はとさんの映画レビュー・感想・評価

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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

4.4

自分の感情と向き合い大切な人に本当の気持ちを伝える。男性は恐怖や悲しみを怒りや逃避に変換しがちで、自分も周囲も傷つけてしまう。男性だって弱くて良いし泣いても良い。男らしさの呪縛を解くアンガーマネジメン>>続きを読む

ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.9

輝く陽光と澄んだ水が身体のなかに入ってきて、私の涸れた心を潤してくれた。大好きな作品。素晴らしい映画。隅々まで愛しくて、見終わった後ずっと心が震えてる。今の私に必要な映画だった。涙がこぼれ落ちた。

ハイ・フォン: ママは元ギャング(2019年製作の映画)

3.5

『ソンランの響き』のプロデューサーであり、『オールドガード』『スターウォーズ最後のジェダイ』にも出演しているベロニカ・グゥことゴー・タイン・ヴァン主演のアクション映画。

誘拐された娘を救うため戦う母
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アラジン(2019年製作の映画)

3.5

マーワン・ケンザリ目当てです。お目々うるうるジャファーかわいかったー。お衣装もとっても素敵だったなー。

ナオミ・スコットの歌声は美しく、ウィル・スミスのダンスも楽しい。

フィオーリ、フィオーリ、フィオーリ!(2020年製作の映画)

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イタリア映画祭2021 短編 ドキュメンタリー

ルカ・グァダニーノ監督作。出演も。
花、花、花。コロナ禍とイタリアと寂しがり屋の監督。

あなたの不幸はわたしの幸せ(2017年製作の映画)

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イタリア映画祭2021 短編

『いつだってやめられる』のシドニー・シビリア監督作。女優さん同じ方だ。あと車の人も。面白かった。ふふっと笑える。

ジェイン・オースティンの読書会(2007年製作の映画)

3.9

ジェイン・オースティン6作品の読書会と女性たち。恋愛と結婚と女の生き方。とても楽しく見られました。

姉に恋愛相談するドジっ子SFオタクの若ヒュー・ダンシーがあざとかわいい。

カプチーノはお熱いうちに(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

登場人物たちが欠点だらけ、完璧でない人間だからこそ愛おしい、という私が好きなタイプの作品。

妻が癌になるまで、愛情を示さず、大切にもしない、本当に最低の浮気男なんだけど、若い頃の不器用な告白シーンを
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ソン・ランの響き(2018年製作の映画)

4.2

1980年代、戦争の影響が残るサイゴンで出会った異なる境遇の青年ふたり。ふたりを結びつけるのは、ベトナムの伝統歌劇カイルオン、ダングエットの音色、ソンランの響き…

レオン・レ監督はNY在住でファッシ
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フォー・ウェディング(1994年製作の映画)

3.8

THE ロマコメ♡ すごく久しぶりに見たら、アナ・チャンセラーとかソフィー・トンプソンが出てたんだな、という新たな発見。クリスティン・スコット・トーマス美しい。

たくさん出てくるスピーチが面白い。ち
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.6

ともだちにノートを届けようとする少年の姿はまるで冒険活劇のよう。大人の理不尽にハラハラし、それでもこどもなりの優しさを胸にひたむきに走る姿に泣きそうになる。大人のことばにメッセージ性を持たせているとこ>>続きを読む

エール!(2014年製作の映画)

4.1

楽しく見られて、青春が爽やかで、家族の愛情が素敵で、未来は輝いている。泣いちゃう。良い映画。

ブルックリンの片隅で(2017年製作の映画)

4.0

ハリス・ディキンソン目当てでしたが、良作でした。ゲイの方々の間で評価が高いと聞いたことがあって、男らしさの檻の中で、自分のセクシャリティを認め切れない若者ってリアルなのかもな。私には想像するしかできな>>続きを読む

月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

クローン人間に人権はあるのか問題。SF、近未来、ディストピア、ファンタジー…、色んなジャンルで見かける題材だけどサスペンス風なのとサム・ロックウェルの演技力とで面白い映画になっている。宇宙飛行士モノは>>続きを読む

さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

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うすうす感じていたけど、マーク・ウェブ監督苦手だ。どの映画も女性の描き方がtypical過ぎない…?ひと昔前というか、男のロマンみたいのが強すぎて私にはちょっと合わないのかも。

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.7

才能を持つ若者たちが、より高みを目指す姿が美しいピアノコンクールを題材とした映画。ラストの演奏シーンがとても良かった。

原作を愛し過ぎているので、観るのをためらっていたけれど、別ものと割り切ればとて
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ユーロビジョン歌合戦 〜ファイア・サーガ物語〜(2020年製作の映画)

3.8

ふふ。わりと面白かった。アカデミー賞Best Original Song にノミネートされた曲が気になってたので見てみました。(セレステが好きなので、このカテゴリに注目してたのです)完全に音楽映画。ア>>続きを読む

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.0

アカデミー賞 短編実写映画賞 受賞。

アメリカに住む黒人男性がいつも見ている世界。

真夏の夜の夢(1999年製作の映画)

