sayanaさんの映画レビュー・感想・評価

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プリシラ(2023年製作の映画)

3.8

サーモンピンクのシャギーカーペットを歩くペディキュアしたての足、つけまつげ、そしてブルーのサテンに浮かぶタイトル…。まるでソフィア・コッポラ製の烙印を押すかのように開始数秒から始まるガーリーなディテー>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.9

正直、トーキング・ヘッズの曲は歌詞の意味をきちんと理解せずに何となくリズムが好きという薄っぺらい理由で聞いてたから、この映画をきっかけにデヴィッド・バーンが訴えていることにもっと耳を傾けようと思いまし>>続きを読む

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.4

これはスタンディングで観たかった!(映画館には私以外に4人しか観てる人がいなかったので、1人でめちゃ体揺らしてました)
まさに文字通り、頭を使わずに本能的に観てた。字幕なくてもいいくらい。目と耳と体だ
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エイミー・シューマーのレザー製ですが何か?(2017年製作の映画)

3.2

アソコの臭いを「テロ級(ISIS)」と言うけど、最後には「でもアソコってそういうもんでしょ」ってまとめてくれる。自虐ネタと思いきや、ちゃんと肯定的に高めてくれる感じが好き。アソコの臭いを「牧場にいる小>>続きを読む

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.4

ホラー映画だけど派手な怖さではなく、日常に潜むのかも分からない奇妙で不気味な怖さ。悪魔崇拝者の仕業なのか、ローズマリーの妄想なのか最後まで分からなくて、終始目が離せず、目撃者のような気持ちで観てた。>>続きを読む

200本のたばこ(1998年製作の映画)

3.2

オープニングでBow Wow Wowの「I Want Candy」が流れた時点で爆イケ映画だろうと悟りました。その後もBlondieメドレーで期待を裏切らない。さすがMTV製作、80年代への愛を感じる>>続きを読む

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.6

これを観ている時にふと思い出したのが、The 1975の最新作のファーストトラックの歌詞。「I’m sorry if you’re living and you’re 17」(君が今、17歳として生き>>続きを読む

ジョン・ムレイニー: 返り咲きキッド(2015年製作の映画)

3.5

SNLきっかけで知ったジョン・ムレイニー。話し方にクセがあって、おぼっちゃんみたいな顔してるのに、ドラッグとか結構過激なトピックを話すのが面白い。
最初の観客の歓声を利用して、バースデーカードの話に繋
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.4

本当に映画にするに値する、映画みたいな人生を送っていたんだな。話題になってたほど自分はハマらなかったけど、ライブ・エイドのシーンはクライマックスにふさわしくやっぱり圧巻。観客と対話してるってこういうこ>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.6

なぜか通ってこなかった名作!大人になって観るとどうしても親目線になってしまうから、主人公達と同年代の時に観たかった。
4人のデコボコ具合が絶妙。全員キャラが立ってる。冒険映画としてもちろん楽しいんだけ
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バーバレラ(1967年製作の映画)

3.1

ジェーン・フォンダ主演のセクシースペースオペラ!オープニングで宇宙服を脱いでヌードのジェーン・フォンダが出てくるシーンで心を掴まれた!この時代の映画はストーリーは置いておいて、美術や衣装が最高!60年>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

3.4

普通に面白かった!キアヌ、かっこいい!
仲間思いの良い人で強いのは最高。
20年以上前の映画なのに映像やアクションがとにかくスタイリッシュでそれだけでテンションが上がる。この時代にAIに支配されること
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

2024年最高の映画初め。映画館で観られて本当に良かった!本当に静かで心地良い映画だった。役所広司が微笑んでくれるだけでいいの。
平山の生活がまさに私の思い描く理想だった。社会の中に紛れ込まずに自分の
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ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト(2020年製作の映画)

2.5

ずっと「なんでクリステン・スチュアートがこんな映画に?」と気になってしまった。冒頭で他人の家の屋根に登ってキスするのは可愛かった。
ハーパーやハーパーの家族たちが自己中で終始イライラ。カミングアウト前
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.1

今やコーヒー飲みながら煙草を吸う光景なんて日常では見られないから逆に新鮮だった。映画においてコーヒーと煙草ほど最高にかっこいいアクセサリーってない。自分はコーヒーも煙草も嗜まないから憧れる。「昼飯はコ>>続きを読む

ホリデイ(2006年製作の映画)

3.4

ホーム・エクスチェンジってこの映画でしか聞いたことないけど、憧れる…。私も独り身なので…。
ジュード・ロウ、絶対遊んでる系の男子なのに実は子煩悩男子というギャップに私も漏れなくキュンとしました。帰った
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バービー(2023年製作の映画)

4.2

存在意義を失ってうつ伏せになるマーゴット・ロビーが見れます。
大予算の大作を作るようになっても規模が大きくなるだけで、グレタ・ガーウィグはやっぱり現実VSダメな女子を描いてくれてました。
ユーモアのセ
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.6

