sayanaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.5

終始緊張感のある映画だった。
「今日、私とんでもないことをしたの」と少し不気味な笑顔で夫に話すところでハンターが日々感じているであろう虚しさが見えた気がして悲しい気持ちになった。
ハンターを愛している
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.4

最後まで本人に罪の意識がないのが致命的だし、そこに会社(しかも全米最大のテレビ局)も沈黙を貫いていたら、個人で女性だったら無謀なのは当然。グレッチェンのように賢い戦い方をしないと決して報われることはな>>続きを読む

グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

3.2

ギャグセンに見覚えあるなと思ったら『スーパーバッド』のセス・ローゲンとエヴァン・ゴールドバーグのコンビでした。下ネタのレベルが13歳にしてはエグ過ぎて、演じてる子役達が心配になる。Fワード連発してるし>>続きを読む

セットアップ: ウソつきは恋のはじまり(2018年製作の映画)

3.1

「今までで最高の食事は非常階段を登って食べたピザ」にキュン。
「それでも(yet)」って思える相手に出会えればいいよね。
牛乳の実験の題名が「マジック・ミルクXXL」なのウケる。

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.4

「Welcome to Facebook」私も言いたい!
マーク・ザッカーバーグ、嫌なタイプの秀才だな、理系男子の典型って感じ。
エドゥアルドとくっついたり離れたり仲良しカップルみたい。
何万ドルレベ
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ストレンジ・フィーリング アリスのエッチな青春白書(2019年製作の映画)

3.0

『ストレンジャー・シングス』に便乗しすぎな邦題…。原題の方がよっぽどセンスある。10代×キリスト教(禁欲)って対極的で面白い題材だなと思った。
特に話が劇的に発展したり、見所があったわけではないけど、
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

2.9

ストーリーに無理があったせいかいまいち入り込めなかった。
成田凌の笑い方、『ビッグバン・セオリー』のシェルドンみたいで良かった。
小泉孝太郎のスピーチは弟の顔がチラつくわ。

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.1

悲しくないのに心が疼く。90年代半ばは全く経験していないんだけど、なぜかすごく懐かしい気持ちになる。まさに若さを体現している作品だった。フィルムで撮っているのも良かった。ちょっとノイズ混ざりの感じが9>>続きを読む

私にもできる!イケてる女の10(以上)のこと(2013年製作の映画)

2.9

オーブリー・プラザが出てたので。むっつりガリ勉女子が似合う。
『アメリカン・パイ』『スーパーバッド』の女の子版って感じ。
友達と仲直りする場面がミュージカルっていうかなり無理があって雑な感じが良かった
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.6

コメディ版『エターナル・サンシャイン』って感じ。二人のちょっと頭狂ってる感じ面白かった。
普通じゃできないようなクレイジーなことを繰り返すくだりももちろん楽しい(二人の行動は全部かなり悪趣味なんだけど
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.9

悪夢のような映画だった。これは女性に生まれてきてしまったことで辿り得る一番最悪なシナリオかもしれない。
キャシーの激しさと物語のショッキングな展開を目撃した後に反動のように来る重苦しさ。これは他人事、
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.1

後半はこの手の映画にない、思いも寄らぬ展開でびっくり。彼を「ニューヨークで唯一魂が死んでない男」として良いのか…。
冒頭の語りが良かったので期待したけど、最後うまくまとまってて味気なかったなぁ。
純粋
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.3

外国語を学ぶと物の見方が変わるというのを体感できる作品だった。
思考が言語の特性や原則に左右されていると思うと、考え方って言語の数ほど存在しているんだなと壮大な気持ちになる。(そういえば自分も英語を話
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.8

一人でいることの快楽性を知ってしまうと、人と一緒にいることに努力が必要ということを痛いほど実感するよね。
一歩踏み出せば何かが変わるのはわかるんだけど、それまでに自分を消耗する場面が多すぎるし、自分を
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.2

マイク・ミルズの優しいユーモアと弱々しさにはいつも居心地の良さを感じる。
『SOMEWHERE』と似た設定だけど、ジョニーの仕事柄もあってか少し説教臭さを感じてしまったかな…。
精神的に参ってる父親と
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.6

どんなに優しい言葉でもなぜか苦しく感じてしまう時があるくらい人生って生きづらい瞬間の連続。
自分が傷付きたくなくて、誰かに迷惑かけたくなくて、引きこもってしまう気持ちわかるな。この映画みたいに人生嬉し
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.8

終始フランスの夏を映した映像が美し過ぎて、話の内容関係なくずっと観入ってしまった。
クラブで踊る二人の様子がストロボで映し出される場面が一夏の恋の刹那的な感情をとても美しく切り取っていて、すごく情熱的
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無ケーカクの命中男/ノックトアップ(2007年製作の映画)

2.9

お気楽コメディの気分で観たけど、妊娠がテーマだったからか悶々とする部分もあり…。
望まない妊娠でもセス・ローゲンみたいな人だったら楽しそうと思ったけど、その能天気さが逆に頼りなかったりもして。ていうか
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さらば!2020年(2020年製作の映画)

