Keiさんの映画レビュー・感想・評価

Kei

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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

4.0

これはちょっと万人にお勧めできる映画ではないです。

中盤までは、文化の違いやコミュニケーションの齟齬から生じる気まずさと違和感を描く心理スリラー。
“胸騒ぎ”なるほどな、と思っていたら、後半の衝撃的
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中学生円山(2013年製作の映画)

4.2

クドカン代表作あまちゃんと同時期に制作されたぶっ飛んだ映画で”中二”の妄想と現実の青春を行きかい、クドカンの頭の中を具現化してます。

全中学生男子が夢見る「自分のチ⚪︎コを自分で舐めたい」を実現する
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

予習が必要と聞かされしっかり準備しての鑑賞です。

それでも説明もなく沢山出てくる登場人物に後半はこの人ダレ?ってなります。

ご存知の通りノーランは手がける作品やジャンルにかかわらず、「時間」の問題
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.3

アカデミー作品賞ノミネート作品。

小説家の苦悩、特に世間との感覚のズレを感じる主人公モンクの憤りと、そこへ一石を投じる行動が思わぬ出来事のドミノ倒しを呼ぶ、シニカルなコメディ。
さらにモンクの家族と
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.8

2001年9.11にアメリカで起きた同時多発テロをきっかけに20年続いたアフガン戦争。

アメリカはタリバンを首都カブールから追い出したが、残党はアフガニスタンの山岳地帯でや抵抗を続け、アメリカ軍はこ
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

2.9

大成功した前ニ作に対してシーザー自身にスポットを当てた今作は脚本ブレブレで大失敗です。

良かったのはオープニングの猿と戦闘部隊の対決のみ。

中盤まではどこかで観たことあるようなロードムービーという
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猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

4.1

旧シリーズの猿の惑星は核兵器が題材になっているけど、この三部作では猿インフルなるウィルスが原因で地球が滅亡していく設定で、コロナ禍を経た今見るとリアル感が倍増してます。

仲間を助けながら狩をするシー
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.9

猿の惑星キングダムの公開前に三部作を再度見返してみました。
第一作目に当たる創世記は旧シリーズ「猿の惑星征服」のアップグレード版でストーリーも酷似しており猿のリーダーがシーザーという点も同じ。
実験動
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市子(2023年製作の映画)

4.3

凄まじい話です。
ネタバレになるんで杉咲花さんの話にします。
この物語は主人公の川辺市子に関わる人が「市子を何があっても助けたい」と、強く思えるような雰囲気を醸し出さないと成立しない。
高校時代に同級
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(2023年製作の映画)

4.1

時代劇版アウトレイジかと思いきや壮大なBL映画でした。

戦国武将達のラブロマンスが実は戦国時代を動かしてました、っていうぶっ飛んだ設定ですが妙に納得してしまう不思議さが。
(実際に男色みたいな概念は
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ドリームキャッチャー(2003年製作の映画)

4.1

スティーブンキング原作と知り見始めたら…
まさかのオカルトホラー大作だったのね笑

とくに序盤のバスルームの惨劇シーンはものすごい緊張感と緩和(衝撃と笑撃)が凝縮されまさかのグ⚪︎イの登場で空いた口が
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.1

何も考えずただただ楽しむアクション映画とはちょっと違いますね。

リアルな点が2つ。

1つ目は戦闘シーン
もちろんヤクザとZ世代の女の子が戦うこと自体リアルでは無いけど、力では敵わない相手には肘を使
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ゲーム(1997年製作の映画)

3.9

観た記憶がなかったけど、途中で思い出した。
そりゃ、セブンの後だから観てますよね😅

どんでん返しがあるかと思いきやどんでん返さない、セブンのラストや後味の悪さをを利用して観客を騙している映画ですね。
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着信アリ(2004年製作の映画)

3.3

暇そうにしてたホラー好きの娘と鑑賞。

女優霊からリング、呪怨とJホラーがピークを迎えた後、秋元康に見つかって(笑)三池崇史監督がvシネ、大映映画からメジャー映画に移行していく転機となる作品ですね。
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犬鳴村(2020年製作の映画)

3.4

ホラー好きの娘と鑑賞。

絶叫ホラー映画とは全く違うアプローチで制作されてますね。

旧犬鳴トンネルを通ると代々虐げられてきた村が存在していて…
という話だけど、序盤はYouTuberの娘が不意の最期
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ドキュメント サニーデイ・サービス(2023年製作の映画)

5.0

フォーク、ロック、パンクからヒップホップまで多様な音楽を吐き出し続ける不屈のロックバンド、サニーデイサービスのドキュメントロードムービー。

曲を聴くだけで学生時代から26年間くらいの思い出が蘇る。そ
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.2

中高生だった90年代のNBAブームはスラムダンクしか知らないボクでも昼休憩に仲間とバスケをしたり、家にはエア・ジョーダンのバッシュやレイカーズのキャップがあるほど盛り上がってた。

今も昔を商品をヒッ
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.8

前作以上にスぺクタルアクション大作となった今作。
予算の関係か大平原の戦いの割には局地的な戦闘シーンが多くちょっと物足りなさも感じるし、オープニングの取ってつけたような演出も残念。