「ゴーンガール」に代わるロザムンド・パイクのパワー主演作!本当に「死ぬまで」でした。
まさに「愚かだけど、勇敢」って言葉が当てはまる。意地でも屈さず、脅しにも動じず、ゾンビみたいに這い上がる。「事故」
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フレッシュ(2022年製作の映画)

3.0

デイジー・エドガー・ジョーンズ可愛い〜!アン・ハサウェイとシャルロット・ゲンズブール足して2で割った感じ。これはお気に入りになっちゃうね。何とか逃亡を図るためにスティーヴに取り入ろうとしてたのは分かっ>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.4

普通に面白かった。アナ・デ・アルマスの魅力満点。訛りのある「Asshole」が可愛かった。いい子の役が似合うね。
ダニエル・クレイグの名探偵ぶりは態度だけで、途中まで全然使えない感じだったけど、最後は
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インセプション(2010年製作の映画)

3.1

初めてのクリストファー・ノーラン。難しかった…。最後は結局現実?それとも夢?
あんまり理解できなかったので、安易にレビューが書けないのだけど、夢と現実を超えて愛を求めるマリオン・コティヤールの美しさが
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.1

「Under Pressure」の歌詞の意味、初めてちゃんと知ったけど、きちんと噛みしめたい。
自分も父親との思い出を重ねながら観てた。お父さんと娘って実はちょっと距離感があって、すごい仲が良かったり
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ノット・オッケー!(2022年製作の映画)

3.3

『セット・アップ』でも思ったけど、ゾーイ・ドゥイッチはエマ・ストーンらに続く新コメディクイーンな予感。可愛いのにちょっと空気読めない感じがいい。インフルエンサーを題材にしていて、あの大麻吹かしてる旅系>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.4

『スイスアーミー・マン』のダニエルズ監督作!前作は見事に(良い意味で)騙されたから、前情報ばっちりで意気込んで観たけど、やっぱり裏切られた…!ダニエルズの創造力、恐るべし…。
マルチバースの世界観が現
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The Son/息子(2022年製作の映画)

3.6

両親がニコラスの苦悩を理解できていない感じがすごいリアルだった。ニコラス本人もなぜ自分が鬱なのか分かっていないように思えて、救いたくても救えないのが本当にもどかしかった。
打ち解けたと思えた瞬間にもニ
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.4

まるで自分もアンソニーになったかのように、色々なことの辻褄が合わない。
ちゃんと自分の記憶をたどって、論理的に話しているつもりなのに話が通じず、知らぬ間に厄介者扱い。アンソニー本人が周囲にそう思われて
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

大学時代のサークル仲間(全員女子)と一緒にわちゃわちゃ言いながら観るには完璧なエンタメ映画!という意味での4.0点。
個人的に京王線(しかも絹ちゃんの実家は私の最寄駅の隣駅!)沿線が舞台なのと、旅行で
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.5

意外とムズい…。
入れ替わって相手の名前(自分の名前)呼んでるからある意味『君の名前で僕を呼んで』
ガヤみたいな視点で観てたから、「すきだ」じゃなくて「名前書けよ〜!」って言ってしまった…。
テッシー
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ワンダーウォール(1968年製作の映画)

3.2

顕微鏡を覗くように隣の部屋の穴を覗いたら…。この時代だからこそ作れるサイケ100%な世界観。この映画自体がトリップしながら作られたみたいな完成度がいい。
物語って物語は何もないけど、ジェーン・バーキン
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.2

ロビン・ウィリアムズと結婚したい…。
奥様との出逢いを日にちまで鮮明に覚えていて、一緒に過ごした日々に何の後悔もないと言えるショーンの愛情深さ。
知識って自分が経験して、生きてこそ初めてわかるもの。い
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フレンズ:ザ・リユニオン(2021年製作の映画)

4.5

ずっと観たかった『フレンズ』の同窓会!
全シーズン何回も繰り返し観てきたから、自分も6人の友達みたいな気持ちで観てた。
NG集も爆笑必至だし、キャスト間のエピソードや製作陣のキャスティング秘話も聞けて
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タイムズ・スクエア(1980年製作の映画)

5.0

Sleaze Sisters Forever! 二人の輝きはタイムズスクエアよりも輝いてる!一生物であり、一瞬の友情、絆。「怖くなったら私の名前を大声で叫んで」
エモーショナルでバチイケてる映画です。
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.1

セス・ローゲンがセス・ローゲンしてる映画です。吹き出して馬鹿笑いしてるシャーリーズ・セロンが観れます。
色々とあり得ない設定が壮大過ぎて面白かった。この二人がカップルになれるのはこの世界線だけかも。世
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.7

終始目撃者のような気持ちで観てた。
心優しいけど不器用で孤独な男から、狂気に満ちたイカれたピエロに急変する瞬間がまるでスイッチが切り替わるように衝動的でリアルな怖さを感じた。
悪は本当に悪なのか終始考
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.5

終始緊張感のある映画だった。
「今日、私とんでもないことをしたの」と少し不気味な笑顔で夫に話すところでハンターが日々感じているであろう虚しさが見えた気がして悲しい気持ちになった。
ハンターを愛している
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