satoさんの映画レビュー・感想・評価

sato

sato

映画(254)
ドラマ(1)
アニメ(0)

スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ(2008年製作の映画)

-

目指せ『ローグ・ワン』、目指せ『マンダロリアン』ということで、時系列順に関連作品を再履修中。
本作の時系列はエピソード3の手前、クローンウォーズ最中の物語。

ジェダイとしてのアナキンが堪能できる良作
>>続きを読む

キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

-

実在の事件を基にした本作。上映時間も事件と同じく80分。
シーンを重ねる毎に増幅するストレスは、一発の銃声で最高潮を迎える。
「どうしてこんな事が起きるのか」
心に空けられた穴に、メッセージが流れ込む
>>続きを読む

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

-

ノーランのデビュー作ということで。確かにぽい。
オープニングのセンスが凄く刺さった。

Here(2023年製作の映画)

-

長めのインサートが多用され、作品全体にゆったりとした時間が流れる。テンポは悪いが、一つ一つの画がキマっているから観れてしまう。
この作品から目覚めたとき、あぁ良い夢だったと思うような心地良さがある。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

-

話が進むにつれて謎が深まり、どんどん物語に惹き込まれる感覚が楽しい。この辺りは王道ミステリーぽい。
しかし、事件の謎が紐解かれることはなく、裁判が明らかにするのは夫婦の真実。
事件の真相は観客に委ねら
>>続きを読む

コットンテール(2022年製作の映画)

-

キャラクターの感情のラインが掴めないせいで、主人公への悪感情が拭えず、作品全体への共感が薄くなってしまった印象。

ただ、クライマックスはリリー・フランキーの名演も相まって、心が動くものがあった。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

-

グロテスクな前振りからは想像もできないほどすっきりとした展開。とっつきにくい印象とは裏腹にドラマ的にもとても楽しめた。

シュール調の演出/ギャグが効いた物語に惹き込まれ、気づけばベラ・バクスターの虜
>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

-

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー完。

ホリデースペシャル・スペシャルと併せて鑑賞。
ギャグのキレや、音楽を絡めた心踊る演出など、本シリーズの良さは健在で、両作とも楽しめた。

ただ、リミックスの完
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

-

普段混じり合わない世界が時折重なり、不思議な模様が生まれる。そんな木漏れ日のような美しさを日常に見出してくれる作品。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

-

まるでダメだと厭世的に語るには綺麗すぎて、手放しに楽天的になるには汚すぎる。
普段蓋をしている感情を覗き込まれるような感覚。なんか凹む。

乱暴な役所広司が良い。
完璧にハマってました。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

-

ゴジラが暴れる様は恐ろしくも爽快で、一見の価値あり。
全体的に演技がクサイので、そこは合う合わないがありそう。

アメリ(2001年製作の映画)

-

癖のあるキャラクターと作風が、他にはない世界観を表現する。この"癖"こそ本作が長く愛されている理由だろう。

本作は、キャラクター造形からは想像できないほど愛に満ちており、そのギャップもまた愛おしい。
>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

-

多くの人が認識しながらも、見えないふりをする分厚い壁。ドラマを通じてその存在がリアルに描画される。

壁はドキュメンタリーのように実際の音声を交えてリアルに描かれる。
リアルを感じるからこそ、そこに切
>>続きを読む

真実の行方(1996年製作の映画)

-

謎とサスペンスがいくつも重なり、観客の心を掴んで離さない。教科書のような名作ミステリー。面白い。
観客を惹きつけるのが抜群に上手くて、冒頭15分で夢中になれる。

人の善性を問いかけるメッセージは、観
>>続きを読む

君が生きた証(2014年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

"銃乱射事件で息子を亡くした父親が、息子の遺した音楽を通じてその死に向き合い始める。ただし、父親には秘密がある…息子は被害者ではなく加害者なのだ。"
コンセプトが超魅力的。「息子は加害者」という最高の
>>続きを読む

アンダーカレント(2023年製作の映画)

-

それぞれのキャラクターが持つ表面と深層を探っていく。
謎やミスリードが入り混じる様はサスペンス映画のようで楽しい。

深層に興味を持つことは、すなわちキャラクターに興味を持つこと。
作品のテーマ自体が
>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

-

目をつぶって鉄骨を渡れば、明るい結末にならないことは容易に想像ができる。
何故そんなことをと思いながら、私達は見届けなければならない。

手持ちカメラ風の映像が世界観を演出する。
陰鬱でリアル。
この
>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

-

モーター音が良い。映画館の巨大なスピーカーで聴くと、迫力と臨場感で胸が高鳴る。
マシンにロマンを感じる人には是非とも勧めたい作品。
ストーリーは良くも悪くも王道。