3.2

2020年のアメリカをおさらい。ブラックユーモアたっぷりで面白かった。
バイデンとトランプの討論会を老人のラップバトルって例えてたのウケる。
今年も作ってほしいし、日本版でも観たい。
こういう風刺映画
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マルコム&マリー(2021年製作の映画)

4.3

知的で上質な会話劇。人間臭くて生々しくて大好き!二人とも頭が良い故にかなり面倒臭いタイプの人間。でも対照的に映像がスタイリッシュだから観ていて全然飽きない。会話を逃さまいと全集中してた。
相手を傷付け
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アサシネーション・ネーション(2018年製作の映画)

3.4

タランティーノがフェミニストだったらこんな映画作ってそう。
『ユーフォリア』然り、悪びれない挑発的な女の子を描かせたらサム・レヴィンソンの右に出るものはいないね。どんなに打ちのめされても最後はしっかり
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オー・ルーシー!(2017年製作の映画)

3.2

私もハグしたい…。
皆必要としてるのは「愛」よね。タトゥー入れちゃう。
傷付いているからこそ愛を求めてしまうの。

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.3

これは犯罪映画ではないよ。自分達を待つ退屈な運命に見切りをつけた大学生4人が人生を変えるために一生に一度の勝負に出る話。彼らは実際に行動に移しただけで私達と何も変わらない。誰だって「このままの人生でい>>続きを読む

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.6

まさにGirlfriend in a Comaじゃんと思いつつ…。
伝統に背いて自分のやりたいことを貫くと勘当されてしまうほど保守的なパキスタン。その伝統を生きてる人に対してそれが間違ってるって言った
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ガール・ネクスト・ドア(2004年製作の映画)

2.6

結局全部サムヤンのためだったと思うとウケる。
冴えない主人公は実はちゃんとイケメンなのがこの手の映画のお約束。
出世前夜のポール・ダノが観れたのが貴重だった。エリシャ・カスバートがブロンディのデボラ・
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ネイバーズ(2014年製作の映画)

2.9

こういうコメディは小ネタのために観る。真面目に不真面目しててウケる。
「僕らはアホでもリア・ミシェルでもない!」「昼寝して『GIRLS』のDVDでも観ろ」が個人的お気に入りなセリフ。

花様年華(2000年製作の映画)

3.5

劇的な展開がなくてもずっと観ていられる美しい映像。
ウォン・カーウァイは作品ごとに新しい愛を見せてくれる。今回はゆっくりとじっくりと深まっていく愛。セックスでは描けない深い心のつながり。一緒にいるとき
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火口のふたり(2019年製作の映画)

2.7

モラルの問題通り越してた。
柄本佑って二面性のある男が似合うな。
もっと殺伐とした話かと思ったら、企画モノのAVみたいだった。
富士山の火口の前で二人裸で寝そべる写真だけ異常に素敵だった。

詩人の恋(2017年製作の映画)

3.7

想いが通じ合っていても下せない選択がある。
たくさんある内の実を結ばない愛の一つ。
セユンが虚な目で「俺は一生どこにも行けない」と言うところが切なかった。バカなようで自分の現実をちゃんと悟ってる。正直
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.6

愛してるって言っておかないといけない状況を作り出してる社会。

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.5

「愛とは厄介、おぞましくて利己的。そして大胆」
愛に正解なんてなくて、それは時に寛容、親切なんて綺麗事で表せないくらい複雑で、途中で投げ出したくなるものでもある。恋愛と友情と家族とその狭間にあるはっき
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I Am Easy To Find(原題)(2019年製作の映画)

5.0

余分なところが一切ない音楽と映像のミニマルな表現。人生はそのまま映すだけで十分美しいんだ。
映画って平凡な物語を誇張せずにいかにドラマチックに見せられるかということだなとつくづく思った。
「理由はわか
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ライフ・アフター・ベス(2014年製作の映画)

2.8

コメディだってわかるまでに時間かかり過ぎでしょ!それも含めてコメディってことなのかもだけど。
彼女がゾンビになっちゃうデイン・デハーンの方が青白くて生気がないのはあえてなのか?
最後のハイキング呑気に
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僕と世界の方程式(2014年製作の映画)

3.5

良い映画だった。人生において出会いは足し算、別れは引き算。人生も計算と同じで人(数字)がないと成立しないんだな。
愛に方程式があったとしても、それは解くことができない。例え自分が相手を愛していても、応
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タイニー・ファニチャー(2010年製作の映画)

3.7

22歳、大学を卒業するタイミングで失恋、特に何をするでもなく実家でニート生活中。もしかしたら私にも起こっていたかもしれないシナリオ。シンパシーを感じないわけがない!
アーティストとして成功する母の親切
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とっくんでカンペキ(2012年製作の映画)

3.0

本番の一瞬のために何倍もの時間をかけたからこその胸の高鳴り。