ただ伸の突撃シー
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.7

原作の『マリアビートル』は登場人物の視点が次々に入れ替わるの群像劇。

それぞれの場所で起こる出来事が、絡みに絡み合いながら進みます。

でもなぜか物語はぐちゃぐちゃにならず、最後は一本の線になってス
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.8

見ない訳にはいかないシャマラン。

どうしてもオチ的な展開を期待しちゃいますが今回はそっちではないけれど、それを考えるのもまたシャマラン映画。

キャビン(山小屋)に来る謎の来訪者と言えば殺人鬼とかが
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友情にSOS(2022年製作の映画)

4.0

Amazonプライムのオススメから鑑賞

学園コメディかと思いきやアメリカの黒人・白人社会の重いテーマが描かれてます・・・

優等生とチャラ男の黒人2人がパーティーの前に家に帰ると、リビングに白人女性
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.2

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス=「あらゆるものが、あらゆる場所に、一斉に」

超絶クンフーアクション・コメディ・感動・カオス映画でした笑

予備知識なしに行ったので最初は大混乱しつ
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

1966年にスタートした特撮作品『ウルトラマン』のリブート。オリジナルの骨組みを残して、現代に合わせ、アレンジが施された作品となってますね。

お馴染みのオープニングや最初に出てくる6匹の「禍威獣」た
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.9

夢枕獏の原作小説をフランスで映画化。

1920年代登山家マロリーによるエベレスト初登頂をめぐる謎をきっかけに出会った山岳カメラマン深町と孤高のクライマー羽生。
エベレストで危険な前人未到ルートに挑む
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

リアルやバカボンドを描いている井上先生が、湘北VS山王戦を再構築して映画化したスラムダンク。
中高生の時夢中で読んでいたマンガが全く違う視点で、しかもまるでマンガのキャラクターのまま動いているような新
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ラン・スイートハート・ラン(2019年製作の映画)

2.9

ひたすらオトコはクソだ!
と言われ続けてるような映画。

もちろんダメ男はいるけど…

あまりにも内容がそっちに偏っているからサスペンス要素とかエンタメ性が全く入ってこず、あんまり楽しめません。

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.1

イーストウッド監督が無駄を削ぎ落として、行き着くところまで行ってしまった。
そんな感じです。

列車テロに乗り合わせた3人の幼なじみがヨーロッパを旅していき、いろんな人に出会ったり出かけたりするが、事
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

3.8

青春はミステリー✨
シリーズ初?本格派ミステリー(笑)
伏線回収もしっかりしてます!

しんちゃんの劇場版は大人がみても面白い作品がありますね。
かすかべ防衛隊が体験入学した天カス学園は「エリートポイ
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.7

現在のハリウッドならジム・ジャームッシュ×ゾンビなんてヒット間違いなしのコンテンツだが、あえてオフビートなコメディに仕上げてスカすところは流石の一言。

今回のゾンビは生前に欲望を抱いていたものに執着
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.3

ぶっ飛んだ設定のホラーと本質を突いた黒人差別に切り込むジョーダンピエールの三作目。

今回は趣を変えてSFテイストのモンスターパニック映画になってますが、人類に警告を鳴らす壮大なメッセージが見え隠れし
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

2.9

夏の終わりに滑り込みで鑑賞。
でもジュラシックシリーズで観たいのはこれじゃない、って思った人はたくさんいますよね。

🦖登場人物が多く利害関係も分かりずらいメリハリのない脚本

🦖主要メンバーは恐竜に
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13人の命(2022年製作の映画)

4.2

2018年のタイ、タムルアン洞窟に土砂降りの雨による冠水で閉じ込められた少年たちの救出劇の全貌を実話を基に映画化。

当時、18日目に全員救出されたと知って驚いたのを覚えてるけど、一緒にいたコーチが少
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.8

久しぶりにビビって声が出てしまった😅

スピルバーグの激突みたいな話かなと思いきや正体すぐバレるし、むしろ車から出た後の方がむちゃくちゃ(笑)
題材があまりに日常なだけにホラー映画よりも怖いサイコサス
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ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

3.7

前回のミニオンズに続きグルーがいかに大悪党になっていくかを描いていますが、今までのシリーズと比べるとスケールが小さくなってて(グルーの子供時代の話だからしょうがないんですが…)今までの巨大ロボが街を破>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

4.1

史実と空想がごちゃ混ぜで、それが返って想像力を高めて昔に思いを馳せる。
そんな映画です。

体に欠損を持って生まれた犬王が、権力に贖う歌を歌い自分の体を1つずつ取り戻していく物語。

大友克洋さんが描
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アーミー・オブ・シーブズ(2021年製作の映画)

3.4

アーミーオブザ・デッドの続編ではなく前日譚。

むかしむかし、伝説の鍵師職人が家族の悲劇が元となり4つの傑作金庫を作り出しました。
そのうちの3つは今も使われていると噂が。(1番難関のダイヤル組み合わ
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