君は行く先を知らない(2021年製作の映画)

-

ジャファル・パナヒ監督の息子の監督作品と聞いて、『熊は、いない』と併せて絶対に観ようと思っていた作品。

行き先を知らない次男の明るさが対比となって、この旅の不穏さが強調される。
送り出す側の感情が丁
>>続きを読む

熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

-

ドキュメンタリー風に描かれる本作。公開後に監督が収監されたという事実が、一つの演出として作品に力を与えている。
"熊"によって引き起こされる二つの悲劇は、この国が抱える閉塞感を象徴している様だった。
>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

-

「永遠を壊したのは、僕。」
この映画をクリスタライズしたような、最高のキャッチコピーだと思う。鑑賞後の頭に残ったのはこの言葉だった。

距離感の演技がすごく良かった。徐々に歯車が噛み合わなくなっていく
>>続きを読む

658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

-

陽子の人生をなぞった旅路は、陽子に自分を振り返るきっかけを与える。
観客に不快を与える存在だった陽子が、膿を吐き出してすっきりしていく様は爽快。
勇気を持って一歩踏み出したからこそ、陽子は最後に報われ
>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ストレンジといえばのミラー次元でのアクションが少なかったのが残念。ノーウェイホームでやったからかな。
ゾンビストレンジが好き。冒頭のくだりの活かし方が好みだった。悪霊をまとって戦うスタイルもカッコ良い
>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

これは事前情報無しで観たかった…!
トビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールドが出てきたときの衝撃と興奮は忘れられない。

さかなのこ(2022年製作の映画)

-

普通では無いことを個性だと受け入れる作品。
不思議なミー坊は多くの人を惹きつける。

ダサいところは語らない姿勢が好印象。
桃子との離別や、ひよの怒りなど。

言の葉の庭(2013年製作の映画)

-

絵も物語も綺麗な作品。
水面に落ちる雨の表現が好き。
たとえ叶わなくても、それに挑む姿に惹かれる。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

-

「"2分間"のタイムリープ」というコアコンセプトは面白い。
2分間という制約を活かしたギャグなども楽しかった。

途中で心が離れる展開があり、主人公に共感できなくなってしまった。そこだけ残念。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

流石安定のアニメーションで満足度は高い。
特に冒頭の火事シーンは印象深い。怖くて綺麗。流れるような作画も圧巻。
ばっちり心を掴まれた。

序盤から中盤にかけての、謎のぶら下げ方が上手い。前のめりにどん
>>続きを読む

無情の世界(2023年製作の映画)

-

ああ無情なり

『真夜中のキッス』
唐田さん復帰作。
本人のコンテクストもあって、悪女役がハマってた。

『イミテーション・ヤクザ』
綺麗にまとまってた印象。
下手にオーディション受かりましたみたいな
>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

-

相変わらずの完成度。2時間半があっという間の楽しい時間だった。

既存キャラクターはもちろん、新規キャラクターもしっかり魅力的。ヒーローってのはずるいね。格好良いもの。
僕はスパイダーパンクがお気に入
>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

-

文句の付けようが無い完成度のアニメーション。漫画が動いているような表現が楽しい。

流石はヒーロー物というか、キャラクターがとても魅力的な作品。
特にスパイダー軍団は、それぞれが独立した主人公であるか
>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

-

「しょうもない、しょうもない」
普通に縛られて苦しむくらいなら、そんなもの捨てた方が良い。

視点を切り替えて、謎を紐解いていくスタイルが、色々と先を想像させて飽きさせない。
視点主のバイアスが、視点
>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

父が31のときのホームビデオを、31になった娘が観る。それを観客が体験するという構造は面白い。
性的マイノリティである父の苦悩を、20年後の娘は理解することができた。
社会が寛容になって、娘は自分の性
>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

-

原作の絵による音の表現を、映像による音の表現として見事に再現している。
音がなくても音が聞こえるような出来だった。とても良い。

海街diary(2015年製作の映画)

-

そこに確かに世界が存在するような感覚。
誰に感情移入するでもなく、世界に入り込むことでカタルシスを感じられる。

海や街、季節によって変わる風景が、幻想的に描写され、それによって作品に神秘性が産まれて
>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

-

ヴィランの戦闘スタイル/演出が面白い。
それにスパイダーセンスをぶつけるクライマックスはなかなかキマってて見応えあり。

地味に冒頭の生徒が作った哀悼映像が好き。フリー画像に謎エフェクト、静かなギャグ
>>続きを読む

>|