆素晴らしい。ヒロイン佐津川愛美が一見清純派実…実はエロい!警官弱過ぎなのも最近の事件見てるとリアル!『聾>>続きを読む

映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.5

『聲の形』いじめ、障害、自殺とハードなテーマが京アニの美しい絵で和らいでいる。観ている間に様々な記憶や考えが頭を巡る。『時計じかけのオレンジ』の様に主人公がしてきた行動が自分に返ってくるという事か?>>続きを読む

マラソン マン(1976年製作の映画)

5.0

ダスティンホフマン主演作では最も好きな一本。これは怖い!ナチス残党がユダヤ人のマラソンランナーを拷問する。裸足で逃げ出すマラソンマンダスティンホフマン!アベベの映像が重なる。
これ程走る事の重要性を映
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

5.0

表現ってここに全てがある気がするんですよね。青い海、青い顔のベルモンド、赤と黄色のダイナマイト、ランボー、アンナカリーナ、サミュエルフラー、狂っててピエロ!ゴダール、ゴダール、ゴダール、ベルモンド。