3.7

恋に浮かれて愛に翻弄される。愛とはときに滑稽でひどく愚か、そして盲目。愛の本質をつくようなセリフだらけの妖精と人間のドタバタシェイクスピア喜劇。

キャリスタ・フロックハート!「アリーmy Love」
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

3.9

実話ベース。イギリス北部ノーウィッチでジムを営みプロレス興行を行うレスリング一家。夢の実現と家族のためにWWEを目指す兄と妹。

プロレスもWWEもまったく知らない私でもじゅうぶん楽しめた。意外な程、
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シンクロ・ダンディーズ!(2018年製作の映画)

3.6

英国名脇役たちの力の抜けた演技が楽しい、気楽な作品。芸達者なおじさん俳優の鍛えていない体が醸し出す哀愁と愛嬌。

トムハとのツーショットがいつも可愛いシャーロット・ライリー。コーチ役の彼女がすごくキュ
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.0

年上の知人男性に強くオススメされたので見てみました。有名作だけど見たことなかったんです。

愛と人生について。たっぷりとした間がとても魅力的で隅から隅までロマンチック。表情の変化、目の動き…キャストた
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ハワーズ・エンド(1992年製作の映画)

3.8

2回目。ほとんど覚えてなかったので初見の気分。

エマ・トンプソンがオスカーを獲得した作品。因縁のヘレナ・ボナム・カーターとは姉妹役。エマの演技はとても良いのだけど、イギリス階級社会のいわゆる中流階級
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ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

4.0

悲しい歴史を持つ美しい島ガーンジー島。本を通じた温かい交流と悲惨な戦争の傷痕。良い映画でした。

読書会のシーンが大好きで、本を読むことで心が豊かになるということが真摯に表現されていて胸が熱くなった。
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

4.0

わわ!すごい面白かった!余命わずかな悪魔祓いのジョン・コンスタンティン。いわゆる中二病的な設定盛り盛りで超最高。セリフもマンガっぽくて陳腐になるちょっと手前の絶妙な面白さ。タバコを吸う姿がカッコ良く見>>続きを読む

スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

3.7

伝説のスタントウーマンたちがカッコイイ!

女優の代役をつとめる為、痩せてないとダメだし、露出度の高い衣装で危険な撮影をしないといけない(男性は長袖長ズボンの下にたくさんパッドをつけられるのに…)
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エイブのキッチンストーリー(2019年製作の映画)

3.8

イスラエルJewishとパレスチナMuslimの祖父母を持つブルックリン在住の少年エイブ。反対を押し切って結婚した父親は無宗教を選択しているものの両家はいつも対立。料理が好きなエイブは文化や宗教の狭間>>続きを読む

欲望の翼(1990年製作の映画)

4.1

何年ぶりだろう。久しぶりに見た。特別な映像と濃密な雰囲気。当時の人気俳優たちの豪華共演。ラストのトニー・レオンが超最高。(あそこだけ何回も見た)

ストーリーはそれほど重要じゃない気がして。印象的なセ
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キンキーブーツ(2018年製作の映画)

5.0

Ladies, gentlemen and those who have yet to make up your minds!

はー、最高!最高!大好き!大好き!
約半年ぶりの映画館でキンキーブーツ
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シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢(2018年製作の映画)

4.2

上手くいかない人生を生きるひとたちへの応援歌。がんばることって自信をくれるたったひとつの方法だと思う。みんな可愛くて優しくて、口角上がりっぱなし。クスっと笑えるところいっぱいで、笑いのツボが合う〜。>>続きを読む

あしたのパスタはアルデンテ(2010年製作の映画)

3.6

最近見たオズペテク監督作品がとても好みだったので、アマプラにあったこの作品も見てみました。これは、まぁそこそこかな?

オズペテク作品は色気のかたまりみたいな男性がいっぱい出てくるので眼福。ゲイの監督
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

4.0

殺しを生業とするシスターズ兄弟。父親との因縁を抱えていたり、孤独だったり、寂しい男たちの遅れてきた青春のような儚い夢。ジョンCライリーが原作に惚れ込んで権利を買い取り映画化にこぎつけた作品とのこと。>>続きを読む

T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.1

夫と週末晩酌映画。大評判で気になってた作品。面白かった!アクション!仲間!恋愛!って感じで、エンタメに振り切ったところがヒットの要因かな?映画館で見てたらもっと楽しめたとも思う。

長身で鍛えてる俳優
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マルコム&マリー(2021年製作の映画)

4.2

わお、最高。

ぐさぐさくるけど、洒落てて、笑えて、I Love You が何度も胸に刺さる。昨今の映画をめぐるポリコレ的批評をファッキン皮肉るセリフの数々(これ、知った風にFilmarksに書いてる
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マ・レイニーのブラックボトム(2020年製作の映画)

4.0

オーガスト・ウィルソンの戯曲の映像化。胸を抉る台詞の応酬。俳優たちの名演が更に心を揺さぶる。鳩尾に重い拳を入れられたみたいにとても苦しい。

黒人の音楽に対して『文化の盗用』という視点を持つことはいま
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時の面影(2021年製作の映画)

4.0

サットンフーの7世紀アングロ・サクソン時代の船葬墓発掘にまつわるストーリー。遠い過去を想う考古学のロマンと人の生き方。

悠久の時のなかでは人の一生なんて短くて儚い。だからこそ、本当にやりたいことをや
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